「今の仕事に対してやりがいや楽しさを感じられない」
「ニッチで珍しいけど、やりがいのある仕事がしたい」
「ちょっと人とは違う仕事・変わった仕事のおすすめを教えて!」
世の中には、実に17,000種類以上もの職業があるといわれています。
あまり世間には知られていないものの、社会的に意義のある仕事や特殊なスキル・能力が必要な仕事、やりがいを感じられる仕事など、ニッチな仕事がたくさんあるのです。
そこで本記事では、珍しい仕事・変わった仕事・特殊な仕事のうち、あまり知られていないけど魅力的な職業を厳選して紹介。
珍しい仕事に就いて人生を楽しくしたい方は、ぜひ参考にしてください。
珍しい仕事・変わった仕事18選
世の中にある変わった仕事・珍しい仕事・特殊な仕事の中でも、特に面白くやりがいのある仕事を以下にまとめました。
- 酪農ヘルパー
- 納棺師
- ゴルフボールダイバー
- 探偵
- プロの金庫破り
- スタントマン
- ドローン操縦士
- デバッガー
- レゴマスタービルダー
- ひよこ鑑定士
- YouTuber・VTuber
- 謝罪のプロ
- ゲーム実況者
- 在宅ナレーター
- せどり
- 各種代行業
- 歩荷
- 熱波師
あまり知られていない職業を探す参考にしてみてください。
酪農ヘルパー
私達が日々の生活の中で口にしている肉や牛乳、卵などを生産する酪農業界には、あまり知られてはいないものの社会を支える大切な仕事がたくさんあります。
その一つが酪農ヘルパーです。
酪農ヘルパーとは酪農家に代わって搾乳、餌やりなどの作業を代行する仕事で、酪農家が休みを取りたい場合に依頼を受けて仕事を行います。
牛の乳は毎日絞らないと病気になってしまうため、酪農牧場は基本的に365日休みがありません。
酪農ヘルパーはさまざまな牧場で仕事をする中で、酪農に関する幅広い知識と経験を積むことができ、酪農ヘルパーを経て独立する人も。
酪農ヘルパーになるためには、農協等を基盤とする事業組合や民間の会社に所属し、そこから依頼を受けて派遣される、という方法があります。
入社後の研修制度がしっかりと設けられている事業体も多く、未経験者にも優しいです。
納棺師
納棺師とは、ご遺体を綺麗に整え棺に納めることを仕事とする人々のことです。
第81回アカデミー賞の外国語映画賞を受賞したことでも話題となった、映画「おくりびと」で一躍有名になりました。
具体的には、ご遺体を入浴させ全身を洗い清めた後、故人の好きな服装に着替えさせ、髭剃りや化粧などで身支度を整えてから納棺します。
それは苦痛の表情や事故などによる損傷があるご遺体を、マッサージや特殊メイクなどでできるだけ生前の姿に寄せる(復元する)からです。
納棺師の年収は大手の葬儀会社で500~600万円、納棺専門の会社の場合は年収300~400万円、月給にすると20~30万円が相場となっています。
ゴルフボールダイバー
ゴルフボールダイバーとは、ゴルフ場の池に落ちてしまったボールを拾い集める専門のダイバーのことです。ロストボールダイバーとも呼ばれます。
集めたゴルフボールを洗浄後、中古品として一つ20円~400円程度でネットで販売するのが利益を得る方法です。
一つの池から何万個もボールが取れるらしく、年収600万を稼ぐ人もいるとのこと。
なお、ゴルフボールダイバーを専門に行っている会社もあり、そのような会社は特定のゴルフ場と契約をして手数料を支払ってボール収集を行っています。
探偵
ドラマや映画でおなじみの探偵は、決して架空の職業ではなく実際に存在する仕事です。
しかし、現実の探偵がしている仕事は、私たちがイメージする「難事件を調査して犯人を見つけ出す」というものとは少し違います。
現在、探偵への依頼の大半がある特定の人物の近辺調査です。具体的には8割が浮気調査、それ以外はある家庭の生活状況や収入・支出源の調査などがあります。
探偵の収入は経験やスキル、所属する探偵事務所やフリーランスなど働き方によって異なるものの、平均して500万円前後です。
プロの金庫破り
事故や故障で開かなくなった金庫や、鍵の紛失や暗証番号を忘れた時に金庫を開ける仕事。電気増幅器やその他様々な道具を使ってどんな金庫でも開けてしまいます。
金庫の大きさや難易度などに左右されるものの、1台8,000円が相場。
注意するべきことは開けることよりも、金庫の中身を見ないこと。重要書類や大金が入っていることもあります。些細なことでトラブルにもなりかねないので、注意が必要です。
スタントマン
探偵と同じく映画などで馴染みのあるスタントマン。
役者などに代わって危険なアクション演技をしたり、交通安全のデモンストレーションや特撮のスーツアクターなどの現場で働きます。
スタントマンはスタント事務所のオーディションを受け、事務所に所属して働くのが一般的。
体を使う仕事柄、日々のトレーニングはもちろんアクションの演技やスタントの技術、さらに安全管理に関する正しい知識が必須となります。
ドローン操縦士
ドローン宅配やドローン測量、ドローン調査など私達の日常に深く浸透し始めているドローン。それを扱うドローン操縦士は、最近になってできた新しい職業です。
映画などでの空撮での利用イメージがあるドローン。
しかし実際には、ドローン操縦士のニーズの多くは公共インフラの検査・点検や農業、人命救助や防災といったセキュリティ分野にあります。
なお、テレビなどではドローン操縦士として年収1億円を稼ぐ人が紹介されていたりします。
