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パラレルキャリアとは?第二の仕事を始める方法やメリット・デメリットを解説

更新: 2019.10.30

パラレルキャリアという言葉をご存知でしょうか。

本業としての仕事を持ちつつ、第二のキャリアとして何か別のことを行うという意味の言葉です。ワーク・ライフ・バランスを保ったり、副収入を得たりすることに繋がります。

本記事では「趣味を趣味だけで終わらせたくない」「本業以外で何か新しいことを始めたい」といった方のために、パラレルキャリアを始める方法やメリット・デメリットについて解説します。

パラレルキャリアとは

写真パラレルキャリアとは、P.Fドラッカーが著書「明日を支配するもの」で提唱した働き方の一つ。
現在の仕事以外で第二の活動(ボランティア活動や自営業、別の団体・企業に所属など)を行うことを指します。

また、パラレルキャリアはパラレルワークとも呼ばれます。

本業以外に第二のキャリアを持つこと

P.Fドラッカーは著書の中で「歴史上はじめて人間の方が組織よりも長命になったために、人は組織のみに頼らず、それとは別に第二の人生を始める必要が生じた」と述べています。

つまり、近年の急速なテクノロジーの発展や激しい競争の中で、企業の寿命が短い世の中になっているということを示唆しています。

そして一度就職した会社が定年まで存在している可能性は低く「倒産」という将来の危機に備えて第二、第三の活動を始めておくべきである、ということです。

副業と似てるけれど違う

パラレルキャリア・パラレルワークは「複業」と表現されることがありますが「副業」と「複業」には目的が収入を得ることであるか、という点に違いがあります。

つまり、収入を得るために本業以外で仕事を行うことを「副業」。

一方で自らのスキルアップや夢の実現、新しい社会・コミュニティとの関わりなどを目的とするのが「複業(パラレルキャリア・パラレルワーク)」です。

なお、パラレルキャリアとして当初は無報酬で行っていた活動が、やがて収入に繋がるケースもあります。

社会環境の変化により注目されている

「パラレルキャリア」という言葉が浸透してきた背景には、上述した企業寿命の短命化があります。

かつて何十年と続く歴史的企業が多くあった中で、最近では設立からわずか数年~十数年で経営破綻する企業や、何万人の従業員を抱える大企業の倒産・大量リストラなども珍しくありません。

また、終身雇用や年功序列から実力主義の世の中に変化していく中で「いい大学を出て、大企業に就職すれば安心」という考えは通用しなくなってきています。

各人が自らの人生設計・キャリアについて真剣に向き合い、計画的に実行していく必要がある昨今。本業に軸足を置きながら別のキャリアを模索していくパラレルキャリアの考え方・生き方に注目が集まっているのです。

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パラレルキャリアのメリット

変化する社会情勢の中で生き抜くための有効な手段であるパラレルキャリア。
パラレルキャリアを築くことで具体的にどのようなメリットがあるのかを確認しましょう。

リスクを分散できる

上述した通り、世界を舞台にした激しい競争社会において、今働いている会社が5年後、10年後にも必ず存在しているかは誰にもわかりません。

働いている会社がいきなり倒産や大量リストラを実施することになる可能性もあります。

そうなった時に、あなたが持っているスキルや経験がその会社・業界でしか通用しないものである場合、再就職や新しいキャリアを始めることのハードルは高くなるでしょう。

そのリスクを避けるため、今のキャリアとは違う分野で第二、第三の活動を行い、その業界・社会でコネクションや経験を作っておくことが、これからの時代には必要と考えられているのです。

