給料が上がらないことに、今のあなたはモヤモヤしていませんか?
「がんばって働いているのに、年収アップにつながらない」
「友達や同僚は昇給しているのに、なぜ自分だけ給料が変わらないのだろう」
「会社のために何年も働いているのに、なかなか収入が増えない」
ちなみに「民間給与実態統計調査」によると、日本の平均給与は1990年以降横ばいで推移しています(参照:厚生労働省「民間給与実態統計調査」)。
この記事では、給料が上がらない現状から脱却する方法を紹介します。
給料が上がらない理由を30のチェックリストで客観的に見つめ直し、稼げる人材に変わっていきましょう。
この記事の目次
給料が上がらない人の2つの思い込み
給料が上がらない理由を考えると、多くの人がこの2つのどちらかに行き着くのではないでしょうか。
「自分に市場価値がない」
「自分は会社から評価されていない」
でも多くの場合、これらは間違った「思い込み」です。まずは、これらの「思い込み」をしっかりと理解することが重要です。
自分に市場価値がない
給料が上がらない理由としてよくある思い込みの1つ目は「自分に市場価値がない」と思ってしまうことです。
あなたは自分の市場価値を考えるときに、何を参考にしていますか?
- 社内の同僚との比較
- 上司や役職者との比較
- 社内の人事評価での指標との比較
本当にこれらだけで自分の市場価値を理解することができるのでしょうか。
たしかに、あなたの給料は社内での相対評価で決まることが多いでしょう。
しかし、社内での評価や人間関係だけで市場価値も決めつけてしまうのは危険です。
市場価値とは、簡単に言うと「社会や企業からどれだけ必要とされる人材か」ということです。
あなたを必要としている人材は、社内だけでなく、社外にもいる可能性があります。
もっと社外の人たちとコミュニケーションを取ることで、より客観的な自分自身の市場価値を見つけたり、高めたりできます。
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自分は会社から評価されていない
給料が上がらない理由としてよくある思い込みの2つ目は「自分は会社から評価されていない」と思ってしまうことです。
給料が上がらないのは「上司や会社の人に好かれていない」からだと思っていませんか?
たしかに、上司や会社から評価されることは給料を上げるためには大切です。
しかし、そもそもの大前提を見落としていることもあります。
その大前提とは、会社や業界の定量的な情報です。
- 自社の業績
- 業界の市場規模の推移
- 社員の離職率
他にもありますが、前提として会社や業界の景気が悪ければ、どんなに上司から好かれていようと給料を上げることはむずかしいです。
冒頭で記載したとおり、データだけを見ると日本人の給料は全体的に上がっていません。
しかし、視野を少し広げて周りを見渡してみるとどうでしょうか。
自分と同じ年齢でも、高い給料をもらっている人はいます。
特に、コロナの影響があった2020年以降、業界によっては給料の差が顕著になった企業もあるでしょう。
ちなみに、2021年4月に帝国データバンクが発表した「新型コロナウイルスによる企業業績への影響調査」では、業種別に前年からの売上高増減率平均が載っています。
それによると「電気通信・郵便(26.0%増)」「教育(11.4%増)」「専門サービス(7.7%増)」「広告・情報サービス(5.6%増)」という結果になりました。
電気通信はインターネット通信を指し、テレワーク普及などを背景に固定通信サービス需要が増加し、売上も増加しました。
「教育」も「eラーニング」によって業績が向上。「専門サービス」には「DXコンサルティング」が含まれています。
「広告・情報サービス」の「情報サービス」とはまさしくIT分野のことです。
つまり、コロナ禍でうまくIT分野を活用できた業界や企業は、しっかりと売上をあげることができているのです。
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給料が上がらない人の特徴15選
自分や会社をなるべく客観的に理解するための指標としてチェックリストを用意しました。
まずは、給料が上がらない人の特徴を15個のチェックリストにまとめています。
3つ以上あてはまる方は、この記事の最後に書いてある解決方法を実行してみてください。
仕事への姿勢
- 主体性が低い
- 失敗を恐れ、チャレンジしない
- 仲間の意見を取り入れようとしない
- 知識やスキルを学ぶ時間を確保していない
