「Webエンジニアへの転職を検討しているが、自分に適性があるのか分からない」
プログラミングを勉強しながら転職を目指している人は、上記のような不安を抱えることもあるでしょう。
実際にWebエンジニアには向き・不向きがあります。人によっては天職かもしれませんし、全く向いていないと感じる人もいるでしょう。
この記事では、Webエンジニアに向いてる人と向いていない人の特徴を解説します。
Webエンジニアへの転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
Webエンジニアとは
Webエンジニアは、Webサイトのアプリケーションの開発や設計、構築を行う職業です。
Webアプリケーションとは一言でいうと、「ブラウザを介して利用するアプリケーション」です。身近なところで事例を挙げるならば「Amazon」や「Twitter」など。
Webアプリケーションは私たちの生活にもはや欠かせないものとなっています。ネットショッピングサイトやSNSを一度も使ったことがない人は少ないのではないでしょうか。
Webアプリケーションの需要の拡大に伴って、Webエンジニアもますます必要な存在となっており、採用ニーズも高くなっています。
Webエンジニアのニーズはこれから先も高い水準となることは予想されますので、Web開発のプログラミングスキルを身につけることは、まさに手に職をつけることになると言えるでしょう。
Webエンジニアの仕事内容
Webエンジニアの仕事内容は一言でいうと「Webサービスの機能の実装(プログラミング)」です。
問い合わせフォームやショッピング機能(カート、決済)、データベースとの連携などあらゆる機能がWebサービスには欠かせません。このようなシステムの開発・実装を幅広く担当するのがWebエンジニアです。
Webエンジニアは深刻な人材不足
日本はIT人材の不足が深刻な問題となっています。Webエンジニアも同様です。
具体的には2020年に36.9万人のIT人材が不足することになると言われており、2030年にはそれが78.9万人にまで達すると言われています。
テクノロジーの発展
テクノロジーの急速な発展が、IT人材不足に影響しています。またあらゆるビジネスがITと切っても切り離せないものになりつつあります。
IT技術者のニーズは増えていますが、それに応えるIT技術者は大幅に不足しているのです。
IT業界は移り変わりが激しい
IT業界は、他の業界に比べて移り変わりの激しい分野です。数年前まで当たり前だった技術が、すぐに廃れてしまうといったことがよく起こるのです。
IT業界で働いていくには、常に新しい技術や情報をキャッチアップする姿勢が必要になります。
当然新しい技術は習得に時間がかかるため、企業の求める技術とエンジニアのスキルがなかなか合致しないというのも、エンジニア不足の原因の一つと言えるでしょう。
Webエンジニアに向いてる人の特徴
「プログラミングが好き」「ものづくりが好き」など、Webエンジニアに向いている人の特徴について解説します。
プログラミングが好き
Webエンジニアとして働いていく上で「プログラミングが好きである」というのは必須条件です。
IT業界のトレンドは非常に早いスピードで移り変わっていきます。新しい情報や技術を積極的にキャッチアップする姿勢でいる人は、Webエンジニアに向いていると言えるでしょう。
反対にプログラミングそのものへの興味が薄い人は、どちらかと言えば向いていないと言えるでしょう。
未経験からWebエンジニアを目指す場合も、テクノロジーやプログラミングが好きであるというのは欠かせません。
未経験の場合は実績がないため、採用側は興味・関心。熱意からポテンシャルを判断して採用することもあります。
ものづくりが好き
Webエンジニアは突き詰めると「ものづくり」の仕事です。そのため何かを作ることが好きという人には適した仕事であると言えるでしょう。
もし未経験からWebエンジニアへの転職を考えている場合は、何か一つ自分の力でWebサービスを作ることをおすすめします。
今では初学者でも手を動かしながら学べるプログラミング教材も充実しているので、ものづくりをしながらプログラミングの基礎をしっかりと身につけることができます。
実績がない未経験者でも、ゼロから何かを作ったという経験は、高く評価されます。
常に効率化を徹底している
普段の仕事や生活で「もっと効率化できないか」と考える人は、Webエンジニアに向いています。
例えば仕事でエクセルを使う場合でも、何も考えず手入力で一つひとつ作業をするのか、「この作業を効率化できる関数はないか」と考えるのでは、仕事のパフォーマンスも変わってきます。
エンジニアとして働く上で、単調な作業や反復的な作業は常に効率化できないかと考えるのはとても重要です。
地道な作業が好き
Webエンジニアの仕事は、地道な作業の繰り返しです。
テストコードを書いて、うまくいかない原因を調査。エラーを解消して、不明点があれば解決するという細かい作業をひとつずつ積み重ねていくことになります。
地道な作業にも耐えることができる忍耐力があり、エラーの解消や思い通りにプログラムが動いた時に喜びを感じられる人は、Webエンジニアに向いているでしょう。
コミュニケーションを取れる
エンジニア職はあまりコミュニケーションを取らない仕事のイメージがあるかもしれませんが、実際はそうではありません。
エンジニアの仕事は一人では完結しません。社内のWebデザイナーやWebディレクター、場合によってはその他の専門分野のメンバーとチームとして協力して、仕事を進めていきます。
その中で、適切に情報伝達をしたり、意思の疎通をとることは業務をスムーズに進めていく上で欠かせません。
話が上手い必要はありません。最低限人と一緒に物事を進めることに抵抗がない人であれば、Webエンジニアとして仕事をしていけるでしょう。
公式ドキュメントを読む習慣がある
プログラミングを勉強する上で、公式ドキュメントを読む習慣がある人はあらゆる業務に対応できるでしょう。
ベテランのエンジニアでも、エラーが出ずにスムーズに開発できるというわけではありません。どんなにプログラミングができる人でも、エラーや予期せぬ挙動は避けられないのです。
その場合、エラー解決のために公式ドキュメントを参照するというのは、非常に重要です。場合によっては公式ドキュメントが英語で書かれていることもあるので、英語に抵抗がないことも向いている要素の1つです。。
素直で柔軟性がある