しかし、そのようなレベルになるためには当然相応のスキルが必要であり、そこまでは稼げるのは業界でも一握りの人でしょう。
あまりにも大きな夢を持ちすぎるのはおすすめできません。
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デバッガー
ゲーム・プログラムを触るのが好き、でも自分でプログラムを組む技術はない、という方におすすめな仕事がデバッガー。
デバッガーとは、プログラムやゲームを実際にプレイし、バグ(不具合)が発生した場合にその再現方法や頻度などを開発側に報告、修正後の動作確認をする仕事です。
ただゲームで遊んでいるだけではありません。できるだけ不具合が少ない製品をリリースするため、大切な役割を担います。
デバッガーの収入は時給制、歩合制など企業によって異なり、アルバイトとして働く場合は時給800~1,500円が相場です。
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レゴマスタービルダー
デンマーク発祥の子供用玩具、レゴブロック。子供の時に遊んだという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そのレゴブロックを使って、立体作品を作るのがレゴ職人(レゴビルダー)です。
その中でもレゴマスタービルダーとは、レゴ社から正式に認定された、いわばプロのレゴブロックアーティストです。
レゴマスタービルダーは正式に「レゴ」の名称を使用してアート作品を発表したり、その他ワークショップの開催やレゴブロックを使った宣伝広告の仕事の受注が可能。
フリーランスとして働く以外に、レゴグループが運営するテーマパーク「レゴランド」で働く道もあります。
フリーで活動するレゴ認定プロビルダーは国内に数人しかおらず、平均年収の算出は難しいです。一般的な平均年収は、400万円~500万円程度と言われています。
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ひよこ鑑定士
ひよこ鑑定士とは、養鶏場などで勤めてひよこのオスとメスを見分ける仕事。可愛らしい名前の職業とは裏腹に、瞬時の判断力と高い精度が求められる難易度の高い職業です。
しかし、現在ひよこ鑑定士(鑑別師)を養成する機関は、公益社団法人畜産技術協会の主催する「初生雛鑑別師養成講習」ただ一つ。
その講習を受講するには、視力などの身体基準や年齢制限などが設けられているため、全ての人が簡単になれる職業ではありません。
簡単ではない代わりに年収は高く、平均給与は約38万円〜となっています。
YouTuber・VTuber
小学生が将来なりたい仕事として上位にランクインするYouTuber。カメラや動画編集ソフトなど少ない投資で始められるのが魅力の一つです。
近年は、顔出しをせずアバターを利用してYouTube活動を行う「VTuber」にも注目。
月収数十万~数百万円といった高額を稼ぐ人気YouTuberがいる一方、1円の利益も出せていないという人も少なくありません。
多くの視聴回数・チャンネル登録者を得るためには品質の高い動画を頻繁にアップロードする必要があります。
成功するまでに多くの時間と労力をかけ、さらに工夫し続けなければならない職業です。
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謝罪のプロ
謝罪のプロは、個人や企業に代わって、誠心誠意込めて過ちを認め謝罪をする仕事。
自身の都合で行けないときに代行してくれたり、一人で謝るのは心細いときに付き添ってくれたりします。
クライアントは喋り方や容姿、年齢など幅広く指定しくることがあるので、どんな人でもやれる仕事と言えます。メールや電話謝罪料金は1万円〜、直接謝罪は2万円〜かかります。
ゲーム実況者
ゲームをプレイしながら攻略方法を解説したり、高難易度のゲームを華麗にクリアしたりするゲーム実況者。
「ゲームはしないけどゲーム実況動画を見るのは好き」といった人がいるほどゲーム業界において一定の地位を確立している職業です。
人気実況者になれば、YouTubeなどにアップロードした動画から広告収入を得たり、ゲームイベントに呼ばれたりと平均以上の収入を得ることができます。
一方で、ゲーム選びやそのゲームを華麗にプレイするスキル・センスなど、本当のゲーム好きでないと続かない職業でもあるでしょう。
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在宅ナレーター
ナレーターと聞くとプロのアナウンサーやタレントが行う仕事のようなイメージがあります。しかし、設備させ整えられれば、在宅でもできる仕事です。
仕事内容としては、企業がHPやYouTubeなどで公開しているような、サンプル動画や商品紹介のナレーションなどがあります。
収入はナレーション1本あたり◯◯円、あるいは1ワードにつき◯円といったように設定されていることが多いです。
具体的には、1本1,000〜100,000円、1ワード(30字程度)→300〜5,000円と幅広いです。
「素人でもなれるのか」といった疑問もあると思います。これについては、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを介して仕事を受注できるので探してみてください。
