企業から内々定をもらった学生を対象に、正式に内定を通知するために行われる「内定式」。
社長・役員からの挨拶や内定者研修などが行われる内定式ですが、参加必須なのか自由参加なのかについてよく分からない方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、内定式に欠席するとどのような影響があるのか、連絡方法や欠席時の対応について解説します。
この記事の目次
内定式を欠席せざるを得ないケースとは
内定式は内々定をもらった学生に正式に内定通知を渡す式典で、企業の社長や重役の方々も出席することが多い場。同期との顔合わせも含めて基本的には参加すべき催しです。
しかし、例えば以下のような理由でどうしても欠席せざるを得ないことも。
- 自身の体調不良や怪我:インフルエンザや新型コロナウイルスなど感染力が強いものは企業側から欠席を打診される場合も
- 家族の事情によるもの:家族の急病による看病や法事など
- 遠方に住んでいる:現住所と就職先の住所が遠方の場合は欠席を認められる場合も多い
- 交通機関の乱れ:災害・天候の悪化・交通渋滞など
- 別の重要なイベントと被っている:重要な試験や学業のイベントは優先度によっては欠席が認められるものも。
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内定式を欠席するとどうなる?
内定式は基本的に「参加自由」の式典とされています。
しかし、内定書の受け渡しや仕事の説明、内定者同士の自己紹介などが行われるため、特別な事情がない限り参加は必須と考えるべきです。
ただし、前述した通りで遠方に住んでいる場合や体調不良、用事などによっては出席できないこともあります。
そのような場合に感じる「内定式を休むとどうなるか」「内定取消になったり印象が悪くなってしまわないか」といった不安について、一つずつ回答していきます。
- 内定取り消しにはならない
- 欠席した場合、必要書類の受け渡しは後日に
- 内定者同士の輪ができあがっている可能性があるので注意
内定取り消しにはならない
原則として、内定式を欠席したことを理由に内定が取り消されることはありません。
しかし、欠席する場合は事前に連絡しておくことがマナーであり、無断欠席をした場合には企業によっては何らかの対応が取られることもあります。
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内定式後に内定をもらう学生もいる
現在、多くの企業が内定式を10月1日前後に実施しており、その日までに内々定をもらった学生が内定式に出席します。
しかし、10月に内定式を実施してからも継続して採用活用を行う企業もあり、内定式に出席することが入社の条件となっているわけではありません。
欠席した場合、必要書類の受け渡しは後日に
内定式の内容は企業によって異なりますが、社長・役員などの挨拶や内定者懇親会などの他に書類の受け取りや入社日までのスケジュールなどの事務的な手続きも行われることが一般的です。
内定式に欠席する場合にはそれらの手続きを別途行うことになり、別日に企業に出向いて手続きを行うケースや、メールや郵送などによってそれらが行われるケースなどもあります。
内定者同士の輪ができあがっている可能性があるので注意
内定式は、入社前に内定者同士が顔を合わせる機会でもあります。入社式と合わせて、内定者同士の自己紹介やグループワークなどが実施されることも。
また、その場で連絡先を交換し、4月の入社までの間に一緒に飲みに行ったりと親交を深めている人もいます。
内定式を欠席する際は、その輪に入りそびれるリスクがあることにも注意するべきでしょう。
同期社員の存在は仕事を続ける上で心の支えになることも多くあり、仕事が始まってから辛いことや悩み事を相談・共有できる相手を探す意味でも、内定式は出席する価値があります。
社内での印象に関わる場合もある
欠席者には別日にあらためて研修が行われるなどの対応が取られることが一般的ですが、曖昧な理由での欠席や直前での欠席、無断欠席などは企業側の印象が悪くなることもあります。
しかしながら、事情があって欠席せざるを得ない人もいることでしょう。
欠席によって企業側の印象を悪くしないためにはどのようにすればよいのか、次の項目で確認していきましょう。
内定式を欠席する時は事前に連絡を入れておこう
まず、事前の欠席連絡は必須です。
内定式の連絡がきた時点で、すでに出席できないことがわかっている場合には、すぐにその旨をメール・電話などで人事担当者に連絡しておきましょう。
それ以降に欠席することが確定した場合には随時出来るだけ早く連絡を入れます。
急な体調不良などで前日や当日などに出席できないことになった場合は、急ぎのため電話で連絡を入れるのがマナーです。
多くの場合、内定式の案内の際に欠席時の連絡先や当日の緊急連絡先(電話番号など)が提示されています。急な欠席に備え、あらかじめそれらの情報をチェックしておきましょう。
- 欠席の連絡は電話?メール?
- 無断欠席はNG
欠席の連絡は電話?メール?
事前の欠席連絡について、内定式の日まで1〜2ヶ月後などだいぶ余裕のある場合なら、メールでの連絡で事足りるでしょう。
しかし内定式の前日など急な欠席連絡となる場合は、メールの場合担当者の方が見落とす可能性も十分考慮できます。
またあなたの出席を加味した事前準備も行っていることから、マナーの面でも直前の連絡は電話を行うのがよいでしょう。
無断欠席はNG
どのような事情であっても、無断欠席は絶対にやめましょう。
上述した通り、内定式では書類の受け渡しや今後の流れの説明なども行われるため、欠席者に対しては企業は別途対応が必要になります。
来るはずの人が来ないことで、内定式の開始を遅らせる企業もあるかもしれません。
ここで気をつけたいのは「連絡したつもり」が無断欠席になってしまうことです。
一方的にメールで欠席の連絡をしても、当日朝などであれば担当者が見ていない可能性もあります。確実に企業側に欠席を伝えるためにも、電話で直接伝えるようにしましょう。
内定式後の懇親会は欠席してもいい?
内定式では、式典の後に内定者同士や、内定者と現役社員との懇親会などの交流の場が実施されることもあります。
しかし、内定式の後にすでに予定がある場合や何となく気乗りしない場合など、内定式には行くけど懇親会には行きたくない(行けない)というケースもあるでしょう。
そもそも懇親会は内定者同士や社員との仲を深めるための会のため、参加は必須ではありません。そのため内定式には出席し、懇親会だけ欠席することも問題ありません。
しかしながら、懇親会をきっかけに内定者同士や社員とのつながりが出来て、それが入社後に役立つことを考えると、短時間でも参加することに意味はあります。
また、内定式と懇親会がセットになって参加必須となっているケースもあるため、その場合には、特別な理由がない限りは出席し、どうしても行けない場合には事前に連絡を入れておきましょう。
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よほどの事情がない限り内定式には出席しよう
参加自由となっている内定式ですが、内定式で行われる説明や手続き、内定者同士の関係作りなどを考えると、よほどの事情がない限りは参加した方がよいでしょう。
欠席する場合には、それがわかった時点で企業に連絡し、きちんと理由を説明した上であなた自身どのような対応を取ればよいのかを確認してください。
あなた自身の印象を落とさず、かつ内定先の企業に迷惑がかからないよう配慮しましょう。
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