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Ubuntuでできること・できないこととは?Linuxとの違いや向いている人も解説

更新: 2021.08.04

「Ubuntuでできること・できないことを知りたい」
「開発にはUbuntuがおすすめと聞いたけど本当?」
「Ubuntuって?Linuxとはどう違うの?」
こう考えていませんか?

この記事ではLinux系のOSであるUbuntuの特徴や、できること・できないことを紹介します。後半ではUbuntuに向いている人についても紹介しますので、Ubuntuを使ってみようか迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

Linuxについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

Ubuntuとは?


UbuntuとはLinux系のOSのこと。そもそもLinuxには多数の種類があり、この種類のことを「ディストリビューション」といいます。そしてUbuntuは、Linuxディストリビューションの中でも人気があるものの1つです。

なぜLinuxにはディストリビューションがあるのかというと、オープンソースであるため。ユーザーによってさまざまな編集がされてきたことで、現在は大きく以下の3つのディストリビューションが存在しています。

  • Debian系
  • Red Hat系
  • Slackware系

今回紹介するUbuntuはDebian系に属します。UIがWindowsに近いため、UbuntuはWindowsユーザーにおすすめのLinuxディストリビューションでしょう。

Linuxの特徴やディストリビューションについては、冒頭で紹介した関連記事でも紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

「誰でも使いやすいOS」がコンセプト

Ubuntuは「誰でも使いやすいOS」をコンセプトに開発されました。誰でも使いやすいポイントとしては以下のようなものがあります。

【Ubuntuが使いやすいポイント】

  • 日本語に対応している
  • インストールが簡単
  • コミュニティが活発(ユーザー数が多い)

以上のポイントについては、後ほどUbuntuのメリット・デメリットの部分であたらめて紹介します。

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近年Ubuntuが使いやすくなった理由

Ubuntu(Linux)は「パソコンに詳しい人が使うOS」というイメージが強いのではないでしょうか。しかし近年は、Ubuntuの開発コンセプトがそうであるように、本当に「誰でも使いやすいOS」となってきています。

その理由としては、近年急激に進むソフトウェアのクラウド化・オープンソース化が挙げられます。

ソフトウェアのクラウド化

近年ソフトウェアのクラウド化が急激に進んだことにより、OSごとにソフトウェアをインストールする必要がなくなってきました。Webブラウザがあれば問題なく使えるソフトが増えたため、Linuxでも問題なく作業をしやすくなっています。

ソフトウェアのオープンソース化

オープンソースのソフトウェアが増えてきているのも、近年Ubuntuが使いやすくなった理由の1つでしょう。オープンソースのソフトウェアは、コミュニティが活発です。

異なるOSで同様に動かせるようにカスタマイズされることも多く「Linuxでソフトが使えない」という事態も減ってきています。

LinuxでなくWindowを使用する理由として、ゲームが挙げられることも多いです。しかしこれも、近年は解決できることが増えてきています。ゲーム配信サービスSteamではLinuxディストリビューションで遊べるゲームを配信しているため、試しに覗いてみるといいでしょう。

参照:Steam

Ubuntuでできること


これからUbuntuを使おうかどうか検討している人の中には、Ubuntuでできること・できないことが気になっている人もいるのでは? ここからはまずUbuntuでできることについて紹介していきます。

CUI操作(コマンド操作)ができる

Linuxは基本的にCUI操作(コマンド操作)が基本です。CUI操作はGUI操作(マウス操作)と異なりキーボードのみで行え、慣れてしまえばGUI操作よりもスムーズで快適です。

またCUI操作ができることは、以下のようなメリットにもつながります。

  • 処理の自動化がしやすい
  • 操作の記録を残しやすい
  • 操作を共有しやすい

GUI操作(マウス操作)ができる

LinuxでCUI操作が基本である点は、メリットでもあり、初心者がつまずくポイントでもあります。

これまでWindowsやMacでGUI操作しかしてこなかった人にとって、コマンドライン上で操作をすることは、最初はハードルが高いでしょう。

しかしUbuntuはGUI操作に対応。WindowsやMacのように操作でき、初心者のハードルを下げられます。

開発環境として使える

この記事をお読みのあなたも、開発環境としてUbuntuの使用を検討しているのでは? Ubuntuは開発者向けのOSとして人気。なぜなら自分に合ったものをCUIで導入できるからです。

またMac・Windows PCの仮想環境として使うことも可能。複数のハードウェアを準備するコストを削減できたり、チーム開発をスムーズできたりするメリットがあります。

自作PCで使える

自分の好きなようにパーツの追加や取り外しができる自作PC。メーカー製のPCと比べ、メンテナンスを自分で行え、故障した場合も不良パーツを交換することで修理が可能です。

そして自作PCには、もちろんOSも自分好みのものを導入できます。中でもUbuntuは無料でインストールでき、カスタマイズ性が高いため、自分でPCを作るくらいものづくりが好きな方にはおすすめでしょう。

カスタマイズ性が高い

Ubuntuはオープンソースなので、自分仕様にできるメリットがあります。MacやWindowsライクに使うことも可能で、その自由さから選ばれているOSでもあります。

例えばデスクトップ環境をカスタマイズすることも可能。Linuxのデスクトップ環境には以下のようなものがあります。

  • GNOME(グノーム、ノーム)
  • KDE(ケーディーイー)
  • LXDE(Lightweight X11 Desktop Environment)
  • Xfce(エックスエフシーイー、エックスエフシー)
  • MATE(マテ)
  • Cinnamon(シナモン)

