「スマートリングって何ができるのだろう?」
「Suicaのように電子マネーとして使いたい」
「健康管理をしたいけどスマートウォッチはつけたくない」
スマートリングは指輪型デバイスで、機種によってさまざまな機能を持っています。
本記事では、2024年版のスマートリングのおすすめ機種を紹介。また、スマートリングでできること、おすすめな人、Suicaなど電子マネーへの対応なども解説しています。
スマートウォッチの他のウェアラブル端末について知りたい方や、スマートリングの購入を検討している方、仕事や決済を効率化させるツールがほしい方は、ぜひ参考にしてみてください。
※記事内の価格等は2023年12月執筆時点の内容です。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
スマートリングとは
スマートリングとは、指輪型のウェアラブル端末のことで、指にはめるだけでスマートフォンの一部機能が使えます。
ちなみに、ウェアラブル端末とはApple WatchやVRゴーグルのように、体に装着したままで使えるスマートデバイスのことです。
その中でも、スマートリングは体への負担が最小限であり、財布やスマートフォンがなくとも非接触決済が可能であることから、要注目のデバイスといえます。
またスマートリングは登場から間もないため呼び方が定着しておらず、「指輪型デバイス」「ウェアラブルリング」と呼ばれることもあるようです。
スマートリングでできること
スマートリングでできることをまとめると、以下の通りです。
- 電子マネーによるキャッシュレス決済
- 通話および音声アシスタント
- 公共交通機関カードの代わり
- パソコンや家電などの遠隔操作
- スマートロック(自宅や車のキーの代わり)
- 健康管理(体温測定や睡眠管理など)
上記の通りで、機種ごとにできることは異なるものの、さまざまな機能が備わっています。
現状スマートリングはほぼ海外製
スマートリングにおけるデメリットは、現状の機種がほぼ海外製だということです。
そのため、以下のことに注意しなければなりません。
- 説明書や本体の操作言語など、日本語対応していない機種が多い
- 日本人にはサイズが合わない可能性がある
- SuicaやPASMOなどの電子マネーに対応しているのかどうか確認が必要
- 日本でも充電できる機種なのかどうか確認が必要
上記の通りで、海外製であることから確認すべきポイントは多いです。
海外製が不安な場合は、日本製の機種や日本語サポートのある機種を検討しましょう。
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Suica対応のスマートリングはある?
現状、Suicaに対応したスマートリングはありません。※2023年12月確認時点
Suica・PASMOに代表される交通系ICカードを使うには、Sonyが開発した非接触ICカード技術方式の「Felica」に対応している必要があります。
Felicaに対応したスマートリングは現状「RINGO PAY」があるものの、Suicaには未対応。
今後、Felica対応のスマートリングがさらに普及すれば用途が広がり、交通系ICカードへの対応が一気に進むかもしれません。
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【2024年】スマートリングおすすめ8選
本章では、おすすめのスマートリングを8つ紹介します。購入価格、サイズ、カラーバリエーションなどに関しては、購入サイトにてご確認ください。
名称 | 価格 | 対応OS | 決済機能(電子マネー対応) | 充電 |
EVERING | 19,800円〜 | Android iOS |
有(タッチ決済対応) | 不要 |
RINGO PAY | 19,800円 | – | 有(楽天Edy) | 不要 |
Wow Ring | 28,000円 | iOS Android |
無 | 要 |
スマホリングスマートトランスレーター | 16,500円 | Android iOS |
無 | 要 |
TwooCa Ring | 45,000円(税別) | Android iOS |
有(タッチ決済対応) | 要 |
Oura Ring | 299米ドル〜 | Android iOS |
無 | 要 |
Go2sleep | 16,800円 | Android iOS |
無 | 要 |
SOXAI RING 1 | 35,980円 | Android iOS |
無 | 要 |
EVERING
- キャッシュレス先進国であるイギリス発のスマートリングで、2021年春に日本上陸
- 機能は電子マネーに対応したキャッシュレス決済を中心に充電は不要で防水機能も搭載
- アプリでスマートリングを管理し、盗難や紛失の被害にあってもアプリからワンタップで利用停止が可能
EVERINGは、2021年春に日本で発売されたキャッシュレス決済が可能なスマートリング。
