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「歩合制」「インセンティブ」「報奨金」の違いについて解説

作成: 2018.10.02 更新: 2020.01.15

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求人情報でよく見かける、「歩合制」や「インセンティブあり」、「報奨金」という言葉。

あなたはこれらの意味を正しく理解できているでしょうか?

今回はこの3つの言葉の意味や違いを、「固定給」や「ボーナス」ととも比較しながら解説します。

また「歩合制」と記載のある求人に応募する際の注意点や、歩合制で稼ぎやすい業界についても紹介します。

この記事を読めば、求人情報に記載された給与体系が正しく理解でき、あなたにマッチした仕事を選べるようになるでしょう。

関連記事:歩合制の意味は?歩合制で働くメリット・デメリットなど徹底解説

歩合制とインセンティブは同じ意味合いで使われる言葉

歩合制とインセンティブの意味合いはほぼ同じです。
いずれも成果に対して賃金を支払う制度のことを指します。

ただ、歩合制(歩合給)の場合、固定給を設けていない「完全歩合制」などの時に使われることが多いです。一方インセンティブは「固定給+インセンティブ」という表現で使われることが多いでしょう。

歩合給も「固定給+歩合給」と表現されることはありますが、どちらの言葉を使うかは会社によって異なります。

歩合制度の意味

「歩合」の辞書上の意味は、

仕事量や取引高に応じた報酬または手数料

引用:weblio辞書

とされています。

つまり歩合制とは本人の成果に応じて報酬が変わる制度のこと。「成果報酬型」とも言われます。

また歩合制の中にも「固定給+歩合給」と「完全歩合制」の2つが存在します。

前者は成果では変わらない固定の報酬があり、それに加えて成果に応じて変動する報酬が得られるということです。一方後者は固定給はなく、報酬のすべてが成果に応じたものとなります。

完全歩合制の場合、能力が伴わなければ給料がゼロになる可能性もあるでしょう。完全歩合制はフルコミッション制とも言われます。

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インセンティブ制度の意味

「インセンティブ」の辞書上の意味は、以下の2つがあります。

①目標を達成するための刺激。誘因。
②企業が販売目標を達成した代理店や,営業ノルマを達成した社員などに支給する報奨金。

引用:weblio辞書

また英語の「incentive」は、

刺激、動機、誘因、奨励金、報奨物

引用:weblio辞書

を指します。

一方日本語では文脈上、

「動機付け」もしくは「見返り」に近いニュアンスで用いられることも多い。

引用:weblio辞書

とされています。

つまりインセンティブは、大きくは歩合と同様の意味を持ちますが、「ご褒美」の意味合いが強いと言えます。

インセンティブの支給方法は会社によって異なります。給与明細に「インセンティブ手当」などと記載して振り込む会社もあります。

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報奨金の意味

前述した「インセンティブ」の辞書上の意味でも出てきた「報奨金」という言葉。こちらの辞書上の意味は、

勤勉、勤労をたたえ、さらなる努力を奨励する意味合いで贈られる金品。

引用:weblio辞書

とされています。

つまりインセンティブと同様、「ご褒美」の意味合いが強い印象です。

例えば、企業が報奨金の制度を導入することは、社員のモチベーションを高めてより仕事に打ち込んでもらう狙いなどがあります。

どの企業でも採用されている制度というわけではありませんが、職種や契約内容によっては報奨金の支払いが基本の給与に加算されることがあるのです。

具体的な職種については本記事の後半で解説します。

「操作特別報奨金制度」について

少し話は変わりますが、警察が事件に「捜査特別報奨金制度」を導入するケースがあります。

これは犯人逮捕の有力情報を提供した人に報奨金を与える制度です。

会社での仕事におけるインセンティブとは異なりますが、「成果に対して褒美を与える」という点では同じ意味合いとして「報奨金」という言葉が使われていることになります。

参照:警察庁

固定給との違い

固定給は仕事の成果に関わらず毎月支給されることが決まっている給料のことです。
日本の企業は基本的に固定給の部分は年功序列。一般的に勤続年数や役職が上がるほど固定給も上がるしくみになっています。「昇給」とは固定給が上がることです。

