「フリーランスとして独立を考えているが、充分な収入を得ることはできるのだろうか」
このような不安を抱えていませんか?
フリーランスは自由に働ける部分が大きい反面、「どれくらい稼ぐことができるのか」についても自分の働き方によって大きく変わります。会社をやめ、独立することを視野に入れている場合、生活できるほどの収入を得ることができるのか、と不安に感じることでしょう。
この記事では、フリーランスとして働く人を4タイプに分け、それぞれの収入を紹介します。また、高収入を得ることができるフリーランスの特徴などについても解説します。

独立してフリーランスになりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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この記事の目次

フリーランスの4タイプと平均年収
フリーランスとして仕事をしている人は、大きく4タイプに分けられます。そしてその働き方によって、収入も変わってきます。クラウドソーシングサービス「ランサーズ」の調査を見てみましょう。
- 副業系すきまワーカー
- 複業系パラレルワーカー
- 自由業系フリーワーカー
- 自営業系独立オーナー
副業系すきまワーカー
サラリーマンとして会社勤めをしながら、副業として仕事を受けているタイプです。ランサーズ利用者のうち、およそ41%がこの副業系すきまワーカーです。
副業系すきまワーカーの平均年収は74万円。月収換算すると、およそ6万円。あくまで本業のない「すきま時間」に仕事をするため、お小遣い程度の収入となります。
複業系パラレルワーカー
複数の会社と契約して仕事をしているタイプです。複数の仕事を並列的に扱うという働き方であり、本業/副業のような区分は行いません。
複業系パラレルワーカーの割合はおよそ26%。平均年収は154万円となっています。
自由業系フリーワーカー
狭義のフリーランスのひとつである自由業系フリーワーカーは、特定の勤務先は持たずに専門的な分野の仕事をしている人を指します。
自由業系フリーワーカーは全体のおよそ5%、専門的なスキル・知識が必要なため割合は低くなっています。平均年収は157万円と複業系パラレルワーカーとおよそ同じ水準となっています。
自営業系独立オーナー
自営業系独立オーナーは、個人事業主、あるいは法人経営者などを指します。働く時間や場所は基本的に自由、多くの人がイメージする「フリーランス」はこの自営業系独立オーナーに該当します。
割合はおよそ29%、平均年収は356万円です。
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フリーランスの収入が低くなってしまう理由
フリーランスの4タイプ別の収入を紹介しました。あくまで一つのクラウドソーシングサービスのデータではありますが、全体的に少ないなと感じる人も多いでしょう。
実際に、国税庁の民間給与実態統計調査(平成27年)によると、給与所得者の年間平均給与額は420万円となっています。自営業系独立オーナーでさえ、80万円程度少ないという状況です。
では、なぜフリーランスの収入が少なくなってしまうのでしょうか。理由は主に2つあります。
クラウドソーシングサイトは低単価の案件が多い
前述のデータは、クラウドソーシングサービスの統計データですが、実際のところクラウドソーシングサイトは低単価の案件が多く存在します。


クラウドソーシングサービスとは、「仕事を依頼する人」と「仕事を受ける人」がオンラインでつながって、仕事が受発注できる仕組みを指します。
ただ仕事を依頼する側の視点に立つとわかりやすいですが、仕事の発注者は「できるだけ費用をかけずに、仕事をしてくれる人に仕事を頼みたい」ので、案件の相場は全体として低くなりがちです。そして高単価の案件は、実績やスキルのある人が優先的に受けることができます。
クラウドソーシングで仕事を受注する場合、ある程度の実績が積み上がるまで、比較的程単価の案件しか受けられないような状況になってしまいがちです。
経験が浅いフリーランスが多い
クラウドソーシングサービスは、誰でも簡単に仕事を始めることができます。その結果、経験の浅いフリーランスが多く存在することになります。
経験の浅いフリーランスは、収入よりもまずは実績を作ることを優先します。その結果、実績を作るために、低い単価で仕事を受ける人も多いという状況になるのです。

