プログラミングスクールは小さな子どもの習い事として人気が高まっているだけではなく、転職や就職で有利になることから年齢を問わず注目されています。
ですが「プログラミングって難しそう、続けられるかな?」と感じる方もいるでしょう。
そこで、プログラミングスクールで行われている授業の内容やおすすめのスクールを紹介します。この記事を読むことによって人気があるスクールの特徴や、スクールを選ぶ際の注意点、エンジニアとして働く場合に期待できる年収などが分かるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
- 1 おすすめプログラミングスクール
- 1.1 テックキャンプ
- 1.2 COACHTECH(コーチテック)
- 1.3 DMM WEB CAMP
- 1.4 テックアイエス
- 1.5 デイトラ
- 1.6 キカガク
- 1.7 侍エンジニア
- 1.8 テックキャンプ プログラミング教養
- 1.9 Life is Tech!(ライフイズテック)
- 1.10 EX-Gram(エクスグラム)
- 1.11 CodeCampYOUTH(コードキャンプ)
- 1.12 TECHACADEMYジュニア
- 1.13 Tech Kids School
- 1.14 STAR Programming SCHOOL
- 1.15 TENTO
- 1.16 LITALICOワンダー
- 1.17 CoderDojo Tokyo
- 1.18 ロジコ
- 1.19 ビスケット塾
- 1.20 科学技術館 キッズプログラミング倶楽部
- 1.21 STEMON
- 1.22 お子プロ
- 1.23 monopro
- 1.24 クレファス
- 2 プログラミングスクールってどんなことをするの?
- 3 教育訓練給付金とは
- 4 プログラミングをおすすめする理由
- 5 プログラミングスクールを選ぶ際の注意点
- 6 やめたほうがよいプログラミングスクールの特徴
- 7 プログラミングスクール卒業後の年収は?
- 8 プログラミングを学ぶと何ができる
- 9 将来的に役立つ知識を学びたいならプログラミングスクール
おすすめプログラミングスクール
プログラミングスクールには多くの選択肢があるため、どこを選択すればよいか悩んでしまうことでしょう。そこで、ここではおすすめのプログラミングスクールを紹介します。
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テックキャンプ
場所:オンライン
日程:10週間プラン、6カ月プラン
料金:公式サイト参照
- 短期集中コース
- 夜間・休日コース
未経験からエンジニアとして転職を考えている方はテックキャンプがおすすめです。
転職成功率は98%(2023年6月末時点)。専属コーチがマンツーマンで未経験からのプログラミングスキル習得を支援し、キャリアアドバイザーがエンジニア転職成功までプロがサポートします。
興味のある方は気軽に無料カウンセリング(https://tech-camp.in/expert/briefings/blog)へご参加ください。
COACHTECH(コーチテック)
場所:オンライン
日程:3カ月プラン、6カ月プラン、9カ月プラン、12カ月プラン
料金:公式サイト参照
- 基礎学習ターム
- COACHTECH Pro
実際の案件開発を経験することで即戦力となる実力を身に付けることが可能なプログラミングスクールです。完全未経験者でも受講可能で、模擬案件開発で実践的な学習につなげています。
また、ポートフォリオの添削やクラウドソーシングの自己紹介添削、フリーランスになるための教材など、豊富なキャリアサポートが用意されているのも魅力です。
経済状況によっては案件の発注ができない場合もありますが、フリーランスとしての初の案件開発を保証しているのも大きな特徴といえるでしょう。
DMM WEB CAMP
場所:オンライン
