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マイペースな人に向いてる仕事とは?おすすめの働き方・会社や仕事のコツを解説

更新: 2021.10.22

「定期的な締め切りやノルマがつらい」「マニュアルばかりでストレス」といった悩みをお持ちではありませんか?

もともとのんびりした性格の人やマイペースな人にとって、常に締め切りに追われている状況や自分の思うやり方で仕事ができないことは大きなストレスでしょう。

マイペースな人には、どのような仕事が向いているのでしょうか。この記事では、自分のペースや方法で仕事がしたい人におすすめの働き方・企業や、マイペースに仕事をするためコツを解説します。

マイペースな人とは

普段からよく聞く「マイペース」という言葉ですが、具体的にマイペースな人とはどのような人なのでしょうか。

マイペースとは、my(自分の)とpace(速度、テンポ)から出来た和製英語で、直訳すると「自分の速度、やり方」という意味になります。

その言葉から、マイペースな人とは周囲の人や環境に左右されずに自分のやり方や速度を崩さない人を指します。

マイペースな人の長所

「あの人はマイペースだよね」という言葉には、良い意味も悪い意味も含まれていることがあるでしょう。マイペースな人の長所(良い点)には、次のようなものがあります。

  • 基本的にポジティブ思考である
  • 感情の起伏が少ない
  • 気持ちに余裕がある
  • 自分の意見、考えを持っている
  • 地道な努力ができる

マイペースな人の短所

一方、マイペースが短所となってしまうことがある背景には、彼らの次のような一面があります。

  • メールやSNSの連絡がマメではない
  • 自分の都合を優先して、周囲に合わせることが苦手
  • 自分の考えを曲げない(頑固である)
  • 時間にルーズな人もいる

家族や友人から「マイペースだね」と言われることがある人は、こういった言動で周囲に迷惑をかけていないか注意する必要があるでしょう。

「マイペース」と「のんびり屋」の違い

マイペースと似た言葉に「のんびり」や「おっとり」などがあります。

どちらも同じような意味の言葉として使われますが、ビジネスシーンでは、のんびりやおっとりはあまり良い意味で使われているとは言えません。

例えば、あなたが上司や同僚に「のんびり屋だね」と言われた場合、それは暗に「もっと速く、テキパキ仕事をして欲しい」と言われている可能性があるでしょう。

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マイペースな人に向いてる仕事の特徴

理想の働き方や快適な職場の基準は、人それぞれ。

マイペースな人は、自分の性格や考え方にあった仕事や職場を選ぶことで、よりストレスなく働くことができます。では、マイペースな人にはどのような仕事があっているのでしょうか。

働く時間・場所を自由に決められる

マイペースな人にとって、毎日決まった時間に決まった場所に行き、決まった時間まで仕事をするのが苦痛であることは多いです。

その日の気分や体調、予定に合わせて柔軟に働く時間や場所を自由に決められる仕事や職業であれば、生産性を下げることなく働くことができるでしょう。

自分1人で作業ができる

マイペースな人が特に嫌うのが、周囲の状況によって自分のペースを乱されること。同僚の仕事の遅れを取り戻すために残業したり、毎日同じ時間に打ち合わせが入ったりするとストレスが溜まってしまいます。

そのため、大きなチームで互いに協力しながら進めるような仕事よりは、一人ひとりが個人の作業を淡々とこなすような仕事の方が向いていることも。

裁量権が大きい

マイペースな人は、自分の考えをしっかりと思っているため、誰かからあれこれ言われたり、細かい手順を指図されたりするのが苦手です。

マニュアルや工程がしっかりと決まっている仕事では、どうしても「このやり方だと非効率だ」「もっとこうした方がいい」という不満が溜まってしまいがち。

結果さえ出せれば、仕事のプロセスや方法は自分で裁量権を持って決められる仕事の方が適しているでしょう。

地道な作業が多い

マイペースな人に共通する特徴の1つに、地道な努力が得意なことがあります。学生時代にも、テスト前夜に集中して一気に勉強するよりも、計画を立ててコツコツと勉強するタイプが多かったりします。

したがって、例えば締め切りやノルマが長期間に設定され、計画を立ててコツコツと作業を積み重ねていくような仕事であれば、マイペースな部分を長所として活かすことができるはずです。

独自の感性・アイデアを活かせる

自身の考えをしっかりと持っているため、個人のアイデアや感性が活かせる仕事で活躍できる可能性が高いです。

他の人が思いつかなかった斬新なアイデアを思いついたり、難しい課題を独自の方法で突破したり。自分のペースややり方を保ちながら、生き生きと仕事ができるでしょう。

マイペースな人におすすめの仕事・働き方

「もっとマイペースに働ける仕事や職場に転職したい」と思った時、どのような基準で仕事選びをすればいいのでしょうか。

ここからは、マイペースな人におすすめの仕事・働き方を紹介します。

フリーランス

「働く時間・場所を自由に決めたい」「自分1人で作業を完結させたい」という希望があるマイペースさんにおすすめなのが、フリーランス。

フリーランス職種には、例えば次のようなものがあります。

  • エンジニア、プログラマー
  • Webデザイナー
  • Webライター
  • 翻訳家
  • 動画クリエイター(動画編集者)

