「iPhoneに入っている音楽をドライブ中に聴きたい」と考えたことはありませんか?
そのような時に活躍するのが「FMトランスミッター」です。
この記事では、iPhoneの音楽を車で楽しめるFMトランスミッターの機能や選び方などを解説します。ドライブ中にもっと音楽を楽しみたいという方は、ぜひ参考にしてください!
この記事の目次
FMトランスミッターとは
「FMトランスミッターってなに?」という方に向け、その概要を紹介します。
使い方も解説しているので参考にしてください。
- 車でiPhoneの音楽を聴ける便利ツール
- FMトランスミッターの使い方
- iPhone用FMトランスミッターのおすすめは?
車でiPhoneの音楽を聴ける便利ツール
「FMトランスミッター」とは、車に搭載されているFMチューナーを活用して、接続したオーディオ機器の音楽を車内ラジオで流すツールです。
iPhoneなどのオーディオ機器にある音楽を、FM放送と同じ周波数に変えて音を送信します。
FMチューナーが搭載されている車で使えるので、FMトランスミッターが1台あれば様々な場所で好きな音楽を聴くことができます。
家族や仲間とのドライブ中に色々な音楽を楽しみたいという方に人気です。
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FMトランスミッターの使い方
使い方が簡単な点もFMトランスミッターの特徴です。
まず車にあるシガーソケットにFMトランスミッターを接続し、次にiPhoneなどのオーディオ機器につなげます。
iPhoneなどのスマホとつなげる際には、ケーブルをつなげる有線形式とBluetoothなどで接続する無線形式があります。
iPhoneでは7以降の機種で3.5mmステレオミニ端子が廃止されているので、有線ならLightning対応の製品を、無線ならBluetooth接続に対応したものを使いましょう。
またiPhone 15からは外部接続端子として初めて「USB-C」が採用されました。これにより、USB-C接続に対応したFMトランスミッターが使えるでしょう。
その後、FMラジオをONにし、トランスミッターにより決まっている周波数に合わせてiPhoneで楽曲を再生すればOKです。
iPhone用FMトランスミッターのおすすめは?
iPhoneとの接続に対応したFMトランスミッターはさまざまあります。ドライブ中の快適な音楽ライフを目指すなら、なるべく音質がよいものを選ぶべきです。
次の章でFMトランスミッターを選ぶ時のポイントを解説しているので、確認していただき、自分に合うものを購入する参考にしてみてください。
iPhoneにおすすめのFMトランスミッターは「iPhone用FMトランスミッターおすすめ10選 Bluetooth接続・有線接続に対応」で紹介しています。
FMトランスミッターを選ぶ際のポイント
次に、FMトランスミッターを選ぶ際に意識するべきポイントを5つ解説します。
自分がどのような機能を求めているのかをよく確認しましょう。
- 電源供給方式
- 接続方式
- 対応コーデック
- 電圧
- 便利機能
電源供給方式
FMトランスミッターの電源供給には、シガーソケット式と電池式の2種類の方法があります。
シガーソケット式
1つ目がシガーソケット式です。シガーソケットがついている車であれば、エンジンのかかった車にFMトランスミッターを接続するだけで電源がとれます。
注意点として、シガーソケット式のFMトランスミッターを接続する際は、自分の車種の対応電圧を確認しておきましょう。
電池式
2つ目は、電池を動力とする電池式のFMトランスミッターです。車種によってはシガーソケットが装備されていないものがあり、その際に使用します。
電池がなくなると音楽を聴けなくなってしまうので、予備の電池を用意しておくと良いでしょう。
接続方式
接続方式はBluetoothを使ったものと有線ケーブルを使ったものの2種類があります。それぞれ長所と短所があるのでよく確認しましょう。
Bluetooth接続
Bluetooth接続は無線形式なので、ケーブルの煩わしさがなく場所を選ばないのがメリットです。
接続する際は、FMトランスミッターの電源を入れてペアリングモードにし、iPhoneなど接続する端末側でBluetoothをオンにして設定。
一度ペアリングすれば、次回以降は自動的に接続されるものもあります。
有線接続に比べて音質が低下する場合があり、後述するコーデックの影響を受けやすい点などがデメリットと言えます。
有線接続
有線接続は音質が良いことが特徴です。Bluetoothと異なり音楽データを変換しない分本来の音源で楽しめます。
また、Bluetoothのペアリングのように機器設定をする必要がなく、ケーブルを接続すればOKと手軽なのもメリット。
一方で、ケーブルがあることで絡まったり置く場所が制限されたりするデメリットもあります。
対応コーデック
コーデックとは「音声圧縮形式」のことを指します。Bluetooth接続する際には、事前に確認しておきたい項目です。
Bluetooth接続でiPhoneからFMトランスミッターへ音楽データを転送する際、音楽データは圧縮されます。
その際に、iPhoneなど接続する端末とFMトランスミッターとの間で、対応するコーデックが異なると音質や遅延に影響します。
コーデックには、iPhone等のApple製品に適した「AAC」、Android製品に適した「apt-X」、どちらにも適している「SBC」などがあります。
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電圧
シガーソケットから電源を供給する場合は、FMトランスミッターの対応電圧を確認しましょう。
電圧は一般車とトラックなどの大型車両では異なるようです。
一般車であれば、一般車に対応したトランスミッターを選んでください。基本的には一般車はDC12V、トラックやマイクロバス等はDC24Vとなっています。
万が一、異なる電圧のFMトランスミッターを接続すると故障の原因になるので注意。
便利機能
便利な+αの機能が搭載されたFMトランスミッターを選ぶと、さらに快適に音楽を楽しめます。
例えば充電用のコネクタが付属したものであれば、音楽を聴きながらiPhoneを充電できます。
