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50歳からの転職!仕事探しを成功させるコツは?評価されるスキルも解説

更新: 2018.11.19

かつて転職市場では「35歳」が転職のリミットとされていました。しかし近年は40代以上の転職が活発化。50代から転職する方も、決して珍しくはありません。

とはいえ年齢不問の採用を行う企業が、まだ少数派なのも事実。

50代からの転職の進め方や、転職市場で評価される50代のビジネスパーソンならではのスキル。新たに身につけておくべきスキルや、覚悟しておくべきことを解説します。

50歳からの転職は可能なのか

50歳からの転職は十分に可能です。

年々、増え続ける転職者。2017年には転職者の総数は300万人を突破。300万人の転職者の中には、40代や50代のマネジメント層も含まれています。

年齢不問の求人が全国的に増加中

転職市場は「未経験歓迎」「年齢不問」の傾向が強まっています。2017年9月24日の日本経済新聞によると、全体の7割の中途採用が「未経験者」を受け入れる方針を掲げているとのこと。

35歳以下の即戦力に限られていた中途採用市場の門戸が、未経験可かつ年齢不問へと開かれ始めています。

41歳以上の転職者はここ5年で2倍以上

ここ5年間で41歳以上の転職者の総数は、2倍以上に増加。若者にはないスキルを持った中高年の転職市場は、かつてない活気を見せています。

50代からの転職の特色は、労働条件ではなく「業務内容」を重視する傾向の強さ。

50代以上の転職では、長く働くことを前提とせずに「やりたい仕事ができるかどうか」を軸に会社選びをする人が多いです。

定年が近づく中で、それまでは我慢してきた「人間関係のストレス」に見切りをつけ、思い切って転職を決意する人が一定数いることが分かります。

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なぜ50代の人材の転職が活発化しているのか

50代の人材の転職が活発化している理由には「大手企業におけるミドル人材の立ち位置」「ベンチャー企業のマネジメント層不足」が強く影響しています。

大手企業でミドル人材は人余り

大手企業でミドル人材は、人余りの状態にあります。一説には大企業のミドル人材のリストラ予備軍は、500万人に上るとのこと。

2013年9月23日号のAERAのアンケートによると、「本当に使えない世代」として全世代が共通して回答したのが50代男性。

その理由は以下の通り。

1.仕事の効率が悪い
2.仕事への意欲が低い
3.仕事の能力が低い
4.雇用や給与が手厚すぎる

このように職場から「総スカン状態」になっている50代社員が多く存在しているのが、大企業の現実です。

ベンチャー企業でミドル人材は人手不足

一方でベンチャー企業では、ミドル人材は人手不足になっています。ベンチャー企業で求められるミドル人材とは、すなわち「プレイングマネージャー」のこと。

拡大フェーズに入ったベンチャー企業は経験豊富かつ専門性が高いミドル人材を採用し、マネジメントを強化していきたいと考えているケースが多いです。

背景には中堅企業や地方企業、ベンチャー企業におけるマネジメント層不足があります。バブル崩壊及びリーマンショックの際、多くの中堅企業は新規採用を完全にストップしました。そのため多くの中堅企業では、35歳〜50代がエアポケットと化しています。

20代から30代前半の若手社員と、50代後半以後のベテラン社員しか居ないという状態になっているのです。

若手とベテランの橋渡しをする、意欲的なミドル人材を求める声は非常に大きいです。

「35歳の壁」は過去のもの

こうした背景を受けて、転職市場では「35歳の壁」という言葉は死語になりつつあります。

ミドル人材の採用が活発化し始めてから日が浅いため、50代以降の転職活動にはリスクもあります。しかし決して、50代の転職は不可能ではないのです。

50歳からの転職活動の進め方

50歳からの転職活動の進め方を解説します。

現職の人脈をフル活用しよう

50代のビジネスパーソンの最大の武器は、それまでのキャリアで培った良質な人脈です。現職で培った人のつながりをフル活用し、新しいポストを探すのがベストです。

社員の紹介に基づく採用のことを「リファラル採用」と呼びます。求人広告や企業説明会などのイベントでは、応募者の母数が足りずに良質な採用が難しい現状があります。特にミドル人材の採用では、応募者不足が顕著です。