日程:4週間プラン、8週間プラン、12週間プラン、24週間プラン、32週間プランなどコースによって異なる
料金:公式サイト参照
- はじめてのプログラミングコース
- Webアプリケーションコース
- Javaコース
- Pythonコース
- その他コース
豊富なコースが用意されているプログラミングスクールです。プログラミングを本格的に学習するためのコースと、エンジニアに転職するために必要な知識が学べるコースとに分けられます。
エンジニアに転職したい、生成AIを使いこなしたい、Webスキルを身に付けたい、副業したいなど、目的に合わせてコースを選択可能です。
テックアイエス
場所:オンライン、愛媛県松山市・名古屋市、広島県広島市、島根県松江市
日程:3カ月、6カ月
料金:公式サイト参照
- 長期PROスキルコース
- 短期スキルコース
- データサイエンティストコース
- 副業コース
人気No.1の長期PROスキルコースでは、6カ月の学習支援と6カ月間の就職支援が用意されています。また、短期で学びたい方は、キャリアサポートはないものの3カ月集中の学習期間プランを選択可能です。
通学タイプのスクールもありますが、オンライン校も用意されているので、スクールが自宅から遠くて通えない場合も利用しやすいでしょう。
質問への対応の早さを重視しており、5分以内にZoomか対面で画面を見ながら回答が受けられます。
デイトラ
場所:オンライン
日程:1年間の学習サポート
料金:公式サイト参照
- Webアプリ開発コース
- Webデザインコース
- Pythonコース
- Javaコース
- その他コース
料金の安さにこだわっているWebスキル特化型のオンラインスクールです。実務力が身につくようなカリキュラムが用意されているので、即戦力を目指したい方にも向いています。
無料で利用できる体験コースがあるので、こちらから利用してみてはいかがでしょうか。さらなるスキルアップのためのアドバンスコースも用意されています。
キカガク
場所:オンライン
日程:6カ月(AI・データサイエンス長期コース)
料金:公式サイト参照
- AI・データサイエンス長期コース
- 生成AIビジネス実践コース
特にAIスキルの指導を得意としています。AI・データサイエンス長期コースでは、実務に直結するスキルを6カ月で学ぶことが可能です。
長期コースを受講することでAI・データサイエンスに関して習得できるほか、キカガクによって提供されている講座が永久的に受け放題になります。担任制のスクールです。
侍エンジニア
場所:オンライン
日程:4週間、12週間、24週間(プログラミング教養コースの場合)
料金:公式サイト参照
- プログラミング教養コース
- AIアプリコース
- Java資格対策コース
- オーダーメイドコース
- その他コース
マンツーマンで指導が受けられるプログラミングスクールです。専任講師がつくので、過去にプログラミングスクールに通っていたものの、わからないことがあって挫折してしまったといった方にも向いています。
講師とは別に学習コーチがつくなど、徹底したサポートを行っているのも特徴です。
テックキャンプ プログラミング教養
テックキャンプ プログラミング教養では、初心者からプロを目指すためのプログラミング学習に最適な環境を用意しています。
プログラミング学習を継続するコツは、わからないことや疑問があった場合に先延ばしにせず、すぐに解決することができる環境というものが欠かせません。
※以下は記事公開時点での情報です。最新情報は公式サイトよりご確認ください。
テックキャンプ プログラミング教養ではプログラミング言語だけでなく、デザイン、AI(人工知能)といったカリキュラムが月額で受け放題。(別途入学金有り)
それぞれのカリキュラムは毎日やれば1ヶ月で学び終える量です。他の生徒と一斉に同じ流れ、ペースで学ぶのではなく自分に合ったペースで学ぶことができます。テックキャンプ プログラミング教養は、塾で言うと自習室にいつでも質問できる先生がいるというイメージです。
