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夏の採用面接ではスーツ必須?暑さ対策をして就職・転職を乗り切ろう

更新: 2024.01.20

昨今の夏は連日猛暑になる場合がほとんど。オフィスではクールビズによってカジュアルな服で勤務している人も多いですが、就職・転職活動においてもカジュアルスタイルでよいのか、と迷う方もいることでしょう。

この記事では、暑い日の面接にもスーツを着ていかなければならないのか?という疑問にお答えします。

暑い夏!面接ではスーツを着ないといけないの?

30度を超える暑い日が続く中で、就職・転職活動のためにスーツを着なければいけないのは大きなストレスです。

実際、面接ではスーツを着用しなければいけないのでしょうか。

男女とも基本はスーツを着用


面接ではスーツを着用しなければいけない、というルールが設定されているわけではありません。

服装に関するルールや考え方は業界や企業によって異なり、夏でもネクタイをしっかりと締めている会社もあれば、ポロシャツなどのカジュアルな服装で社員が仕事をしている会社もあります。

しかし、面接の場においては「カジュアルな服装でお越しください」「ノーネクタイ・ノージャケットでお願いします」といった特別な指定がない限り、男女ともスーツを着用することが基本です。

男性の場合、ネクタイも締めて面接に臨みましょう。

クールビスについて

夏場の衣服の軽装化による節電を目的として2005年から実施されているクールビズ。現在では多くの企業で実施されています。

クールビスの実施中でもどの程度の軽装までを可とするかは企業によって異なり、ノーネクタイ・ノージャケットを基本とするケースもあれば、ポロシャツやアロハシャツなどよりカジュアルなスタイルで実施しているケースもあります。

スーツ必須かどうかは企業によって異なる

社内でクールビズが実施されている企業であっても、面接や顧客との会議・商談などの公式な場においてもカジュアルスタイルが許容されているとは限りません。

社内ではカジュアルスタイルであっても、面接の担当者はネクタイとジャケットを着用するという企業もあるため、募集要項や面接の連絡などで服装に関する規定や指示を確認しておくことが必要です。

例えば、IT系の企業などは面接時もノーネクタイ・ノージャケットでOKとしていたり、アパレル系はファッションセンスを見るために、あえて私服が指定されていることもあります。

どのような服装で行くべきか分からないという場合は、転職エージェントや企業の担当者に前もって確認しておくことも方法の一つです。

清潔感を心がけよう


どのような服装であれ、清潔感はとても重要です。

スーツを着ているといえど、しわしわのシャツ、タバコの匂いのするジャケット、ぼざぼざの髪や整えられていないヒゲなどはあなたの印象に悪い影響を与えかねません。

女性の場合、男性よりも服装の選択肢がありますが、どのような服にするか迷ったら清潔感を基準に選ぶとよいでしょう。

服装に気を使うことはもちろん、派手なメイクや目立つアクセサリーは避け、社会人として相応しい格好を意識しましょう。

また、企業によっては面接時の服装について「服装自由」としていたり、「スーツ以外の服装」と指定されていたりする場合もあります。

そのようなときにはどう対応するのがよいのでしょうか。

スーツ以外の服装【男性】

企業によっては、自社の雰囲気に一致しているか、相手を不快にさせない服装選びが出来るか、といったことを見るためにあえて「スーツ以外の服装」を指定するケースもあります。

男性の場合、ジャケットに襟付きのシャツ、チノパンに革靴といったオフィスカジュアルが選択肢としてあります。清潔感を意識し、派手な色や七分丈やハーフパンツ、スニーカーは避けましょう。

服装が自由だからといって休日のようにあなたの好きな服を着てよい、というわけではありません。

社会人としての自覚を持ち、会社の雰囲気などを見ながら判断します。

スーツ以外の服装【女性】

女性の場合については、ひざ丈のスカートやパンツに、シャツやブラウス、カーディガンや麻などの涼しい素材のジャケットなどがあります。

白やネイビー、水色など清潔感のある落ち着いた色を選ぶことを意識すると同時に、スカートは短すぎないか、胸元は開きすぎていないかなど、あまり露出しないようにも気をつけましょう。

