「転職しようと思っていて、絶対に成功させたい」
「転職に成功する人の共通点は何だろう?」
さらなるキャリアアップを目指して転職に成功した人が羨ましいと考えるのは当然です。できれば、転職に成功した人の特徴を押さえて、自分の転職活動に活かしたいところ。
そこで本記事では、転職に成功する人が持つ共通点と失敗する人の共通点をまとめました。
初めての転職で「失敗してしまうかも」と不安に感じている方は、参考にしてください。
この記事の目次
何を基準に「転職成功」と考えるのか?
ひとくちに「転職成功」といっても基準は人それぞれ。明確に転職成功か失敗かを決めることはできません。
まずは、あなたにとって何を基準に転職成功とするかを考える必要があります。
目標を達成できたかどうかが重要
そもそも何を目標に転職するかが決まっていないと、成功かどうかの判断は難しいです。
あなたの転職が成功だったのかどうか判断できるよう、あらかじめ目標を決めて、転職後にその目標が達成できたかどうか考えてみましょう。
【具体例】
- やりたい仕事を探して転職し、自分に合った仕事が見つかった
- 人間関係に悩みがあったが、職場が変わったことで気の合う同僚に恵まれた
- 今後のキャリアを見据えたときに、自分に必要なスキルが身につく職場が見つかった
- 給料の低さに不満があったが、転職したら同じような仕事内容で給料が大幅に上がった
給料が下がっても転職成功になる?
転職成功を判断する指標として、「給料が上がったかどうか」で考える人も多いでしょう。
実際、転職後に給料が下がってしまうと、周りの人からは「転職失敗」と思われてしまうかもしれません。
また、給料を上げるために転職を決断した人にとって、給料ダウンという結果は失敗だと捉えてしまうことでしょう。
しかし、転職成功かどうかは給料の上下だけで決まるわけではありません。ここまでに紹介したような転職の目標を達成できていれば成功といえるでしょう。
例えば、以下のようなケースは給料が下がっても成功とも捉えられます。
- 自分の好きな仕事ができている
- 人間関係が良好で働きやすい
- スキルアップができている
- 休みがとりやすい職場で希望に近いワークライフバランスが実現できている
あなたにとって何が重要か、後述する「転職の軸」を明確にしておくことが成功のポイント。
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転職に成功する人の4つの共通点
転職に成功する人はどのような人なのでしょうか。またどんな対策をしているのか。
先に述べておくと、「絶対に転職に成功する人」や「必ず内定がもらえる対策方法」は誇張表現であり、転職成功100%の方法はありません。
ここで紹介するのは、あくまでも「転職に成功する人に共通していること」「転職成功の可能性を高めるためにできること」だとお考えください。
- 転職の目標(軸)が明確に決まっている
- 業界・職種・企業研究を行っている
- 自分の長所と短所を理解している(自己分析を行っている)
- 周囲の人の客観的な意見を素直に受け入れられる
転職の目標(軸)が明確に決まっている
転職の目標(軸)が明確で、軸を持って転職活動している人は成功する傾向が見られます。
やはり達成すべき目標があると成功したかどうか自身の中で判断しやすいことも要因です。
それだけでなく、目標があることで集めるべき情報や面接を受ける企業の選択などもしやすくなり、良い結果を効率的に招きやすくなるということも考えられるでしょう。
業界・職種・企業研究を行っている
転職に成功する人は希望する業界や職種、企業の研究をしっかり行っています。
業界・職種・企業のなんとなくのイメージや一面的な情報だけでなく、良い面も悪い面も多角的に調べることで、転職によって本当に自分の目標達成につながるかどうか判断しやすくなるのです。
業界研究・企業研究のポイントについては、「就職・転職で失敗しないために!業界研究と企業研究のコツを解説」でまとめています。
自分の長所と短所を理解している(自己分析を行っている)
自己分析を行い、長所と短所の両方を理解している人は、転職に成功しやすいです。
なぜなら、自分の強みと弱みがはっきり分かっていれば、転職面接でアピールするべきポイントを整理し対策ができるから。
また短所を理解していれば、短所を補うための対策も取りやすくなります。