いつでも気軽に質問できるメンターと呼ばれる講師が常駐しているため、スムーズに学習を進めることができます。
テックキャンプ プログラミング教養には、小中学生の受講生もいます。子供向けのプログラミング教室もたくさんあるなかで、なぜテックキャンプ プログラミング教養を選んだのか?インタビューはコチラです。
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Life is Tech!(ライフイズテック)
場所:白金高輪本校、秋葉原校、池袋校、横浜校、
大阪校、名古屋校、オンライン校
料金:公式サイト参照
- AIクリエイティブコース
- iPhoneアプリプログラミングコース
- Androidアプリプログラミングコース
- Webサービスプログラミングコース(Ruby)
- Webデザインコース(HTML/CSS)
- Unity®ゲームプログラミングコース(2D・3D)
- 映像制作コース
Life is Tech(ライフイズテック)は、中学生・高校生の為のプログラミングスクールで、通学やオンライン講習のほかに、春・夏・冬休みを利用ITキャンプを開催しています。
スクールではプログラミングの基礎からスタートし、実際にストアでゲームやアプリを公開するまでの力を学習します。
代わってキャンプでは、モノ作りの体験を大切にしているため、学習の他にもさまざまなアクティビティが用意されています。
目的を共有する仲間と出会い、特別な時間を過ごすことができるプログラムです。
またLife is Techでは、受講生の起業やキャリアをバックアップする制度があり、優秀な学生にはインターンシップやプロジェクト協賛などの支援を受けることもできます。
EX-Gram(エクスグラム)
場所:オンライン
日程:3カ月
料金:公式サイト参照
- プログラミング初級~上級
EX-Gram(エクスグラム)では、プログラミングを学ぶことで論理的思考や発想力、スケール感を習得するなどを含めた科学的思考を身につけることに注力しています。
サイエンスビジュアルコンテンツを多く取り入れた学習教材を使い、物理現象や自然現象、マルチメディアなどの最新科学をプログラムで学びます。
豊富な経験を重ねた工学博士による少人数制の授業で、専門知識や高いスキルの直接指導を受けることができるため、理系が得意な方やワンランク上のプログラミングスクールを探している人におすすめです。
CodeCampYOUTH(コードキャンプ)
場所:オンライン
日程:公式サイト参照
料金:公式サイト参照
通学の必要がないため場所を選ばず、オンラインのPCさえあればどこでも受講することができるので近くにスクールがない方におすすめです。
実務経験を豊富に積んだ現役エンジニアによる実践的なレッスンにより、初心者でもアプリ開発ができるまでのスキル習得が可能です。
高校生が受講1カ月でアプリのコンテストに入賞したという実績もあります。
TECHACADEMYジュニア
場所:オンライン
料金:公式サイト参照
- はじめてのScratchコース
- Scratchマスターコース
- Webアプリコース
- ゲームアプリコース
- クリエイティブコース
- Pythonロボティクスコース
- プログラミング入門コース with マインクラフト
- Springin’コース
TECHACADEMYジュニアは、中高生向けのオンラインプログラミングスクールです。オリジナルの学習システムを使い、知識を学び、実践的な手法でサービスの開発を体験しながらスキルを習得します。
わからないことを放置したり途中で投げ出すリスクをなくすため、スムーズに学習をすすめることができるでしょう。
Tech Kids School
料金:公式サイト参照
- 継続学習コース
- 短期体験コース
最も有名な子供向けのプログラミングスクールといっていいでしょう。「Ameba」ブログなどで有名なIT企業サイバーエージェントが運営をしています。
まずはプログラミングに触れてみたい、お試しでチャレンジしてみたい方にオススメです!!