人脈が広がる

一つの会社で長く働いていると、その会社の中での人脈が広がっていきます。

一方で、社外で新しい人に出会ったり、新しい友人・知り合いを作ったりするのが難しくなることも。

ですが、パラレルキャリアでは本業とは異なる分野・業界で活動を行うことで、その新しいコミュニティで新しい人間関係を築くことが可能です。

また、本来の仕事とは全く関わりのない社会での人間関係は、仕事のストレスから開放されたり、新しい自分を発見できたりするチャンスでもあります。

ノーリスクで始められる

パラレルキャリアはあくまで本業に軸足を置きながら行うことであるため、失敗した場合であっても仕事を失ったり、収入が減ることはありません。

収入などの不安から挑戦できなかった職業などに挑戦できることで、人生を充実させることに繋がります。

憧れの夢を叶えられる

仕事上述したノーリスクで始められるメリットに関連して、以前から憧れていた仕事にパラレルキャリアとして挑戦するケースもあります。


例えば、子供が好きで保育士になるのが憧れだった人が、ボランティアで地域の子供の面倒を見たり、ベビーシッターのアルバイトを行ったりといったこともできます。

本業にする機会がなかったけど、やってみたかった仕事に挑戦できるのもパラレルキャリアの大きな魅力です。

スキルが磨ける

本業を行うながら第二、第三のキャリアを考えるパラレルキャリアは、その活動にかける労力・時間も人それぞれです。

週末・月一回だけボランティア活動を行う、といったケースもあれば、毎日仕事終わりにスクールに通ってスキルを身につけるといったケースもあります。

いずれにしても、このような積極的な活動によって経験・スキルが身につき、将来の選択肢を増やすことにつながるのです。

収入が増える

無報酬で始めた結果、収入を得るまでに活動が本格化する可能性もあります。

例えば本業でエンジニアをしている方が、ボランティアで子供に簡単なプログラミングを教えていたとします。

するとその評判がよく、授業料を払ってでも学ばせたい親が増えたため、プログラミングスクールを本格的に開校して事業を始めるといった可能性も出てくるでしょう。

このように第二、第三の活動を通して技術を磨き、人脈を作っていくことで、新しい収入口を確保できるチャンスも広がります。

パラレルキャリアのデメリット

ネガティブこれからの社会を生き抜くために必要なパラレルキャリアですが、始める上ではデメリットも理解しておかなければいけません。


パラレルキャリアのデメリットについて解説します。

本業に支障が出る可能性がある

パラレルキャリアが将来的に本業になる可能性もありますが、それまではあくまでも第二の活動であることは注意しておかなければいけません。

第二の活動に力を入れるあまり、本業に対するモチベーションが下がったり、体調を崩してしまう可能性があります。

本業に必要な時間を確保しつつ、空いた時間をどのように有効活用するか、限られた時間でどのようにパラレルキャリアを築くかを考えましょう。

そのために必要である時間管理能力やタスク管理能力なども同時に身につけていきましょう。

お金がかかってしまうこともある

パラレルキャリアのメリットで「ノーリスクで始められる」と解説しました。しかし、その活動に必要な道具や衣装、活動場所までの交通費や飲食費など、ある程度の費用は発生します。

例えば、新しいスキルを身につけるためのカルチャースクールの受講費や、社会人サークルなどの会費、所属する団体やチームの交流会の参加費など。

もちろん、これらの費用もキャリアを築く上での「必要経費」であれば問題はないのですが、活動にかかる費用がどの程度であるのかはあらかじめ把握しておくことをおすすめします

継続できず挫折してしまうリスク

パラレルキャリアは「続けること」が重要です。せっかく身につけたスキルや築いた人脈も、時間が経つにつれて廃れていきます。

将来の備えとしての第二のキャリアを用意しておくのであれば、短期的・長期的な目標設定などで継続させていく努力をしましょう。

パラレルキャリアを始める方法

男

パラレルキャリアは、すでに行われている活動やプロジェクトに参加するのが最も手軽な始め方です。
全く新しいことではなく、過去に少しでも経験があることや前から興味を持っていたことなど、身近なことから始めることをおすすめします。

