初代プレステが戻ってきます!
9月19日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は1994年発売の「プレイステーション」(初代)のミニサイズでの復刻を発表しました。「FF7」をはじめとする20タイトルが収録されるとのことです。
この記事の目次
プレイステーションクラシックの収録内容
9月19日現在、PSクラシックへの収録内容の全容は明らかになっていません。プレイステーションクラシックのトレイラー映像などからすでに明らかになっているタイトルは以下の通りです。
スクウェア・エニックスをはじめとするサードパーティータイトルが多く含まれていることが注目ポイント。90年代を彩った名作タイトルがもれなく収録される可能性が高いです。
- 『R4 RIDGE RACER TYPE 4』(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)
- 『JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』(SIE)
- 『鉄拳3』(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)
- 『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』(株式会社スクウェア・エニックス)
- 『ワイルドアームズ』(SIE)
ハードにソフトが20本内蔵!ディスプレイに接続するだけで遊べる
プレイステーションクラシックの基本的な仕様は「ファミコンミニ」など、近年の名機のミニゲーム機と同様です。ハードにソフトが20本内蔵されていて、ディスプレイに繋ぐだけで遊べます。
ダウンロードには対応せず、ソフトの入れ替えや追加などは不可となっていることに注意です。
プレイステーションクラシックの概要
価格
サイズ
初代プレイステーションより縦横で約45%、体積で約80%縮小したコンパクトサイズ
発売時期
2018年12月3日
ソフトの収録本数
20本を予定
付属品
HDMIケーブル
USB対応ACアダプタ接続用ケーブルが付属。
専用コントローラー(2つ)
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プレイステーションは3Dグラフィックの時代の先駆けだった
プレイステーションの発売年は1994年。PSクラシックが発売される12月3日は、誕生24周年に当たります。
初代プレステが発売された1994年は、任天堂の全盛期。ファミコン、スーパーファミコンをはじめとする2Dグラフィックのドット絵による描画が主流で、ゲームソフトはカセットで発売されるのが当然の時代でした。
そんなゲーム機市場に、当時評判が芳しくなかった「CD-ROM」と「3Dグラフィック」で乗り込んだのが初代プレイステーションだったのです。
当時のプレイステーションのスペックは以下の通り。
- CPUコア:MIPS R3000A ベース 32 ビットRISCプロセッサ (R3051)
- 動作周波数:33.8688MHz
- 4キロバイト命令キャッシュ
- 1キロバイトデータキャッシュ
- 命令処理能力:30 MIPS
- バス帯域:132 MB//秒
- ベクトル演算コプロセッサ:GTE ジオメトリエンジン
- 演算能力:最大150万ポリゴン/秒
- ポリゴン表示能力:最大36万ポリゴン/秒
- スプライト描画性能:最大表示4000個
- 可変長の固定小数点演算 テクスチャマッピング、グーローシェーディング、フォグ 半透明処理機能搭載
当時としては革新的だった、3Dグラフィックの描画に対応したプレイステーション。大容量メディアであるCD-ROMを使うことで、ゲーム表現の幅は大きく広がりました。特に「リッジレーサー」をはじめとするレースゲームや「鉄拳」などの格闘ゲームは、ポリゴンとの相性が非常によくキラータイトルへと成長。
新興ゲームメーカーを取り込むために、SCEが150万円という破格で開発機材を提供したこともプレステの成長を促進しました。
3Dの流れを決定付けたFF7
ドット絵から3Dへの転換を決定付けたのは、大ヒットタイトル「FF7」です。FF6までは2Dドットだったファイナルファンタジーシリーズ。
FF7で全面的に導入された3Dは、2Dドットの平面的な表現が主流だったRPGに「奥行き」を作り出しました。
さらに映像の美しさも際立っており、特にFF7のオープニングムービー・エンディングムービーの美麗な3DCGは当時としては革新的でした。日本では発売所週に202万本を売り上げ、インターナショナル版など別バージョンの売り上げも含むと売り上げ本数は400万本を超えます。
FF7がゲーム業界に与えた影響は非常に大きく、本作以後は「カセットからCD-ROMへ」の流れが全体的に加速しました。カセットではFF7のようなプリレンダムービーを大量に使用し、グラフィックに3DCGを採用したソフトを開発することの難易度が極めて高かったためです。
2018年12月3日発売!時代を変えた名機「プレイステーション」を今こそプレイしよう!
時は流れ、現代では3DCGとムービーを使ったゲームソフトは「当たり前」の存在に。
当時は革新的だったプレステのポリゴンも、今ではレトロな存在。2018年現在にUnityやUnreal Engineで開発されるグラフィックと比較すると、精密さなどに差があることは否めません。
ですが今日の開発環境やゲーム制作のスタンダードを定義したのが、24年前に発売されたプレイステーションだったことは事実。3DCGの流れを決定付けたプレイステーションは、今日では「PlayStation VR」をリリースするなどVR分野への進出に積極的です。
まさに「今日のゲーム業界を形作った名機」であるプレイステーション。発売日は2018年12月3日です。その功績をたたえ、時代を形作ってきたゲームを今こそ改めてプレイしてみませんか?
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