「電子書籍を読むためにタブレット端末を購入したい」
「KindleかiPadで迷っているけど、どっちを購入すべき?」
「KindleとiPad、それぞれのメリットが知りたい」
電子書籍を読む時は、タブレット端末があると便利。タブレット端末はスマホよりも画面が大きく、細かい文字も読みやすいため、電子書籍との相性は抜群です。
そして、電子書籍を読めるタブレットとして思いつくのが、KindleとiPadのいずれかでしょう。
そこで本記事では、読書で使うならKindleとiPadどちらがよいのか、それぞれのメリットや向いている人の特徴などを解説します。
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この記事の目次
Kindleとは
まずはKindleについて説明します。Kindleがどんなものか知ることで、iPadとの比較もしやすくなるでしょう。
Kindleとは、Amazonが提供する電子書籍サービスと、それらを読むタブレット端末の名称。
ハードとソフトが同じ名前なので紛らわしいですが、今回紹介するのは端末の方です。
Kindleを購入することで、Amazonが展開する「Kindleストア」で購入した電子書籍をタブレットで読めるようになります。
Kindleの端末自体もAmazonで購入可能です。
Kindleは電子書籍リーダーとも呼ばれ、電子書籍専用の端末です。iPadのようにインターネットやSNSなどのアプリを使うことはできません。この点については後ほど詳しく解説します。
iPadとは
iPadとは、Apple社が提供しているタブレット端末で、機能性が高くパソコンと遜色ない性能を持ち、愛用する人も多いです。
Kindleは読書に特化したタブレット端末に対して、iPadはネット検索・アプリ・Webデザイン・プログラミングなど、使い道の幅が広いのが特徴。
また端末のモデルも無印版のほか、iPad Air/iPad Pro/iPad miniなどがあり、自分の好みや用途に応じて選択できるモデルの種類も多いです。
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Kindleで読書する5つのメリット
まずは、Kindleを使って電子書籍を読む利点から紹介します。
主に以下の5つがあります。
- 文字が読みやすく目に負担がかかりにくい
- バッテリーの持続時間が長い
- 軽くて持ち運びやすい
- 4G回線を無料で利用できるモデルがある
- 安い値段で購入できる
1つずつ解説していきます。
文字が読みやすく目に負担がかかりにくい
Kindleを使う利点の1つ目はは、文字が読みやすく目に負担がかかりにくい点です。
長い時間本を読む方にとっては、非常にありがたい機能でしょう。
その理由は、Kindleが「E-ink」と呼ばれる特殊なディスプレイを搭載しているためです。
このディスプレイは光を反射しにくいため、日差しの強い時でも問題なく読めます。
例えば、公園などの屋外でちょっと休憩がてら電子書籍を読みたい時でも、外の光の加減に左右されず文字が読みやすい工夫がなされているのです。
さらに、Kindleはフロントライト(光源を前に設置して反射光を使用する)を採用。
iPadの画面はバックライト(光源を後ろに設置してディスプレイを照らす)を搭載していることから、目にかかる負担を考えるとKindleの方が抑えられます。
フロントライトによって、目への負担は紙の本を読んでいるのとほとんど変わりません。
バッテリーの持続時間が長い
バッテリーの持続時間が長く、充電を気にせず読書できる点もKindleの大きなメリットです。
先ほど紹介した「E-ink」は画像を切り替える時にのみ電力を消費しますが、同じ画面を表示している間は電力を消費しません。
また、Kindleは動画の再生やSNSの利用などはできない分、複雑な処理が不要です。
そのため、電力を消費する強力なプロセッサを搭載していないことも、バッテリーの持続時間の長さに繋がっています。
iPadは数時間使用すれば充電が大幅に減ってしまい、毎日使用するなら最低でも1〜2日に1回は充電が必要です。
Kindleの場合は、1回の充電で数週間程度持つので、頻繁な充電は不要です。
軽くて持ち運びやすい
KindleはiPadと比較して、本体が非常に軽いのもメリットの1つです。
iPadシリーズの重さが約450g〜650g弱ほどなのに対し、Kindleシリーズは200g弱ほどです。つまり、重量はiPadの半分以下ということになります。
Kindleの大きさは片手で持てる程度。端末を持ち運び、出先で電子書籍を読みたい時などはKindleが便利でしょう。
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4G回線を無料で利用できるモデルがある
Kindleで本を購入する場合、Wi-Fiが繋がっている環境が必要です。
しかし、Kindleの上位モデルである「Kindle Oasis」には、4G回線付きのモデルもあるので、外出先などのWi-Fiがない環境でも電子書籍を購入できます。
ちなみに、4G回線の利用料金は無料。Amazonが負担してくれるため、追加で料金を支払ったり、回線の工事をしたりする必要はありません。
ほかのKindle端末よりも値段は高いですが、より利便性が高まります。
安い値段で購入できる
Kindleシリーズはその安さも魅力です。端末によって値段は変わりますが、最安のものだと1万円未満。高くても4万円以内で購入できます。
さらに、プライムデーやブラックフライデーなどのAmazonセール期間中を狙えば、値下げの対象商品になっていることもあり、通常よりもっと低い価格で購入可能です。