決済は、VISA/JCB/Mastercard/American Express/Diners club cardなどに対応し、VISAのタッチ決済が可能です。またSuicaは非対応で充電は不要。
専用アプリとクレジットカードを紐付けてチャージし、電子マネーとして利用できます。
カラーは、ブラック・ホワイト・シルバーなど全6色で、ビジネスからカジュアルまで、装着するのにシーンは問いません。
また、2022年8月30日から、月額550円で2年間使えるレンタルサービスも開始。
コロナ禍で非接触決済が注目を浴びる中、注目のウェアラブル端末となるでしょう。
RINGO PAY
出典元:株式会社Makuake
- 楽天Edyの電子マネー決済に対応、指をかざすだけで決済が可能
- 決済時に電力が非接触で供給されるため充電不要で使える
- 素材はシリコン製で軽く自分でサイズ調整も可能
「RINGO PAY」は、電子マネー決済に特化した決済型の国産スマートリング。
Suicaと同じように、都度必要なお金をチャージして使用。楽天Edyに対応しており、コンビニのATMやレジでチャージして使います。
充電が不要なことや自分でサイズ調整可能なのも、利便性が高いです。日本の会社が作っているので、安心感もあります。
購入は以下の製作者の公式サイトやクラウドファンディングサイトのMakuake、Amazonなどから可能です。なお、2023年12月時点では好評につき品切れ状態。
気になる方は、公式サイトをご確認の上、メール・LINE・インスタを登録して再入荷の情報をチェックしてみてください。
Wow Ring
出典元:株式会社ジャパニスタ
- スポーツデータの管理に特化しており、24のスポーツに対応
- GPS機能付きで心拍数や血中酸素濃度などのデータも取れる
- 睡眠・歩数・消費カロリーなどのライフログとしても活用できる
「Wow Ring」は、スポーツアスリートや普段スマートデバイスを付けて運動に取り組む人におすすめの国産スマートリングです。
脈波形は手首よりも指の方が強いため、スマートリングはスポーツデータの管理に適しているといわれています。超軽量チタン合金製で装着感もよいです。
運動記録はスマホアプリと連携して記録します。2023年12月22日にMakuakeにて先行販売開始予定なので、チェックしてみてください。
▶️Wow Ring
スマホリングスマートトランスレーター
出典元:ARTRIP
- 最大137ヶ国語の翻訳が可能なAI搭載スマホリング
- 音声入力した内容をチャットやメールに簡単にペーストできる
- 付属の両面テープでスマホケースに取り付けも可能
本商品は、厳密にはスマートリングではなくスマホリングです。しかし、翻訳機能を搭載したIoTデバイスであり、スマートリングといっても過言ではありません。
多言語の音声入力・無制限の文字起こし・データ保存&シェアなどが可能で、ビジネスシーンや海外旅行などで活躍すること間違いなしです。
▶️スマホリングスマートトランスレーター AI高速ミニ翻訳機 – BEAUTRIP Japan
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TwooCa Ring
出典元:株式会社 Kort Valuta
- 世界初の「決済機能」と「ヘルスケア機能」の両方を備えたスマートリング
- ヘルスケアでは心拍数・体温・睡眠時間・歩数などを管理できる
- 決済機能はVISAのタッチ決済に対応
「TwooCa Ring」はこれまで単体だけで存在していた、決済機能とヘルスケア機能の両方を備えた「世界初」の国産スマートリング。
Suicaは非対応で、フル充電で最大4日間の連続動作が可能です。
本体はカーボンファイバー素材で、軽量かつ丈夫さを実現しています。IPX6/IPX7相当の防水性能も備えているので、水や汗で濡れても安心です。
ちなみに、TwooCa Ringは法人向けを想定して開発されたものなので、従業員の福利厚生やサービス向上に寄与していくとして期待されます。
Oura Ring
出典元:Oura
- 健康管理や睡眠管理などのヘルスケアに特化したスマートリング
- 専用アプリと連携して日々の睡眠、体調、運動を測定し分析することで、自分の健康状態を常にモニタリングできる
- 1回の充電で最大1週間まで使用可能、素材は強度なチタン製、防水機能などにより、安心して使える
「Oura Ring」は、ユーザーの健康状態を管理するのに役立つフィンランド発の高機能スマートリングです。
日々のアクティビティを測定し分析するので、体調不良や寝不足などをいち早く察知します。
また、専用アプリは日本語に対応しているので、英語が苦手でも安心して使えるでしょう。
Oura Ring Generation 3(第3世代)は、第2世代よりもメモリーが32倍、搭載されているセンサーは3倍になっています。
▶️Oura Ring. Smart Ring for Fitness, Stress, Sleep & Health.
