入社1年。未経験からのエンジニア転職で開花したUIセンス!先端企業を支えるテックキャンプ卒業生の実力に迫る
更新: 2024.07.29
大学卒業後、展示会や個展などのデザイン設計の仕事をしていた葉栗雄貴(はぐり・ゆうき)さん。2016年12月に退職し、未経験からのエンジニア転職を実現するテックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート:記事内では卒業時の名称を使用)を受講。
AI(人工知能)やブロックチェーンを活用し、先進的なB2Bマーケティングソリューションを提供するスマートキャンプ株式会社から内定を得て、入社しました。
入社から1年。
葉栗さんは元来のデザインセンスとプログラミングスキルをフルに発揮。UI設計を手がけるフロントエンドエンジニアとしての才能を開花させ、「BOXIL」をはじめとするスマートキャンプの主力サービスのデザインやコーディングを一気通貫で担当しています。
短期間で目覚ましい成長を遂げ、急成長ベンチャーで「替えのきかない存在」として存在感を日々発揮する葉栗さん。
その才能を誰よりも認め、入社時から成長を後押しし続けてきたのが、スマートキャンプ株式会社取締役兼開発部門マネージャーの林詩音(はやし・しおん)さんです。
葉栗さんの急成長の秘訣は何だったのか。スマートキャンプの開発部門の働き方はどのようなものか。
葉栗さんと林さんに話を聞きました!
この記事の目次
- 1 「テクノロジーで社会の非効率を無くす」新進気鋭のIT企業を支える、未経験からのエンジニア転職者
- 2 転職で開花したUI設計センス。わずか入社1年で一流フロントエンドエンジニアに急成長
- 3 急成長企業の開発を、デザインからプログラミングまで支えるテックキャンプ卒業生。その働き方の秘訣
- 4 「実務未経験でも、すぐに実力を発揮してくれる」開発マネージャーが確信したテックキャンプ卒業生の優秀さ
- 5 初めての仕事への不安は、すぐ「学んだことが糧になっている」という手応えに変わった
- 6 エンジニアにもビジネスの発想を強く求める。スマートキャンプの開発思想
- 7 「これからも新たなノウハウを還元してほしい」開発マネージャーが寄せる未経験からのエンジニア転職への強い期待
「テクノロジーで社会の非効率を無くす」新進気鋭のIT企業を支える、未経験からのエンジニア転職者
左・林詩音さん(スマートキャンプ株式会社取締役兼開発部門マネージャー) 右・葉栗雄貴さん(スマートキャンプ株式会社 エンジニア)
――スマートキャンプとはどういう企業か、改めてお教えください。
林:弊社の主力事業は「BOXIL(ボクシル)」(外部リンク)というクラウドサービスの無料比較・検討サイトです。
当然新規参入するプロダクトも多く、同じ目的に対し複数のサービスが存在している状況なので、例えば勤怠管理ツールを導入したい時に選択肢が多すぎでどれを選んだらいいか分からない、という状況が発生しています。
そういったサービス選定の際に発生する負を解決するのがボクシルです。口コミや比較、記事での詳細な説明、導入事例の紹介等様々な角度からサービス選定をサポートしています。
サービスを探しているユーザーに対しては適切な情報を提供することでサービス選定にかかる時間短縮を実現したり、最適なツール選択のサポートをしています。
一方でサービスのベンダーに対しては、他の集客施策に比べ低コストでの集客を実現しています。またボクシルに掲載すれば自動的に見込み客リストが獲得できるので、他の広告施策を使用した場合にかかる工数を大幅に削減するなどのメリットを提供しています。
弊社のミッションは「テクノロジーで社会の非効率を無くす」というものですが、ボクシルを使って頂くことでクラウドサービス選定に関わる非効率を削減できると思っています。
またそもそもクラウドサービスを使う事で業務効率が改善する事例は多数報告されているので、クラウドサービスの普及のサポートをすることにより社会の非効率の削減に貢献していきたいと思っています。
またスマートキャンプでは、リードマネジメントプラットフォーム「BALES(ベイルズ)」(外部リンク)の事業にも注力しています。
近年、営業手法は進化してきています。
飛び込み営業やテレアポなどの手法は減り、代わりに商品に興味をもってくれているお客さんを集め、自社のファンになってもらい適切なタイミングで商品を買ってもらうというような、お客様と共に歩んでいく形の営業手法が主流になって来ました。
ボクシルはサービスに興味を持っている見込み客を集める所に強みがあるサービスです。ですが、そこで沢山の見込み客が集まった結果「見込み客リストが多すぎて対応しきれないのでサポートしてほしい」という要望を頂くようになりました。