STAR Programming SCHOOL
場所:イトーヨーカドーアリオ亀有教室、イトーヨーカドー葛西教室 なと東京、神奈川、千葉、埼玉に93箇所
日程:公式サイト参照
対象年齢:小学一年生~中学生
料金:公式サイト参照
- キッズプログラミングコース
- Scratchプログラミングコース
- Scratchエクストラコース
キッズプログラミングコースはカードやアプリのタッチ操作から始めるプログラミングの入門編です。
まだパソコン操作が難しい小学校低学年の子どもでもOKです。
また、少人数で振替対応や補講対応を受けられるのが特徴で、授業に乗り遅れる心配がなく安心です。イトーヨーカドーやイオンモールに教室があるので、放課後も通いやすいスクールですね。
TENTO
日本初の子供向けプログラミングスクール。
場所:自由が丘など7箇所
日程:公式サイト参照
対象:小学生〜中学生
料金:公式サイト参照
一般プログラミング言語
- Python
- HTML
- JavaScript
- PHP
- Ruby
教育用プログラミング言語
- ビスケット
- Scratch
- アルゴロジック
など
RubyやPHPなど子ども向け教室では珍しい、本格的なプログラミング言語も学べるのが特徴です。講義形式ではなく、個々に合わせたカリキュラムで学習を進められます。
お子さんのペースで通わせたいと考えている方には、ぴったりでしょう。
LITALICOワンダー
場所:渋谷、池袋など23校
日程:週一か隔週
対象:小学生〜中学生
料金:公式サイト参照
- ゲーム&アプリプログラミングコース
- ロボットワンダーコース
- ロボットテクニカルコース
- デジタルファブリケーションコース
就労支援や学習サービスを行うLITALICOが運営するプログラミング教室です。子どもたちの感性を刺激するカラフルな教室で、ものづくりを楽しめます。
子どもの興味をそのまま学習に活かせるので、ものづくりが好きなお子さんにオススメです。
CoderDojo Tokyo
出典元:CoderDojo Japan | Doorkeeper
場所:下北沢、八王子など全国27箇所
日程:毎週日曜(下北沢教室の場合)
対象:小学校〜高校生
料金:無料
- Scratch
- HTML/CSS/JavaScript
- YouTubeなどを活用したWEBサイト作成
- 電子工作と組み合わせたプログラミング
CoderDojo は7〜17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場です。2011年にアイルランドで始まり、世界では110カ国・2,000の道場、日本では全国に200以上の道場があります。
開発経験のあるボランティアの方が教えてくれるため、参加費は無料です。
まずはどんな感じが雰囲気を知りたい方は、CoderDojo Tokyoに通って感触をつかむのも良いですねFacebookで毎週の教室の様子が更新されているので、ぜひチェックしてみてください。
ロジコ
場所:高田馬場(東京)
対象年齢:小学生
授業時間 :月二回土曜日、90分間の授業
料金:公式サイト参照
- プログラミングコース(全6回)
- HTMLコース(全6回)
- Webアプリ作成コース(おみくじなど簡単なゲームが作れるようになる)
ロジコ算数教室で知られるロジコが運営する、小学生向けのプログラミング教室です。プログラミングコースは全6回での開講なので、お試しで通ってみたいという方にオススメです。
その後も続けたい方は、Webアプリ作成コースを受講するといいでしょう。
ビスケット塾
場所:渋谷、横浜、府中など会場は回によって異なる
時間:月二回・金曜日 16:30〜18:20
対象年齢:小学校3年生以上
料金:公式サイト参照
- コンピュータサイエンス入門
- こどもビスケット開発室
など、ワークショップ形式
ビスケットは「コンピュータの本質を理解できる」をコンセプトに開発されたプログラミング言語で、まずはコンピュータの本質を理解できるよう配慮されています。
ビスケット開発者であり、こどもビスケット開発室の代表でもある原田康徳さんが講師をしてくれることもあるようです!開発者の方から直接学べる場は、とても貴重です。
科学技術館 キッズプログラミング倶楽部
場所:九段下 科学技術館
日程:第一日曜日、第三日曜日、第四日曜日