また入社したとしても、入社前のイメージとのギャップが激しく人材が定着しづらいという課題もあります。そこで注目されているのが、社員の元同僚や知人などを採用するリファラル採用。人脈を活かした採用を行うことで、質の高い人材を確保しようとする動きが活発化しています。

キャリアの中で豊富な人脈を構築してきた50代以上のビジネスパーソンにとって、リファラル採用の広がりは転職のチャンスと言えます。

リファラル採用は書類選考が免除されることも多い

リファラル採用では書類選考が免除となるケースも多いです。理由は、紹介者の質が最重要視されるため。採用サイドは「この社員の紹介であれば十分な実績を持った人物に違いない」という考えのもと、選考を行います。

よって書類選考は免除して、いきなり最終面接からスタートするケースが多いです。転職者にとっては離職期間を最短に抑えられるというメリットがあります。

ハローワークも活用

50代以降の転職ではハローワークも活用しましょう。ミドルシニアマガジンによると、50代以降の38.7%の人が、ハローワークなどの公的期間を使って職を決めています。

ハローワークでは退職後、失業手当や職業訓練給付金の支給など様々な支援が受けられます。職探しの心強いパートナーとなるでしょう。

ハローワークと職業訓練校については、以下の記事で詳しく解説しています。

ハローワーク 職業訓練校とは?メリットやお金の疑問を解説

 

これまで培ったスキルを整理する

自分のキャリアを振り返り、これまで培ったスキルを整理しましょう。整理する際の軸は、以下の3つです。

  • 何をしてきたか(実績)
  • 何ができるか(スキル・知識・資格など)
  • 今後、何をしていきたいか

この3つを整理することで、魅力的な職務経歴書を仕上げることができます。採用担当者に自身のキャリアを効果的にアピールすることが可能です。

35歳以上の転職に実績を持つ転職エージェントに相談する

多くの転職エージェントは、未だに「35歳」を転職支援の目安にしています。しかし、近年ではハイクラス層転職に強みを持つ中高年向けの転職エージェントも登場しています。

ハイクラス転職に強みを持つ転職エージェントの一例には、ジェイエイシーリクルートメントが挙げられます。

35歳以上の転職に実績を持つ転職エージェントに相談することで、キャリアコンサルティングを受け、次の仕事を見つけることができるでしょう。

ジェイエイシーリクルートメントについては以下の記事で詳しく解説しています。

2018年以後も注目!伸びる業界・廃れる業界と注目株 銘柄15選を徹底解説

 

50歳からの転職で評価されるスキル

50歳からの転職で評価される具体的なスキルとは、どのようなものでしょうか。結論から言うと、もっとも重要なのは「ポータブルスキル」です。

評価されるスキルについて、1つ1つ見ていきましょう。

ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、異業種でも通用する汎用的なスキルのことです。

例えば、工場の生産管理担当から特許翻訳家に転職するとします。この場合のポータブルスキルは「専門技術に精通していること」。また工場で外国人労働者と日常的にコミュニケーションをとっていた場合は「異文化コミュニケーション能力」も挙げられます。

エンジニアから人材派遣業界に転職するとします。この場合のポータブルスキルは「エンジニアの働き方に精通していること」。よって人材派遣業界でも、エンジニア採用に強みを持った働き方ができるでしょう。

地頭力

地頭力とは、ゼロベースで物事を考える思考能力のことです。事前知識が少なくても、問題解決に至る道筋を自分で考え、回答を導き出す力です。

例えば「図形の面積を求める」という問題があるとします。これを数学の公式を使って解くのが、一般的な人です。ただし公式を使って解く人は、公式を知らなければ問題に対して手も足も出ません。

