「ギグエコノミーに興味があり、実際に働いてみたい」「個人で仕事を受注するにはどうしたらいいの?」
そのように考える方向けに、この記事ではギグエコノミーの働き方が実践できるプラットフォームを紹介します。
ギグエコノミーのような自由な働き方や仕事に興味のある方は、以下の記事も参考にしてください。
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この記事の目次
ギグエコノミーの働き方が実現できるプラットフォーム
ギグエコノミーで働いてみたい、という人は、まずどんなところでギグワーカーとして働けるのかを知っておきましょう。
以下では代表的なギグエコノミーの働き方が実現できるプラットフォームをご紹介します。海外のみで展開しているサービスも記載しますので、参考にしてください。
Uberなどの配車サービス
Uber
配車サービス「Uber(ウーバー)」は、日本で人気のUber eatsの本体である、アメリカのウーバーテクノロジーズが運営しています。
Uberはアプリに登録をすれば、誰でも乗車でき、自分がギグワーカーとして働くことも可能です。ユーザーの呼び出しに応じられるドライバーが、ユーザーを迎えに行き、希望する地点まで送り届けます。
Lyft
Lyft(リフト)]はUberの競合として、アメリカなどで配車サービスを行っています。配車方法やギグワーカーとして働けるところなど、Uberと非常に似ていますが、2019年現在、Liftは日本未上陸です。
grab taxi
grab taxi(グラブタクシー)は東南アジアで人気の配車サービスです。
2019年現在、grabタクシー自体を日本で使うことはできませんが、grabタクシーはJapanTaxiと提携しており、東京・京都・札幌・名古屋・沖縄など限られた地域では利用することができます。
いずれのサービスも「人の移動」という、需要の高い部分についてピンポイントで効率よく働くことができるものです。
Airbnb
出典元:現地の人から借りる家、体験&スポット – Airbnb
「Airbnb(エアビーアンドビー)」は、世界中の宿泊施設を仲介するサービスです。海外旅行をする日本人にも人気があります。
Airbnbのギグワーカーは、自分が所有している住宅を旅行者向けに貸し出したり、他人が所有する空き部屋へ仲介したりすることが仕事です。
空き物件や使っていない家屋を使って報酬を得る、という仕事で、一見手間がかからないように感じるかもしれません。
しかし、次のユーザーが宿泊するまでに掃除などを済ませておく必要がある、など報酬に含まれない手間がかかるとも言われています。
spotgig
出典元:spotgig biz
「spotgig(スポットギグ)」は、ギグエコノミーで仕事をしたい人と仕事のマッチングを行うサービスです。
ギグワーカーとして働く人が困るのは「時間が空いてしまう」ということです。
仕事に使える時間を、無駄なくスケジューリングして、効率よく報酬を得たい、と思っていても実際は簡単なことではありません。
spotgigは、無料登録をするだけで、自分に合った仕事のマッチングをしてくれるだけでなく、希望するシフトを積極的に埋めてくれることが売りです。
自分で毎回仕事を探してスケジュールを確認する、という手間を省けるのは、ギグワーカーにとってうれしい仕組みでしょう。
Remogu
出典元:リモートワークエンジニアのためのジョブエージェント「Remogu」- LASSIC
「Remogu(リモグ)」とは、在宅で仕事をするリモートワーカーエンジニア専用のジョブエージェントです。
エンジニアとして無料登録をすれば、請け負えるリモートワークの仕事を紹介してもらえます。
完全在宅の「フルリモートワーク型」、一定期間を出勤しその後リモートワークへと移行する「シフト型」、出勤日とリモートワーク日を組み合わせる「ハイブリッド型」など、希望する働き方が選べるところも特徴です。
終業後に自宅でギグワーカーのエンジニアとして働きたい、という人が登録しておけば、自分で仕事を探す必要もなく、効率よく業務に取りかかることができます。
GiGWorks
出典元:GiGWorks(ギグワークス株式会社) | GiGる先にこそ未来がある。
「GiGWorks(ギグワークス)」とは、名前の通りギグエコノミーに特化したジョブエージェントです。
仕事の紹介やマッチングはもちろん、コワーキングスペースやレンタルオフィスを提供するなど、働く人の環境にも配慮。
さらには契約クライアント数1,000社以上からの豊富な仕事が見込めます。未経験の方でも請け負える仕事もあり、これからギグワーカーとして副業を始める人にも安心と言えるでしょう。
TaskRabbit
次に紹介するのが「TaskRabbit(タスクラビット)」です。家具量販店のIKEAがTaskRabbitを買収し、世界各地へのロールアウトが期待されていますが現在日本ではサービス提供を行っていません。
TaskRabbitの業務内容は、いわゆる便利屋です。家具の組み立てや新商品発売の行列に並ぶ、などあらゆる雑用を引き受けます。
クラウドソーシングサイトを利用する
出典元:受注したい方 – 自宅のインターネットで仕事ができる【クラウドワークス】
最後は「クラウドワークス」「ランサーズ」などのクラウドソーシングサイトです。クラウドワークスやランサーズは、自分のスキル情報を登録するだけで、誰でも仕事を請け負うことができます。
ライティング業務やデザイン業務の他にも、プログラミングスキルを生かした仕事への応募なども可能です。自分のやりたいジャンルの仕事を自分から見つけることができます。
基本的には、自分からアクションを起こして仕事を請け負うので、プラットフォームからのアプローチに抵抗があるという人にもおすすめです。
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ギグエコノミーの問題点の解決への取り組みも行われている
それは「ギグワーカーの賃金」「安全性や報酬の保障」などです。しかし、それらの問題点も解決への取り組みが行われています。
日本ではフリーランスの最低賃金の設定を検討
まずは「ギグワーカーの賃金」についてです。これまで、ギグワーカーを始めとするフリーランスの中には、低賃金で不安定な報酬しか得ておらず、正当な収入を得られていないという人もいました。
そこで現在日本では、フリーランスの仕事についても最低賃金を設定し、ギグワーカーの報酬を下支えしようとしています。
しかし、この取り組みには、高単価で仕事をしていた労働者の受注価格が下がる可能性も懸念されており、まだまだ改善の余地はありそうです。
日本でのウーバーイーツユニオンの結成
次に「安全性や報酬の保障」についてです。現在、日本のウーバーイーツで働くギグワーカーが、労働組合「ウーバーイーツユニオン」を結成しました。
これまでは配達中の事故についての対応が不明確であったり、移動距離に対する報酬や評価が不透明、など不満を持ったまま、それぞれのギグワーカーが働いていました。
しかし、このウーバーイーツユニオンが結成されたことで、ウーバーイーツもそれぞれのギグワーカーの疑問・不安・不満に対して何らかの対処をしなくてはならず、問題解決への効果的な取り組みとして注目を浴びています。
カリフォルニアでギグエコノミー規制法が制定
2019年9月18日、アメリカのカリフォルニア州で「AB5(通称:ギグ法)」という、新しい法律が成立しました。
このギグ法は、ギグエコノミー規制法であり、要約すれば「企業が都合よく、人をギグワーカー(個人事業主)として扱うことを禁じる」というものです。
ギグ法が定めた基準に該当した場合は、ギグワーカーではなく、企業の労働者と見なし、最低賃金や傷病休暇、社会保険などの保障もしなくてはなりません。
日本でもフリーランスの最低賃金設定が検討されていますが、ギグ法によって日本のギグエコノミーにも変化があるかもしれません。
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