対象年齢:小学校3年生〜中学生(マウスやキーボードを使ったことがある方)
受講料:公式サイト参照
- 体験クラス はじめてのプログラミング Scratchの基本操作
- 初級クラス 毎月テーマが変わる(図形シュミレーター、ルーレットマシンなど)
- 中級クラス 毎月テーマが変わる(シューティングゲーム、対戦型ゲームなど)
- 演習クラス 毎月テーマが変わる(ブロック崩しゲームなど)
長期のスクールではなく、講座ごとに申し込む形式なので、まずは試しに1度勉強してみたい!といった方にオススメです。
STEMON
場所:吉祥寺、自由が丘、海老名、など東京、神奈川、千葉に21校
日程:各教室による
対象年齢:年長〜小学生
受講料:公式サイト参照
- IT、ものづくりコース ベーシッククラス
- IT、ものづくりコース アドバンスクラス
- プログラミング&ロボティクスコース
カリキュラムの構成は、プログラミングだけでなく、物理の原理や機械工学を学ぶエンジニアリング・算数や数学・自然科学なども含まれており、より総合的な力を身につけらるでしょう。
関連する内容も学ぶことで、プログラミングをどのような場に応用できるのかまで理解できそうですね。
お子プロ
場所:代官山、下馬
対象年齢:小学生から中学校1年生まで
日程:毎週1回、60-90分程度
料金:公式サイト参照
- Beginner(入門クラス)
ローマ字ドリル、タイピングレッスン、ブラインドタッチ、HTML入門 - Master(実践クラス)
上級HTML、CSS、Java、オリジナルサイト作成
ローマ字ドリル・タイピングレッスン・ブラインドタッチなど、基礎的なパソコン操作から学べるのが特長です。
HTMLやCSSなどの言語を扱っているので、習得できればWebページの作成ができるようになるでしょう。
monopro
場所:有楽町線・護国寺駅
対象年齢:小学校4年生から中学生
日程:週一回(土曜または水曜)
料金:公式サイト参照
- キッズ・プログラミング入門コース
Unityを使ったゲーム開発
このコースでは「Unity」を使ってゲーム開発を行います。Unityはプログラミングで3Dの世界を作ることができ、VR(バーチャルリアリティ)にも対応しています。そのため、Unityを扱えるエンジニアは今後かなり広範囲に渡って活躍の場があると思われます。
出典:monopro
ゲーム開発をするプログラミング言語のUnity・C#を学ぶことができます。ロボット製作より、ゲームが好きなお子さんは向いているでしょう。
合わせて、ITリテラシーについても教えてくれるので、今後お子さんが誤った使い方する心配も少ないですね。
クレファス
場所:幼稚園年長〜高校生まで
- Kisksジュニアエリートコース(幼稚園年長〜小学1、2年生対象)
- Crefusコース(小学生〜高校生)
クレファスではロボットが教材!ロボットをうごかしならが楽しく理数系の知識もプログラミングも学べる!
出典:クレファス
ロボットに特化したスクールです。
小学校3年生から中学生までを対象とした世界最大のロボット競技会「FLL(ファースト・レゴ・リーグ)」に毎年日本代表チームとして世界大会に参加しているそうです。
ロボット製作を通じて、国際交流も図れる環境が用意されています。ロボットなど機会が好きなお子さんにぴったりなスクールです。
プログラミングスクールってどんなことをするの?
最近では、年齢や理解に合わせて楽しみながらプログラミングを身につけることができるコースが用意されています。
小学生や低年齢層向けのスクールでは、プログラミング入門にピッタリの、子ども向けのプログラミング言語を使用して学習します。
例えば、「Scratch(スクラッチ)」では、ブロックを組み合わせて動かすことで視覚的にプログラミングが学べます。
ほかにも「Viscuit(ビスケット)」という、自分でイラストを描いて簡単にアニメーション作ることができる言語などもあります。
これらを使用して、楽しみながらプログラミングの仕組みや考え方を学ぶことができます。
年齢や学習レベルが上がるとRubyやPython、Javaなどの本格的なプログラミングを学び、実践的なスキルも身につけることができます。
講義形式ではなく、それぞれのペースに合わせて学習を進めるスクールが多く、最近では、iPhoneやwebアプリの簡単なゲームを作成しながら学習するスタイルが多いようです。
期間や料金はどうなっているの?