一方で地頭力に長けた人は公式を知らなかったとしても、少ない手がかりを元に推論。時には公式自体を、ゼロから自分で見つけ出します。

地頭力を鍛える上で、役に立つのが「フレームワーク」です。ビジネスの問題解決に役立つフレームワークについては、以下の記事で解説しています。

ビジネスの問題解決に役立つフレームワークと論理的思考のコツを解説

 

経験

特に同業種の転職では、やはり実務経験が重視されます。過去に自分が手がけた業務の実績を、具体的な数値や売上、利益を明示しながらアピールすることができれば転職に成功しやすいです。

50歳からの転職を前に身につけておくべきスキル

50歳からの転職を前に、先んじて身につけておくべきスキルは「テクノロジースキル」です。

テクノロジースキル

製造業中心の世界から、IT・サービス業中心へと産業構造が変化しつつあります。転職の際に同業種・同職種に就く人は少数で、異業種・異職種に就く人が増えています。あらゆる産業がテクノロジーの影響を受ける中で、業種を跨った転職がごく当たり前のことになりつつあるのです。

こうした時代においては、テクノロジースキルはビジネスパーソンとしての基礎教養です。

RPAによる業務自動化や、AI(人工知能)を用いたビッグデータ分析は、今後数年のうちにマーケティング業務やカスタマー対応において必要不可欠なものとなるでしょう。

無論、50代からRPAや人工知能開発をゼロから身につけるのは簡単ではありません。しかし「人工知能とはそもそも何なのか」を理解することは出来ます。

「RPAとは何か」

「AI(人工知能)とは何か」

「エンジニアには何が出来て、何が出来ないのか」

そうしたことを知らなくては、エンジニアやマーケターと会話が成立しなくなります。よって基礎教養として、テクノロジースキルを身につける必要性が高まっています。

 

50歳からの転職で覚悟しておくべきこと

50歳からの転職は十分に可能ですが、難しい点もあります。リスクも前もって理解した上で、転職活動に臨みましょう。

転職活動の長期化

応募する社数によっては、転職活動が長期化するリスクがあります。できれば在職中から、人脈を生かして複数の企業にアプローチ。リファラル採用での内定獲得を目指すのが、もっともスムーズでしょう。

もし退職後に職探しをスタートする場合は、3ヶ月以内に最低でも30社は選考を受けるべきです。半年以上職歴が空くと、内定獲得のハードルがより高くなるためです。

年収ダウン

年収の条件はギリギリまで譲歩しましょう。年収にこだわりすぎると、転職したくとも条件に見合う企業自体が見つからない可能性があります。

転職先の候補の幅を広げるためには、年収のダウンを受け入れることも時には大事です。

50歳からの転職は家族の理解が不可欠!

50歳からの転職は、転職活動の長期化と年収ダウンのリスクがあることは先述の通りです。転職活動が長期化した場合に備えて、退職に当たっては経済的な余裕も大事です。

職探しに時間がかかっても家計に致命的なダメージとならないように、前もって家族の理解を得ることが必要です。家族の理解を前もって得られれば、転職活動に精神的な余裕を持って臨めます。

もし家族の理解が得られない中で転職活動を行い、仕事が決まらなかった場合は肉体的にも精神的にも疲弊します。

時間がかかっても焦らない

50歳からの転職は、時間がかかる時はかかるものです。内定がなかなか決まらなくても、焦らない心積もりが大切です。

50代で退職する際は、家族とよく相談しましょう。収入が途絶えても家計に余裕があるのであれば転職し、そうでない場合はそもそも退職するかどうかを考え直すべきでしょう。

収入が途絶えても家計に余裕があるのであれば、焦って仕事を探す必要はありません。自分が情熱を持って打ち込める仕事を、時間をかけてしっかりと探しましょう。

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この記事を書いた人

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、テックキャンプ ブログにジョイン。猫とウサギを飼っています。

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