「フリーランスってどんな保険に入ればいいんだろう?」
「もしものときのリスクに備えて貯金はどれくらい必要?」
この記事では、フリーランスを目指す方に向けて、フリーランスが知っておくべき保険と意識して備えるべき貯金について解説いたします。
この記事の目次
加入必須の健康保険。最も安くなる健康保険は人によって違う
会社員からフリーランスになったら保険はどうなるんだろう?
健康保険は加入必須です。自分で手続きを行いましょう。
日本国民は「国民皆保険制度」のもと、誰もが何かしらの公的保険に加入することとなります。もちろんフリーランスも加入対象です。
会社員からフリーランスに転身する場合、健康保険手続きは3種類から選べます。自分が最も安くなる方法を選びましょう。
以下に3種類の健康保険手続きの説明と特徴をまとめました。
1. 国民健康保険
区市町村が運営する健康保険。前年度の所得によって料金が決定するため、昨年の収入が多かった人は高額な保険料になる。
2. 社会保険任意継続
これまで加入していた社会保険を任意継続する方法。社会保険任意継続の保険料は、保険料率が変わらない限り変更されない。そのため国民健康保険だと料金が高額になってしまう人におすすめ。
3.国民健康保険組合
同業種の人たちを組合員とする組織で医師、薬剤師、建築土木など150以上のもの組合がある。定額なので所得によってはお得。フリーランスの場合は「文芸美術国民健康保険組合(文美国保)」が該当。加入するには先に加盟団体に入会する必要あり。
3つの手続き以外にも、年収が低い場合は、扶養に入るのもひとつの手段です。
この記事もオススメ
この記事もオススメ
フリーランスには傷病手当や失業保険はまだない。自身で準備する必要あり
健康保険の加入も終わったし、これで一安心だな。
ちょっと待って!もしもの入院や失業の可能性を踏まえると健康保険だけでは不十分。民間保険に加入するのがベターです。
残念ながら、フリーランスには失業保険がありません。働けなくなっても手当などはでないのです。
そのため、何かあった時に手当が支給される民間の保険や、ベネフィットプランを利用するといった備えがあると安心です。
フリーランス協会への入会で充実のサポートが受けられる
フリーランス協会に入会するとフリーランスならではの「ココが困った」と感じる部分に対してサポートを受けることができます。
フリーランス協会に入会すると以下の2点メリットがあります。
・「フリーランス賠償責任補償」が自動付与される。
業務中の対物・対人の事故をはじめ、情報漏えい・著作権侵害・納期遅延など、フリーランスに起こり得るリスクに備えることが可能に。
・「所得補償制度」に任意で加入できる。
病気やケガなどで仕事ができなくなったり、請けられなくなったりした際に収入を得たり、保険金として受け取ったりできる。
また、フリーランス協会に入会すると、確定申告の作業を効率化できる会計ソフトの使用料の割引なども受けられます。
フリーランスが行う確定申告については、以下の記事を参考にしてください。
この記事もオススメ
この記事もオススメ
もしものときに備えてフリーランスは絶対貯金が必要!
保険に入っていても、もし、病気や怪我で職ができなくなったら?それ以外にも仕事がなくなるリスクもあるよね。なんだか不安になってきた。
フリーランスは会社員のように金銭面で安定は保証されません。だからこそ、もしものときに備えて貯金が必要です。
フリーランスの貯蓄事情の中で特に気になる3点について以下にまとめました。
・フリーランスの平均貯蓄額は431万円(参考:ライフネットジャーナル)
・独立するときは1年分の生活費の1.5倍の貯金が最低限必要
・独立後は最低3ヶ月分の生活費の貯蓄の準備が不可欠
フリーランスの平均貯蓄額は431万円、正社員の平均額は359万円です。フリーランスになってみると想定より単金が安かったり、案件の獲得に難航して収入が低迷することが多い様子。
そのような現状を踏まえて、独立前も独立後も貯蓄は絶対必要です。余ったお金を貯蓄するのではなく、報酬からの定期預金を行うことで、もしもの時への備えをしっかりと行えます。
フリーランスという職業にとって貯蓄はとても重要です。お金がなくなっていくと、生活費を稼ぐために、報酬が低く、条件の悪い仕事でも引き受けることに……。そのような事態を避けるためにも、しっかりお金の管理を行いましょう!
この記事もオススメ
この記事は自由に働くためのフリーランス超入門について説明している12ステップ記事のひとつです。
前のstep4の記事は、以下からご覧下さい。
この記事もオススメ
次のstep6の記事は、以下からご覧下さい。
この記事もオススメ
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。