一方で、iPadは最低でも5万円代から。iPad Proは十数万円ほどが価格帯です。電子書籍を読むためだけにタブレット端末を購入したいなら、Kindleの方がお得でしょう。
iPadで読書する4つのメリット
続いては、iPadを使う利点についてです。
主に、以下の4つがあります。
- カラー版の書籍を色付きで読める
- Amazon以外からも電子書籍を読める
- ネット・ゲーム・イラスト・SNSなども利用できる
- Apple製品と連動して使える
それぞれ見ていきましょう。
カラーの書籍を色付きで読める
Kindle端末で電子書籍を読む場合、全て白黒で表示されます。
これは漫画なども同様で、カラーページでも全て白黒になります。
つまり、カラー版の書籍を色付きの状態で読みたい場合、Kindle以外の端末を使うべきです。
iPadならカラーのまま電子書籍を購読できます。
Amazon以外からも電子書籍を読める
Kindleは大前提として、「Kindleストア」にある電子書籍しかダウンロードできません。
しかし、iPadにはこうした制限はありません。電子書籍を扱うほかのサービスや電子版の漫画を扱うWebサイトで漫画を楽しむことも可能です。
あるいは、耳で本を楽しむ「Audible」などのサービスも利用できるので、iPadの方が電子書籍を楽しむ幅は広がるでしょう。
ネット・ゲーム・イラスト・SNSなども利用できる
iPadはKindleとは異なり、電子書籍を読むためだけの端末ではありません。
電子書籍のほかにも、インターネット・ゲーム・イラスト制作・SNS・写真撮影・画像/動画編集・プログラミングなど、たくさんの使い道があります。
タブレット端末を読書以外にも活用したい方は、KindleよりiPadを購入しましょう。
Kindleは電子書籍を読む専用の端末であるため、その他の用途では基本的に使えません。
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Apple製品と連動して使える
iPadは他のApple製品と連動して使用可能です。
例えば、iPhoneユーザーの場合、iPad/iPhone両方にKindleアプリを入れてアプリを同期すれば、購入した作品を両方の端末で読めます。
両方の端末で読めれば「iPhoneは外出先で読む用に」「iPadは自宅でゆっくり読む用に」といった使い分けも可能です。
もちろんKindleアプリ以外にも同期して使える機能があるため、Apple製品を普段から使っている方なら、iPadを購入するメリットは大きいでしょう。
Kindleがおすすめなのはこんな人
「KindleとiPad、どちらを購入すべきかなかなか決められない…」という方は、以下の項目も参考にしてください。Kindleがおすすめな人と、iPadがおすすめな人を紹介します。
ここではまず、Kindleがおすすめな人から紹介します。
- タブレットは電子書籍専用に使いたい
- タブレットを持ち運んで使いたい
- なるべく安く済ませたい
タブレットは電子書籍専用に使いたい
先の項目でも少し触れましたが、Kindleは電子書籍専用の端末です。
基本的に読書以外に用いることはできないとお考えください。
裏を返せば、電子書籍を読むこと以外にタブレット端末を使う予定はないという方は、Kindleで十分でしょう。
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タブレットを持ち運んで使いたい
タブレットを持ち運び、家の外でも電子書籍を読みたい方には、Kindleがおすすめです。
コンパクトで軽量、日差しが強い屋外などでも文字が読めるKindleは持ち運びに向いています。
iPadも持ち運びできますが、重量があり、他にも荷物を持っている時などはかさばってしまうことが予想できます。
持ち運びの機会が多くなりそうな方は、iPadよりもKindleの方が楽でしょう。
なるべく安く済ませたい
Kindleの特長はその安さにあります。
なるべく安く済ませたい方はKindleの方がお得でしょう。
電子書籍はタダではなく、都度お金を払って購入しなければなりません。
Kindleを買って安く済ませた分、本を買う方にお金を充てるのはいかがでしょうか。
iPadがおすすめなのはこんな人
続いては、iPadがおすすめな方についてです。
少し値段が高めなiPadですが、その分のメリットもあります。
- タブレットを読書以外にも活用したい
- 普段からApple製品をよく使う
タブレットを読書以外にも活用したい
iPadを使う利点で紹介したように、iPadには様々な使い道があります。
電子書籍以外にもiPadを使う予定がある方は、KindleよりもiPadの購入をおすすめします。
Kindleを買ってもやりたいことがいろいろと思いつき、iPadも購入したとすると、より費用がかかってしまいます。
現状でタブレットの用途がいくつか思いついているのであれば、iPadの方がいいでしょう。
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普段からApple製品をよく使う
普段からApple製品を多く使っている方であれば、iPadを購入するメリットは大きいです。
例えば、iPad内のデータをMacBookやiPhoneに移したり、その逆も可能です。
電子書籍だけでなく、そのほかのアプリのデータなども共有できるため、ビジネス・プライベートを問わず重宝する機会が多いでしょう。
あなたのライフスタイルに合ったタブレットを選ぼう
KindleもiPadも一長一短であり、優劣はありません。
あなたのライフスタイルや、読書のペースなどを考えて、選ぶべきです。
本記事で紹介した内容をヒントに、あなたに最適なタブレットをお選びください。
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