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スーツ着用時の暑さ対策

上述した通り、特別な服装の指定がない場合や何を着ていったらよいか分からない場合にはスーツを着用することがおすすめです。

スーツは会社員の正装であるため、スーツを着ていって失礼にあたるということはないでしょう。

しかし、夏や暑い日の面接で一番大変なのが、面接会場までの行き帰りです。

汗だくの状態で面接に臨むことは、あなた自身が面接に集中できないだけでなく、相手に悪い印象を与えてしまう可能性もあります。

ここからはスーツ着用時の暑さ対策について紹介します。

会場まではジャケットを脱いでおく


暑さ対策で最も有効なのは、会場に着くまではジャケットを脱いでおくことです。

ジャケットを着るのは、面接会場となる会社に入る直前でも問題ありません。

脱いだジャケットはシワがつかないように気をつけて持ちましょう。

会場に着くまでネクタイを外しても構いませんが、つけるのに時間がかかったり鏡を見ずに付け直すと曲がってしまったりすることもあるので注意しましょう。

冷たい飲み物を用意しておく


高い気温・湿度の中で長時間過ごす際に気をつけたいのが熱中症です。

こまめな水分補給を心がけ、短い距離であっても外を歩く必要がある場合は飲み物を用意しておきましょう。

飲み物は基本的に好きなものを選んで構いませんが、特に暑い日はスポーツドリンクなど少し塩分を含んでいるものがおすすめです。

半袖のYシャツを着る

面接の場でジャケットを着用する場合、ジャケットの下は半袖のYシャツでも構いません。

ネクタイを締め、清潔感を出すように心がければ印象は悪くならないでしょう。

女性の場合はノースリーブのブラウスなどでもよいですが、面接の時にはジャケットを着用して露出しすぎないように気をつけてください。

インナーを工夫する


たくさんの汗をかく夏に気をつけたいのがシャツの汗ジミです。

汗でべっとりと肌に貼り付いたシャツは、相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。

最近ではより涼しさを感じられる冷感インナーなども販売されているため、それを上手く活用して暑さ対策をしましょう。

インナーの色は、例えば黒いインナーと白いシャツであれば透けて見えてしまう可能性があるため、白やベージュ、グレーなど出来るだけ目立たない色を選ぶのがおすすめです。

暑さ対策グッズ

じっとしているだけでも暑い夏では、服装だけでなくグッズを使って暑さ対策を行うことも有効です。

暑い中面接や営業へ向かう方々におすすめの暑さ対策グッズをいくつか紹介します。

扇子

うちわと違って小さく折り畳めてかばんにすっと入れられる扇子は持ち物の多い会社員におすすめです。

最近では男性向けのデザインのものも販売されています。

スーツにあわせて選ぶのであればネイビーや黒などの落ち着いた色でシンプルなデザインのものがよいでしょう。

モバイル型扇風機

乾電池で動くモバイル扇風機は、扇子よりもかさばりますが首元やシャツの中など扇子では仰ぎづらいところにピンポイントで風を送ることが出来て便利です。

首から下げるタイプのものや服につけるタイプのものなど、様々な種類があります。

ただ、面接会場内で使うのは避けるべきです。カバンに入る小型のものを選びましょう。

冷却スプレー

シュッと一吹きで涼しくなれる冷却スプレーも持ち運びがしやすいためおすすめです。

会場に入る前にワイシャツの上からスプレーして少しクールダウンすることも出来ます。

冷却スプレーはドラックストアなどでも購入できます。

香り付きのタイプもありますが、香りの好みは人によって異なるため無香料のタイプが無難でしょう。

汗拭きシート

運動した後によく使われる汗拭きシートですが、面接時にも大変便利です。

さっと汗が拭けてベタつきや匂いを防いでくれます。

こちらも冷却スプレーと同様、無香料タイプと香り付きのタイプがあります。

香り付きのものであっても他人からわかるほど強い匂いではない商品が多いですが、念の為、無香料を選んでおいたほうがよいでしょう。

ひんやりスカーフ

熱中症対策において、首元を冷やすことは有効とされています。

水に濡らして首に巻くだけで使えるひんやりスカーフは、移動中に特に便利です。繰り返し使えて経済的な点もメリットの一つ。

女性の場合、服装との違和感がなければそのまま面接に望んでもよいですが、男性の場合はスーツとは少し合わなかったりするので、会場に着いたら外すのを忘れないようにしましょう。

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さいごに

暑い日のスーツは大きなストレスですが、冷感インナーや暑さ対策グッズを活用することで少しは快適になるはずです。

スーツ以外を着用する場合でも清潔感を心がけ、大切な面接の場で悪い印象を与えないように気をつけましょう。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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