あなたは、エンジニアがどのような職業かわからなくて悩んでいませんか?
給料やキャリアパス、さらには将来性に関することを知りたいと思ったことは少なからずあるはずです。一般企業の総合職や公務員などは、情報が多く具体性もあるため、容易に想像ができるでしょう。
私も将来性のある職業に就きたいと考えていて、エンジニアの情報が少なく、具体性に欠けるという経験があり悩んでいました。
この記事を読むことで、あなたはよりエンジニアについての具体的な情報を得ることができ、将来性についても検討できます。
実際に私は、詳しく調べていくうちに、エンジニアの魅力・重要性を知ることができました。これらにより、将来、必ずエンジニアが重宝されると確信しました。
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この記事の目次
エンジニアとは
エンジニアとは、情報技術を専門とする技術者です。
業務内容や職種は様々あります。
- システム全体を設計する「システムエンジニア」
- web上で提供されるサービスの構築をする「webエンジニア」
- 企業内のネットワークの設計と構築を行う「ネットワークエンジニア」
- 顧客データや商品データなどの膨大なデータを管理するシステムに携わる「データベースエンジニア」
- 基盤の設計や製造に携わるソフトウェアに関する「エンベデットエンジニア」
などの職種があります。
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エンジニアの現状
エンジニアの需要や市場動向を詳しく見ていきましょう。
また、給料の水準から見て、他の職業とどのくらいの差異があるのかを紹介していきます。そして、エンジニアの一風変わった働き方も紹介します。
エンジニアの需要
新たに起業する会社の多くは、どれもインターネットなしではサービスを提供できません。主に現在は、経営者とエンジニアがタッグを組んで、経営者が思い描くサービスを形にしていきます。
つまり、それらの会社はエンジニアを必要としているのです。そのため、エンジニアの数はかなり不足しています。エンジニアの数を確保するために、数年前までは中途採用がメインでしたが、現在では新卒採用も増えてきています。
インターネット・web業界の市場動向
インターネット・web業界は非常に伸びてきています。
この業界が誕生してから数十年しか経っていませんが、既に20兆円を超えていて2020年には約47兆円規模になるとの予測もあります。これは日本の自動車産業と同等の規模です。
雇用は2010年の42万人から10年後には194万人へ増加すると考えられています。
ここで、総務省のIT業界の動向分析を紹介します。
出典:総務省
情報通信産業の市場規模は、全産業の最大規模である8,9%です。平成24年度で、少し古いデータではありますが、確実に市場規模を拡大しているのは間違いありません。
世界に目を向けてみると、IT先進国のみならず、インド・中国・東南アジアなどの発展も注目されています。
そのような国は海外から開発を請け負う「オフショア開発」に力を入れています。つまり発注側(日本やアメリカ)と受注側(インドや中国)でスキルレベルが逆転する可能性があるということです。
世界各国で、市場が拡大し、優秀な技術者は世界で大きく活躍できるでしょう。
エンジニアの給料の水準
平均月収は38万円前後と言われているが、技術力・スキルで大きく差が出ます。優秀なエンジニアは20代で800万円を超える場合も十分あり得えます。職種によって差はありますが、他の職業に比べ、平均100万円ほど高いです。
また、年功序列ではなく、技術力があれば、スキル・成果が評価されて給料も上がりやすいです。
歴史のある大きな企業から平均年収が高くなっていくのがわかります。
エンジニアとして高い年収が得たいのか、大きな仕事をしたいのか、安定を得たいのか、何を重視するかによって選ぶ企業は変わってくるでしょう。
エンジニアの働き方
エンジニアの働き方は、大きく分けて「正社員」と「フリーランス」の2つがあります。
正社員とは、企業に正規雇用され、期限を特に縛られずに、雇用契約を結んだ従業員のことです。
最大のメリットは、収入の安定です。ある程度の生活は保障されるでしょう。企業からの支援を受け、スキルアップも見込めるのも強みになります。
一方で、もちろん正社員のデメリットもあります。本当にやりたい仕事をやれなかったり、移動や転勤は覚悟しなくてはいけません。
しかし、それ以上に学ぶことが多いのは間違いないです。社会人としての必要最低限のスキル、IT技術は磨くことができるでしょう。
それに対して、フリーランスはとにかく自由。自由に働けることは、IT・web業界の大きな魅力です。
勤務場所や勤務時間は決まっておらず、自分の好きな環境で働くことができるでしょう。つまり、自由なライフスタイルを手に入れられるのです。月収は50~90万円が相場です。
プログラミング言語は、多くが世界共通です。海外でグローバルな働きができる可能性があります。アメリカではリモート型という、クライアント企業から委託された開発を常駐することなく、遠隔で行う働き方が増えてきています。
エンジニアのキャリア
近年、エンジニアのキャリアは、多様化しています。その内容を紹介します。エンジニアの転職もよく聞きますが、転職しやすいのはどうしてかという疑問にも答えていきます。
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役職の変化
従来の典型的なキャリアパスといえば、「プログラマー」→「システムエンジニア」→「プロジェクトリーダー」→「プロジェクトマネージャー」という流れが一般的でした。
しかし現在では、キャリアパスの多様化が進んでいます。
高い専門技術を持つ「ITスペシャリスト」、技術と業務の間を取り持つような業務を行う「ITコンサルタント」などがあげられます。
専門性を高めたり、技術以外の面でも成長できれば、キャリアの幅は今まで以上に大きく広がり始めています。
他にもいくつか役職があるので、紹介していきます。
