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ステークホルダーの意味・語源・使い方をわかりやすく解説。分析の手順とビジネスへの活用方法も

作成: 2019.06.26 更新: 2019.10.03

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ステークホルダーという言葉の正確な意味をご存知ですか?

ビジネスシーンで用いられることもある「ステークホルダー」。なんとなく使っているけれど、ステークホルダーという言葉を正しく理解していないという方もいるのではないでしょうか。

ステークホルダーは利害関係者を表す言葉。ビジネスにおいてはステークホルダーを分析することはとても重要であり、現代のビジネスシーンにおいてステークホルダーとの信頼関係の構築は必須です。

この記事では、ステークホルダーの意味や企業経営に必須の「ステークホルダー分析」について詳しく解説します。

「ステークホルダー」の意味

ステークホルダーとは、企業が行う経済活動によって影響を受ける「利害関係者」を意味する言葉です。

一般的に組織視点で用いられることが多く、団体や属性単位でまとめられますが、事業やプロジェクト視点では事業部単位、事業所単位でまとめられることもあります。

ステークホルダーは「利害関係者」すべて

企業の経営における利害関係者全体がステークホルダーです。代表的な例は以下の通りです。

・株主
・経営者
・従業員
・顧客
・取引先

その他にも金融機関・競合相手・地域社会・行政機関なども含まれます。企業をとりまくすべての利害関係者を指す言葉が、ステークホルダーなのです。

ステークホルダーの語源

ステークホルダーは、「stake(掛け金)」の「 holder(保有する人)」という言葉が由来とされています。掛け金を保有する、いわば投資者を指す言葉です。

1980年代に哲学者のR・エドワード・フリーマン氏によってステークホルダーの理論が提唱され、「利害関係のある人」を意味するビジネス用語として広く使われるようになりました。

ストックホルダーは株主だけを指す

ステークホルダーとよく似た言葉に「ストックホルダー」があります。これはステークホルダーの中の株主だけを指す言葉です。

企業という組織は、法律的な観点でみれば株主、つまりストックホルダーのものであると言えます。

ただし、ただし、事業を拡大するにはステークホルダーと有効な関係を築く必要があります。

また、これらと似た意味で使われる言葉に「シェアホルダー」があります。ストックホルダーが「株の所有者」であるのに対し、シェアホルダーは「議決権を持つ大株主」を指す言葉として使われます。

ステークホルダー同士の利害関係は必ずしも一致しない

ステークホルダーとは、企業などの組織が活動を行うことで影響を受ける利害関係者を指します。

そのため、複数のステークホルダーの間の利害は、必ずしも一致するわけではありません。

たとえば、ある企業が利益を大幅に上げてシェアを拡大すれば、競合企業などは大きな損失をこうむることになります。

それぞれのステークホルダーが企業に求めるもの

各ステークホルダーは、企業と関係性を持つうえで何らかの期待を保有していますが、その内容は各ステークホルダーにより異なります。

株主であれば、株の配当や値上がり益を期待しますし、企業の従業員は、給与の上昇や待遇の改善、やりがいのある業務内容などを期待します。

顧客はできるだけ安くて質の良い商品を手にしたいと考えるでしょうし、金融機関は返済や利息の支払いなどを期待します。

このようにすべての人がただの関係者ではなく、それぞれ異なる期待を持つ利害関係者となっているのがステークホルダーの特徴です。

ステークホルダーは2種類存在する

ステークホルダーには直接的ステークホルダーと間接的ステークホルダーの2種類が存在します。

直接的ステークホルダー

活動の資金源やバリューチェーンのそれぞれのレイヤーに当てはまる人物や団体など、活動内容に関して直接的な影響を与えるステークホルダーです。

消費者や顧客、ユーザーはもちろん事業を行う企業の従業員や取引相手、意思決定者などがこれに含まれます。

間接的ステークホルダー

活動内容に対して直接的な影響を与えないものの、間接的な相互作用をもたらすステークホルダーです。地域社会や行政などがこれに当てはまります。

なかなか意識することのないステークホルダーですが、事業に対して重要な要素となる場合もあるので、常日頃から間接的ステークホルダーにも目を向けておくことが大切です。

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「ステークホルダー」の言葉としての使い方と例文

ステークホルダーという言葉が、さまざまなビジネスシーンで使われるようになってきました。以下では言葉の使い方を例文とあわせて紹介します。

ビジネスでは経営戦略に関する内容で使われる

ビジネスシーンでは一般的に、経営戦略に関わる内容で使われることが多いです。

例えば「ステークホルダーを意識した経営方針」などの使い方であれば、顧客や従業員、経営者、株主がステークホルダーに該当します。

戦略や方針を説明する場面で用いられることが多く、ステークホルダーの利益を向上させる意味合いで使われます。

企業によってステークホルダーの対象が異なるケースも

ステークホルダーは厳密な定義があるわけではありませんので、企業によって異なる使い方をするケースもあります。

例えば直接的な利害関係にある対象のみを指す場合もありますし、その言葉の意味する範囲は、文脈によっても変わってきます。

「顧客・社員・株主・取引先」など直接的な利害関係者だけをステークホルダーと呼び、金融機関や地域住民などは想定していないケースも少なからずあります。

会話の背景なども考慮して、ステークホルダーの意味を取り違えないようにしましょう。

個々の対象を指す時には使わない

ステークホルダーは、広い範囲の属性を称して指す言葉です。

企業全体に関わる問題や方針について言及する際に使われる言葉であるため、個々の対象を指す時には使いません。

例えば従業員や顧客だけを対象とした事柄を扱う場合、ステークホルダーという言葉をあえて使うことはないでしょう。

ステークホルダーの使い方の例文

・「株主総会はステークホルダーの理解を得ることを重点に進めます」

この場合、ステークホルダーは株主全員を指します。ストックホルダーを用いる場合もあります。

・「ステークホルダーを重視した経営」

この言葉が経営戦略についての話の中で出てきたのであれば、ステークホルダーは顧客やユーザーを指している可能性が高いです。一方融資に関する話であれば、金融機関を意味している場合もあります。

