「仕事中焦ると頭が真っ白になって何をしたらいいのか分からなくなる」
「大事なプレゼンで突然内容を忘れてパニックになるのを避けたい」
こうした経験をお持ちの方はいませんか?
この記事では、仕事で頭が真っ白になる原因と対処法、頭が真っ白になった時に役立つスキルなどを紹介します。
仕事で頭が真っ白になり言葉が出なかった経験がある社会人の方は、本記事を参考に改善に努めてみてください。
この記事の目次
「頭が真っ白=思考停止状態」になってしまう原因
頭が真っ白になってしまうシーンとしては、以下のようなものがあります。
- プレゼン中に上司の顔色が曇っているように見えて、途端に不安になってしまった
- 「そういえば、あの内容にも触れておかなきゃいけなかった」と突然ミスを思い出した
- 急に大勢の社員の前で「一言頼む」と挨拶を促され、何も言うことを考えていなかった
上記のシーンで共通しているのは、過度なプレッシャーがかかっている点。
人は、突発的なトラブルに見舞われたり、周囲や自分自身によって自分を追い込んだりしてしまうと、思考回路が停止したような状態になることがあります。
この思考停止状態が、いわゆる「頭が真っ白」な状態なのです。
頭が真っ白になりやすい人の特徴
急なトラブルに見舞われて思考停止しやすい(=頭が真っ白になりやすい)人には、以下のような特徴があります。
- あがり症
- 生真面目
- 努力家
- 自己肯定感が低い
- 責任感が強い
上記の特徴に当てはまる人は、突発的なトラブルに対するトラウマを抱えると「もっと準備しておかなければ」と余計に焦りを感じてしまう傾向があります。
しかし仕事において焦りは禁物であり、本来のパフォーマンスを発揮できません。
当てはまる部分が多い人は、次項からの内容を参考にしていただき、頭が真っ白になったときの対処法を知りましょう。
頭が真っ白になったときの対処法
頭が真っ白になっている状態は「次に何をすればいいのか浮かばない状態」と言えます。つまり次のアクションが決まっていれば、思考は停止せず、状況を改善できるのです。
あるいは、頭が真っ白になるようなトラブルやミスに出会っても、それをカバーするための対応力を身につけることが大切です。
そこで本章では、仕事で頭が真っ白になるのを防ぐ方法の具体策を4つ紹介。
- アドリブ力を身につける
- 社会人としての振る舞い方を普段から考える
- 信頼できる人に相談する
- 本から学びを得る
アドリブ力を身につける
あなたが舞台俳優になったと想定してください。俳優は台本に沿って完璧に演技をするのが仕事。セリフを間違えることは許されません。
しかし、舞台本番であなたはセリフを噛んでしまいました。そのような状況では、一体どうすればいいでしょう。
さらに、噛んでしまった後に間があいてしまうと、観客は「あれ?失敗したのかな?」と不安になってしまいます。
これが、まさにあなたの思考が止まっている状態と客観的に見た印象です。
そんなときは、そもそもそういうシナリオだったというパフォーマンスを行うのです。
「この役は、思わず舌が回らなくなってしまうくらい熱がこもっている状態なんだ」と受け取ってもらえるように演技を続けてみる。
台詞を間違えても、アドリブでそのまま最初に言いたかったことを表現してみる。
そんな風に、舞台を素晴らしいもので終わらせるために「いま・ここで」できる努力をしてみるといいでしょう。
仕事に置き換えてみると、プレゼンなどでの人前に立つ場面で活用できる技だと言えます。
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社会人としての振る舞い方を普段から考える
2018年の平昌オリンピックで、フィギュアスケートの羽生選手が66年ぶりの五輪連覇という快挙を成し遂げました。
スポーツに関心がある方であれば、記憶に新しいのではないでしょうか?
実はその金メダルをとった演技で、彼は転倒しかけています。
この時「失敗するのかもしれない」と観客は一瞬息を呑むのですが、羽生選手は持ち前の体幹で姿勢を立て直し、そのまま演技を続けました。
その結果、大きく他の人との点数を引き離し、金メダルを取ることができたのです。
このエピソードからわかることは、普段の圧倒的なメンタルトレーニングと練習量が彼を支えたということです。
もしも失敗しそうになったら、「だけど自分ならきっと大丈夫」と一旦落ち着いて、次の動作をイメージしてみる。
そして、「あんなに練習したのだから、今も絶対に成功するはず」とそれを実行してみる。つまり、本番への努力は、ミスを最小限におさえるためのお守りとなるのです。
これを仕事に活かすのであれば、社会人として自分が周りにどう振る舞うかを普段から考えるように習慣づけ、成長できるようにつとめるといいかもしれません。
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信頼できる人に相談する
「〇〇な場面でもしこんなことが起きたら、あなたはどう対処していますか?」と、相談できる身近な相手に聞いてみましょう。
特に、トラブル対応に慣れているであろう経営者や、バラエティにとんだ多くの部下をまとめている管理職の方なら、的確な答えを親身になって教えてくれるはずです。
彼らからは、とにかくたくさんのケースを学び、不測の事態や緊急を要する対応が発生した時の臨機応変に対応するための知識を得るといいでしょう。
もしくは、あなたと性格の似たタイプの友人や部下に相談してみるのもおすすめ。
なぜなら、自分と同じようなステイタスの仲間であれば、似たような状況で悩んでいるかもしれないからです。
共感を得ることで焦りをなくし、安心感を持って問題解決にあたっていきましょう。
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本から学びを得る
「アドラー心理学」として有名なベストセラー本『嫌われる勇気』。
この本には、「世の中全員から好かれようとするのではなく、嫌われる勇気を持つと自分らしく自由に生きられるよ!」というメッセージが込められています。
人と比べたり、競争することで、人間関係の好き嫌いが生まれるのです。ということは、あえてその視点をなくせば仲間だと考えて協力することができます。
この本を読むことで、長所や短所もまるごと「どんな自分でもOKなんだ」と受け入れられるようになるでしょう。
そして、どんなミスや失敗も「そんな自分なら巻き返せるはず」と信じて取り込むことができるようになるはずです。
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頭が真っ白になったときに役立つスキル
頭が真っ白になってしまったときは「セルフマネジメント」が役立ちます。
セルフマネジメントとは、英語の「self management」のことを指します。
その意味は、自己管理と理解されることが多く、メンタルや仕事上のスケジュールの管理、肉体的・精神的な自立といった内容に対してよく使われます。
また、セルフマネジメント力とは、自分が描く「こうありたい」という理想像に近づくために自身を律すること。
あるいは、目標設定をして仕事に役立つ資格を取得し備えたりと、将来や予想されるリスクに向けて入念な準備をしておく力を指します。
どんなピンチや状態にも備えて、すぐに適切な対応をすることができる人は、このセルフマネジメント力を身につけているのです。
下記の記事では、様々な状況で求められるセルフマネジメント力とその効果について解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
対応力や自己管理力を身につけて頭が真っ白になるのを防ごう
仕事で頭が真っ白になる原因と対処法、役立つスキルなどを紹介しました。
これまでのあなたは、「もし大事な場面で失敗したら、次も失敗しないようにもっと準備しなきゃ」とプレッシャーを抱えていたのかもしれません。
しかし、この記事を通して「普段から対応力やセルフマネジメント力を身につけておくことで、手が止まったり言葉に詰まったりしても次のアクションを選択できる」と認識してもらえたはず。
自己管理を通して自分に自信を与え、過去のトラウマを繰り返すことなく前向きに成長していきましょう!
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