「「高卒は就職に不利」は誤解。就職・進学以外の道も紹介」では、高卒が大卒と比較して就職が不利ではない理由やおすすめの職種について開設しました。
この記事では、実際に高卒から就職先を見つける方法やその他の起業などの選べる選択肢について紹介します。
どのように高卒で就職先を見つければよいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
高卒から就職先を見つける方法
では高卒から就職先を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは5つの方法を紹介します。
【おすすめ】高卒向けの就職支援サービスを利用する
高校在学中に就職先が決まらなかった場合、高卒向けの就職支援サービスを活用するのがおすすめです。
このような支援サービスでは専任のアドバイザーがつき、あなたをカウンセリングした上で企業選びや面接対策のアドバイスをしてもらえます。
在学中には定まらなかった将来の方向性を明確にし、就職活動を前進させられるでしょう。
以下に3つのサービスを挙げますので参考にしてください。
ただし、一般的に就職支援サービスは高校卒業後でないと登録できませんので注意しましょう。
高卒向けの求人サイトを利用する
求人サイトにはさまざまなものがありますが、高卒者向けのものを多数掲載しているものなら効率的に求人を検索できます。例えば以下のようなサイトです。
「はたらいく」は高卒に特化というわけではありませんが、地元や地域密着型求人を多く掲載しています。高卒で「地元に腰を据えて働きたい」という方向けの就職サイトでしょう。
高校から紹介を受ける
高校在学中はこの方法がメインです。ただし大学の就職活動のように、一人が何社も応募することはできません。
なぜなら高校在学中の就職活動は、行政と学校組織、主要経済団体によって細かくルールが定められているからです。
例えば東京都における2020年3月高卒者の募集採用の流れは以下の通りです。
2019年5月中旬〜:求人申込説明会
2019年6月3日〜:求人申込
2019年7月1日〜:求人票交付・求人活動開始・学校訪問開始
2019年9月5日〜:推薦開始
2019年9月16日〜:選考開始
参照:東京都における2020年3月新規学校卒業者の募集・採用の流れ
このようなスケジュールの中、自分の働きたい会社を選ぶのはなかなか難しいかもしれません。ただし学校から紹介される企業は比較的安定的に働けたり、学校推薦であれば採用の確率は高かったりします。
ハローワークで求人を紹介してもらう
高校在学中にハローワークを利用する場合は、高校を通して応募することになります。
また、そもそも企業がハローワークへ求人票を登録する際は、高卒新卒専門の求人票で登録します。
この受付が始まるのが、高校3年次の6月1日(先に紹介した東京都の例は土日にあたるため6月3日となっている)。そして実際に求人票が公開されるのは7月1日以降です。
この間にハローワークの審査をクリアした企業の求人が、高校に貼り出されることになります。
高校卒業後にハローワークを利用する
もちろん高校卒業後にハローワークを利用することも可能です。
またハローワークでは「学卒者訓練」も実施されており、職業に必要な基礎的な知識や技術を習得するための訓練(有料)が受けられます。このようなものを受講したのち就職する道もあるでしょう。
ハローワークに関しては以下も参考にしてください。
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知り合いのツテを頼る
知り合いや親戚で会社の経営者がいる場合、ツテでその会社に就職する選択肢もあります。しかしこの場合、以下の2点に注意する必要があるでしょう。
- 辞めにくい
- 周囲との壁ができやすい
かねてより働きたいと感じていた会社ならまだしも、そうでもない会社にコネ入社した場合、働き始めてから「やっぱり辞めたい」となる可能性もあります。
しかしそもそも紹介で就職させてもらっているため、退職しにくいのが現実でしょう。
さらに、コネ入社をよく思わない既存社員がいる可能性もあります。「これだからコネ社員は」と思われないためには、入社後一生懸命働く必要があります。
そのようなプレッシャーに耐えられないのであれば、安易にコネ入社を選ばないほうがよいでしょう。
高卒→進学or就職以外の道
ここまでは高卒から進学するか・あるいは就職するかの二択の話をしてきました。しかし実はまだ選択肢はあります。
ここで高校卒業後のさらなる3つの道を紹介しましょう。
起業する
高校卒業後に起業する道もあります。実際に以下のような有名起業家も、高卒、あるいは中卒で会社を立ち上げています。
前澤友作氏(高校中退):株式会社ZOZOファウンダー、株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長家入 一真氏(高校中退):GMOペパボ・CAMPFIRE創業者
熊谷正寿氏(高校・大学中退):GMOインターネット代表取締役会長兼社長・グループ代表
瀬戸 健氏(大学中退):RIZAPグループ創業者
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また最近では現役中学生が親子で起業したことも話題です。
参照:株式会社クリスタルロード
もし「会社に就職していては自分のやりたいことはできない」と感じるようなビジネスアイディアがあったり、すでにビジネスをはじめていて本格的にその道に進みたいと考えているならば、自分の会社を立ち上げる選択肢もあるでしょう。
フリーランスになる
どこかに就職するのではなく、個人で仕事をするフリーランスの道を選ぶことも可能です。
しかしスキルがないと厳しい世界。もともとビジネスをはじめていた人ならまだしも、全くのゼロからいきなりフリーランスになるのは厳しいでしょう。
初めは思ったように稼げないことも多いですし、その場合はアルバイトなどで生計を立てつつ仕事を進める必要があります。
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アルバイトをする
高校在学中にやりたいことや就職先が見つからなかった場合は、アルバイトで生活収入を得ながら進む道を模索する選択肢もあります。
ただしその場合、高校在学中にある程度卒業後の過ごし方を計画したほうがよいでしょう。
例えばアルバイトをしながら資格取得のための専門スクールに通い、資格取得後に専門職に就く方法もあります。
いざ就職する際面接官から「この期間は何をしていたの?」と尋ねられたとき、自分なりの答えを明示できるようにしておきましょう。
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高卒でも人生を切り開くのは自分次第
「高卒は大卒よりも稼げない」「高卒は大卒よりも就職に不利」とは限りません。高卒でも着実にステップアップしていけば、やりたい仕事で高収入を得ることも可能でしょう。
しかしそもそも大卒者でないと応募できない求人があるのも現実です。メリット・デメリット双方を踏まえ、就職か進学、あるいは別の道に進むかを決めましょう。
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