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社員1人の「びんぼうソフト」新作ゲーム『ドリームマッチテニスVR』を紹介

更新: 2021.02.15

ドリームマッチテニスVRとは?

自分の家にいながらでも、本当にテニスをしているような、リアルに近い感覚で遊べるテニスゲームが『ドリームマッチテニスVR』です。

2018年7月10日に発売されました。PlayStation VR(PSVR)専用ソフトです。

VRのヘッドセットを装着し、コントローラーをラケットに見立てて振ることで、仮想空間でテニスの試合ができます。

テニスゲームですが、1人プレイ専用のソフトです。COM(Computerの略称です。AIによって自動で行動するキャラクターのことをCOMと呼びます)と試合をします。

これまでテレビ画面では実現できなかった、限りなく本物に近いテニスが体験できるゲームとして話題です。

VRとは?

VRとはVirtual Realityの略称です。日本語だと「仮想現実」などと訳されます。

人間の視覚や聴覚を刺激して、現実には存在しない環境・世界に入り込んだような感覚を体験できる技術です。

専用のゴーグルに映像を投影したり、映像にマッチした音を聞いたりすることで、そこにあるはずのない仮想の現実を体感できます。

『ドリームマッチテニスVR』は、このVR技術を応用したゲームです。テニスコートの映像をゴーグルで見ながら、コントローラーを振ってテニスの試合という仮想現実を自宅で体感できます。

移動やボールの回転・速度・角度・摩擦・反射などをリアルに再現

『ドリームマッチテニスVR』は、プレイヤーの挙動をゲーム内に反映。プレイヤーの動き方や、ボールを打った時の回転・速度・角度・摩擦・反射までリアルに実現します。

実際にテニスのコートに立った視点でゲームが楽しめるのです。

ラケットに見立てたコントローラーの振り方によって、トップスピン・スライスを打ち分けられ、本格的な試合を楽しめます。

ただ、挙動を再現しすぎるため、テニス未経験者やゲーム初心者は満足に試合ができないこともあるようです。

現実でテニスをしている人や、自宅でもリアルに近いテニスを楽しみたいという人にはやり込みがいのあるゲームとなるでしょう。

別の捉え方をすれば、これからテニスを始めてみたい人や、遊びとしてテニスを始めたい人にはお試しができるゲームとなりそうです。

 

 

移動方法はオートとマニュアルどちらも選べる

テニスは足を使って前後左右に動くスポーツです。『ドリームマッチテニスVR』でもプレイヤーは動き回ります。

ただ、現実のテニスコートのように広い家に住んでいる方ばかりではありませんので、実際に自分が動いてボールを追うのは無理でしょう。

『ドリームマッチテニスVR』では、自分が動かなくても仮想空間でのみプレイヤーキャラクターが動いて、ボールを追ってくれます。

キャラクターの動かし方も「オート」操作と「マニュアル」操作が選べます。以下の4つの操作に分かれます。

  • オート テレポート:自動で瞬時にボールを打ちやすい場所に移動する
  • オート リアル:自動でボールを打ちやすい場所へ加速移動する
  • マニュアル ゲーム:スティックで移動。スティックを倒す大きさで移動が変わる、ゲームのような方法
  • マニュアル リアル:スティックで移動。加速による現実に近い移動ができる

マニュアルの方がより現実に近い移動ができます。
慣れないうちは「オート テレポート」で自動でキャラクターを動かすのがおすすめです。

3種類のゲームモード

『ドリームマッチテニスVR』は3つのゲームモードを遊べます。

  • チャレンジ:8人のライバルに挑戦するモード(全てCOM)。ライバルはだんだん強くなり、難易度が上がっていく。
  • エキシビジョン:キャラクターやコートの種類を自由に選んで、1試合のみプレイするモード。
  • プラクティス:テニスロボを使って練習するモード。サーブの練習もできる。

使用できるキャラクターや対戦相手となるキャラクターは全部で8体おり、「ショットのパワーが強い」「ショットに回転がかかっている」「フットワークが良い」などの特徴を持っています。

様々な特徴を持つキャラクターを使い分けてテニスをすることで、ゲームとしても飽きずに遊べるでしょう。

『ドリームマッチテニスVR』は、始めたばかりのうちはサーブを入れるのも難しく、本物のテニスの難易度も再現しているようです。
まずはしっかり練習から積み重ねていくと良いでしょう。

画像出典:ドリームマッチテニスVR

自宅でテニスの練習もできる?

