会社説明会は、多数の就活生が参加するものだけでなく、個別で開催されるもの(OB/OG訪問、先輩社員との面談など)もあります。
個別の説明会は、自分から積極的に質問できるチャンス。知りたいことはできる限り質問しておきましょう。
この記事では、個別の説明会でできる質問の例を解説します。質問を考える時の参考にしてください。
この記事もオススメ
この記事の目次
個別の説明会で質問する時に意識すること
質問は事前に準備しておく
大人数の説明会では、担当者に質問できる人は数名に限られます。
しかし、個別の説明会では質問する権利があなたに必ず与えられているのです。
その場ですぐに質問が思いつかないこともあるでしょう。事前にいくつか聞きたいことを考えてから臨んでください。
そうすることで、説明会が終わってから「聞いておけばよかった」と後悔することは少なくなります。
自分にだけ関係する質問でもOK
個別の説明会や面談では、あなた個人にだけ関係する質問をしても問題ありません。大人数の説明会では聞きにくいことはこの場で質問しましょう。
例えば、
「学生時代にやっておくべきことはありますか」
「〇〇について学んでいるのですが、御社で役立てられることはありますか」
「飲み会は多いですか」
「今年新卒で入社した方々の関係性はいかがですか」
など。
もちろん何でも答えてもらえるわけではありませんが、個別の説明会では上記のような質問をしても基本的に問題はありません。
質問によっては完全な回答を得られないことも
個別の説明会では、得られる回答はその時の担当者に依存します。質問内容によっては、完全な回答を得られないこともあるでしょう。
例えば、担当者が営業職の社員だったとします。その方に技術者が開発しているシステムの仕組みについて質問しても、正確な回答が得にくいでしょう。
他にも、社内全体の人間関係なども、全て把握していないと思われます。それを踏まえて質問をするように意識するべきです。
相手のプライベートに関わることは注意して質問する
一対一で話す空間では、お互いのプライベートに関する話題にも発展しがち。
もしあなたから相手のプライベートに関わる質問をする場合は注意しましょう。聞かれたくない質問があるかもしれません。
例えば、以下の話題についてはなるべく避けるか、質問の仕方を考えるべきです。
・政治、宗教
・家族、人間関係
・身体的なこと
・学歴
基本的には仕事に関する話や就職に関する話がメインとなるので、上記の話題になることは多くないかもしれません。
しかし、思わぬ事態にならないよう知っておいて損はないでしょう。
働き始めてからも、会話の話題について少し気を配るとトラブルが起こりにくくなります。
この記事もオススメ
少しの雑談なら構わない
担当してくれた方が息抜きに雑談をしてくることもあるでしょう。そんな時はリラックスして、雑談しても構いません。
「話の一つ一つが評価につながっているのでは」と考えすぎてしまうと、聞きたいことも聞けなくなりがちです。
むしろ、そこで雑談をないがしろにしてしまうと「あまり機転が利かないタイプ」「一緒に働いてもこんな感じであしらわれてしまうかも」と担当者が判断してしまう可能性があります。
それで不採用になることはないとはいえど、印象としてはプラスになりません。深読みしすぎず、心を楽にして臨みましょう。
この記事もオススメ
個別の説明会や面談での質問例
その上で、さらに深掘りできそうなポイントがあれば質問を重ねていきましょう。
担当者の業務内容と働き方
説明を担当してくれている方の業務内容については聞いておきたいところです。
担当者があなたの希望する職種に就ているならば必ず聞きましょう。会社のサイトや説明資料には掲載されていない内容を教えてくれるかもしれません。
「その職種が一般的にどんな働き方をしているのか」を知っておくと、希望の会社にしか見られない特殊な働き方なども見えてくるでしょう。
さらに、仕事のモチベーションについても聞けると理想的です。
実際に働く人が何をモチベーションにしているのかがわかると、面接で「仕事のやりがい」などを質問された際に答えやすくなります。