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Go2sleep
出典元:SLEEPON
- 睡眠の深さ・呼吸の乱れ・心拍数・血中酸素レベルなどを測定可能
- スマホアプリでデータ管理が可能、CSVファイル化して詳細管理も可能
「Go2sleep」は、睡眠管理に特化したスマートリングです。
複数の項目から睡眠の状態を分析し、日々の睡眠の質向上に向けたサポートを行います。
▶️SLEEPON – Better sleep, better life.
SOXAI RING 1
出典元:SOXAI
- 心拍数・心拍変動・酸素レベル・皮膚の表面温度・活動量などを測定可能
- 睡眠の状態やストレスレベルをアプリで表示・管理できる
- 世界最小サイズのスマートリングで、手作業中にも煩わしさがない
「SOXAI RING 1」は、睡眠・ストレス・体調など体の状態を測定し、専用アプリで管理できる健康管理に特化した国産スマートリングです。
前世代より機能とデザインがアップデートされました。
本製品は日本発のスマートリングなので、日本人にも安心なデバイス。防水機能もついているので、運動中やサウナでもつけたままでOKです。
2024年以降には、健康管理とNFC決済機能を搭載した新たなスマートリングを販売するとのこと、今後の動向にも要注目。
スマートリングがおすすめな人の特徴
本章では、スマートリングを使うのにおすすめな人の特徴を6つに分けて紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
- 忙しくスマホを操作する余裕がない
- 仕事などで通話する機会が多い
- 腕時計をつけたくない
- スマートロックを使用している
- 電子マネーやクレジットカード決済をよく使う
- 手軽に健康維持・管理をしたい
忙しくスマホを操作する余裕がない
1つ目は、スマートフォンを操作する余裕がないほど忙しい状況が多い人です。
例えば、外出する機会の多いビジネスマンは、客先での打ち合わせや商談などで会社からメールが届いていても、見逃してしまうかもしれません。
しかし、スマートリングがあれば、スマートフォンを取り出さなくとも電話やメールの通知を確認できます。
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仕事などで通話する機会が多い
2つ目は、仕事やプライベートで通話する機会が多い人です。
通話機能を搭載したスマートリングならば、スマートフォンを取り出さなくとも、指を耳に当てて通話できるため、非常に効率的です。
また、着信を通知できる機種もあるので、仕事のスタイルに合わせて選んでみましょう。
腕時計をつけたくない
3つ目は、腕時計が苦手でなるべくつけたくない人です。
Apple Watchなどの時計型のウェアラブル端末もあるものの、手首に負担をかけたくないと考える人も多いでしょう。
スマートリングであれば、指にはめるだけなので、体に負担はかかりません。
ただし、海外製の機種は当然ながら海外に合わせたサイズなので、購入前のサイズ確認は必ず行いましょう。
スマートロックを使用している
4つ目は、スマートロックをすでに使用している人です。
スマートロックとは、既存の鍵をデバイスやアプリを使うことで、簡略化したり管理できるようになるシステムのことです。
スマートリングにもスマートロックを搭載した機種があり、手をかざすだけで自宅の玄関を解錠したり、車のキーの代わりとして使えます。
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電子マネーやクレジットカード決済をよく使う
