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年代別 職業訓練校のおすすめコース14選!評判やメリット・デメリットも紹介

更新: 2021.12.15

「仕事を辞めて職業訓練校に通うのってどうなんだろう?」
「職業訓練校でおすすめのコースってある?」

こう考えている方に向けて、この記事では職業訓練校の概要や、年代別(20・30代向け、40・50代向け)・女性向けのおすすめコースを紹介します。

職業訓練校のコースを受講しながら得られる各種給付金についても紹介しますので、参考にしてください。

職業訓練校とは?基礎知識

職業訓練校について簡単に説明すると「失業中の人が一定の生活費を得ながらスキルや知識を獲得できる施設・制度」のこと。「ハロートレーニング(ハロトレ)」とも呼ばれます。

職業訓練校の受講料は基本的に無料。3ヶ月〜6ヶ月のコースを選択するのが一般的ですが、種類によっては1年や2年といった長期間かかるコースも。この場合は受講料が有料になることがあります。

職業訓練校の対象者は、受講開始日から遡って1年以内に公共職業訓練を受講していない人です。

申し込みができる時期

職業訓練校のコースは、申し込みができる時期がおおよそ決まっています。またその時期はコースの期間によって異なります。

3ヶ月〜6ヶ月のコースは年中募集しています。一方、1年以上受講期間があるコースは4月募集が多いため、申し込みのタイミングに注意しましょう。就業訓練への応募は受講開始の2〜3ヶ月前には行わなければなりません。

就業訓練の種類

就業訓練は、以下の2種類に分類されます。

  • 公共職業訓練:離職者訓練・学卒者訓練・在職者訓練の3種類ある
  • 求職者支援訓練:失業保険の受給資格がない人が対象

職業訓練の分類については、以下の記事で詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。

職業訓練で得られる給付金

職業訓練校では、条件が満たされれば給付金を得ながらコースを受講することができます。得られる給付金について、次の表でまとめましたので参考にしてください。

職業訓練受講給付金については、以下の厚生労働省ホームページも参考にしてください。

参照:職業訓練受講給付金(求職者支援制度)

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【20代・30代向け】職業訓練校おすすめコース5選

Java開発環境を構築する手順職業訓練校にはさまざまな内容のコースがあり、そのコースを受講するか迷われる方もいらっしゃるでしょう。そこでここからは20代・30代向け、40代・50代向け、女性向けの3つの切り口で、おすすめの職業訓練コースを紹介していきます。

まずは20代・30代におすすめの職業訓練校のコースです。20代・30代におすすめのコースは「手に職をつけられる」という点を重視して選定しました。

【20・30代向けおすすめ職業訓練コース】

Webクリエイター・Webプログラマー養成コース

※東京労働局の「ゼロから学ぶWebクリエイター・Webプログラマー養成科」の内容を参考に紹介します。

Webクリエイター・Webプログラマー養成コースは、初心者向けのコースであれば、パソコンの基本的な操作スキルから、Web制作、プログラミング、Webデザインといった、IT関連の技術を幅広く習得できるコースです。

得られる知識・スキルとしては、次のようなものがあります。

  • Microsoft Office
  • PHP
  • HTML/CSS
  • Illustrator
  • Photoshop
  • Python

Webデザイナー養成コース

※東京労働局の「WEBデザイナー養成(月・火・水)科(短時間)」の内容を参考に紹介します。

Webデザイナー養成コースは、Webデザインに関する知識・スキルを幅広く習得し、Webデザインに関する職業に就くことを目的として開催されています。

得られる知識・スキルとしては、次のようなものがあります。

  • DTP
  • Illustrator
  • Photoshop
  • HTML/CSS
  • AdobeXD
  • SNS運用
  • Web動画
  • JavaScript
  • jQuery
  • Dreamweaver
  • WordPress

より実践的な内容のものもあれば、初心者向けのコースもあるため、Webデザインに興味のある方はぜひ調べてみてください。

参照:ゼロから学ぶWebクリエイター・Webプログラマー養成科|東京労働局

CADコース

※東京労働局の「建築事務・3DCAD・BIM実践(午前)科(短時間)」の内容を参考に紹介します。

CADとは、建築・自動車・機械に関連する仕事で必要となるシステム。建築物などの設計図を、コンピューターを使って作図できるものです。

職業訓練校のCADコースでは、3DCAD(3次元CAD)のスキルをはじめ、それに関連する書類作成スキルも習得し、建築・土木業界、家具・インテリア業界、不動産業界での就労を目的として開催されています。

CADコースで得られる知識・スキルとしては、次のようなものがあります。

  • 3DCAD
  • BIM
  • Word
  • Excel

国際コミュニケーション・貿易ビジネスコース

国際コミュニケーション・貿易ビジネスに関するコースは、事務職として必要な英語や、貿易やそれに関わる会計の知識・スキルを身につける目的で開催されています。

身に付く知識・スキルとしては、次のようなものがあります。

  • 貿易事務
  • 輸出入の手続き
  • 国際英文会計(BATIC)
  • ビジネス英語
  • TOEICスコア600以上

想定される就職先は、商社・貿易会社・百貨店などの貿易事務です。

美容師コース

※美容師科(長期高度人材育成コース)の内容を参考に紹介します。

美容師コースでは、美容師の国家試験のための知識を習得するほか、ヘアスタイリスト・ヘアメイク・ブライダルヘアメイクなどの専門分野も学べます。修了後は美容師のほか、ビューティーアドバイザー・ヘアメイクアーティスト・アイデザイナーなどを目指せるコースです。