コネクタを複数搭載したトランスミッターもあるので、iPhoneをbluetooth接続しつつ別の複数端末をコネクタと接続して充電するなども可能でしょう。
あるいは、マイクが内蔵されたFMトランスミッターも。これにより、車での移動中に電話がかかってきた際にも、ボタンを押すだけでハンズフリー通話ができます。
FMトランスミッターのメリット
FMトランスミッターを使うとどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、4つのメリットを順番に紹介していきます。
- ほとんどの車で使用可能
- 車内スペースを広く使える
- 聴きたい音楽や接続する機器の切り替えが楽
- iPhoneなどのスマホ以外でも接続できるものも
ほとんどの車で使用可能
最近の車であれば、FMチューナーはほぼ全ての車についているため、FMトランスミッターの用途も広がります。
自分の車はもちろん、家族や友人の車を使う際、またレンタカーなどでも使用できるので大変便利です。
車内スペースを広く使える
CDなどで音楽を聴く場合は、都度車内に沢山の音源を持ち込む必要があるため、かさばったりスペースを使ったりします。
FMトランスミッターならiPhoneさえあればOKなので、車内スペースを広く使え快適に過ごせます。
聴きたい音楽や接続する機器の切り替えが楽
FMトランスミッターは、手元のiPhoneを使って簡単に音楽を切り替えることができます。
別のiPhoneやオーディオ機器につなげる時も接続が簡単なため、何かと手間がかかりません。
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iPhoneなどのスマホ以外でも接続できるものも
FMトランスミッターには、iPhoneなどのスマートフォン以外のツールを接続できるものがあります。
microSDカードやUSBメモリーに入った音楽ファイルを再生できるなど多機能なものも多く、より豊富な音源から聴きたい曲を選ぶことができます。
FMトランスミッターのデメリット
ドライブ中の音楽ライフを快適にしてくれるFMトランスミッターはメリットだけでなく、少なからずデメリットもあります。ここでは2つ紹介するので、よく確認しておきましょう。
- 音質が他ツールよりも劣る
- 場所や環境によってノイズが入る
音質が他ツールよりも劣る
FMトランスミッターはFM電波を使って車内オーディオから音楽を流します。
この関係上、Bluetooth接続をしたカーオーディオユニット、ケーブルで車内のオーディオと直接、有線接続したツールと比べると音質がやや劣ります。
具体的には、音量が小さかったり「ザーザー」というノイズが聞こえたりする場合も。
ただ、高音質のコーデックを採用したFMトランスミッターもあるので、ある程度の音質の向上は図れるでしょう。
場所や環境によってノイズが入る
周囲を走る車のFMトランスミッターなどが発する電波の影響を受け、ノイズが発生することがあります。
また、地域によって周波数が異なるため移動中に思わぬノイズが発生することも。その場合は、周波数を変更することで解決される可能性があるので試してみましょう。
もし有線形式で接続している場合は、シガーソケットやiPhoneに接続されているケーブル端子を挿し直してみることでノイズが解消されることも。
FMトランスミッターとiPhoneが接続できない時の対処法
FMトランスミッターとiPhoneが上手く接続できない、という場合には以下の6つの対策を参考にしてください。できることを1つずつ試してみましょう。
- Bluetoothの再起動や再ペアリングをしてみる
- ケーブルを抜き差ししてみる
- iPhoneを再起動する
- iPhoneが機内モードになっていないか確認する
- 周波数を変えてみる
- 音量を調節する
Bluetoothの再起動や再ペアリングをしてみる
FMトランスミッターに限らず、Bluetooth関連の接続で上手くいかない場合は、まず再起動してみるのがおすすめです。
また、iPhoneからFMトランスミッターの登録情報を削除して、再度ペアリングを行うのも有効。
ケーブルを抜き差ししてみる
特に有線形式で接続している場合は、一度全ての接続箇所を抜き挿ししてみましょう。
基本的なことですが、物理的な接触不良で上手くつながらないケースも多々あるので意外と有効です。
iPhoneを再起動する
iPhoneを使った接続での不具合や上手くいかない場合は、一度iPhoneを再起動すると解決することが多くあります。
Bluetooth関連の確認とあわせて、iPhone本体も再起動してみましょう。
iPhoneが機内モードになっていないか確認する
うっかりやってしまいがちなのが、iPhoneの機内モード設定です。
機内モードが設定されていると、Bluetoothを含む電波での接続ができないので注意。おかしいなと思ったらまず確認です。
周波数を変えてみる
接続できているはずなのに、肝心の音が出ない・変なノイズが入るといった場合には、周波数を変えて試してみましょう。
お住まいの地域によって、干渉する周波数が異なるので、周波数を変えることで状況が改善される可能性があります。
一旦、iPhoneとトランスミッターを外してから現在の設定と別の周波数に変えて、再度接続してみてください。
音量を調節する
音が出ないという場合には、音量の調節も合わせて見直してみましょう。
音量はカーステレオとiPhone本体の両方を見直します。
FMトランスミッターでiPhoneの音楽を車内で楽しもう
この記事では、iPhoneの音楽を車で楽しめるFMトランスミッターの機能や選び方、接続できない時の対処法などを解説しました。
iPhoneにiTunesやApple Music、Spotifyなどがインストールしてあれば、自分が好きな音楽を好きなだけ楽しめます。
FMトランスミッターを用意しておけば、自分の環境や用途を確認した上で活用することで、ドライブの時間を音楽でより楽しくしてくれるはずです。
音楽鑑賞の幅を広げてくれるFMトランスミッターを、ぜひ使ってみてください。
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