5つ目は、電子マネーやクレジットカードで支払う機会が多い人です。
スマートリングは、非接触決済が可能な機種もあり、手をかざすだけで簡単に支払い可能。
SuicaやPASMOなどの公共交通機関カードやVisaなどで決済する機会が多い人は、支払いをさらに効率化できるでしょう。
ただし、海外製は日本の電子マネーが使えない場合もあるので、注意してください。
手軽に健康維持・管理をしたい
6つ目は、手軽に健康維持・管理をしたい人です。
スマートリングの中には、体温や心拍数を測定したり、睡眠の質を分析できる機種も。
また、本体に健康促進効果のある金属を使用する機種もあります。
そのため、寝不足やストレスで健康面が心配な人は、スマートリングで効率よく健康管理を行いましょう。
スマートリングの選び方
本章では、スマートリングの選び方を5つのポイントに分けて解説します。後悔することのないように、しっかりと確認しておきましょう。
- 機能・用途
- サイズ・デザイン・フィット感
- 対応機種
- 日本語への対応
- 防水性能
機能・用途
1つ目は、機能・用途に注目して選ぶことです。
スマートリングは、機種によって搭載されている機能や使う用途が異なります。
例えば、スマートフォンの通知や通話を効率化するのが目的の機種もあれば、睡眠管理が目的の機種もあります。
したがって、どのような目的で使うのかを事前に決めた上で、目的に沿う機能が搭載された機種を選びましょう。
サイズ・デザイン・フィット感
2つ目は、サイズ・デザイン・フィット感で選ぶことです。
スマートリングはほとんどが海外製のため、サイズを確認せずに購入すると、自分の指に合わない可能性があります。
そのため、購入前に必ずサイズを確認し、レビューなどでフィット感の感想などを確認するとよいでしょう。
また、ビジネスシーンで使う場合は、派手なデザインよりもシンプルなデザインの機種を選びましょう。
対応機種
3つ目は、スマートフォンの対応機種で選ぶことです。
iPhoneの場合は使用している機種のiOSに対応しているか、Androidの場合は使用している機種のAndroid OSに対応しているかを必ず確認しましょう。
また、スマートフォンとのやり取りにNFC機能を使う場合は、スマートフォン自体にNFC機能があるかどうかも確認しましょう。
日本語への対応
4つ目は、日本語に対応しているかどうかで選ぶことです。
スマートリングは海外製が多いため、日本語対応していない機種がほとんど。
そのため、本体だけでなく付属している説明書やアプリなども英語版のみが多いです。
したがって、英語が苦手な人は日本語対応が進んでいる「Oura Ring」や「EVERING」などを検討してみましょう。
防水性能
5つ目は、防水性能があるかどうかで選ぶことです。
防水性能があれば、キッチンや洗面台などの水回り、スポーツでも外す必要はありません。
さらに、充電が不要なスマートリングであれば、充電器を用意する必要もありません。
したがって、常にスマートリングをつけた状態で過ごすならば、防水性能があり充電が不要な機種を検討しましょう。
スマートリングで生活をもっと便利に
スマートリングでできること、使い方、おすすめの機種などを紹介しました。
仕事で社内外を問わず頻繁に通話する方や電子マネー決済で支払いを効率化したい方は、指にはめてフリーハンドで使えるスマートリングがおすすめです。
ご紹介したおすすめの機種を参考に、ご自身のライフスタイルに合わせたスマートリングをぜひ使ってみてください。
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