身に付く知識・スキルとしては、次のようなものがあります。

  • 衛生管理
  • 美容技術
  • 化粧品
  • メイクアップ

【40代・50代向け】職業訓練校おすすめコース4選

40代・50代向けにおすすめの職業訓練校のコースは「再就職のために必要なスキルを獲得できるか」という視点を重視して選定しました。

【40・50代向けおすすめ職業訓練コース】

パソコン実用コース

※東京労働局の「ビジネスパソコン実用科」の内容を参考に紹介します。

ビジネスパソコン実用コースは、基本的なパソコンスキルを身につけ、未経験から事務職が目指せるレベルへのステップアップを目的に開催されています。

身に付くスキル・知識としては、次のようなものがあります。

  • OSの基本操作
  • キーボード入力
  • メールの送受信
  • ウイルス対策
  • Microsoft Offide(Word・Excel・PowerPoint)の操作スキル

造園・土木・施工コース

東京都立多摩職業能力開発センターのコース内容を元に紹介します。

造園・土木・施工コースでは、緑地や庭園などを施工・維持管理する技能者を目指す目的で開催されています。修了後は小型車両系建設機械運転業務の資格が取得できるほか、2級造園技能検定の受験資格も得られます。

身に付くスキル・スキルとしては、次のようなものがあります。

  • 造園・植物・土木施工の知識
  • 精算・施工管理の知識
  • CAD基本操作
  • 測量法・作図
  • 剪定・刈り込み

キャリアカウンセラー養成コース

キャリアカウンセラーとは、就職を希望する人の自己理解を促し、主体的に自分に適した仕事を選べるようにサポートする仕事。40代・50代で一定の職歴がある人は、自分の経験を元にアドバイスもできる職種と言えるでしょう。

職業訓練のキャリアカウンセラー養成コースは、学校の就職支援センターや企業の人事部などへの就労を目指して開講されています。

得られるスキル・知識には次のようなものがあります。

  • カウンセリング理論
  • キャリアカウンセリング理論
  • ストレスマネジメント
  • ファイナンシャル・プランニング
  • アサーション

介護職員養成コース

※東京労働局の「介護職員初任者研修養成科」の内容を参考に紹介します。

現在日本は超高齢化社会を迎えており、介護職のニーズはますます高まっています。職業訓練校でも、介護施設・訪問介護事業所・障害者支援等の分野で即戦力となれるようなコースが開講されています。

得られるスキル・知識は次の通りです。

  • 介護の基本
  • リハビリテーション
  • 老化・認知症・障害の理解

介護職の資格である「介護職員初任者研修」が取得できるコースもあります。

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【女性向け】職業訓練校おすすめコース5選

女性向けの職業訓練校おすすめコースは「ライフスタイルに変化があっても働きやすい」という視点を重視して選定しました。結婚・出産・育児などとの両立がはかりやすく、ワークライフバランスを実現しやすい職種への就職を目指したコースを中心に紹介します。

【女性向けおすすめ職業訓練コース】

アロマセラピスト養成コース

※東京労働局の「トータルビューティー・アロマセラピストマスター科」の内容を参考に紹介します。

アロマセラピストは、天然の植物や花から抽出したエッセンシャルオイルを使い、人に癒しの時間を与える仕事です。アロマサロンに勤める方法もありますが、自宅の一部を使って開業することもでき、その場合はワークライフバランスを実現しやすいでしょう。

職業訓練校のアロマセラピスト養成コースでは、次のようなスキル・知識を得られます。

  • アロマ理論
  • カウンセリング基礎理論
  • サロンマネジメント
  • ボディトリートメント
  • サロンワーク

JAA日本アロマコーディネーター資格の合格を目指せるコースもあります。

ネイリスト養成コース

※東京労働局の「ネイルサロン就職養成科」の内容を参考に紹介します。

ネイリストもアロマセラピストと同様、サロンに就職するほか、自宅の一部を使って独立開業することも可能な仕事です。

職業訓練校のネイリスト養成コースでは、次のようなスキル・知識を得られます。

  • ネイルケア
  • ハンドトリートメント
  • ジェルネイル
  • ネイルアート

修了後は以下のような検定を受験し、合格を目指すことができます。

  • ネイリスト技能検定
  • JNAジェルネイル技能検定
  • ネイルサロン衛生管理士
  • JNAフットケア理論検定

フラワーデザインコース

※東京労働局の「フラワーデザイン・ビジネススキル養成科」の内容を参考に紹介します。

フラワーデザインのスキルを身につけると、フラワーショップでの就職を目指せたり、自宅でフラワーアレンジメントの教室を開いたり、講師としてフラワーデザインを教えたりもできます。