ベイルズはそのような見込み客獲得までは成功しているものの、その後の部分を十分にやりきれないお客様をサポートするサービスです。
例えば見込み客リストに入ったお客様にヒアリングをして「今すぐ導入したい」と思っているお客さまなのか「半年先の導入を検討している」のか、「どんなことを実現したいと思っているか」等の情報を収集。それらをまとめ、ベンダーに伝えています。
それにより、その後適切なアプローチがとれるようになり、ベンダーもユーザーも嫌な思いをすることなく適切にサービス導入に向かうことができるようになります。
これらの営業手法はまだ新しい手法で浸透してない企業様も多いです。ベイルズを普及させ、効率的にサービス導入が進む状況を作っていきたいと思っています。
ベイルズについては大きな市場に対してこれから拡大していくサービスなので、今後の拡大が非常に楽しみです。
――林さん、葉栗さんの仕事内容をそれぞれ教えてください。
林:私は開発チームのマネージャーをしています。先ほど「BOXIL(ボクシル)」と「BALES(ベイルズ)」を紹介しましたが、それ以外のものも含めると弊社には7つのサービスがあります。その大部分が少数精鋭で、ここ1年ほどで開発したものなんです。ちなみに今も、新サービスのリリースを1つ予定しています。
エンジニアがまだまだ少ない分、どうしても開発スケジュールはタイトになりやすいです。そうした課題を、マネジメントを通じどうクリアしていくのかというのが大きな役割です。
葉栗:主にフロントエンドをメインとした開発を担当しています。コーディングだけでなく、UI設計やデザインも担当してます。サーバーサイドのコードを書くこともあります。
林:葉栗は本当にフロントエンドに強いんですよ。めちゃめちゃ実装が速いので、いつも助けられてます。前職ではIllsutratorなどのソフトを使った仕事をしていたというのもあって、葉栗は非常にデザイン感覚に優れていると思います。
転職で開花したUI設計センス。わずか入社1年で一流フロントエンドエンジニアに急成長
――葉栗さんは、前職で展示会やショールームの内装設計の仕事をされていたんですよね。
葉栗:はい。前職で働いていた頃は、プログラミング経験は一切なかったですね。
林:プログラミングを身につけたことで、葉栗は元々のデザイン感覚に加え「UI設計」というスキルを入社から1年で自分のものにして、今は大活躍しています。
フロントエンドとはどのサービスにも必ず存在する上、サイトの印象を大きく左右する重要な箇所です。そこで葉栗には1つだけでなく、複数のサービスをまたがるようにしてフロント開発を頼むことも多いです。
急成長企業の開発を、デザインからプログラミングまで支えるテックキャンプ卒業生。その働き方の秘訣
――林さんは、エンジニアとしての葉栗さんの長所や良い点は何だと考えていますか?
林:「プログラミングとデザイン、両方手がけられること」と「実装が速いこと」ですね。
葉栗にフロント開発を依頼すると、Illustratorでレイアウトを組むところからコーディングまでハイスピードでこなしてくれます。
スマートキャンプでは、日々新しい企画が持ち上がります。エンジニアにはスピード感を持った開発が求められます。そうした中でデザインから実装までを一気にやってくれる葉栗の存在は本当に大きいです。
葉栗:デザインスキルに関しては前職での経験もそうですが、同じくらい入社後に学んだことが大きかったと思います。
入社後は社内だけでなく、社外も含め様々なデザイナーの方にノウハウや思考法について質問したり、意見を聞く機会を設けてもらっています。デザインについて何かインプットしたら、すぐに仕事を通じてアウトプットできるんです。
どんどん作りながら、新しいことを試し、さらにスキルを伸ばしていける。この環境があるのは、本当にありがたいです。
「実務未経験でも、すぐに実力を発揮してくれる」開発マネージャーが確信したテックキャンプ卒業生の優秀さ
――葉栗さんはTECH::EXPERTを経て、スマートキャンプに転職しました。プログラミング学習経験があるとはいえ、未経験者をエンジニアとして入社させることに躊躇いはなかったのか、お聞かせください。
林:実は弊社では開発インターンの受け入れを、葉栗の入社前からしています。その際、開発スキルが十分でないインターン生にはまず1週間テックキャンプ イナズマに通ってもらっていたんですよ。
※テックキャンプ イナズマスタイルは、GWや年末年始などの長期休暇で随時開催しています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
――そうだったんですね!