中でも多く使用されているのはGNOMEとKDEです。特徴としては、GNOMEはMac寄り、KDEはWindows寄りと言えるでしょう。またLXDEは軽量化が重視されており、メモリが少なかったり、古いPCを使用したりする場合におすすめのデスクトップ環境と言えます。

フリーソフトが豊富に使える

Ubuntuには、Ubuntuで使えるフリーソフトをダウンロードできる「Ubuntu Software」というものがあります。ここには豊富なソフトウェアが揃っており、いずれも無料。自分好みの設定を作るのに役立つでしょう。

IoTに活用できる

開発目的でUbuntuの利用を検討している人の中には、IoTを用いる機会がある方もいるかもしれません。例えばロボットやドローンを組み立て、コントロールする際、IoT技術が必要になります。

UbuntuはIoTのOSとしても活用できるため、IoT開発に興味のある方にもおすすめです。

サーバーとして使える

UbuntuにはUbuntu Serverというものがあります。Ubuntu Serverは通常のUbuntuに含まれるGUIが排除されており、より軽く動作します。

Ubuntu Serverはメールサーバー・ファイルサーバー・ウェブサーバーとして使用可能。通常のUbuntuと比較してクライアント接続やセキュリティに重点が置かれています。

Ubuntuでできないこと

Ubuntuは特に開発者へのメリットが大きいOSですが、以下のようなデメリットも存在します。

専門的なソフトウェアに対応していない

UbuntuはAdobe製品など専門的なソフトウェアに対応していません。このようなソフトを使いたい場合、Linux向けの代替手段を探す必要があります。

「Wine」というソフト(WindowsアプリをmacOSやLinuxで動かすためのソフト)を使えば動作させることも可能ですが、100%の動作保証はないのが現状。

このほか、Visual StudioやXcodeによるスマホアプリ開発を行うのも厳しいです。

その他Ubuntuのメリット・デメリット

ここまで紹介してきたUbuntuでできること・できないことの他にも、メリット・デメリットがあります。

Ubuntuを使うメリット

Ubuntuを使うメリットには以下のようなものがあります。

  • OSが無料
  • 日本語に対応している
  • インストールが簡単
  • セキュリティ性能が高い
  • プログラミング環境として優秀
  • コミュニティの規模が大きい
  • 半年ごとにアップデートがある(常に最新)

Linuxを使う上で最初のハードルとなる日本語化ですが、Ubuntuは日本語に対応しているためクリアできます。

Ubuntuは開発環境として優秀で、MacおよびWindows向けを除き、使いたい言語は導入できます。またユーザー数が多くコミュニティが活発なため、開発中の困りごとも検索すれば解決策を見つけられるでしょう。

またOSのシェアはWindowsが圧倒的ですが、それゆえにウイルスもWindows向けのものが作られています。Ubuntuを使用する際は基本的なセキュリティ対策をしていれば問題ないことが多いです。

Ubuntuを使うデメリット

Ubuntuを使うデメリットには以下のようなものがあります。

  • 環境構築に手間取る
  • CUI操作に手間取る
  • ソフトのインストールに手間がかかる
  • 新規リリースの直後は動作が不安定になりがち
  • 起動に時間がかかる
  • リソース消費量が大きい

Linuxがインストールされたパソコンは基本的にありません。そのため自分でインストールしなければならない点は、初心者にとって一定のハードルになるでしょう。

UbuntuはGUI操作もできますが、CUI操作はキーボードで完結でき、慣れれば快適に操作できるメリットがあります。しかし覚えなければならない部分が多く、初心者にとってはハードルになることも多いでしょう。

またUbuntuはUbuntu Softwareにないソフトのインストールには手間がかかります。特にLinuxに対応していないソフトを使いたい場合、代替手段まで行き着くのに労力がかかるでしょう。

この他、起動に時間がかかる、リソース消費量が大きいなど、これまでMacやWindows PCでは感じなかった不便さを感じることがあるかもしれません。

Ubuntuに向いている人とは?

「結局自分はUbuntuを使うべきなのだろうか?」と疑問に感じている人に向けて、Ubuntuに向いている3つのケースを紹介します。

プログラミングがしやすい環境を求めている人

「最近プログラミングを始めたが、今までのパソコンではやりにくい」
そう感じている人にとって、Ubuntuは選択肢の1つになります。特に現在Windowsを使っていて、プログラミングのしにくさを感じている人は、Ubuntuを使ってみる価値はあるでしょう。

古いPCを活用したい人

「自宅にある古いPCを活用したい」
そう考えている人は、Ubuntuを使ってみてはいかがでしょうか。

Ubuntu(Linux)は不要な機能がなく、シンプルなOSです。古いPCは動作が重くなりがちですが、Linuxは動作が軽いため古いPCでもサクサク動きます。

OSの勉強・開発がしたい人

Ubuntu(Linux)はオープンソースであるため、公開されているソースコードを参考に、自分で書き換えることができます。これは同時に、OSの勉強にもなります。

OSを初めから自分で設計するのは非常に大変ですが、Linuxをベースにすることでその労力を削減できます。またOS開発まではしなくとも、OSの中身を勉強しながら、自分好みにカスタマイズする楽しさを味わえるでしょう。

Ubuntuでできることを理解して活用しよう

Ubuntuでできること・できないことを紹介してきました。UbuntuはOSの勉強をしながら使用でき、自分なりにカスタマイズしやすいのが魅力です。特に開発環境として優秀なOSなので、プログラミング学習を始めたい人はUbuntuの使用も検討してみてください。

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この記事を書いた人

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フリーランスのWebライターです。小学生の娘と一緒にプログラミングを学習中です。テックキャンプブログではITの最先端を学びつつ記事を書いています。

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