2018年9月13日(日本時間)に開催された、Appleのスペシャルイベント。
同イベントの目玉となったのは、新iPhoneとApple Watch Series 4。新iPhoneは噂通り、3タイプの新製品「5.8インチのiPhone XS」「6.5インチのiPhone XS Max」「6.1インチのiPhone XR」が発表されました。
一方でMac関連の発表が、新OSの予告以外になかったことが波紋を呼んでもいます。
噂されている「新型Mac mini」は発売されないのでしょうか。動向を紹介します。
この記事の目次
9月のAppleイベントでは、Mac関連の情報はほぼ皆無
9月13日(日本時間)のAppleイベントは、新iPhoneとApple Watch関連の発表がメイン。
特に前評判が高いのが、Apple Watch Series 4。一度の充電で最大18時間バッテリが稼働するなど、大幅な性能アップが実現されました。
一方でMac関連の情報はほぼ皆無。発表されたのは新OS「macOS Mojave」の予告のみ。9月25日(日本時間)に続報が発表されるという情報を解禁するに止まりました。
噂される「新Macbook」や「新Mac mini」の発表はなく、Appleはそれらの噂を否定することも肯定することもしませんでした。
Macbook、Mac mini関連の発表は10月にずれ込むことが予想されています。
Mac miniのアップデートは2014年10月以来止まっている
なぜ今のタイミングで、Mac miniのアップデートに期待が集まっているのかというと「あまりにも長く放置され続けたきた現状」があるためです。
Mac miniのアップデートは2014年10月を最後に止まっています。当時のMac miniのOSは「OS X Yosemite」。
その後、Mac OSは「OS X El Capitan」「macOS Sierra」「macOS High Sierra」とアップデートを重ね、前述の通り「macOS Mojave」の発表も控えています。
これらの新たなmacOSは、既に4年前の端末であるMac miniでは動作が厳しく、その上、2014年10月発売のMac miniはメモリの増設に対応していません。
小型デスクトップPCとして「Appleで一番安いMac」であるMac miniには、一定の需要が常に存在し続けており、根強いファンも存在します。しかしそうしたファンにとっては「明らかに製品寿命が迫っているにもかかわらず、シリーズが存続するのか廃止されるのかが分からない」という生殺し状態が続いているのです。
2018年版Mac miniはどうなる?
2018年版Mac miniは開発者らをメインユーザーと想定した「プロユース向け製品」になることが噂されています。2018年8月末時点で出揃っている噂は以下の通り。
- プロユース向け製品となる
- 従来のMac miniよりも高価格帯になる
2018年版Mac miniの噂については、以下の記事でより詳しく解説しています。
・Appleで一番安いMac「Mac mini」4年ぶり新モデルが18年秋に発売か
アップルイベントで発表された内容
Apple Watch Series 4
スマートウォッチの代表格「Apple Watch」が大幅に刷新。ディスプレイを約30%大型化することに成功。価格は税込45,800円から。
なお旧シリーズとなるSeries 3も割引価格で販売を継続。Series 3の新価格は、税込34,980円となります。
新iPhone
3種類の新iPhoneが発表されました。特に目玉のモデルは「iPhone XS」と「iPhone XR」。大きな変化は「デュアルSIMの採用」と「ホームボタンをなくしたこと」。
デュアルSIMの採用によって一台のiPhoneで、回線を「仕事用」「プライベート用」と分けることが可能に。そしてホームボタンがなくなったことでディスプレイも大型化しています。
10月のAppleイベントはどうなる?
新Mac miniやMacbookに関する発表は、9月のAppleイベントでは行われませんでした。ですが、2018年10月にもAppleはイベントを実施すると噂されています。
Appleは新iPhone発表後にMacを発表する傾向
Bloombergによると、Appleは新型iPhone発表後の10月にMacの新製品を発表する傾向にあるとのこと。2012年にはiMac、2016年にはMacbook Proがこのパターンで発表されています。
10月イベントは実施しない年もある
とはいえ恒例と化している9月のイベントに比べ、10月のイベントの開催はややまちまちです。
例えば、2017年はAppleの10月のイベントは実施されませんでした。2017年10月の半ば、Apple幹部のクレイグ・フェデリギ氏は「10月にイベントは実施しない」と明言。新製品発表はされませんでした。
Appleは年に平均2回から3回、イベントを実施することが多いとされます。そのためこの年は12月のイベント開催も期待されていましたが、12月のイベントも行われませんでした。
過去3年間のイベントスケジュール
10月に本当にAppleがイベントを実施するかどうかは不明です。今後の動向を予測するためにも、過去3年間のAppleのイベントスケジュールを振り返ってみましょう。
過去3年間のスケジュールを振り返ると、2018年はAppleがハイペースでスペシャルイベントを実施していることがわかります。よって10月のイベントが行われない可能性も2018年9月現在では十分に残っていると言えるでしょう。
2016年
2016/3/21
9.7インチ iPad Proなどを発表
2016/6/13
iOS 10発表
2016/9/9
iPhone 7 / iPhone 7 Plusを発表
2016/10/27
Macbook Proを発表
2017年
2017/6/5
iPad Pro、iOS 11などを発表
2017/9/14
iPhone X発表
2018年
2018/3/27
9.7インチ iPad Pro新モデルを発表
2018/6/4
iOS 12、ARKit 2を発表
2018/9/12
iPhone XSなどを発表
さいごに
2018年9月のスペシャルイベントでは、新Mac miniやMacbook関連の発表は行われませんでした。
Appleの新製品として注目される新Mac miniとMacbookは、各メディアが開発状況や仕様に関する報道を春先から続けています。これらの製品の発表が控えているのは、ほぼ確実でしょう。
しかし、正式発表がいつになるかはやや不透明な状況です。過去のスケジュールに照らし合わせて考えると、10月のイベントも実施されるかどうかはなんとも言えません。
続報に期待しましょう!
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