現在では、多様なプログラミングスクールがあり、塾のように通うスタイルや短期間のキャンプスタイル、オンラインで学習できるものなどがあります。
キャンプスタイルでは、夏休みや春休みなどを利用した1週間ほどの期間で開催されるものが多く、通学スタイルのものでは、週に1回ペースで学習するスタイルがあります。
料金の目安として、週に1回程度の通学スタイルは月額で6,000円〜20,000円程で、短期集中型のキャンプスタイルが40,000円〜90,000円程のものが多くみられます。他の習い事と比べても、大きな差はありません。
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教育訓練給付金とは
プログラミングスクールで学ぶにあたり、活用したいのが「教育訓練給付金」です。この制度は働く方の主体的な能力開発やキャリア形成を支援することで、雇用を安定させ、就職を促進することを目的としています。
国が認定している教育訓練を受けることにより、一定条件を満たせば支払った金額の一部が払い戻される制度です。
教育訓練給付制度には、一般教育訓練給付金、特定一般教育訓練給付金、専門実践教育訓練給付金の3種類があり、これらの中で最も支給金額が大きいのは専門実践教育訓練給付金です。上限を56万円とする受講料の最大70%が支給されます。
制度のうち、どれに該当するのかに関しては受ける講座やプログラム、選択する教育機関などによって変わるので、気になるスクールが見つかったら事前に確認しておくとよいでしょう。
ただし、プログラミングスクールの中には教育訓練給付金制度の対象にならないものもあるため、注意が必要です。
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プログラミングをおすすめする理由
専門的な知識を学べるスクールはさまざまありますが、中でもおすすめしたいのが今回紹介しているプログラミングが学べるスクールです。プログラミングをおすすめするのには、以下のような理由があります。
理由①地方での就職・転職が有利になるから
プログラミングに関するスキルを身につけると、地方での就職や転職が有利になります。
海外と比較すると日本はIT人材が不足しており、特に都市部と地方の差が大きくなっている状況です。東京では多くのIT人材がIT企業で働いていますが、地方の場合は大企業であったとしてもIT化が進んでいないケースが珍しくありません。
こういった地方の企業ではプログラミングに関する知識を持った人材の需要が非常に高くなっているため、就職・転職面で有利になります。
理由②年収が上がりやすくなるから
高収入が得られるような資格や知識を身に付けたいと考えている方にもプログラミングがおすすめです。専門的な仕事ができるようになるので、より好条件の職場に転職しやすくなるでしょう。
また、プログラミングに関する知識が活かせるのはIT企業だけではありません。IT化が進んでいないIT企業以外においてプログラミング知識のある人は高く評価されやすく、年収が上がりやすくなります。
プログラミングスクールを選ぶ際の注意点
プログラミングスクールを選ぶ際は、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。特に注意したいのが、以下の2つです。
教育訓練給付金を活用するには条件がある
教育訓練給付金を活用することにより、スクールの費用を抑えることが可能です。しかし、教育訓練給付金はすべての人が活用できるものではありません。
条件として、選択する給付金の制度で定められている雇用保険の加入期間を満たしていること、厚生労働大臣が認定している教育訓練を受講することの2つが定められています。
また、受講日の1カ月前までにハローワークに対して必要な書類を提出しなければなりません。
給付金を受け取れるのは、コースごとに定められている学習期間の終了後です。スクールに通う前に受け取れるものではない点にも注意しておきましょう。
スクールによって学べるプログラミング言語が異なる
プログラミング言語には、HTMLやPython、CSS、JAVA Scriptなどさまざまな種類があります。どの種類のプログラミング言語が学べるかはスクールによって異なるので、よく確認しておかなければなりません。
今後の転職や就職を有利にするためプログラミングを学びたいと考えているのであれば、最新技術で使用されているプログラミング言語を学べるスクールを選ぶといいでしょう。
たとえば、PythonはAIやアプリ、データ解析などで使用されているプログラミング言語で、非常に将来性が高いといえます。
CやC++に関してもロボットや産業機械の分野で使用されています。
どういった分野に強くなりたいのかも含めて検討しておきましょう。
