Mac初心者の方であれば、デフォルトの日本語入力に使いづらさを感じたことがあると思います。
そこで今回は、Macの日本語入力の使い方、日本語入力が遅いときの対処法、日本語入力がおかしいときの解決方法などを解説します。
この記事の目次
Macの標準の日本語入力ソース「日本語IM」の使い方
本章では、Macに標準搭載されている日本語入力ソースの使い方を解説します。
Mac標準の日本語入力はライブ変換と通常変換を利用可能
Macの日本語入力の方法は、ライブ変換と通常変換の2つです。
通常変換に設定すると、「Space」キーを適宜クリックしてひらがなを最適な漢字やカタカナに変換します。
ライブ変換に設定すると、入力中にひらがなが自動的に漢字やカタカナに変換されます。
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Macの入力ソースの切り替え方
Macの入力ソースを切り替える方法は、おもに以下の3つです。
- 「かな」「英数」キーで切り替える
- メニューバーから切り替える
- ショートカットキー「control + Space」で入力ソースを切り替える
ただし、お使いのMacによっては試せない方法もありますので、ご注意ください。
「かな」「英数」キーで切り替える
最も簡単でオーソドックスなのが、「かな」「英数」キーによる切り替えです。
日本語入力の場合は「かな」キー、英語入力の場合は「英数」キーで切り替えましょう。
ただし、JISキーボード以外のMacをお使いの場合はこれらのキーは存在しないため、後述する方法や日本語入力ソフトなどで対処しましょう。
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メニューバーから切り替える
日本語入力の切り替えは、メニューバーにある入力メニューからも可能です。
もし入力メニューが表示されない場合は、以下の手順でオンにしてください。
- 「システム環境」の「キーボード」設定を開く
- 「入力ソース」タブの「メニューバーに入力メニューを表示」にチェックを入れる
ショートカットキー「control + Space」で入力ソースを切り替える
「かな」「英数」キーのないUSキーボードをお使いの方は、ショートカットキーがおすすめです。
「control + Space」キーで、簡単に入力ソースを切り替えられます。
もし日本語が表示されない場合は、以下の手順で日本語を追加しましょう。
- 「システム環境」の「キーボード」設定を開く
- 「入力ソース」タブの「+」から日本語を追加する
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Macの日本語入力が遅い時の対処法
日本語入力のライブ変換をオフにする
日本語入力が遅い原因としてよく挙げられるのが、ライブ変換です。
ライブ変換は、日本語以外にも複数の言語を複雑に処理するため、パソコンに負荷がかかるようです。
どうしても遅延が気になるならば、以下の手順でライブ変換をオフにしましょう。
- 「システム環境」の「キーボード」設定を開く
- 「入力ソース」タブの「ライブ変換」のチェックを外す
「Touch Barに入力候補を表示」をオフにする
2016年モデルのMacBook Proから、キーボードの上部に「Touch Bar」という細長いディスプレイが追加されました。
このTouch Barの入力候補の表示は便利な反面、文字入力を遅くする要因にもつながるようです。
そのような場合は、以下の手順で入力候補の表示をオフにしましょう。
- 「システム環境」の「キーボード」設定を開く
- 「ユーザ辞書」タブの「Touch Bar に入力候補を表示」のチェックを外す
日本語入力のプログラムを一度終了する
ライブ変換を長時間使用していると、日本語入力プログラムのキャッシュが一定数を超えて、文字入力が遅延しやすくなるようです。
このような場合は、日本語入力プログラムをいったん終了させるのが効果的です。
手動で終了させるには、以下の手順で操作します。
- Launchpadから「アクティビティモニタ」を起動する
- プロセス名から「日本語入力プログラム」を選択し、ダブルクリック
- 「終了」をクリックする(自動的に再起動される)
自分に合う日本語入力ソフトをインストールする
Mac標準の日本語入力ソフト「日本語IM」は、そもそも動作が遅いとされています。
そのため、上記の対処を行っても頻繁に文字入力の遅延が発生する場合は、別の日本語入力ソフトをインストールするのがおすすめです。
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Macで日本語入力ができない・おかしい時の対処法
- 入力ソースで日本語入力を選択する
- 入力ソースに日本語入力があるか確認
- 変換学習をリセットする
- 「com.apple.HIToolbox.plist」を削除する
入力ソースで日本語入力を選択する
当然なのですが、入力ソースが英数のままだと日本語入力はできません。
したがって、前述した「かな」キー・メニューバー・ショートカットキーなどを使って、日本語入力に切り替えましょう。
初心者の人は、まず入力ソースを日本語入力に切り替える必要があることを覚えることが大切です。
入力ソースに日本語入力があるか確認
日本語入力ができない場合は、入力ソースに日本語があるか確認してください。
もし日本語がなければ、以下の手順で日本語入力を追加しましょう。
- 「システム環境」の「キーボード」設定を開く
- 「入力ソース」タブの「+」から日本語を追加する
変換学習をリセットする
日本語入力を長く使い続けると、頻繁に使う単語や文章を学習して最適な入力候補を表示してくれます。
しかし、何らかの原因により学習したはずの日本語がおかしくなるケースがあります。
予測変換がおかしいときは、以下の手順で変換学習をリセットしましょう。
- 「システム環境」の「キーボード」設定を開く
- 「入力ソース」タブの「変換学習」の「リセット」をクリックする
「com.apple.HIToolbox.plist」を削除する
変換学習をリセットしても解決しない、パソコンを再起動するたびに日本語環境が消えるなどの問題は、「com.apple.HIToolbox.plist」ファイルが破損している可能性があります。
このような場合は、以下の手順でファイルを削除しましょう。
- 「Finder」を起動し、「移動」メニューを開く
- 「option」キーを押しながら「ライブラリ」を開く
- 「Preferences」の「com.apple.HIToolbox.plist」ファイルをごみ箱へ入れる(削除したファイルは自動的に生成される)
日本語入力で絵文字の入力ができない時は
Macの日本語入力では、ひらがなや漢字のほかに絵文字も入力できます。
メニューバーの入力メニューか「control + command + Space」キーで文字ビューアを表示すれば、お好きな絵文字を選択できます。
入力メニュー内に項目が見つからない場合は、以下の手順で絵文字の選択を追加しましょう。
- 「システム環境」の「キーボード」設定を開く
- 「キーボード」タブの「メニューバーにキーボードビューアと絵文字ビューアを表示」にチェックを入れる
Macの標準日本語入力を使いこなして効率アップ
Macの日本語入力の使い方、日本語入力が遅いときの対処法、日本語入力がおかしいときの解決方法などを解説しました。
状況に応じて日本語入力のライブ変換と通常変換を切り替えて、資料やドキュメント作成の効率を上げましょう。
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