「転職エージェントは信頼できるのだろうか」
「自分のことをよく知らない人に大切な将来を委ねて良いのかな」
転職エージェントを利用して転職活動を行う人がいる一方で、このような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、転職エージェントが信頼できないと言われるおもな理由とその対処法について解説します。
転職エージェントを利用した転職活動を考えている人は、ぜひ参考にして下さい。
この記事の目次
転職エージェントが信用できないと言われるおもな理由
転職希望者のスキルや経験を考慮しながら、条件にあった企業やポジションを紹介してくれる転職エージェント。
「転職のプロ」と言われるエージェントですが、その一方で「信頼できない」といった声も聞かれます。その背景にはどのような事情があるのでしょうか。
担当者のあたりはずれが大きい
同じ転職エージェントであっても、担当者によって細かいサポート内容やアドバイスの内容は異なります。
そのため、転職希望者に対してのサポートやアドバイスをうまくできるかどうかは、担当者のあたりはずれによって大きく変わってくるものと考えられるでしょう。
例えば、営業成績のためにどんな企業でもいいからとにかく早く転職させようとする担当者がいれば、とても親身になって考えてくれる担当者もいます。
同じ転職エージェントを利用した人の中でも、人によって信頼度や満足度、感想などがまったく違うのは、担当者の存在が大きく関係しているからなのです。
転職エージェントは担当者単位でサポートの良し悪しがだいぶ変わるので、大手エージェント3つくらい登録するのが良いと思います。
— 🍣凛乃子 (@ring6565) March 4, 2018
SNSの投稿で非難されている
SNSの普及により、自らの経験を気軽に投稿する人が増え、転職エージェントを実際に利用した人の意見も簡単に探せるようになりました。
それにより、Twitterなどで「転職エージェントを利用してよかった」とつぶやく人がいる一方、「信用できない担当者にあたってしまった」「担当者との相性が悪かった」といった批判する投稿も目につくようになりました。
その結果、担当者個人の話ではなく「サービスとして転職エージェントは信用できない」といった誤解を生んでしまうことがあるのです。
自分なりの転職エージェント担当さんの判断。
複数社応募していて、お見送りになった企業の連絡をきちんとしてこない担当者さん。
アウトだと思います。信用できない。選考が進んでいる企業があってもちゃんと伝えるべきでは。#転職#転職活動#転職エージェント
— rico (@rico0858) August 1, 2019
信用できない転職エージェントの特徴
転職活動を成功させるためには、転職エージェントの担当者との信頼関係を築き、二人三脚で活動を進めていくことが大切です。
しかしながら、人と人のと関係である以上「相性」があります。
ここからは、「転職エージェントが信頼できない」と思っている人が、具体的に担当者のどのような対応を見てそのように判断したのかを解説していきます。
意思決定を急かしてくる
転職エージェントは、運営している企業が一つのビジネスとしてサービスを提供しています。
つまり転職エージェントは「お金儲け」のためにやっているのであり、そこで働くエージェントに対して「転職実績を出さなければいけない」などといった圧力を掛けることがよくあります。
この対応が「転職先は時間をかけてしっかりと考えて決めたい」という人に不信感を抱かせてしまうのです。
希望と違う求人を紹介してくる
サービス利用者の希望よりも内定をもらうことや転職してもらうことを優先して、担当者が希望とは違う求人を紹介してくれるケースがあります。
「この企業であれば内定が出る可能性が高いです」「◯◯さんの経歴ならこのポジションがぴったりです」などといった言葉で紹介をしてくれますが、こちらの希望を無視した案件の場合があるのです。
利用者としてはいくら希望と違う求人を紹介されても意味がなく、逆に「何で希望が聞いてくれないのだ」と不満に感じてさえしまいます。
勝手に求人に応募する
「内定がもらえる可能性が高い」という理由などで、担当者がサービス利用者の意思を確認しないまま勝手に求人に応募してしまうケースもあります。
また、仕事をしながらの転職活動の場合、勝手に応募された企業の面接のために会社を休んだりと特別に時間を作らなければいけない可能性もあるでしょう。
応募する企業は本当に志望するところだけにしたい、と思っている人も多く、このような対応をする担当者には不満に感じてしまいます。
担当者が新人で経験が浅い
「転職のプロ」である転職エージェントですが、もちろんすべての担当者が実績豊富なプロであるとは限りません。
担当者が入社したばかりの新人や、まだ経験の浅い人であれば、業界知識があまりなかったり、手際が悪い可能性があります。
一定のサービスを提供できるよう、新人にはベテランがついて裏でサポートしていることもあります。