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やめたほうがよいプログラミングスクールの特徴
プログラミングスクールの中には、おすすめできないものも存在します。以下に該当するスクールはやめておいた方がよいでしょう。
相談できるメンターや講師がいない
プログラミングは非常に専門的な分野であり、独学で知識をつけようとすると挫折してしまう方も少なくありません。そこで役立つのがプログラミングスクールなのですが、スクールで学ぶとしても相談できるメンターや講師がいないところを選択してしまうと、独学とほぼ変わらない状態になってしまう可能性が高いです。
メンターや講師に相談しやすい環境が整えられているのはもちろんのこと、メンターや講師がどの程度の質なのかも口コミ情報などから確認しておくとよいでしょう。
質問できるプログラミングスクールだったとしても、質問可能な時間が限られていることがあります。24時間対応しているものもありますが、時間が限定されているものは自分が学習する時間帯に質問可能か確認しておきましょう。
講師への質問が24時間体制ではないスクールでも、その他の時間帯はメンターが対応しているところもあります。
SES(客先常駐)系会社の求人ばかり紹介される
プログラミングスクールでは、就職支援を行っているところが多いです。ですが、具体的にどのような会社への就職支援が受けられるかは選択するスクールによって大きく変わります。
たとえば、自社サービス開発企業や受託開発企業、事業会社などさまざまな種類があるのですが、中でもSES系の会社の求人ばかり紹介するスクールはおすすめできません。
SES系とは「System Engineering Service」の頭文字を取ったものであり、システムの開発支援や運用・保守などを行うことで報酬を受け取る働き方のことをいいます。
これらを主な事業として行っている企業がSES系企業と呼ばれるのですが、未経験者でも就職しやすかったりさまざまなプロジェクトの経験ができたりするメリットがある一方、デメリットも大きいです。
たとえば、スポット的な仕事が多いため自分が行っている仕事の全体像が見えずモチベーションが上がらない、短期間でいくつもの案件が切り替わることが多く一貫したキャリアを築くのが難しいといったデメリットが挙げられます。
中には業務負荷が高いわりに単価が非常に安いブラック企業もあるため、注意しなければなりません。
SES系の会社に就職するとせっかく高い費用をかけて学んだプログラミングの知識を活かせる仕事に就けなかったり、さまざまなプロジェクトを転々とすることになって大きなストレスを溜め込んでしまったりすることもあります。
SES系の会社以外の就職先紹介に力を入れているスクールを選びましょう。
受講料が不相当に高い
受講料は選択するプログラミングスクールによって大きく異なります。中には、他のスクールと比較して高額なところもありますが、受講料が高いほど専門的な知識が学べたり、カリキュラムが充実していたりするとは限りません。
高額な受講料が設定されている割にはサポートが不十分だったり、カリキュラムの質が悪かったりするところもあるため、注意しましょう。
また、そういったスクールの中には給付金の対象とならないところもあります。金銭的な負担が大きくなってしまうので、受講料が安くても実際に通っている方からの評判がよいスクールを選んでみてはいかがでしょうか。
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プログラミングスクール卒業後の年収は?
求人情報や転職サイトといったサービスを提供しているdodaの調査によると、ITエンジニア全体の平均年収は452万円、生涯賃金は2億6,039万円です。
また、ITエンジニアの年収分布は、以下の通りでした。
※プログラミングスクールを卒業している人に限定したデータではありません
年収帯 | 割合 |
300万円未満 | 13.9% |
300~400万円未満 | 30.6% |
400~500万円未満 | 24.0% |
500~600万円未満 | 13.3% |
600~700万円未満 | 7.6% |
700~800万円未満 | 4.2% |
800~900万円未満 | 2.6% |
900~1,000万円未満 | 1.3% |
1,000万円以上 | 2.5% |
300~400万円未満の割合が最も多いのに対し1,000万円以上稼いでいる方が全体の2.5%いることがわかります。
参考:doda:ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説
単価が高いプログラミング言語
できるだけ高収入を目指したいと考えた際は、高単価の案件で使われているプログラミング言語に関する知識を身につけておくことが欠かせません。