職業訓練校のフラワーデザインコースでは、次のようなスキル・知識を得られます。

  • フラワーデザイン
  • フラワーアレンジメント
  • ブーケ・リース制作
  • ギフトアレンジメント

また、フラワースクール運営に役立つSNS活用について学べるコースもあります。

修了後は以下のような資格合格を目指せます。

  • フラワー装飾技能士3級
  • GENNYビジネススキルフローリスト

医療事務コース

厚生労働省の資料をもとに紹介します。

病院やクリニックなどで受付・会計業務・レセプト業務などを行う医療事務。医療事務が必要な病院・クリニックは全国各地にあるため、結婚・出産を機に仕事を一旦やめた女性や、パートナーが転勤のある会社に勤めている女性なども、比較的続けやすい職種といえます。

職業訓練校の医療事務コースでは、次のような知識・スキルを得られます。

  • 外来受付窓口対応
  • 診療報酬請求事務
  • 調剤報酬請求事務
  • 医療事務システム操作

修了後は以下の資格試験を受験し、合格を目指すことができます。

  • 医療事務技能審査試験
  • 医療事務管理士技能認定試験
  • 調剤事務管理士技能試験
  • 医療事務検定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験

育児中の女性に向けて、託児つきのコースが開催されていることもあります。

保育士養成コース

※保育士養成科(長期高度人材育成コース)の内容を参考に紹介します。

共働き家庭が増加傾向にある日本では待機児童の課題が深刻です。この状況を打開するためには保育士を増やすことが求められています。

近年は保育士の活躍の場も広がっており、企業内保育所や施設の保育スペースで働く保育士も増えています。特に施設の保育スペースはパートタイムでの求人も比較的多く出ており、自分の家庭との両立をはかりながら働きやすいと言えるでしょう。

職業訓練校の保育士養成コースでは、次のような知識・スキルを得られます。

  • 子育て支援
  • 子ども家庭福祉
  • 保育の心理学
  • 保育・教育課程論

修了後に習得できる資格は次の通りです。

  • 短期大学士(保育学)
  • 保育士資格

職業訓練のメリット・デメリット

職業訓練は給付金を得ながら就職に向けてスキル・知識を得られる場ですが、いくつかメリット・デメリットがあります。

職業訓練のメリット

職業訓練のメリットは次の通りです。

  • 生活費を得ながらスキルを習得できる
  • 就職・転職先の幅を広げられる
  • 就業前に生活リズムを整えられる
  • 就業サポートも受けられる
  • 一緒に頑張る仲間ができる
  • 国家資格が取得できるコースもある

もっとも大きいメリットは、やはり生活費を得ながらスキルを習得できる点でしょう。

仕事を辞めると収入が減ることに不安を覚える方が多いでしょうが、条件を満たせば前出したような給付金を受け取りながら職業訓練を受講することができます。

また、就業前に生活リズムを整えられることも意外と重要なポイント。特に仕事を辞めて時間が経っていると、生活リズムが崩れて再就職の際に苦労することがあります。

しかし職業訓練は決められた時間に通学をしなければならないため、再就職前の生活リズムコントロールに役立ちます。

このほか、スキルや知識の習得だけでなく就業サポートも受けられる、美容師・保育士資格などの国家資格が取得できるコースもあるなど、さまざまなメリットがあります。

就業訓練のデメリット

就業訓練にはメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。

  • 必ず就職できるわけではない
  • 自己負担が必要な訓練がある
  • 入校試験を受けなければならない
  • 希望する訓練が受けられないことがある
  • 訓練校によって得られるスキルレベルに差がある
  • 給付金受給には条件がある

就業訓練はあくまでも就業のサポートのために実施されており、就職が確約されているわけではありません。また、入校試験がある、テキスト代や一部の受講費用は自己負担であるなど、一定のハードルがあります。

さらに、就業訓練の最大のメリットと言える給付金にも条件があります。自分が給付金受け取り対象者であるかどうかは、事前にチェックしておくべきでしょう。詳しくは下記厚生労働省ホームページをご覧ください。

参照:厚生労働省の職業訓練受講給付金(求職者支援制度)

職業訓練に関する評判・クチコミ

「職業訓練校ってどんな雰囲気?」
「実際に通っている人の声を知りたい」
こう考えている人に向けて、ここでは職業訓練に関する評判・口コミを紹介します。

クチコミを見るとわかるとおり、職業訓練校に通う人の背景はさまざま。訓練校によって得られるスキルが異なるという声もあるのが現状です。

一方で訓練校で自分の希望するスキルがしっかり得られて、周囲の生徒のスキル習得意欲も高ければ、就業を目指すにはよい場と言えるでしょう。

自分に合った職業訓練コースで仕事の幅を広げよう

職業訓練にはさまざまなコースがあり、専門スキルや知識が得られるほか、就業サポートも受けられます。あなたも今回の記事を参考に、自分に合った職業訓練コースを見つけてみてください。職業訓練で知識・スキルの幅を広げられれば、目指せる仕事の幅もグッと広がるでしょう。

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フリーランスのWebライターです。小学生の娘と一緒にプログラミングを学習中です。テックキャンプブログではITの最先端を学びつつ記事を書いています。

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