しかし、人生に一度か数回しかない大切な転職活動のサポート役として新人をつけられてしまい、信用できない利用者もいるのです。
担当者の態度が悪い
「◯◯さんの経歴ならこの条件は厳しいですよ」
「この企業がだめなら他に紹介できるところはありません」
など、同じことを言うにももうちょっと言い方があるだろう、と思わせるような発言や態度を取る担当者も残念ながらいます。
ですが、誰であっても対等な立場で真摯に向き合ってくれる人の方がいいに越したことはないでしょう。
連絡がなかなか取れない
転職エージェントは同時に複数人を担当するのが一般的であるため、連絡がなかなか取りづらいこともあります。
「メールの返信が遅い」「電話がいつも繋がらない」など、ちょっとした不便さから担当者への不信感を募らせてしまうことがあるのです。
電話でしか連絡してこない
仕事をしながら転職活動を行っている人にとって、仕事中にかかってくるエージェントからの電話は迷惑でもあります。
担当者としては「すぐに伝えたい」「口頭での説明のほうがわかりやすい」といった理由があるのでしょうが、配慮が足りないというイメージを持つ利用者もいます。
メールで済む内容であっても電話連絡にこだわるエージェントもいるので、そのような担当にあたった場合は、メールで連絡してくるようはっきりと伝えましょう。
転職エージェントを利用してよかったという人の声
転職エージェントに対する不信感を払拭できないまま、別のエージェントを乗り換えたり、自力で転職活動を行う人がいる一方、利用してよかったという声ももちろんあります。
やっと内定いただけた✨
秋からようやく働きます~仕事辞めてから約半年。何だかんだのんびりしてしまったけど、とりあえず良かった
前職9ヶ月で辞めてしまって、しかも中途だから新卒よりハードル高かった。
それと合わせて転職エージェントさんと二人三脚で頑張ってこれたから、今回は泣けたな~— midori🌱 (@07midori_29) July 31, 2019
退職面談で揺さぶりをかけられた自分を目覚めさせた転職エージェントの一言
「設計開発職で採用されたのに今の仕事で設計できてないじゃないですか!」
この人が自分の担当エージェントで本当に良かった
— 佐藤(偽名) (@JDyRzzpoexpYCXn) April 2, 2019
リクナビ経由で登録した転職エージェントの担当さん。
転職活動中にめっちゃ親身になってサポートしてくれた!履歴書から職務経歴書まで、添削含め。感謝です。
— 転職したい!と思ったら。 (@jobchange2014) August 11, 2019
転職エージェントごとに異なるサポート体制や担当者との相性を考慮すると、初めから一つのエージェントに絞るのではなく、複数のエージェントに登録してその中で比較しながら一つに絞る方法がおすすめです。
利用中の転職エージェントが信用できない時の対処法
現在転職エージェントを利用しているけれど、そこの担当者と相性が合わない、そもそも信頼できないという場合にはどうすればよいのでしょうか。
以下ではその対処法を解説します。
担当者の変更を申請をする
まずは担当者の変更をお願いしてみましょう。おそらく現在の担当者もあなた自身が選んだのではなく、転職エージェントが割り当てた人ではありませんか。
あなたの経歴や志望する業界などを見てその担当者がついたのかもしれませんが、その業界・業種を担当できるコンサルタントは他にもいるはずです。
「業界で働いた経験のあるコンサルタントはいませんか?」といったように、よりあなたの希望に沿ったエージェントに担当してもらえるよう、求める人物像を指定するのがよいでしょう。
複数の転職エージェントを利用する
模擬面接や履歴書の添削など、転職エージェントによってサポート体制や取り扱っている求人自体も異なります。
「希望の求人を紹介してもらえなかった」という人は、もしかするとそのエージェントがあなたの希望する業界・職種の案件をあまり多く取り扱っていなかったからかもしれません。
特定のエージェントだけに絞って転職活動を進めるのも方法の一つですが、より希望にあった企業に出会うためには多少の手間をかけても複数のエージェントを利用するのがおすすめです。
それぞれの担当者やサポート内容を比較し、そこから一つに絞って本格的に応募・面接などを行うのが良いでしょう。
転職成功者の知り合いに紹介してもらう
あなたの身近に最近エージェントを使って転職活動を成功させた人がいるのであれば、その人が利用したエージェントとその担当者を紹介してもらえます。
その知り合いを通じて担当者と直接を連絡を取ったり、転職エージェントの登録時に別途担当者を指名するなどの方法があります。
身近な人が希望に沿った転職に成功しているのであれば、その転職エージェントへ対する信用も高いでしょう。
以下の記事では、担当の転職エージェントとの信頼関係を結ぶ方法と利用する際の注意点について解説しています。ぜひ合わせてご覧下さい。
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