ITエンジニア向けの転職・就職・学習プラットフォームである「paiza」を運営するpaiza株式会社の調査によると、以下の言語は転職における言語別平均年収ランキングが高いことがわかりました。つまり、高単価が期待できるともいえます
【高単価が期待できるプログラミング言語】
- Go言語
- TypeScript
- Scala
- Kotlin
- Ruby
- Python
- Sass
参考:paiza株式会社:「プログラミング言語に関する調査(2023年版)」の結果を発表。平均年収が高い言語、転職で企業ニーズが高い言語など
たとえばTypeScriptは、JavaScriptを拡張して作られたプログラミング言語です。今後学ぶのであれば、JavaScriptよりもTypeScriptを選択するとよいでしょう。
また、知識を持っている方が少ないプログラミング言語を理解していると、希少性が高くなるので高単価の仕事を受注しやすくなります。同調査によると、Scala、Kotlin、Objective-C、Sass、Goなどは基礎知識保有者が少ないので、このあたりのプログラミング言語が学べるスクールを選択してみるのもおすすめです。
副業やフリーランスの年収
プログラミングスクールを卒業した後、副業やフリーランスとして働く選択肢もあります。
営業コンサルティング・代行支援などを行うCAMELORS株式会社が行った調査を紹介します。フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、インフラエンジニア、iOS/Androidエンジニア、機械学習エンジニア、データサイエンティストといった6種のエンジニアの平均年収は899万円でした。平均時給は4,457円です。
年収で見てみると1000万円以上が全体の27.6%を占めており、年収800万円以上では64.9%にもなるので、非常に高収入であることがわかります。(※)
将来的に高収入を目指したいと考えている方もプログラミングをに関してスクールで学んでみてはいかがでしょうか。
(※)
参考:CAMELORS株式会社:【2024最新】フリーランスエンジニア6職種の平均年収ランキング
プログラミングを学ぶと何ができる
簡単にいうと、モノを動かし、制御することができます。例えば、ゲームやアプリ、Webサービスを作って公開することもプログラミングによって可能です。
家の中では電子レンジや炊飯器、エアコンなどの家電を動かし、外に出るとエレベータや信号機、電車や飛行機などのコントロールをしているのもプログラムによるものです。
私たちの生活では欠かせないプログラミングを学ぶことで、将来さまざまな進路で生かす機会があるでしょう。
さらに、子どもの頃からプログラミングを学ぶことで、ゼロからイチを生み出す力になる論理的な考え方や、問題を解決するためのアプローチ方法、クリエイティブな発想力が身に付きます。
これらのスキルは、社会での活躍においても汎用性が高く、将来さまざまな場面で生かされることでしょう。
将来どんな仕事を目指せるの?
今後ますます需要が高まるとされるプログラミングを習得しておくと、さまざまなIT関連の職業を目指すことができます。
例えば、中高生のなりたい職業ランキングの上位にあるゲームクリエイターやプログラマー、Webデザイナー、システムエンジニアなどがあてはまります。
知識や技術を吸収しやすい子どもの頃にプログラムに慣れ親しむことで、将来の進学や就職にも有利に働き、夢を叶える近道になることでしょう。
あなたの子どもが未来のサービスを作り出すかも
これからの時代、ITスキルは英語と同じくらい重要なスキルとなってくるでしょう。
小学校でもプログラミングの必修化されたことで、今後も注目が高まります。
今回紹介したスクールは、ほどんどが無料体験もできますので、まずはぜひ一度プログラミングを体験してみてはいかがでしょうか?
あなたの子どもが、未来のスティーブ・ジョブスやビル・ゲイツのようなサービスを作り出す日が来るかもしれません。
将来的に役立つ知識を学びたいならプログラミングスクール
いかがだったでしょうか。おすすめのプログラミングスクールや、スクールに通うことを検討するにあたり、確認しておきたいポイントなどを紹介しました。どういったことに注目してスクール選びをすればよいかなどもご理解いただけたかと思います。
これからスクールに通うことを検討しているのであれば、ぜひテックキャンプをご利用ください。未経験者に特化した学習環境を用意しているので、全く知識がない状態から挑戦できます。
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はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。