林:テックキャンプ イナズマで学習したインターン生は、想像以上にハイレベルな仕事をしてくれました。
そのため、カリキュラムや学習環境の品質の高さは前々から「素晴らしい」と感じていました。そうした背景もあり、イナズマより長期に渡って本格的に学習を行うTECH::EXPERTには一定の信頼を置いています。
もちろん未経験であることに、不安が何一つなかったとは言えません。しかし、それは大きな問題ではないとも思っていました。
TECH::EXPERTを卒業した葉栗ならたとえ入社時は実務未経験であったとしても、すぐに実力を発揮してくれるだろうと考えていましたね。葉栗は実装の早さを武器に、TECH::EXPERTで優秀な成績を収めていたそうです。またデザインが得意というのも前から聞いていました。
実装が早くてデザインにも強いエンジニアは、ちょうど弊社で欲しいエンジニア像にマッチしていたんです。
――お2人は採用面接で、どんなお話をされましたか?
葉栗:面接日、ちょうど1年前の今週でしたよ!(※)
林:葉栗は、実際の面接日より1週間早くオフィスに来たんですよ(笑)
※ インタビューは2018年3月2日に行いました
――え!?
葉栗:あの時はすみませんでした。純粋に日付を間違えたんです(笑)
林:面接の予定なんて入ってないはずなのに、突然現れたので「え?」と思うじゃないですか。何の準備もしてなかったので、めちゃめちゃびっくりしましたよ!
葉栗:1週間早く行ったのに、面接では本当に真剣に話を聞いてくれましたよね。何て良い会社なんだろうと思いました。僕はすごく喋るのが下手なんです。でもじっくり話を聞いてただいたおかげで、緊張している中でも色々な話ができました。
――日付を間違えた葉栗さんと、そのまま1週間早く面接をしたんですね。
林:はい(笑)
オフィスに来た葉栗に、はじめのうち、私は謝罪するようにして接してたんです。というのもかなり忙しい時期だったので「面接の人が今日来たということは、自分が予定を一個忘れちゃってたんだな」と思って。本当に申し訳ないと感じたんです。
ですが話すうちに「あれ、やっぱりおかしいぞ・・・」と思い、カレンダーを確認してみたら、やっぱり間違えてたのは葉栗だったんです。あの時は本当に笑いましたね(笑)とにかく、人間として面白いと思いました。
弊社はアドバイザーの方と相談しながら、開発部門のチームビルディングを進めてます。そうして受けたアドバイスの中で、特に新卒採用に関するものとして印象に残っているのが「その人が仮に入社後、ダメだったとしても面倒を見ようという気持ちになれるかを重視する」というものです。
この点は、新卒採用に限らず本当に大事だと私は思っているんです。そして、葉栗は素晴らしいキャラクターを持っています(笑)
愛されキャラなんですよね。居るだけで、その場の雰囲気を良くしてくれる人材というのはすごく貴重です。
だからこそ、葉栗の採用を決めました。もし思うような成果を葉栗が上げられなかったとしても、私が面倒を見ようというくらいの気持ちでしたね。実際に採用してみたら、予想の30倍は成果を出してくれてます。葉栗を採用して良かったな、と心底思いますね。
初めての仕事への不安は、すぐ「学んだことが糧になっている」という手応えに変わった
――入社後、1番最初に手がけた仕事はどういうものでしたか?
葉栗:BOXILのパフォーマンス改善を行いました。
――エンジニアとして初めて実務を手がける・・・というのはプレッシャーもあったのではないですか?
