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【メディアリテラシーを身につける方法7選】情報を正しく活用する力の必要性も解説

更新: 2023.07.21

得られる情報量が多くなると、情報の偏りや誤りも増えます。多くの情報の中から正しいものを取捨選択する力は、ビジネスだけでなく私生活でも重要な能力です。

そこで本記事では、情報を正しく活用するためのメディアリテラシーを身につける方法を紹介。

メディアリテラシーの必要性やメディアリテラシーが低さから問題になった事例なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

メディアリテラシーの意味からおさらいしたい方は、「メディアリテラシーの意味とは?情報リテラシーとの違いや例文も紹介」をご覧ください。

なぜメディアリテラシーを身につける必要があるのか?

そもそも、なぜメディアリテラシーを身につける必要があるのでしょうか。その理由としては、以下の3つが挙げられます。

  • 情報を活用する基本スキルとして不可欠
  • 莫大な情報から身を守る力になる
  • 安全な情報発信にも役立つ

日常的に得る情報量が膨大なものとなったことはもちろん、だれでも手軽に情報を発信できるようになったため、リテラシーの必要性が叫ばれるようになりました。

以下で詳しく解説します。

メディアリテラシーは情報を活用する基本スキルとして不可欠

メディアリテラシーは、多様化する情報を正しく活用するための基本スキルとして不可欠

新聞・テレビ・インターネットなど、情報が得られるメディアが増えるほど1つの情報に対する見方や意見も多様化していきます。

それは、情報を公開する個人や企業にそれぞれの価値観があるからです。

また、1つの情報を得たときに解釈を誤解したり、断片的な情報だけをクローズアップしたりすることで、伝わり方が変わってしまいます

だからこそ、多様化する情報を正しく理解するために、メディアリテラシーは基本的スキルとして必要不可欠なものだと言えるのです。

メディアの莫大な情報から身を守る力になる

メディアリテラシーを身につけて情報力を高めることは、メディアからの誤情報や偏った意見から身を守ることにつながります。

例えば、ダイエットに効くサプリメント商品。健康にも害がなく効果的に痩せられると評判の商品で、レビューでも簡単に5キロ痩せたなどと評価が高かったとします。

しかし、ダイエットの効果は人によって異なる体質や環境が大きな影響を及ぼすでしょう。

実際にダイエットに成功したというレビューが多くても、商品を試した人の中にはダイエットに失敗した人もいるということまで想像を働かせなければなりません。

つまり、「ダイエットに効果的」な商品だとしても、使った人が「絶対に痩せられる」わけではない、という情報までを読み取らなければならないということです。

メディアリテラシーを養うことで、自分にとっての無駄な消費を抑制できたり、誤った情報を人に伝えて信用を落とすといった事態を防げたりするということですね。

メディアリテラシーは安全な情報発信にも役立つ

メディアリテラシーを身につけることは、あなたがSNSやブログ記事などで正確な情報を安全に発信することにも役立ちます。

例えばSNSで見かけた情報を深く理解せずに拡散した後、その情報が間違いだった場合です。

インターネットに拡散した情報は、簡単に取り消すことはできません。投稿を取り消すことはできても「あなたがその情報を拡散した」という事実は、だれかの記憶に残ります。

万が一、拡散した情報がだれかを傷つけたり、名誉を損なうような情報だったりしたならば取り返しがつきませんよね。

メディアリテラシーを高めておけば、その情報が真実なのか、真実であったとしても人に伝えるべき情報なのかどうかを判断できるようになります。

メディアリテラシーを身につける方法7選

メディアリテラシーを身につける方法としては、おもに以下の7つです。

  1. 国語力を鍛える
  2. インターネットも現実社会だと考える
  3. 情報の発信元を確認する
  4. 似た情報を比較する
  5. 事実か個人の考えかを見極める
  6. 主観や思い込みだけで情報を受け止めない
  7. プライバシー情報の取り扱いについて知る

