「仕事から早く帰りたいけど帰れない日々が続いている」
「毎日のように残業していて、定時で退社できる日が少なすぎる…」
「仕事から早く帰るための方法を教えて!」
このような悩みを抱えてはいませんか。
たとえ仕事そのものに満足していたとしても、残業ばかりの日々が続くと、体力的にも精神的にも辛いことでしょう。
そこでこの記事では、仕事から早く帰りたいのに帰れない原因と、早く帰るためにできることを解説。残業続きの日々から抜け出すための仕事術が知りたい方は必見です。
この記事の目次
仕事から早く帰りたいのに帰れないおもな原因
多くのビジネスパーソンが日々残業を行っている一方で、本当は残業をせずに早く帰りたいと思っている人も多くいることでしょう。
では、なぜ早く帰ることができないのでしょうか。考えられる理由は以下の4つです。
- 仕事の量が多すぎる
- スケジュール管理ができていない
- 上司や同僚の視線が気になる
- 残業をして当たり前の風潮
仕事の量が多すぎる
残業をしなければいけない理由の一つに、仕事の量があります。自分だけでは対応しきれない量の仕事を抱え込んでしまい、定時時間中で足りずやむを得ず残業をすることになるのです。
多くの仕事を抱えてしまう理由としては、以下が考えられます。
- 社内のリソース不足
- 本人が進んで仕事を引き受けてしまう
- 上司の采配ミス
トラブル対応や納期前などは長時間の残業をしなければいけないこともあるでしょう。
「残業をなくして定時に帰る」と口で言うのは簡単であっても、実践するのは難しいものです。
特にリソース不足などはすぐに人員補充することは難しいため、前もって上司や人事部などへの相談・報告が必要となります。
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スケジュール管理ができていない
仕事量は適正であっても、スケジュール管理が上手くできずに仕事を溜め込んでしまったり、期限間際に急いで対応しなければいけなかったりという状況も考えられます。
これは、本人の時間管理ミスが原因で生まれる残業です。
トイレ、タバコ休憩を取り過ぎていていないか、面倒くさい仕事を後回しにしていないかなどを見直す必要があります。
上司や同僚の視線が気になる
仕事が終わっていてもなんとなく帰れない、という理由で残業をしてしまう人もいます。
- 「周囲がまだ仕事をやっていて自分だけ帰りづらい」
- 「上司より先に帰るのは気が引ける」
など、上司や同僚の視線が気になってなんとなくオフィスに留まるというケースです。
特に新入社員など、周りに気を遣いがちな若い世代によくあります。
このような場合の対処法についてはこの後で詳しく解説します。
残業をして当たり前の風潮
会社全体として「残業は当たり前」という風潮があることも考えられます。
- 長い残業時間を自慢する人がいる
- 頑張っていることを上司にアピールするため無駄に残業する人がいる
- 「定時に帰る=サボっている」といったイメージを持つ人がいる
職場にこのような雰囲気があると、定時では帰りづらくなってしまうでしょう。
本当に仕事が忙しくて残業をしている人もいるとは思いますが、中には「基本給にプラスして残業代をもらうため」に残業をしている人もいるのが実情です。
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日本の平均残業時間はどれくらい?