収入の高いフリーランスの特徴
収入の高いフリーランスには特徴があります。それぞれ解説します。
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複数スキルの掛け合わせができている
収入の高いフリーランスは、レベルの高いスキルを複数身につけています。そしてのそのスキルの掛け合わせによって、高い報酬を得られるパフォーマンスを発揮することができるのです。
例えばWebライターとして働く場合、文章力や構成力はもちろん必要です。それだけではなく、例えばテクノロジー、不動産、金融などの専門的な知識を身につけていることによって、その人にしか書けない記事を書くことができます。
他にも、プログラミングスキルを活かしてアプリを作る仕事の場合、高度なプログラミングスキル・知識の他に、デザインやUI/UXを考えるスキル、マーケティングの知識などがあることで、更に質の高いアウトプットにつながることもあります。
このように収入の高いフリーランスは、一つだけではなく複数のスキルを身につけ、組み合わせることにより「自分にしかできない仕事」をこなすことで高単価の仕事を受注しているのです。
クライアントの売上を意識できている
クライアントの売上や成果を意識できるフリーランスは、高い報酬を得ることができます。経営者的な視点を持ち、その仕事が何を目的としているのかを考えることができるとも言い換えられるでしょう。
一方、収入の低いフリーランスは、依頼された仕事をただこなすだけという姿勢のため、その先を考えることができません。
例えば、Webライターが記事を書く場合、その記事は何を目的にして作られるのかを考えるべきです。例えば、
・メディアのPV数を上げる
・自社サービスへのCV数を上げる
・SNSで拡散される
それぞれの目的によって、記事のアプローチは異なります。


目の前の作業を意識するのか、目の前の作業の目的は何かを意識するのかによって、仕事のクオリティ、得られる報酬も変わってきます。
謙虚な姿勢を持っている
収入の高いフリーランスは、謙虚な姿勢を持ち続けています。高度なスキルを持っていたとしてもそこに甘んじず、常にレベルアップしようと勉強します。
また謙虚な姿勢で周囲と接するため、コミュニケーションも円滑にとることができます。信頼も得ることができるので、スムーズに仕事を進めることができるようになります。


自分はまだまだという謙虚な姿勢こそが、成果につながる要因の一つと言えるでしょう。
息抜きできる趣味を持っている
収入の高いフリーランスは働きづめのイメージがあるかもしれません。しかし実際は、息抜きする時間をきちんと確保しています。
フリーランスは自己管理がとても重要です。根詰めて働きっぱなしでは、高いパフォーマンスを発揮することはできないでしょう。また仕事で行き詰まった時に、そのストレスを解消する方法を知らなければ、そのストレスを抱え込んでしまい、作業に支障をきたす恐れもあります。。
そういった時に、何かしらの趣味を持っておくことが大切です。趣味に頭を切り替えて、リフレッシュすることで、仕事へ集中することができるようになります。
営業力・交渉力がある
年収の高いフリーランスは総じて、高い営業力・交渉力を身につけています。ライターやプログラマーなど営業とは無縁のように思えるかもしれませんが、フリーランスとして働き、生活をしていく上で、営業力は欠かせません。
営業力の高いフリーランスは、自分のスキルなど正当な根拠を提示して、適正な単価の交渉することができます。一方、営業力のないフリーランスの場合、自分にとってプラスでない働き方をすることになるかもしれません。
自身の希望を正確に根拠を伴って伝えることこそ、高い報酬を得るフリーランスになるには欠かせないのです。
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フリーランスが仕事を獲得するために必須のスキルとは
報酬の高いフリーランスになるには、営業力・交渉力が欠かせません。具体的には以下の4つが重要です。
- 課題や悩みを聞き出す力
- 自分のスキルをプレゼンする力
- 文章力
- 同じ仕事をしている人と積極的に会うことも大切
課題や悩みを聞き出す力
仕事を受け、成果を出すということは、クライアントの課題解決するということです。そのためには、クライアントが抱えている課題や悩みを聞き出す力が必要になります。
重要なのは、クライアント自身が課題を正確に把握できていないことも多いという点。ターゲット顧客が抱える問題点、ターゲット顧客の要望やニーズなどを具体的に聞き出すことが大切です。


