目的は最終的なゴールで、目標はその道筋の上に設定される指標。
その役割について理解していても、実際にどのように設定すればよいのか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、正しい目的・目標の立て方と挫折しないコツについて解説します。
そもそも「目的」と「目標」とは何か、設定する重要性について知りたい方は「目的と目標の違いとは?設定の重要性と得られるメリットについて解説」も参考にしてください。
この記事の目次
目的と目標の違いとは
目的と目標はどちらも同じ意味だと捉えている方も多いでしょう。しかし両者は意味合いが異なります。そのため、まずは目的と目標の違いについておさらいしましょう。
目的とは、最終的な到達点つまり「ゴール」を意味する言葉。行動や取り組みの根底にある大きな意味や理由を示すもの、組織や個人の存在意義や理念などを表しています。
一方で目標とは、具体的かつ測定可能な成果や道筋を指し示す言葉。つまり、目的を達成するための具体的なステップや道筋を示し、行動計画や戦略の基盤となります。
まとめると、目的とは「ゴール」であり、目標はゴールに至るまでの「過程」や「道のり」を表すものです。
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目的と目標を正しく設定する手順
ここでは、目的と目標を正しく設定する手順を以下に順番に記載していきますので、ぜひ参考にしてください。
- 自分がワクワクできるか
- 目的に対する道筋を考える
- 通過点となる目標を立てる
- 目標を細分化して手段を考える
自分がワクワクできるか
自分がワクワクできる目的をまずは考えることは大切です。その目的を設定したら、ビジョンを描きましょう。
ビジョンはその目的を達成したらどのような光景が見えるのか、どのような気持ちが味わえるのかイメージすることを意識していください。
設定した目的に対して、自分がワクワクできるかという観点は欠かせません。ワクワクできれば、目的に向かって目標をクリアしていくことを楽しめるでしょう。
夢をまず考える
もしも、ワクワクできる目的を考えることが難しい場合には、自分の理想や夢をまず想像しましょう。実現できるかどうかは一旦考えず、自分の理想や夢にフォーカスします。
どんなに小さいことや恥ずかしいことでも構いません。「あなたが本当にしたいこと」を掘り下げるのが大切。
そして、いくつかイメージしたものの中から、現実的に実践できそうなものをベースに目的を考えるとワクワクできる目的が設定しやすいでしょう。
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目的に対する道筋を考える
どのような道筋を辿れば目的にたどり着けるか考えましょう。自分の現状の持っているスキルや能力に対して、「足りているもの」と「不足しているもの」を明らかにすると考えやすくなります。
例えばTOEICの点数を上げるのであれば、「リスニングは充分」「英単語の知識が足りない」などを把握することで、正しい方向性の勉強を行うことができます。
通過点となる目標を立てる
道筋の上に通過点となる目標を立てましょう。ポイントは現実的に可能な目標を立てること。
特に目標を立てる段階ではかなりモチベーションが高まっていることが多いので、つい無理な目標設定てしまいやすいです。
はじめのうちはうまく遂行できていても、次第にやる気がなくなってくるかもしれません。「目標は無理なく立てる」ことを意識しましょう。
目標はあくまでも通過点です。通過するたびに息切れしていては、目的を達成することは困難になるでしょう。
達成できる目標を立てるコツや挫折しないためのポイントについては、後ほど詳しく解説します。
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目標への努力も楽しむ
「できた」「できない」のような「0か1か」という見方ではなく、どのくらい目標に近づけたのかや努力した過程も大切にすると挫折しづらいです。
例えば「10ページから20ページまで」「30単語」のような具体的な数値を盛り込むとわかりやすいでしょう。
実際にやってみると進められた量が9ページだとします。達成と未達成のみで考えれば、未達成です。しかし、10ページから20ページという数値で考えれば、90%達成できています。
達成度で判断すれば、努力できた自分が理解できます。達成・未達成という見方ではなく、自分が目標に対してどれだけ努力できたのかという過程も楽しみましょう。
また、期日を過ぎた場合に、柔軟に変更できるゆとりもあるとなおよいです。
目標を細分化して手段を考える
目標を達成するための具体的な手段を考えましょう。目標の下に連なるタスクのようなイメージです。
「目的→目標→手段」と道筋立てて設定すれば、あとは1つずつそれをクリアしていくと目標達成につながります。
目標を順番にクリアしていけば、確実に目的へと近づけるでしょう。行動することで問題や課題が発生した際には、プランの見直しを適宜行うことも忘れてはいけません。
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達成できる目標の立て方と挫折しないコツ
目的を実現するには、達成できる現実的な目標を立てることが大切です。以下で現実的な目標を立てるポイントと挫折しないためのコツについて解説します。
- がんばればできる定量目標を設定する
- 前向きになれる言葉で目標を表す
- プラスのセルフイメージを持つ
がんばればできる定量目標を設定する
前述の通り、簡単にできる目標では達成感がありませんし、難しすぎれば挫折してしまいやすくなります。
今の自分の実力や状況をよく考慮して、「少しがんばって達成できる程度」 の目標を立てることを意識しましょう。
抽象的な目標ではなく、数値や期日を明確に設定した定量目標にすると達成度が測りやすくなります。
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前向きになれる言葉で目標を表す
目標は、口にした時に自分が前向きになれて、精神的につらくない言葉で構成しましょう。
例えば「10件の契約を獲得する」が会社から与えられた目標だとしましょう。これはあくまで会社の言葉です。
もしあなたが契約件数ではなく、お客様の笑顔がモチベーションになるのであれば、「10人のお客様を笑顔にする」と言い換えるとよいでしょう。
その目標に対してポジティブになれる自分にぴったりの言葉で設定することが大切です。
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プラスのセルフイメージを持つ
「達成できるだろうか…」と不安に思うような目標を楽しむのは難しいでしょう。
「◯月◯日までに売上50万という目標を達成できる」というプラスのセルフイメージを持てる目標設定を心がけましょう。
これは、「達成できる」という言葉で、成功した自分の姿をイメージしやすくなることがポイント。実現可能だと言い聞かせ自分を鼓舞することで、モチベーションにもつながります。
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目的と目標を設定し達成に向けて行動しよう
目的と目標の具体的な手順や目標設定のコツについて解説しました。
達成したい目的があるのなら、目的と目標それぞれの違いを理解して、自分のモチベーションを維持できる目標を立てましょう。
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