このように、ステークホルダーは文脈によって対象とする属性が異なってきます。

常に会議・話の主題は何なのかを頭にいれておき、当てはまるステークホルダーをイメージしていれば、認識がずれることはないでしょう。

それができていないと、「どの利害関係者を指しているのか分からない」という事態が発生してしまう恐れがあります。

企業経営に必須の「ステークホルダー分析」の手順

ビジネスを行う上で、ステークホルダーを分析することには、非常に大きな価値があります。

それぞれのステークホルダーが求めることを考慮し、経営資源を適切に配分することこそが経営の基本。

そのため、ステークホルダーの分析を行うことは企業経営に欠かせないと言えるでしょう。

ステークホルダー分析は、経営戦略に関するだけではなく、新規事業を興す際や業務改善を検討する際にも有効です。

ステークホルダーの直接的・間接的な関係を洗い出す

ステークホルダー分析を行うには、まずステークホルダーの直接的・間接的な関係を洗い出します。

新規事業を立ち上げる際には、消費者・顧客などサービスの受け手と、開発メンバー、事業所、関連企業などサービスの送り手が存在します。

これらは直接影響を受けるステークホルダーなので、比較的洗い出ししやすいでしょう。

ですがステークホルダーはそれだけではありません。間接的に影響を受けるステークホルダー、例えば競合企業や経営層などの存在を意識することは、とても大切です。

例えば、経営層は事業に対する決裁権などの権利を持っていますので、「事業に価値がない」と経営層に判断されてしまえば、事業の存続自体が危ぶまれます。

そのため、間接的に影響を受けるステークホルダーであっても、その利益や価値を考えていかなければならないのです。

影響力と関心度からステークホルダーをマトリクスに配置する

次に、それぞれのステークホルダーの影響力と関心度を考えていきます。

経営層は前述の決定権があるので非常に影響力を持つと考えられるでしょう。一方、どのくらい自分たちのアクションに興味関心を持ってもらえているのか、という関心度も重要です。

それぞれの要素は俯瞰してみることができるように、マトリクス上などに整理しておくとよいでしょう。

可能であればこのタイミングで、各ステークホルダーの関心事や、現状の関係性や、理想とする関係性なども考えておくことをおすすめします。プロジェクト終了後も良好な信頼関係の構築にも役立つからです。

分析結果をもとにステークホルダーマネジメントを行う

ステークホルダーそれぞれの影響力・関心度をまとめたら、具体的にどのような働きかけをしていくのかを検討します。

検討する際には、ステークホルダーマネジメントを考慮することが大切です。ステークホルダーマネジメントとは、プロジェクトや事業などへの参画する意識を促し、協力者に変えていくことを指します。

「丁寧な情報共有を意識する」「積極的に事業に巻き込んでいく」など各要素含め、人間関係なども考慮して行動プランを考えることが大切です。

信頼関係を維持する「ステークホルダー・エンゲージメント」について

それぞれのステークホルダーとの信頼関係を維持するためには、ステークホルダー・エンゲージメントと呼ばれる取り組みも大切です。

ステークホルダーとの関係性を構築する取り組み

ステークホルダーの関心事項を理解し、関係性を構築するため行う取り組みがステークホルダー・エンゲージメントです。

・株主総会や投資家向け説明会の実施
・従業員への意識調査アンケートの実施、労使懇談会の開催
・顧客に対する相談窓口の設置、展示会の開催、製品情報の提供
・取引先へのCSR調査アンケート、方針説明会の実施

などさまざまな活動がステークホルダー・エンゲージメントに含まれます。

これは、一般的な営業とは違った活動です。

エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対して消費者が深い愛着を持つことでソーシャルメディアやマーケティングなどでよく用いられる言葉です。

エンゲージメントが高いというのは、企業に対して愛着や親近感を持って、深い関係性にある状態を指しています。

ニーズの理解と経営方針への反映にも役立つ

ステークホルダー・エンゲージメントは、ステークホルダーに対する あらゆる活動が含まれています。

企業がステークホルダー・エンゲージメントを実施することで、ステークホルダーへの理解を深めることが可能。

そして、興味・関心やニーズを理解することで、それらを経営に反映することができます。

また、ステークホルダー・エンゲージメントを通じて、自社の活動をPRし業績につなげることも可能になるでしょう。

企業への「エンゲージメント=愛着」を高めることは、企業がさまざまな経済活動を続けていく上でとても重要です。

例えば、その企業・組織で仕事をすることでどんな社会的影響を与えることができるのかを従業員が理解できれば、自分たちの仕事に誇りを持てるようになるでしょう。

その組織の存在が、社会に大きな影響を与えていく過程で「ステークホルダー・エンゲージメント」は必要不可欠な活動です。

現代のビジネスにおいてステークホルダーとの信頼関係の構築は重要

ステークホルダーの言葉の意味や、ステークホルダーとの信頼関係の重要性について解説しました。曖昧だった言葉の意味が、正確に理解できたのではないでしょうか。

ステークホルダーとの関わり方は、企業にとって非常に重要な要素です。

ステークホルダーはさまざまな立場で存在し、関わり方もさまざまです。多様な関係性にしっかりと対応していく姿勢・行動が、これからの時代を生き抜く企業に求められると言えるのではないでしょうか。

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