葉栗:とても緊張しました。改善のために自分が行っていることが「本当に合っているのか」が分からなくて。コードレビューを1つお願いするにも、社内の規約やルールに沿った依頼がきちんとできているのか不安でした。
ですが実務をこなすうちに、TECH::EXPERTで学んだ内容をきちんと実務で活かせるようになりました。まだまだ詰まる部分も多いのですが「学んだことが、確実に自分の糧になっている」という手応えを得ることができています。
林:1番最初のタスクは、葉栗が提案した改善施策を自ら実装するという形で行ったんです。入社してすぐ、葉栗にはBOXILを隅から隅まで見てもらい、改善点のピックアップを依頼したんです。
そうして上がってきた施策のうち比較的優先度が高く、実装にかかる期間が短そうなものを選び開発してもらったという流れです。
――マネジメント側から「この仕事をするように」と指示するのではなく、自ら課題を見つけて行動することを求めたのですね。
林:そうですね。そして最初の仕事が終わった後は、すぐにサービスのリニューアルの開発チームに加わってもらいました。
エンジニアにもビジネスの発想を強く求める。スマートキャンプの開発思想
――葉栗さんから見て、スマートキャンプの開発チームの強みはなんだと感じますか?
葉栗:開発者の目線と、ビジネスパーソンの目線。この2つの目線を兼ね備えたエンジニアが、スマートキャンプには揃っていると思います。その点は、本当にすごいと感じてます。
林:弊社ではエンジニアに対しても、ビジネスの観点から思考することを強く求めています。「開発だけをやりたい」「自分の技術だけを突き詰めたい」というエンジニアはいません。
スマートキャンプで新サービスを企画する際、プランニングの流れには2通りあります。1つは、社内で出たアイデアをベースとするケース。特に弊社代表の古橋は社内随一のアイデアマンで、いつも次から次へと新しい企画案を出しています。
もう1つは、BOXILなど既存サービスの顧客の方々へのヒアリング結果をベースとした企画です。
いずれの場合も、重要視しているのは「顧客にどのような価値を提供できるのか」ということです。もちろん技術は大事ですが「この技術を使いたいから、それに合ったサービスを後付けで考える」ということは一切しません。
――スマートキャンプでは「BoID」というブロックチェーン技術「Ethereum」をベースとしたシングルサインインサービスの事前登録がスタート。顧客志向であり続けながらも、新技術の導入にも積極的ですよね。
林:ありがとうございます。今は個人も企業も、複数のパスワードを使う時代です。ITサービスが普及すればするほど、パスワードの管理コストは高くなります。
そこで一つのIDとパスワードで、あらゆるサービスへのログインを可能にするのが「BoID」(外部リンク)です。
BoIDではEthereumベースのブロックチェーン技術を導入することで、情報漏えいリスクを低減。堅牢なセキュリティを実現しています。
またシングルサインインサービスを導入することで、企業はお客様がどれくらいSaaS(Software as a Service)を使っているのかという「アクティブ率」を把握できるようになります。すると、長期に渡ってログインしていないユーザーには「解約しそうだから、メールで個別に連絡を取ってみよう」といった具合に新たな施策ができます。
このようにお客様と企業、それぞれにメリットを提供できるのがBoIDの強みです。ブロックチェーン技術は新技術で、話題性もあります。しかし、BoIDでは技術を「仮想通貨」に使うわけではありません。
あくまでブロックチェーンは、シングルサインインに必要な強固なセキュリティの実現手段なんです。
「これからも新たなノウハウを還元してほしい」開発マネージャーが寄せる未経験からのエンジニア転職への強い期待
――今後、葉栗さんはどのようなスキルを身につけていきたいですか?
葉栗:プログラミングスキルとデザイン力を高めるのは前提ですが、その上で更に「データ解析力」も身に付けたいです。
顧客データを解析し、明確な数値に基づいたフロントエンドの設計やデザインができるようになりたいです。そうした「数字」「データ」に関する知識を身につけることで、自分自身の提案能力が大きく高まるのではないかと考えています。
林:実装の早さとデザイン力の高さという、葉栗の長所は本当に素晴らしいものです。だから、この2つのスキルは大切に伸ばしていってほしいです。
その上でUIに関するノウハウやナレッジは今後もどんどん蓄積し、BOXILに還元してほしいです。もちろん、これまでも葉栗は色々な外部サイトを見て研究を重ね、その成果をBOXILに落とし込むということを何度もしてくれています。そうした地道な葉栗の努力のおかげで、BOXILは日に日にサイトとしての品質が向上しています。BOXILにおける葉栗の貢献度の大きさを、私は肌で感じています。
ですが、UIのトレンドや技術は日進月歩です。また葉栗自身も言っていたように、UIにはデータ解析の知識も必要です。
現状に甘んじず、どんどん新たなノウハウを身に付け、今後もそれらをサービスに還元してくれたら本当に嬉しいですね。
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