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せどり
せどりとは、お店やネットショップで商品を安く仕入れてネットで高く売ることです。
使わなくなったものや着なくなった服などを、ヤフオクやメルカリを利用して売っている人は多くいます。これをビジネスとして本格的に行う人も。
しかし、一定の収入を得るためには相応の努力(安く仕入れるための情報収集や掘り出し物のチェックなど)が必要。
なお、無許可で古物(中古品)を扱う商売をすることは犯罪になることも。本格的にせどりを始める場合は、「古物商許可証」を取得しておくと安心です。
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各種代行業
好きなこと・得意なことで稼ぎたい人におすすめなのが各種代行業です。
具体的には料理や掃除などの家事系、ベビーシッターやペットシッターなどのケア系、合コンの代行出席や場所取りなどのイベント系、クレーム処理や退職手続きなどの仕事系があります。
報酬は案件によって異なり、一般的なアルバイトよりは賃金が高め。例えば、料理代行であれば栄養士などの資格があると時給が上乗せされることも。
結婚式の代理出席や草刈り、宿題代行など、その仕事内容は多岐に渡るため気軽にできる代行業務がないか一度探してみるとよいでしょう。
歩荷
「歩荷(ぼっか)」は、山小屋・湿原・森林帯など、歩いてしか入れない場所に測量機材や食料などを届ける珍しい職業です。
日本には山間部が多いことから、交通手段の乏しかった時代には、荷物の運搬を一手に引き受ける歩荷の方々は、山の調査活動や標石の設置などの立役者でした。
そして現在は、需要・人数ともに減少傾向にはあるものの、荷物運搬のほか山岳ガイドや山岳調査のサポート、山小屋の運営などを行う方もいます。
自然豊かな日本には、未だ歩いてしか立ち入れない場所が少なからずあるため、歩荷は必要不可欠な存在といえるでしょう。
熱波師
近年のサウナブームにより、温泉施設やアミューズメントパークなどにサウナを設置する事例が徐々に増えてきました。
このサウナを室内で盛り上げる職業が「熱波師」です。
熱波師は、サウナ内に設置された「サウナストーン」に水やアロマ水をかけて水蒸気を発生させた後、タオルを勢いよく振り回して熱風を送る人です。
ちなみに、サウナストーンに水をかける行為を「ロウリュ」、タオルを振り回して熱風を送る行為を「アウフグース」といいます。
高温のサウナ内で仕事をする大変さ、アウフグースの技術や場を盛り上げるコミュニケーション力も求められるため、決して簡単な仕事ではありません。
珍しい仕事・変わった仕事に就くメリット
ゴルフボールダイバーや探偵、ドローン操縦士など人とは少し違う変わった仕事をやることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、珍しい仕事に就くメリットを2つ紹介します。
- 肩書としてインパクトがある
- 深いつながりができる
肩書としてインパクトがある
珍しい職業として初めて会った相手などに強い印象を持ってもらえる点が一つあります。
初対面の相手からも興味を持ってもらいやすいので、会話のトピックに悩むことが減るでしょう。
深いつながりができる
狭い業界で仕事をするため、その業界内でのつながりは強くなります。繋がりを通じて仕事を受注したり、別の誰かとまた繋がったりと、業界内での人間関係は濃厚になります。
大きな組織の中で働くのが苦手、限られた人と深いつながりをもって仕事をしたいという方には心地よい環境でしょう。
珍しい仕事・変わった仕事に就くデメリット
メリットがあれば、反対にデメリットもあるものです。ここでは、変わった仕事のデメリットを2つ紹介します。
- 求人数が少ない
- 話が伝わらない可能性がある
求人数が少ない
今回の記事で紹介したような仕事が「変わっている」とされている理由の一つに、他の職業に比べたニーズの低さがあります。
一般的な就職・転職サイトなどに掲載されている求人数が少ないため、そもそも働ける場所が限られているというデメリットがあり、業界内での転職が比較的難しい可能性も考えなければなりません。
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話が伝わらない可能性がある
その仕事を知らない人が多いので、プライベートで仕事の話になると、話が伝わらない可能性があります。
また、探偵映画などの影響で個人が特定のイメージを持っているケースもあり、そういった人には仕事の内容や社会的な意義について理解してもらいにくいかもしれません。
まとめ:あまり知られていない職業はたくさんある
変わった仕事・世の中にはあまり知られていない仕事であっても、ニーズは確かにあり、社会的には必要な仕事です。
また、テクノロジーの進歩によりこれまでなかった職業が日々生まれています。中には、ドローン操縦士やYouTuberなど高額収入を狙える職業も。
しかし、そのためには相応の努力が必要であることをよく理解し、将来的なキャリアプランなども考えながら選択しましょう。
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