固定給は毎月安定した収入が得られる一方で、いくら成果を上げても変わらないとも言えます。若くて成果を上げている社員にとっては不公平に感じる部分でもあるでしょう。

固定給+歩合給(インセンティブ)などの制度もある

会社によっては「固定給+歩合給」の制度を取っているところもあります。毎月一定の収入(固定給)を得つつ、成果に応じて変動する部分(歩合給)もあるということです。

つまり安定感とやりがいのバランスを考えたシステムと言えます。

一方求人などでこのシステムが記載されている際に注意したいのが、それぞれの割合です。会社によって固定給と歩合給のバランスは異なります。

例えば固定給の割合が高ければ、安定して入ってくる収入の割合が多いです。一方で成果に応じた収入の割合が低くなります。

逆に歩合給の割合が高ければ成果報酬の割合が大きい一方で、収入が安定しにくい面もあります。

以下の記事では「完全歩合制」「固定給+歩合給」の注意点について解説しています。合わせて参考にしてください。

参照:完全歩合制は違法?|歩合制の意味は?歩合制で働くメリット・デメリットなど徹底解説

ボーナスとの違い

歩合制やインセンティブ、報奨金と似た言葉としてボーナスも挙げられます。
特に報奨金との違いが分からない人も多いのではないでしょうか。

ボーナスの意味を調べると、以下のようになっています。

原義はラテン語で「良いもの」「財産」という意味。欧米諸国では能率賃金の一形態として,あるいは業績に対して与えられる報奨金,またはエージェントやセールスマンに対する基本手数料,基本報酬以外に支給される歩合手数料をいう。日本では夏期,年末,決算期に支給される賞与をいい,通常は年に2回夏と冬に支給される。日本の賃金制度下では,臨時収入的意味合いは薄く,年収の不可欠な一部をなしている。

引用:コトバンク

つまりボーナスは仕事の成績に応じて臨時または定期的に与えられる報酬です。「賞与」とも言われます。

日本ではボーナスを支給するタイミングを定めている会社が多いです。例えば求人情報に「賞与2回」とある場合は、年に2回(夏期・冬期など)ボーナスが与えられます。

ボーナスはもともと金額が定まっていないものです。しかし多くの会社は「基本給の〇ヵ月分」で支給し、プラス人事評価分が加わるしくみをとっています。

一方で報奨金は前述したように、仕事の成果を上げる動機付けとして与えられる報酬です。タイミングは定まっていないことが多いです。

歩合給(インセンティブ)で稼ぎやすい業界・職業の例

仕事の中には歩合給で稼ぎやすい業界や職業があります。ここから代表的な例を6つ見ていきましょう。

不動産業

不動産業は、契約一件に対する金額が大きい仕事です。
契約数が企業の利益に大きく影響するため、成績を上げさせるために歩合制を導入しているところが多いのです。

例えば契約金額に合わせて段階的に報酬の割合を上げるしくみをとっている会社もあります。契約に結び付く営業スキルを磨けば収入を上げられるでしょう。

一方で不動産は契約する側にとっても大きな買い物です。契約に至るまでの道のりは容易ではないでしょう。歩合給を上げるためには、顧客を納得させる営業スキルが重要となります。

保険業

保険の営業も不動産業と同様、一つの契約が会社の大きな利益につながります。
また生命保険営業などは、一般的なサラリーマンと比べ給与体系が複雑であることも特徴です。

例えば保険の契約数だけでなく、継続数や解約数によって給料が増減することもあります。会社や保険の内容によってさまざまですが、契約1本あたりの歩合給が数万円になるしくみをとっている会社もあります。

また会社や部署によっては、入社して2年までは固定給+歩合給、3年目からは完全歩合制になるところも。

成果が報酬に繋がりやすい一方で自分のスキル次第の部分が大きく、十分な成果を残せなければ給料も上がりにくい面もあります。入社3年目の離職率は8割とも言われています。

人材派遣業

人材派遣業では、試用期間中はほぼ固定給で、それが明けると固定給+歩合給にしている会社があります。
また担当する人材が増えるごとに歩合給が増えるしくみを導入する会社もあります。