よりリアルなテニスを実現した『ドリームマッチテニスVR』。ショットの回転やスピードなど自由に再現できることから、実際のテニスの練習にもなりそうです。

もちろんVRでの体験ですので、ボールを打った感触や、日光、風向きまでは体感できないはず。現実のテニスは、コートやボールの状況以外の要因でも勝敗が分かれます。気候などまで再現できていない以上、本物のテニスの練習がゲームだけでできるわけではありません。

ただ、どんなフォームで打ったらどのようなボールが飛ぶのか、相手の立ち位置から、どこに打つのが有効なのかというようなイメージトレーニングとしては使えるでしょう。

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人間に近いAI「スニテ」を搭載

『ドリームマッチテニスVR』で対戦相手となるCOMは、「スニテ」というAI(人工知能)を搭載しています。

「スニテ」はこのあと紹介する特徴を持つAI(人工知能)で、より人間に近いリアルな動きを実現するのです。

「スニテ」によってCOMは、強すぎもせず、弱すぎもせず、リアルな対戦相手となってくれます。

AI(人工知能とは)

AI(人工知能)とは、Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)の略称です。AI(人工知能)の定義は様々なのですが「人工的に人間の知能を再現するための技術」というよう理解しておいてください。

AI(人工知能)は「学習」を繰り返すことで、自力で「推測」を行うことができます。その判断をするための学習方法を「機械学習」と呼び、「ディープラーニング(深層学習)」という手法があります。

「機械学習」では、AI(人工知能)が物事を判断するための基準を人間が与え(色や形など)、基準をもとにAI(人工知能)が情報の仕分けを行い、判断を下します。

この判断をより正確にするためには、大量のデータ(ビッグデータ)が必要です。このデータを「ディープラーニング」によって読み込ませます。

大量のデータを読み込んだAI(人工知能)は、人間と同じくらい正確、あるいはそれ以上の精度で正しい判断を下せるようになります。

まるで子供が知識をつけて、自分自身で判断できるように成長するかのようです。

ポイントによってプレッシャーを感じる

実際のテニスの試合でも、選手が通常のポイント以上にプレッシャーを感じる場面があります。

例えば、ゲームをとる「ゲームポイント」、試合の勝敗を決める「マッチポイント」など、相手のサービスゲームを奪う「ブレークポイント」など。

このような場面になると、AI「スニテ」もプレッシャーを感じて、ミスをしやすくなるのです。本物の試合をしている選手の気持ちを可能な限り反映しています。

また、ピンチの時は集中力が上がり、普段以上のプレイを見せることも。

画像出典:ドリームマッチテニスVR

 