課題や悩みを聞き出す力とはすなわち、的確な質問をする力とも言えるでしょう。
自分のスキルをプレゼンする力
どれほどスキルがある人でも、的確に伝えることができなければ仕事を獲得することはできません。自分にどんなスキルがあり、それがどのようにクライアントに貢献できるのかを簡潔に伝えるプレゼン力は必要です。
ポートフォリオなどを作り端的に伝えられるように準備しておくと良いでしょう。
文章力
フリーランスとして働いていく以上、文章力は欠かせません。営業をかける場合も、テキストでやりとりすることもありますし、クライアントと仕事を進めていく際にはメール・チャットで連絡をとるということも珍しくありません。
そういった時のために、文章力やテキストメールでのマナーをしっかり身につけておくことは大切です。
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同じ仕事をしている人と積極的に会うことも大切
フリーランスは企業に所属しない分、積極的に人脈を構築していくことが大切です。同じ業界の人との関わりを持つことで、仕事の受注につながることもあります。また、どんな仕事をしているのか、どのようにして仕事を受注しているのかなどについても話を聞くことができます。経験が浅いうちは、非常に参考になるでしょう。
勉強会やセミナーに参加したり、SNSを通して交流するなどの機会を設けるのも良いでしょう。
フリーランスが仕事を得る方法
フリーランスが仕事を獲得する方法は様々ですが、主なケースを紹介します。
これまでの人脈・関係性
仕事をやめて、フリーランスとして独立する場合、前職で築いた人脈や関係性といったつながりがとても大切です。例えば、職場の先輩や取引先の人などから仕事を紹介してもらえることもあります。
独立する場合は事前に言っておき、具体的に「このような仕事なら手伝えます」と伝えておくのも良いでしょう。
クラウドソーシング
プログラマーやデザイナー、ライターなどの仕事はクラウドソーシングサービスで簡単に探すことができます。前述の通り、比較的単価の安い案件が多いですが、全てではありません。中には高単価の案件も多々ありますので、すでに高いスキルを持っている人であれば、効率的に収入を得ることができるようになるでしょう。
またスキルを示す実績がない場合、低い案件でも実績作りと割り切って仕事を受けることも必要になります。数を重ねて実績を積み上げていけば、単価の高い案件も受注しやすくなるでしょう。
フリーランス専門エージェント
フリーランスへの仕事斡旋に特化したエージェントを活用するのも一つの方法です。専門的なスキルが必要な仕事を紹介してもらえます。専門的なスキルが必要ということはすなわち報酬も高額になります。
登録者限定の非公開求人なども存在し、長期契約の仕事を得ることもできるでしょう。条件面でも優れているので、フリーランスとして独立する際に収入の不安があるという方は、登録しておくと良いでしょう。
SNSを活用する
人脈を作るにはSNSを活用するのも良いでしょう。SNSをうまく使えば、同じ業界・職種の人と交流することができます。またSNSを通して働き手を募集していることもあるので、直接仕事を受けるためのツールとしても使うこともできます。
プロフィール欄を詳細に埋めたり、ポートフォリオサイトへのURLを貼っておくのもおすすめです。
さいごに
フリーランスの収入について解説しました。「独立してフリーランスになったら、充分な収入を得ることはできるのだろうか」。この疑問については一概には言えません。前職のスキルや関係性などによって異なります。もしかするとフリーランスになりたての頃は、満足のいく収入を得られないかもしれません。
ですが、フリーランスの場合働き方は全て自分次第。たくさん稼ぎたいと思う場合、スキルを磨き、この記事で紹介した営業力を活かして仕事をしていくことで、サラリーマン平均より多くの収入を得ることも可能です。
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