NPO活動に参加する

パラレルキャリアのきっかけとして、NPO(非営利団体)の活動に参加することがあります。

例えば、地域のゴミ拾いや一人暮らしのお年寄りのケアなど地域に密着した活動をする団体や、自然保護や環境保全、いじめ問題や犯罪防止など社会全体の問題に対して取り組む団体など。

大小さまざまな団体が日本各地で活動をしているため、あなたが普段から興味のあることから調べてみるとよいでしょう。

NPO団体は、その活動の多くがボランティアによって支えられています。あなたのスキルや経験などを活かすことができるかを問い合わせてみてください。

クラウドソーシングサイトを活用する

パラレルキャリアとして経験を積み上げていきたい分野がすでに固まっているのであれば、クラウドソーシングサービスを利用して仕事を探す方法もあります。

例えば、昔英語が好きでよく勉強していて、翻訳家としての活動に興味がある、といった方は翻訳に関する仕事をやってみることが出来るのです。

クラウドソーシングサイトには、一回きりの仕事はもちろん、継続的・長期的な案件も多数あります。

そのような仕事を受注することが出来れば、スキルを積み上げると同時に収入を得ることも可能です。

自らプロジェクトメンバーを募集する

興味のある分野に関する活動が地元で見つからない、という場合には自らプロジェクトを立ち上げることも出来ます。

SNSなどで告知をして、メンバーを集めると、より多くの人に呼びかけられるでしょう。

インターネットの普及によって、自分で人を集め活動を行うことのハードルが下がりました。

パラレルキャリアを始める時の注意点

男パラレルキャリアは気軽に始められるという点がメリットの一つ。
ですが、将来本当に役に立つ第二のキャリアとしての準備するのであれば、いくつかの点に注意しなければいけません。

パラレルキャリアを始める時の注意点を解説します。

本業の仕事で禁止されていないかをチェックしておく

まず、これから行おうとしている活動が本業の仕事で禁止されているものでないことを確認しておきましょう。

特に、収益を目的とする副業のような形で活動する場合は要注意です。

近年、副業を認める企業は増えてきています。しかし、その会社の競合となる企業での活動など、企業に不利益をもたらす可能性のある活動については禁止しているケースも珍しくありません。

もしそのようなことを知らずに、あるいは知っておきながら活動を続けてそれが会社に知られてしまった場合、何らかの罰を受ける可能性があります。

明確になにがしたいかを決めておく

パラレルキャリアを始めようとした際、多くの人が「何をするべきか」について悩みます。

パラレルキャリアは人生を豊かにする、本業のモチベーションを上げるといった目的の他に、第二のキャリアを用意して将来に備える目的もあります。

将来的にパラレルキャリアとしてやってきたことが本業になる可能性も考え、何がしたいのか、どのように働きたいのかを決めておきましょう。

また、興味を持っていることに積極的に挑戦する姿勢はよいですが、どこかのタイミングで何か一つの分野に絞ることが必要になってくるでしょう。

思ったような結果が得られない可能性もある

いざ他のことを始めてみても、思っていたような結果が得られないことも当然あります。

「思っていたよりも体力的にきつかった」「もっと楽しいと思ってた」「全然稼げない」など、期待と異なる結果がでることもあります。

その際に辞めるか続けるのかを決めるのは、あなたがその活動の先にしっかりとキャリアプランを描けているかどうかによって変わってくるでしょう。

パラレルキャリアのデメリットでも触れた通り、パラレルキャリアは続けることに意味があります。

最初から全てうまく行くことは期待せず、長期的にキャリアを築いていくことを考えるのがパラレルキャリアのコツと言えるでしょう。

さいごに

パラレルキャリアの定義は広く、その言葉を知らずにパラレルキャリアを築いている人もいます。

本業やプライベートの時間を確保しつつ、空いた時間でどのような活動ができるのか、またはしたいのかを考えることが必要です。

まずは興味のあることから気軽に体験してみましょう。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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