集中力にムラがある

人間は、一定の集中力を長時間維持できるわけではありません。特にテニスのような長時間かかるスポーツだとなおさらです。

1試合の中でも、集中力が高まり、難しいショットが次々決まることもあります。

反対に、集中が乱れ、簡単なショットでもミスしてしまうこともしばしば。

AI「スニテ」も、リードすると、やや気の緩みを見せるなど、本物の人間のように集中力のムラを再現しています。これも、現実に近いテニスの試合ができる理由です。

ショットの確率は現実のプロに近い

COMだからといって、どんなショットもミスをしないというのは現実味がありません。

リアルなテニスを追求している『ドリームマッチテニスVR』では、COMが打つショットの確率は、現実のプロテニス選手に近くなっています。

もちろんプロといえど、選手によってショットの精度に差はあります。

例えばサーブの場合、一般的な理想の精度としては「ファーストサーブ70〜80%」「セカンドサーブ90%以上」です。

AI「スニテ」も、このような精度に近いサーブ、ショットを打ってくることでしょう。

AI(人工知能)がショットを予測して動く

人間が操作していないCOMだからと言って油断したプレイはできません。

1回うまくポイントを取れたショットがあったとしても、同じショットを何度も打っていたのでは、AI「スニテ」に打ち返されてしまいます。

AI(人工知能)の特徴として、情報を分析し自ら学習することは有名ですね。AI「スニテ」もあなたの打ってくるショットを学習し、ボールのコースを予測できるようになるのです。

画像出典:ドリームマッチテニスVR

 

ミスしやすい状況では自然にミスをする

例えば

  • 厳しいコースにボールを打たれた。
  • スピードの速いショットを打たれた。
  • 走りながら返球した。
  • ショートバウンド(小さく跳ねるボール)のボールを打ち返した。
  • スピードのあるボールを打とうとした。

といった、現実のテニスでもミスをしやすい状況があるとします。
AI「スニテ」が動かすCOMも、このような状況ではミスをします。
「そんな状況でも100%完璧なショットを打ち返せる選手」がいないように、「スニテ」も強さの調整をしてくれるのです。

COMのレベルは7段階

COMの強さは7段階から選べます。

自分のゲームレベルを考えてCOMのレベルを設定すれば、いい試合ができることでしょう。

『ドリームマッチテニスVR』で遊ぶために必要なもの

『ドリームマッチテニスVR』はダウンロードコンテンツのため、ソフト自体をお店で購入する必要はありません。本体価格は1,528円(税込)です。

しかし、プレイするための周辺機器として、以下の3つが必要となります。

PlayStation VR

まずはPlayStation VR本体です。VRを楽しむためには、画像を映し出すヘッドセットが必要となります。

画像出典:SONY

 

PlayStation Move モーションコントローラー

PlayStation Move モーションコントローラーとは、ゲーム内のキャラクターが物を振流動作をするために使うコントローラーです。プレイヤー自身が持って振ることで、ゲーム内のキャラクターも同じように動きます。

『ドリームマッチテニスVR』だとラケットの代わりとして振るために使います。

画像出典:SONY

 

PlayStation Move ナビゲーションコントローラー

PlayStation Move ナビゲーションコントローラーは、従来のPlayStationのコントローラーのような役割を果たしてくれます。

コントロールスティックと、十字キーが付いており、キャラクターを進みたい方向に入力することで、キャラクターが動きます。

画像出典:SONY

 

開発会社「びんぼうソフト」とは?

『ドリームマッチテニスVR』は、「びんぼうソフト」というゲーム製作会社が開発しました。

「びんぼうソフト」は20年以上の歴史がある会社です。代表的なゲームソフトとしては『ジェットコースタードリーム』というジェットコースターをテーマにしたソフトがあります。

2016年にはPlay Station VR対応ソフト『ローラーコースタードリームズ』を開発し、話題を呼びました。

 

 

この「びんぼうソフト」ですが、驚いたことに、社員は社長1名という珍しい会社です。社長の服部博文さんがお1人でゲームの開発を行っています。

服部さんは、「必要を感じない限り、1人でやっていきたい」と語っているそう。

最先端の技術であるVRを使ったゲームを開発するとしたら、何十人ものスタッフが必要だとイメージしがちです。

しかし、必要なスキルがあり、大掛かりなゲームを開発しようと考えなければ、1人でもVRゲームの開発は可能なのです。

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新卒でベンチャー企業の営業に就職。残業がほぼない会社だったため、仕事が終わったら趣味のブログを書く毎日を送っていました。3年ほど勤めて退職し、ブログをきっかけにテックキャンプ ブログでライターデビュー。好きなものはマンガ、テニス、イラスト、サメです。

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