OpenWork株式会社が運営する「働きがい研究所」が、2007年7月〜2014年5月までに当サイトに投稿された6万8,000件の評価レポートから分析した結果を参照してみましょう。
すると、日本の会社員の平均残業時間は47時間に及ぶとの結果が出ています。
月間47時間の残業時間は、月の労働日数を20日とすると、1日平均1〜2時間ほど残業していることになります。
出典元:働きがい研究所
調査結果をさらに細かく見ていくと、1ヶ月の平均残業時間が30時間であると回答した人が最も多い14.5%。次いで40時間が13.7%、その後に20時間の13%と続きます。
月平均20~40時間の残業を行っている人が全体の約1/3を占めることになるのです。
その一方で、月の残業時間が0〜10時間(1日あたり0〜30分)と回答している人は15%に留まり、残業時間が短く、定時上がりできている人は6〜7人に1人という結果が出ています。
年齢や年収などによって多少の差はあるものの、全体として日本のビジネスパーソンが日々一定時間の残業を行っていることは明らかです。
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仕事から早く帰るためにできること6つ
ここまで解説してきた通り、残業をする理由は人それぞれです。
では、早く帰りたい人が残業時間を短縮させるためにはどのようにすればよいのでしょうか。具体的な改善案を6つ紹介します。
- 仕事量を見直してもらう
- 上司や同僚の視線は気にしなくてOK
- 仕事は定時までに終えるものと考える
- スケジュール立てを行う
- 効率化できる作業はないか考える
- 副業を始める
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仕事量を見直してもらう
仕事量が多すぎることが残業の原因になっている場合。
この場合は、自分のタスクの総量やそれぞれのスケジュールを確認した上で、他の誰かに仕事を振り直せないか、期限を延長することができないかなどを上司に相談しましょう。
「振られた仕事を断るようで気が引ける」と思うかもしれません。しかし、上司や会社にとって何よりも困るのは、任せた仕事やタスクが期限通りに終わらないことです。
仕事を何でも引き受け過ぎ、時間が足りずに期限に間に合わなかった場合「スケジュール管理のできない人だ」とマイナスの評価をされる可能性もあります。
事前にスケジュール調整を行い、必要に応じてチームメンバーに協力してもらうよう頼む方が、あなたにとっても会社にとっても問題なく仕事が進められるはずです。
上司や同僚の視線は気にしなくてOK
「周りの視線が気になってなんとなく退社できない」という方に対してのアドバイスは、シンプルに「上司や同僚の視線を気にする必要はない」ということです。
なぜなら、「上司も早く帰りたがっている」からです。
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上司も早く帰りたがっている
「上司が帰るまで帰宅しづらい」という悩みを持つ若手社員の方もいるでしょう。
その一方で、「部下が働いているのに上司である自分が帰るのは申し訳ない」という気持ちで帰宅できずにいる上司もいます。
実際、上司の立場上、残業している部下を残して帰りにくいものです。
トラブル時の対応や部下の仕事の相談・サポートなど、部下のことを考えてくれる上司ほど、部下の残業に付き合って遅くまで居残っていることもあります。
しかしながら、上司自身も早く帰りたいという気持ちがないわけではありません。
実際は上司も早く帰りたいと思っていながら、部下が仕事を終えて帰るのを待っている可能性があるのです。
あらかじめ上司に早く帰る理由を伝えるのも方法
家族や友人、恋人との予定など、どうしても残業したくない(できない)日があれば、事前に上司や同僚に伝えておきましょう。
前もって知らせておくことで当日に急な仕事を振られたりするのを防ぐことができます。
もちろん、仕事上トラブル発生などにより残業しなければいけないこともあるでしょう。
しかし、予定の重要性などを同僚に伝えておくことで、そのような状況になっても他のメンバーで代わりに対応してくれるなど、あなたが早めに帰宅できるよう助けてくれる可能性が生まれます。
仕事は定時までに終えるものと考える
「早く帰りたい」という気持ちがありながらも、「残業は当たり前」という考えを無意識に持ってはいませんか。
仕事は基本的に定時で終わるものであり、「残業をする=頑張っている」ではありません。むしろ、残業が発生していることはあなたの仕事のやり方や手際に問題があることを意味します。
もし、残業時間をアピールするような先輩や同僚が居たとしても、気にする必要はありません。
スケジュール管理・タスク管理をしっかりと行った上で、その日やるべき作業が終わったのであれば、帰宅して何ら問題はないのです。
スケジュール立てを行う
数週間~数ヶ月に渡って一つの仕事を行っている場合など、どのような状態になれば「今日の仕事が終わった(完了した)」状態になるのか曖昧になることがあります。
スケジュール管理が疎かになることで、その日一日の仕事が終わったといえるのかの判断がつかず、なかなか帰宅できないといった状況になりやすいです。
これを防ぐため、抱えている全ての仕事・タスクのスケジュール管理はしっかりと行いましょう。
何をいつまでにどのような状態にすべきか、そのために今日どこまで進めるべきかを把握しておくことで、作業の時間配分を考えやすくなります。
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効率化できる作業はないか考える