また、あなた自身が働き始めた時に、モチベーションを高めるための参考にもなるでしょう。
質問例
「一日どのようなスケジュールで動くことが多いですか」
「普段はチームで動くことが多いですか、それとも個人で行う作業が多いですか」
「仕事のやりがいは何でしょうか」
就活の進め方
学生時代に就活をどのように進めていたかもぜひ聞いてみてください。
特に相手の年齢が近い場合、あなたと同じような社会情勢・環境の下、就活していた可能性が高いです。
どんな軸で就活をしていたのか、面接ではどう受け答えしていたのかなどを聞けると、対策を立てやすくなります。
質問例
「入社しようと考えたきっかけを教えてください」
「就活中はどのような点を軸に活動していましたか」
「就活中にやっておくべきことはありますか」
「エントリーシート作成や面接での注意点があれば教えてください」
社内の雰囲気
個別に質問できる場ならば、社内の雰囲気を現場で働いている人からヒアリング可能です。
仕事中の雰囲気だけでなく、休憩時間や仕事終わりの様子も聞けるでしょう。飲み会の頻度なども気になる方も多いはず。
しかし、注意するべきなのが、質問した相手が把握している社内の雰囲気は限定された範囲のことである点です。
同じ会社内でも様々な部署があり、それぞれの雰囲気は異なります。その全てを把握している人はごく僅かでしょう。
あくまでもその人が働く環境の雰囲気であり、どの部署に配属されても同じ環境ではないと考えておくべきです。
質問例
「お昼休みはどのように過ごしていますか」
「仕事終わりや休日はどのように過ごしていますか」
「同僚の方と食事会や飲み会に行くことは多いですか」
福利厚生や給料ついて
社内で利用できる福利厚生について質問するのもいいでしょう。
相手の方が実際に利用したことがある福利厚生について聞ければ、あなたが入社した後も安心して利用できるはず。
将来のことを考えるなら、育休・産休の有無、福利厚生は入社何ヶ月から適用されるのかなどは聞いておきたいポイントです。
ただ、お金に関する質問はやはりデリケートな部分です。
相手の給料額を聞くのではなく「初任給は求人にあった金額をいただけますか」などのような確認にすると失礼に当たりにくいです。
質問例
「育休・産休などの福利厚生はありますか」
「初任給は求人にあった金額をいただけますか」
控えた方がいい質問も知っておこう
それほど難しいことではないので、以下の点を参考に質問していいことと、そうでないことの線引きをしてみてください。
会社側が答えにくい質問
会社側が答えにくい質問は、大人数の説明会でも、個別の説明会でも控えるのがベターです。
個別の説明会であれば教えてくれる人もいるかもしれません。しかし、あなたの印象のことを考えると、質問するかどうか慎重になるべきです。
例えば以下のような質問。
「残業時間はどれくらいですか」
「新入社員の3年以内の退職率はそれくらいですか」
就活生としてはとても知りたい部分ではあるでしょう。しかし、内容がネガティブであり、会社側としてあまり答えたい質問ではありません。
自分で調べればわかる質問
会社のホームページや資料に記載されていることなど、自分で調べればわかることを質問するのも控えておきましょう。
例えば
「御社の企業理念を教えてください」
「御社にはどのような部署がありますか」
といった質問。これらはごく基本的な情報であり、ホームページや資料を見ていればわかることが多いです。
それすらも理解していないことが質問から露呈してしまうと、会社側が「この学生はうちの会社への志望度が低い」と判断してしまうことにつながりかねません。
ただ参加するだけの説明会ではもったいない
会社説明会では、疑問点があれば積極的に質問しましょう。
説明会は、参加する就活生達が抱える疑問を解消する場でもあります。そのためには、ただ一方的に会社側からの説明を聞くだけでは不十分なことも。
せっかくの機会を活かさないのはもったいないです。就活が有利になる情報を手に入れるためにも、質問力を磨いておきましょう。
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。