短所を減らすためにどんな行動をしたか、その結果自分にどのような効果があったのかも面接でのアピールポイントになる可能性があります。
どんな人にも短所は少なからずあるものです。しかし、その短所を放置しておくのではなく理解して対策を練れる人は、実はそう多くありません。
そのため、もし面接中に「あなたの短所は何ですか」と聞かれた場合、短所の有無だけでなく、短所を減らすための行動とその結果を伝えることも重要。
これができると、面接官は「自分に不足している部分を見出し、改善するための行動を取れる人材だ」と評価するでしょう。
自己分析の方法については、「転職を成功に導く自己分析のやり方!注意点やおすすめ本・ツールも紹介」で紹介しています。
周囲の人の客観的な意見を素直に受け入れられる
周囲の人からのアドバイスを素直に受け入れられるということも、転職に成功する人に共通するポイントです。
自分のことを自分で評価する自己分析も重要ですが、自分の視点だけでは気が付けない部分も多々あります。
家族・友人・同僚など、周囲の人の客観的な視点でないと気が付けないかもしれません。
そして、周囲の人からのアドバイスは良いものばかりではなく、意外な短所を指摘される可能性もあると思われます。
そんなときでも「周りの人から見る自分にはこんな短所があったのだ」と受け入れて対策を取れる人は、短所を長所に変えて面接でのアピールポイントにつなげられるでしょう。
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転職に失敗する人に共通する3つの特徴
「新しい職場は見つかったけど、転職しなければよかったと後悔している」と感じてしまう人には、以下のような共通点があります。
- 転職の目標(軸)がない
- 現職から離れるためだけに転職している
- 自分の課題を認められない
転職の目標(軸)がない
転職の目標(軸)がない状態で転職活動を始めてしまう人は、失敗する傾向があります。
何のために転職するのか、転職することで何を達成したいかが見えていないと、求人選びから苦戦してしまい、手当たり次第に条件に合いそうな求人を選んでしまいがち。
仮に内定をもらえたとしても、明確な目標がないと何となく働いてしまい、また不満を募らせてしまうかもしれません。
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現職から離れるためだけに転職している
「とりあえず現職から離れるためだけ」に転職しようとすると、前述の「目標(軸)がない」状態に近くなり、失敗してしまう可能性があります。
さらに転職したい業界や職種、企業研究を行わなかったり、自己分析を疎かにしてしまったりするとマッチする企業がなかなか見つからず、転職活動期間が長くなってしまうことも考えられます。
繰り返し伝えてきたとおり、ただ漠然と転職するのではなく目標を決めて、その目標を達成できそうな業界・職種・企業を探し、自分のアピールポイントをしっかり把握することが大切です。
自分の課題を認められない
自己分析で見つけた自分の短所や、周囲の人からもらったアドバイスは、あなた自身が解消して乗り越えるべき課題といえます。
この課題は成長するチャンスでもあり、乗り越えることで転職面接でアピールできるポイントになるかもしれません。
しかし課題を認めず目を逸らしてしまう人は、せっかくの成長の機会を逃してしまいがち。
結果、面接でアピールできるポイントを増やせなかったり、短所を聞かれてもそのまま答えてマイナスの評価をもらってしまうことも。
すると、思ったように転職活動が進まない可能性があります。
転職成功者の共通点を参考に対策しよう
転職に成功する人が持つ共通点と失敗する人の共通点を紹介しました。
「目標もなく、何となく転職する」では、転職に失敗してしまいがち。
まずは転職の目標・軸を決めて、明確な軸をもとにして業界・職種・企業分析や自己分析などの対策を行いましょう。
また周りの人からもらったアドバイスを受け入れ、改善が必要な部分が見つかれば柔軟に対応することも大切です。
もし周囲に相談できそうな人がいない場合、転職エージェントの利用も検討してみましょう。転職のプロが経験を元にアドバイスしてくれます。
より良い職場環境で働けるよう、本記事を参考にできることから始めてみてください。
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