会社によって異なりますが、就業者1人あたり5,000円の歩合給が得られたり、担当した人材が働き続けている間は歩合給が得られたりします。

つまり人材をただ紹介するだけでなく、就業先で長く働き続けることも自分の収入アップにつながるのです。歩合給が働くモチベーションにつながりやすい職種と言えます。

自動車のディーラー

自動車のディーラーでは、基本的に固定給+歩合給のしくみをとっているところが多いです。
歩合給の部分は「業績給」と記載しているところもあります。

1台あたりの歩合給はディーラーによってさまざまです。1台あたり5,000円~7,000円との情報もあります。また扱う商材の価格が高ければ高いほど歩合給も上がる傾向にあります。

自動車のディーラーでは、営業店ごとにノルマが課せられ、営業マンそれぞれに割り当てられます。

好成績の営業マンであれば毎月7万円以上の業績給を得られるケースも。また売り上げ台数によって歩合給も高くなるしくみをとっているディーラーもあります。

タクシー運転手

タクシー運転手は基本的に歩合制です。
中には最初の1年は試用期間として固定で収入が得られ、2年目から固定給+歩合給になるところもあります。

会社によって前後はしますが、売り上げの約半分が給料になると考えたほうがいいです。固定給の占める割合は5割~6割程度とされます。

タクシー運転手の給料は、その地域のタクシー利用人口にも左右されます。ですのでの平均年収は東京など人口が多いところが高くなる傾向にあります。

美容師

美容師も歩合制をとる仕事の代表格です。
美容師の歩合給は、「指名歩合給」とも言われます。売れっ子スタイリストであれば、歩合給が占める割合が大きくなる傾向にあります。

また指名数によって歩合給が占める割合が変動する美容室もあります。中には固定+歩合給か完全歩合制かを美容師が選べるしくみをとるところも。

入社してすぐのアシスタント時代の固定給は、10数万円~と言われています。この時代は給料の多くを固定給が占めます。アシスタント時代でも、シャンプーなどの顧客に紹介した商品が売れれば歩合給として入るケースもあります。

その後スタイリストになって顧客のスタイリングを担当するようになると、歩合給が占める割合が大きくなってきます。

固定給と歩合給(インセンティブ)はどちらがおすすめか

自分のスキルに自信があり、一定以上の成果が上げられる人であれば、歩合給の割合が高い給与体系のほうが収入が高くなる可能性があります。

一方、新卒や未経験分野で自分のスキルが未知の場合、一定割合の固定給が得られる給与体系のほうがおすすめです。

前述したように、試用期間は固定で収入が得られる一方で、それが明けると歩合給の割合が増える職種もあります。

求人を見る際は2年目以降の給与体系も合わせて確認するようにしましょう。

新卒ならば固定給+歩合給(インセンティブ)がおすすめ

まだスキルがない場合、固定給で給料を得られる会社がおすすめです。
特に新卒の場合は自分のスキルがどこまで通用するのか分からないでしょう。そのようなときに完全歩合(インセンティブ)の会社に入社してしまうと、まとまった収入が得られない可能性もあります。

新卒のうちは固定給で一定額の収入を得つつ、成果によってインセンティブが付与されるほうが、モチベーションも上がりやすいです。

求人の給与体系を見る際は、固定給として支払われる額が著しく低くないかも注意して確認しましょう。
以下の記事では、歩合制のメリットをデメリットと合わせて解説しています。ぜひ参考にしてください。

参照:歩合制のメリット|歩合制の意味は?歩合制で働くメリット・デメリットなど徹底解説

さいごに

「歩合制」や「インセンティブ」「報奨金」の意味、正しく理解できたでしょうか。

求人情報の給与の部分にこれらの記載があった場合は、給料に占める割合などを確認してから応募するようにしましょう。

特に新卒のうちはスキルが未知で、歩合給(インセンティブ)の割合が大きいと収入が安定しないケースもあります。固定給と歩合給(インセンティブ)のバランスと合わせて応募する求人を検討しましょう。

会社の給与体系の意味が分かることで、本当にあなたにぴったりの求人かどうか判別する基準ができます。

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この記事を書いた人

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フリーランスのWebライターです。小学生の娘と一緒にプログラミングを学習中です。テックキャンプブログではITの最先端を学びつつ記事を書いています。