アプリケーションエンジニア
まずは、「アプリケーションエンジニア」。システム設計から開発までのプロセスを請け負う開発プロジェクトの責任者です。
ユーザーのニーズを分析してシステム開発の基本となる構造を設計し、開発者に指示をします。やらなければいけない業務が多岐にわたるため、様々なスキルが求められます。
webディレクター
次に「webディレクター」。制作系の役職です。
webサイトの制作の進行管理をする現場監督です。営業職の指示を受け、制作工程をまとめて、プロジェクトに関わる人事にも携わることができます。内部とのコミニュケーション能力が求められます。
エンジニアの転職
転職を考える理由は幾つかあります。
給与への不満、勤務時間への不満、将来に不安を感じるなどがあげられるでしょう。このような不満から転職し成功したエンジニアは、8割ほどいると言われています。しかし、前向きな理由で転職を考える人も多いです。
その理由は、大きく2つに分けられます。
得意分野に特化して事業を展開したい
1つ目は、自分の得意な分野に特化して、事業を展開したいという理由です。専門性を高めていくことで、より必要とされる人材になることができます。さらにキャリアアップする際に、有利になるのは間違い無いでしょう。
複数の言語を習得して仕事の幅を広げる
2つ目は、今まで使っていた言語とは別の言語を使うことで、できる業務を増やすことができます。
新しい言語に関する事業や商品開発ができるようになることで、仕事の幅を大きく広げることができる。新たな分野に挑戦する気持ちが転職先でも評価されるポイントでしょう。
転職した人の多くからは、「給料が上がった」、「評価されるようになった」などの声が上がっています。他の業種に比べ、技術力があれば転職がしやすいのは間違いないでしょう。
転職する際、採用する側の企業は即戦力になって欲しいと期待を持って招き入れます。そのため転職すると新しい知識を入れなければいけません。
年を重ねると、インプットもアウトプットも衰えます。転職を考えているならば、若いうちに早く決めるのをお勧めします。
エンジニアに必要なスキル
今後、エンジニアが不足すると考えられる業界を挙げ、その業界を含めエンジニアに求められるスキルを紹介していきます。
エンジニアが不足する業界
厚生労働省が作成した資料を参照すると、エンジニアの求人倍率は高くなると示されています。
平成21年度と平成26年度のデータから、求人者数が2倍になっているのにもかかわらず、求職者数は約半分になっていることがわかります。
特定の業界だけでエンジニアが不足しているわけではなく、ほとんどの業界で、エンジニアが不足しているのです。
つまり、IT技術を身につけ、エンジニアとして求められる人材になれれば、どの業界とも密接に関われるチャンスを得ることができます。
必要とされるスキル
大きく分けて3つのスキルについて解説します。
プログラミング言語スキル
まず1つ目は、もちろんプログラミング言語スキル。
PHPやRuby、Javaなどの言語習得者が求められる傾向にあります。
最近、特に注目されていて、ニーズが高まってきているスキルは、JavaScriptとPythonです。
JavaScriptは間違いなく人気の言語となってきています。
全てのブラウザと相性が良く、しばしば「jQuery」などの様々なライブラリとフロントエンドフレームワークを活用した双方向のウェブアプリケーションに使用されています。
Pythonは米国の一流大学で言語学習の導入段階において最も学ばれている言語の一つです。
デスクトップやwebアプリケーションを開発する際に使用されます。また、データ解析、コンピュータサイエンスなどのアカデミックなコミュニティでも人気があります。
データ解析スキル
2つ目は、データ解析スキル。
IT業界では、ビッグデータが注目されています。今までは見逃されていたデータ、捨ててしまったデータ、などがあります。
今使われているデータは、全体のデータの8割ほどしか使われていないと言われています。目に見えなかったデータの関係性を見抜く力が求められてきます。
データ解析の共通言語は数学です。そのため、最低でも高校卒業程度の数学を身につけておく必要があります。
特に必要な分野は、統計・確率・微積分・行列です。
また、専門書を読み進めるなら、大学初級程度の解析がく・線形代数も習得しておくのが望ましいでしょう。
多くのデータ解析には途中計算が非常に煩雑なため、基本的にはデータ解析ツールを使いこなす必要がある。オープンソフトウェアである「R」や、IBM社の「SPSS」が必要になります。
これらを使いこなせると、データサイエンティストにも近づけます。
マネジメントスキル
3つ目は、チームを統率できるマネジメントスキル。
コードを書く技術者ではなく、プロジェクトのマネージャーとしてチームを統率できる力が求められています。細かい抜けがないか確認し、全体の進め方を考えられるITエンジニアが不足しているのは事実です。
仕事が増え、心配事も多くなるので、積極的にリーダーを志望する人は多くはありません。小さなプロジェクトで、マネジャーとしての経験を積んでいくことが重要になるでしょう。
また、開発のリーダーになれば、技術においても広範囲の知識が吸収できるでしょう。
フロントエンドからバックエンド、インフラ周りからデプロイ方法。それらを一つずつ吸収することで、大きく成長することは間違いないです。
エンジニアとしてマネジメント業務を行うことはキャリアパスの一つの選択肢になりえます。
まとめ
将来性があるか否かは、技術力を高めスペシャリストになるか、マネージャー職に就いて、キャリアアップできるかが鍵となるでしょうそのためには、時間的なコストを考えた場合、自身のキャリアパスの設定とそれに必要な技術の習得を早い段階で設定する必要があります
エンジニアとは、自分がどれだけ本気になり、それだけ時間と労力を費やすかで、将来が大きく開くか否かが変わってくる職業です。
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