フリーランスでは良くも悪くも全てが自分次第。スケジュールやモチベーションの管理がしっかりできていれば、朝6時から働いて昼過ぎには終わったり、午前中は自由時間にして夕方~夜に仕事をしたりすることも可能です。

なお、フリーランスとして生活していくためには、スキル、経験、人脈が欠かせません。何もない所からいきなりフリーになっても十分に稼げない可能性がある点には注意です。

店舗・教室・サロン経営

自宅で料理や書道などのカルチャー教室を開いたり、マッサージやネイルサロン経営することもできます。

誰の指図も受けず、独自の感性・アイデアを活かしながら仕事ができます。規模が大きくなればアルバイトを雇う必要も出てくるでしょうが、あなた自身が事業主として店舗運営をしていくことになります。

最近では、アクセサリーや雑貨などのハンドメイド作品をフリマアプリなどで販売する「無店舗」「受注販売」でビジネスをしている人も。こういった方法であれば副業としても気軽に始められますね。

ベンチャー・スタートアップ企業

裁量権が大きい仕事を探している人には、ベンチャー企業やスタートアップ企業を見てみてはどうでしょうか。

創業してまだ年数が立っていない企業では、マニュアルや仕事のプロセスがしっかり決まっていないことが多く、社員自身で最適な方法を模索しながら仕事をする必要があります。

これからどんどん事業を拡大していこう、という状況で自分達で会社を作っていく体験ができるでしょう。

なお、事業規模が小さければ小さいほど経営者・創業者の思考に会社の方向性や文化が大きく左右される傾向があります。社風が自分に合っているかどうか、将来性があるかどうかはきちんと見極めるようにしましょう。

外資系企業

裁量権や自分のやり方を重視する人には、外資系企業もおすすめです。

一般的な歴史ある日本企業では年功序列やプロセス重視の文化が未だ残っている一方、外資系企業では成果主義を取っている企業も多いです。マニュアルや慣習にとらわれずに仕事がしたい人、個性を発揮しながら成長していきたい人には良い環境と言えるでしょう。

一方で「頑張りや勤務態度よりも結果が全て」という社風を持った職場の場合、結果を出すプレッシャーがあるかもしれません。

この章では、マイペースな人におすすめの企業や働き方を紹介しました。具体的な職業は以下の記事で紹介しているので、ぜひ合わせて読んでみてください。

マイペースな人が向いていない仕事

ある仕事に対して向き不向き、得意不得意があるのは当たり前なこと。

マイペースな人の場合、次のような仕事は避けたほうが良いかもしれません。

もちろん、マイペースな人でもこれらの職業に楽しみを見出し、活躍している人はいるので、あくまで参考として「自分にこの仕事は合っているか」を考えてみましょう。

マネジメント職・管理職

マネジメント職・管理職は、部下の教育、仕事の管理、サポート、他部署との調整など、他人とのやり取りが多く発生するコミュニケーション職。

部下や他部署の状況によっては自分の思い通りに行かないことも多く発生するため、自分のやり方やペースを守りたい人はストレスが溜まってしまうでしょう。

秘書

経営者や役職者のサポートをする秘書は、まさに縁の下の力持ち的な存在。仕事ではあくまで「サポート役」に徹することが求められる上に、仕事のスケジュールや内容は一緒に働く人や業界に大きく左右されます。

人の役に立ちたい、誰かのサポートをするのが好きという人には最適な職業ですが、個性を発揮したい人や仕事を自分でコントロールしたい人にはおすすめできません。

記者

様々な人やものに取材をする記者は、労働時間や場所が不規則であることが当たり前。その上で、新聞や雑誌などの締め切りには必ず間に合わせなければいけません。

締め切りに追われつつ、さらに周囲の環境に振り回されながら仕事をするためには、体力的、精神的にもよほどのタフさが必要でしょう。

マイペースに仕事をするコツ

マイペースな人がマイペースに仕事をするために、必ずしも職場を変える必要はありません。

仕事上のマイペースとは、自分の好きなことを好きなようにやることではなく、優先順位付けやスケジュール管理をしっかり行うことで自分のペースを守って仕事を進めていくこと。

つまり、マイペースに仕事をしたい人は、そうできるように仕事やコミュニケーションのやり方を工夫することが大切なのです。

上司や周囲の人々を不安にさせて「大丈夫か?」と思われないよう、次のポイントを意識して行いましょう。

  • 優先順位を元にスケジュールを立てる
  • スケジュールを共有し、無理な差し込みが来ないようにする
  • 上司や同僚と成果物の合意を取っておく
  • 定期的に自身の状況、進捗を報告する

これらのことを整理して仕事をすることで、周囲を納得させながらマイペースに仕事を進めることができるはずです。

まとめ

ビジネスでは悪い意味でも使われることがあっても、「マイペース」はあなたの大切な個性の1つ。会社や職場に無理に自分をあわせるのではなく、マイペースさを活かしながら働く方法を考えてみましょう。

しかし、仕事である以上、締め切りやマニュアルに従うことはある程度仕方がないこと。スケジュール管理や周囲とのコミュニケーションを工夫して、なるべくストレスを溜めないように仕事ができるといいですね。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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