エンジニアとして働く上で、素直さと柔軟性は大切です。
Web開発を進めていくにあたって、思うように進まないという事態は多々あります。その際に自分の考えに拘泥せず、様々な角度から問題を捉え、解決に向かわなければなりません。
知らないことを素直に認め、質問したり調べたりできる素直さと、思い込みに固執せずに行動できる柔軟性が、Webエンジニアの素養と言えるでしょう。
トライアンドエラーを繰り返すことができる人
Web開発はエラーの連続です。個人で開発をする場合でも、何かの機能を実装しようと思った時にエラーを避けて通ることはできないでしょう。
Webエンジニアに向いている人は、トライアンドエラーを繰り返すことができます。エラーを解決した時に達成感を得られ、開発の途中も楽しめるのです。
Webエンジニアに向いてない人の特徴
次にWebエンジニアに向いていない人の特徴について解説します。
もしも、Webエンジニアを目指している方で「向いていない人」に自分が当てはまると感じた場合には、その問題点の改善に努めましょう。
それにより、Webエンジニアとしての転職はより現実的なものとなります。
IT技術・テクノロジーに興味がもてない
IT技術やテクノロジーそのものに興味がもてない人は、Webエンジニアに向いていないかもしれません。
エンジニアの仕事は具体的にイメージしづらい部分もあるので、自分の働く姿を想像できないまま就職をしてしまい、「プログラミングやIT技術に興味がもてない」と気づくというケースも多いようです。
プログラミング経験がないけどWebエンジニアになりたいと考えている人は、まずは独学、あるいはスクールに通って、プログラミングを学んでみることをおすすめします。
あなたがテクノロジーについて興味を持てないのは、面白さを知らないだけということも考えられます。
Webエンジニアへの転職を考えているのであれば第一段階はクリアしているので、そこから「プログラミングをはじめてみる」「プログラミングで何ができるのかを深掘りする」などの知るためのアプローチを行いましょう。
効率化を徹底できない
仕事で単純作業や反復作業をする場合、効率化を考えない人はWebエンジニアに向いていないでしょう。
エンジニアは「これまで手動でやっていた仕事をシステム化する」「今以上に効率よくデータベースから情報を取得する」などの業務が多々あります。
プログラミングをする際も、同じコードをあちこちに書くのではなく、なんども使う処理は共通化するなどの工夫が必要です。
エンジニアの仕事はこのように、「どのようにすれば効率がよくなるのか」を常に考えなければなりません。
使ったことのないツールや、エクセルなら関数などを積極的に日々の業務に取り入れる姿勢がある人は、エンジニアに向いています。
一方、「効率化に考えが至らない」「効率化ツールを学ぶのが面倒」「同じ作業が苦にならない」人などは、エンジニアになった後も苦労するかもしれません。
課題意識や疑問を持たない
Web開発は、目的意識が大切です。自分たちで一つひとつ機能を実装していく上で、「こうした方がもっとユーザーは使いやすいのではないか」と課題を設定していくことは欠かせません。
特に自社サービスの開発などは、もっと改善する必要があるのではないかと常に疑問を持って思考を積み重ねて行かなければなりません。
もちろん受託開発のエンジニアも、クライアントに言われた通りのことをするのではなく、「クライアントの本当の目的」は何だろうと考えなければならないでしょう。
課題意識や疑問を持たない人にとってWebエンジニアは難しい仕事になるのではないでしょうか。
好奇心がない
エンジニアの仕事を続けていくためには、好奇心が欠かせません。
プログラミングに限らず、普段から「興味があることは、まずやってみる」という姿勢はとても大切です。好奇心が強く、自分でやってみるという人は、質の高いインプットができるでしょう。
大雑把
普段の仕事が大雑把な人は、Webエンジニアには向いていないでしょう。
プログラミングは想像以上に細かい作業です。例えば言語によっては「;」がないとエラーになったり、たった一つのスペルミスで思うように動かないということはよくある話です。
仕事や生活が大雑把で、細かいことは気にならないという人より、几帳面な人の方がエンジニアの適性があると言えます。
Webエンジニアの転職が不安な時は
Webエンジニアへの転職を考えているが、自分が向いているか不安という方は、以下を試してみることをおすすめします。
第三者に相談する
自分以外の人にキャリアについて相談すると、客観的な意見をもらえるのでおすすめです。
相談先は、自分の身近な人でも構いませんし、転職のプロである「転職エージェント」に話を聞くのも良いでしょう。
自分の適性は、意外と自分では気づきにくいもの。客観的なアドバイスをくれる人に相談することで、「自分でも気づかなかった自分の良さ」などを知ることもできるかもしれません。
転職サポート付きプログラミングスクールに通う
Webエンジニアへの転職を考えている方は、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。
スクールでは、初心者のレベルに合わせたカリキュラムで学習することができ、さらにわからないことがあればすぐに質問できる環境が整っていることが魅力です。
初心者では解決が難しいエラーの原因をすぐに突き止めてくれることでスムーズに学習が進められます。
さらに転職サポートがついたスクールであれば、就職先や面接の準備などもサポートし。一人では何かと不安が募る転職の心の支えとなるでしょう。
「テックキャンプ エンジニア転職」では、今後のキャリアの相談や受講にあたって何でも聞くことができる無料キャリア相談(無料カウンセリング)を行っています。
もし漠然とWebエンジニアになりたいと考えている人は、一度キャリアカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
さいごに
Webエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴について解説しました。Webエンジニアへの転職を考えている方は、周囲に相談したり、キャリアカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
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