2019年6月に金融庁が発表した「老後資金として2000万円が必要」とのニュースを見て、不安になった方も多いのではないでしょうか。今まで以上に節約を意識した方もいるかもしれません。
しかし、今の時代は「出ていくお金を減らす」ことより「入ってくるお金を増やす」ことが大切です。
この記事では、収入を増やすメリットと、収入を増やすために副業をおすすめする理由について解説します。
この記事の目次
2019年6月に金融庁が「老後資金として1世帯あたり2000万円が不足する」と発表
2019年6月、金融庁が「1世帯あたりの老後資金について、年金のほかに2000万円が必要」との試算を出したことが話題になりました。
この試算に対し政府は根拠がないと否定したものの、世論では年金制度の崩壊ではないかとの議論を呼んでいます。
全世帯の1割強は「貯蓄ゼロ」
試算の真偽はさておき、実際に日本の全世帯の1割強は「貯蓄ゼロ」だということが厚生労働省の調査で明らかになっています。
今回、話題になった老後資金の問題に限らず、突然の病気や怪我のリスク、介護費、教育費など何かと人生にはお金のかかる局面はつきものです。人生100年時代と言われる昨今において、確実に貯蓄を増やしていくことはますます重要です。
今から無理なく貯蓄を増やすための方法
では、貯蓄を増やすためにはどうすればよいでしょうか。そのためには、大きく「節約をする(支出を減らす)」、「転職や副業、投資などをする(収入を増やす)」の2つが挙げられます。
節約には限界がある
貯蓄を増やそうと思ったときに、多くの人がまず始めるのは節約でしょう。水道光熱費や携帯代などの固定費を見直したり、外食を控えて自炊を増やしたりなどしている人も多いかもしれません。
節約は誰でも簡単に始められる方法ですが、節約できるお金には限りがあります。
たとえば、月の手取りが25万円として、月の最低生活費が15万円かかるとします。現在、生活費が18万円かかっているとして、生活費を切り詰めても新たに貯蓄に回せる額は3万円です。
もちろん節約は大切ですが、あまりにも生活費を切り詰めると生活の質が下がる可能性も考えられます。
今、節約よりも「収入を増やす」ことがおすすめな理由
アベノミクス効果で、1人あたりの平均給与が前年と比べて上昇した、とのニュースもあります。
確かに前年と比べると給与は上昇していますが、実は平成19年からの直近11年で見るとそれほど大きくは増えていません。むしろ、平成19年と平成29年を比べてみると、平成29年のほうがわずかながら減少しています(国税庁「平成29年分民間給与実態統計調査結果について」)。
この事実から考えても、今ある収入でなんとかやりくりするよりも収入を増やすほうに力を入れるほうが賢い選択といえます。
現代は副業が広まってきたり、転職のハードルが下がっていたり、少額から投資できたりと収入アップのための手段が豊富なため、自分の頑張りや能力次第で大きく収入を増やせる機会が多くあります。
低リスクで収入を増やすなら副業がおすすめ
収入アップの方法には先に述べたように転職や投資など様々な方法があります。なかでもおすすめは副業です。
副業をおすすめする理由は次の3つ。
・気軽に始めやすい
・本業があるため収入の不安定さがない
・副業の内容によってはスキルアップにつながる
まず、気軽に始めやすい点が挙げられます。副業は転職活動のように労力がかかったり、投資のように元手が一定額必要だったりということはありません。最近ではインターネットでできる副業も増えており、さらに副業を始めやすい環境になっているといえるでしょう。
次に、副業であれば本業があるため収入の心配をせずに済みます。今ある収入+αで収入を得られるため、もし副業であまり稼げなくても生活に大きな影響が出ることはないでしょう。
最後に、副業の選び方次第ではスキルアップにつながるメリットがあります。たとえば、副業を通してプログラミングやWebデザインなどのスキルを身につければ、将来的にエンジニアやWebデザイナーの道が開けるかもしれません。
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会社員でも始められる、おすすめの副業
おすすめの副業にはたとえば以下があります。
・Webライティング
・ブログ・アフィリエイト
・プログラミング
・Webデザイン など
そのほかにも、ハンドメイド作品の販売や動画制作など副業としてできるものはたくさんあります。おすすめの副業については、以下の記事もご覧ください。
高収入&スキルアップを狙うならプログラミングを学ぼう
もし、副業を始めたいと考えているのであればプログラミングがおすすめです。
プログラミングは、昨今のIT需要の増加とともに需要が高まっているスキルのひとつで、案件も多くあります。また、1案件あたりの単価が高い点も特徴です。
プログラミングの需要はしばらく続くと考えられ、将来的に有効なスキルでしょう。また、プログラミングを学べば本業の単純業務を自動化できるなど、業務効率化にも役立ちます。
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さいごに
人生100年時代と言われる中で、お金の心配をせずに自分らしく生きていくためには自ら行動することが大切です。節約で支出をコントロールしつつ、副業で収入アップを目指しましょう。
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