スケジュール管理・タスク管理や上司との調整などを行っているが、未だ残業が発生している、という場合には自分のタスクの中で効率化できる作業はないか考えてみましょう。
- スケジュール管理そのものに時間をかけすぎていないか
- 社内の関係者とのコミュニケーションに時間がかけすぎていないか
- 不要なMTGはないか
- 無駄な作業はないか
このように、あなたの日々の時間の使い方を見直し、改善できるところがあれば積極的に変えてみましょう。
こちらの記事では、業務改善・効率化のためのアイデアや便利なツールを紹介しています。合わせてご覧ください。
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副業を始める
残業をしてしまう人の中には「定時で帰ってもやることがない」という人もいます。
そのような方は、副業など仕事終わりにできる予定を作ってみましょう。空いた時間から始められるものもたくさんあります。
仕事終わりにこなす目標があることで、仕事を早く終わらせて帰る意欲が強まることでしょう。
本業でやっている仕事とはまた違ったことを仕事終わりにやることで、気分転換になったり、新しい出会いや発見があるかもしれません。
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仕事から早く帰りたい時に使える言い訳
「今日は定時で帰りたい」という一言を、すんなりと言えるかどうかは、上司・先輩社員との関係性や職場の雰囲気によって違います。
中には、この一言がどうしても言えず、いつも残業をしてしまうという方も。
帰宅したい理由が遊びや飲み会などであれば、なおさら言い出しにくいものです。
ここからは、上司に早く帰る旨を事前に伝える際に使える理由・言い訳を紹介します。
- 家族のイベント・家庭の都合
- 体調不良
- 公的な手続き
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家族のイベント・家庭の都合
家族との食事、子供の誕生日などの家族内でのイベントや、子供の送り迎えや看病などの家庭の都合は、他人から深掘りしづらく、かつ拒否しづらい理由のためおすすめです。
一方、これらの理由はあまり頻繁に使いすぎると本当に家族イベントなのかと疑われてしまったり、逆に家庭で問題を抱えているのかと心配されてしまう可能性があります。
利用するペースや使い方には注意しましょう。
体調不良
体調不良を理由に使うこともできます。例えば
- 「体調があまりよくないので、終業後に病院にいく」
- 「頭が痛いので大事を取って早めに帰る」
といった理由が使えるでしょう。
定時まで仕事をした上で病院に行くのであれば上司としても文句の言いようがありませんし、体調を直してもらって明日も出社してもらうことの方がよいはずです。
ただし、「体調不良なので締切に間に合いません」といったような、体調不良を理由にしてその日やるべき仕事を終わらせずに帰宅することは、あなたの信頼にも関わります。
あくまでその日の仕事はきちんとやった上で、定時で帰るための理由として使いましょう。
公的な手続き
公的手続きは役所がやっている時間内でないとできないため、早く帰る理由として使えます。
終業時間によってはすでに役所が閉じていることも考えられますが、「必要書類の作成をしなければならない」などと伝えれば、早く帰る理由としては充分です。
どのような手続きであるか、について聞かれた場合については「家庭の都合」といったように曖昧に返事をしておけば、上司も深掘りすることはないでしょう。
それでも早く帰れない職場環境なら
ここまで解説してきた通り、仕事は基本的に定時で終わって帰るべきであり、本来であれば定時で帰るための言い訳などは必要ありません。
しかしあなたが「どうやっても定時で帰れない」という状況にある場合、それは職場の環境自体に問題があるかもしれません。
この場合の対策として考えられるのは、以下の2つです。
- 部署異動を申請する
- 転職を検討する
部署異動を申請する
部署によっては、上司の権力・圧力が強かったり、部署特有の文化・風潮が原因で定時で帰れない、ということもあります。
そのような場合は、思い切って部署異動を申請してみましょう。
すぐに異動が叶わなかったとしても、異動を申請することで、異動を希望する理由や異動先の部署の希望など、人事担当者などと面談することになります。
そこで職場の現状について伝えることができますし、状況次第では申請が承諾されることもあるでしょう。
転職を検討する
部署異動が現実的でない場合、転職を検討してみることも方法の一つです。
世の中にはたくさんの会社があり、それぞれ独自の文化を持っています。あなたの残業が減らないのは、単純にあなたの働き方とその会社の働き方が合わないだけかもしれません。
スキルを積み重ね、転職を行うことで残業時間を減らすだけでなく、年収アップなどよりよい条件の企業にステップアップできる可能性もあります。
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まとめ:早く帰りたいなら原因と対策を押さえよう
仕事から早く帰りたいのに帰れない原因や、早く帰るためにできることなどを解説しました。
残業をする理由は人それぞれですが、いずれの理由にしても「なぜ残業しなければいけないのか」を突き詰めて考え、その原因の解消する行動を起こすことで状況の改善は可能です。
仕事終わりの時間を家族や友人と過ごしたり、趣味の時間に当てたりと、生活を充実させることも考えてみてください。
さらに仕事へのモチベーションが上がることも期待できます。
この記事を参考に、積極的に行動を取っていきましょう。
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