フェイクニュースなどの誤情報に惑わされることのないよう、ここで紹介する方法を常日頃から意識してみてください。

国語力を鍛える

国語力を鍛えることは、メディアからの情報を正しく読み取る能力につながります。

文字を読み、言葉を正しく・深く理解する能力が身につくからです。

また、国語力は読むだけではなく書くことも含まれます。得た情報を文字で伝えることも、重要な能力ですよね。

読み手に誤解を招かぬよう、分かりやすく伝えることもメディアリテラシーの基本です。

インターネットも現実社会だと考える

インターネット上で誤った情報を拡散しないためには、インターネットも現実社会だという意識を持つことです。

インターネットでの情報のやり取りは、実は完全に匿名というわけではありません

デジタルデータはすべて記録できますので、だれがどこでどのような発言をしたかを追いかけることは難しくないのです。

SNSを使って情報を拡散するときも、現実社会でみんなに話しかけているという意識を持てば、伝える情報が正しいかどうかを念入りに確認しますよね。

この意識が、メディアリテラシーを向上させる訓練になります。

情報の発信元を確認する

情報の正確さを調べるには、発信元の確認が確実です。

例えば研究結果であれば、研究所が公式に発表したものかどうか。事件ならば当事者に近い人が発信したものか否か。

情報は噂と同じように誇張されるものです。ですので、情報のどこまでが正確なものなのか、だれが発信したものなのかを辿ることで、情報の信憑性を確認できます。

似た情報を比較する

情報の発信元が確認できないならば、似た情報をいくつかピックアップして比較することも重要なメディアリテラシーの基本。

新聞やネットニュースからも分かるように、たとえ同じ情報でもメディアによって伝え方が違います。それは文章構成や立場によっても変わるでしょう。

意見を織り交ぜたメディアでは、情報の見せ方も異なり、読み手の受け取り方も違います。

より正確な情報を得るためには、似た情報を比較してその中心にある「ぶれない事実」を読み取りましょう。

事実か個人の考えかを見極める

情報に対する個人の意見は、事実に対して世間がどのような考えを持ったのか、どんな感情を与えたのかを知るために大切です。

しかし、個人の意見を含むメディアから情報を得る際には、「事実」と「考え方・意見」を分けて読み取らなければなりません。

例えば、「消費税を減税してほしい」という個人の考えが、情報が広まるにつれていつしか「消費税が10月に減税される」などと言い切りの形になることもあるのです。

常識の逆説を唱えたインパクトのある情報だったとしても、それが事実なのか個人の考えなのかによって拡散するか否かを判断しましょう。

主観や思い込みだけで情報を受け止めない

上の例でいえば、「消費税を減税してほしい」はほとんどの消費者が望むことです。

ですので、この情報を見聞きしたときに「え?消費税が減税される!?」という具合に思い込みが発生します。そして、主観や思い込みは自分の都合のいい解釈を与えるのです。

主観や思い込みは誤った情報を発信してしまう原因になります。

特に、自分が得する情報や逆転の発想などのインパクトのある情報は慎重に扱いましょう。

プライバシー情報の取り扱いについて知る

メディアから得られる情報の中には、個人を特定する情報も多くあります。

SNSやブログなどで個人が自由に情報発信できる現代において、スマホに入った他人の写真をアップロードすることは簡単にできてしまうのです。

そのような世の中だからこそ必要となるのが、プライバシー情報の取り扱い。

メディアで発信されているもの、あるいは自身が発信する情報の中に、プライバシーや肖像権を侵害するものがないかについても気を配りましょう。

メディアリテラシーの低さから問題になった具体例

「メディアの情報は真実ばかりではない」ということが分かっていても、驚くような情報や常識を覆すような話しはどうしても気になりますよね。

SNSなどで個人が手軽に情報発信できる現代、インパクトのある誤情報ほどあっという間に拡散してしまいます。

ここでは、メディアリテラシーが低いことによって大きな問題となった「フェイクニュース」と「キュレーションメディア」の事例を見ていきましょう。

フェイクニュースの事例

メディアリテラシーが高ければ、フェイクニュースに振り回されたり、拡散に加担したりといったことを防げます。

フェイクニュースは、個人発信のメディアであるSNSやブログによって拡散され、時には国や世界を巻き込みます。

例えば2016年6月、イギリスがEUを離脱するか否かを問う国民投票で、とあるフェイクニュースが拡散されました。

EU離脱派である英国独立党党首のナイジェル・ファラージ氏は「EUへの拠出金が週3億5千万ポンドに達する」と主張。

国民投票後に本人が情報の誤りを認めましたが、このフェイクニュースは国民投票の結果を大きく左右したのです。

また、コロナ禍真っ只中の2020年には、新型コロナウィルスの予防方法や都市のロックダウンに関するフェイクニュースがメディアを通じて拡散されました。

これにより、多くの人々が情報に振り回される結果を招いたのです。

参考元:諸外国におけるフェイクニュース及び偽情報への対応 – 総務省

キュレーションメディアの事例

キュレーションメディアとは、簡単に言うと「Smart News(スマートニュース)」や「グノシー」のように、情報をまとめたコンテンツのことです。

多くのメディアを検索しなくても、話題のニュースや情報がまとめてあるので効率的に情報を得ることができます。

しかし、情報をまとめた専門メディアでありながら、誤った情報を流していたことで大きな問題となったメディアがありました。

特に注目されたのが、DeNAが運営していた「WELQ」です。

医療系のキュレーションメディアでありながら、その信憑性が低いことで問題となり、2016年11月、当メディアは閉鎖することとなりました。

高いメディアリテラシーがあればこのような誤った情報を鵜呑みにせず、自分自身で正確な内容か判断できます。

メディアリテラシーを身に付けて正しく情報を活用しよう

メディアリテラシーを身につける方法やメディアリテラシーの必要性、メディアリテラシーが低さから問題になった事例などを紹介しました。

SNSやインターネットを利用して情報を取得することは、今や現代社会の常識。特にインターネットの広がりはメディアリテラシーの必要性を高めています。

メディアリテラシーは、情報を取得する側にも、情報を公開する側にも必要な能力です。

情報元を探ったり多くの情報を比較したりすることで、情報を正確に読み取り、正しく活用する能力が求められているのです。

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この記事を書いた人

佐久森
テックライター 佐久森 福岡県出身の東京都在住。ITインフラエンジニア10年以上の経験から、IT技術全般を初心者向けに分かりやすく解説。また、ITエンジニアの働き方に関する情報などを執筆中。

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