- 自分の能力は先天的で変えることができないと思っている
仕事のやり方
- マルチタスクなことが多い
- トラブルを想定して行動ができていない
- 上司や同僚から許可をとらずに勝手に業務を進めてしまう
- 週に55時間以上働いている
- 目標に対しての成果を出せていない
仕事での人間関係
- 陰で他人の悪口やゴシップばかり話す
- 自分が持っている有益な情報を社内共有できていない
- 他の社員に攻撃的な態度を取り、時にいじめに引き起こす
- 自分のミスなどのネガティブな情報を素早く共有できていない
- 上司に成果をアピールできてない
給料が上がらない会社の特徴15選
先ほどは、給料が上がらない人の特徴を紹介しました。
次は、給料が上がらない会社の特徴を15個のチェックリストにまとめています。
3つ以上あてはまる方は、この記事の最後に書いてある解決方法を実行してみてください。
業界の特徴
- 市場規模が小さい業界に会社が属している
- 将来性が低い業界に会社が属している
- 既に大手企業に市場を獲得されている
- デジタル化が進んでおらず、業務効率が悪い
- そもそも平均給与が業界全体で低い
事業の特徴
- 労働集約型の事業である
- 社員や設備への投資にお金をまわせていない
- 商品やサービスの認知が低い
- 商品やサービスのネガティブな口コミが多い
- 事業の業績が上がっていない
企業文化や組織文化
- 残業するのが当たり前になっている
- チームに無礼な態度をとる人が1人でもいる
- 会議で話す人がいつも同じで、平等に参加者が話せていない
- デジタル化に社員が追いついていない
- 人件費をコストとして考えている
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自分を変えるか、会社を変えるか
ここまで給料が上がらない人の特徴と給料が上がらない会社の特徴をそれぞれ紹介してきました。
さて、ここであなたに1つ質問です。
「あなたは、自分を変えるか、会社を変えるか、どちらを選びますか?」
今の会社にいたまま、まずは自分を変えて社内で給料を上げること。
伸びている業界に転職して、給料を上げること。
どちらも間違っていません。
しかし、一番大切なのは「あなたは何者で、あなたはどこにいるのか」を知ることです。
給料を上げるには「今の自分と向き合うこと」が重要なのです。
30の特徴のチェックリストで、少し自己理解が深まったでしょう。
最後に、さらに自己理解を深めるヒントを2つ紹介します。
給料が上がらない2つの思い込みからの脱出方法
給料が上がらない理由としてよくあるのが「自分に市場価値がない」と「自分は会社から評価されていない」という思い込みです。
繰り返しになりますが、この2つは間違った思い込みである可能性が高いです。
なぜなら、多くの人は「自分に市場価値がない」と思えるほど、自己理解をしていません。
また「自分は会社から評価されてない」ことを給料が上がらない直接の原因だと考えてしまいがちです。
そんな思い込みから脱却するために、まずは以下の2つのどちらかのアクションから始めてみましょう。
- 自分の市場価値を確かめてみる
- 業界の市場規模を確かめてみる
自分の市場価値を確かめよう
自分の市場価値を確かめる際に、社内の同僚と比較するだけでは足りません。
社外の人からも客観的なフィードバックをもらってみましょう。
しかし、社外の人といってもいろんな人がいるので、誰に話を聞きに行けば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、キャリアカウンセリングがおすすめです。
キャリアに関するプロが、客観的にあなたの市場価値を分析してくれたり、あなたの知識やスキルが活かせそうな業界や企業を紹介してくれます。
昨今は、コロナによりオンラインでもキャリアカウンセリングが受けられるところが増えてきました。
オンラインであれば、1人のカウンセラーだけでなく複数人のカウンセラーからアドバイスを受けることが効率良くできます。
キャリアカウンセラーの力を借りて自己理解をさらに深めることで、自身の業務改善や転職活動に大きく役立つでしょう。
業界の市場規模を確かめよう
会社から評価されていようと、上司から好かれていようと、業界全体が傾いているのであれば、給料が上がることはありません。
自分のいる場所が適切かどうかを判断することも重要です。
それでは、どうやって業界の市場規模や企業価値を確かめればよいでしょうか。
ここでは、大きく3つ紹介します。
- ネット検索 …公的機関や大手メディアが出している情報を参考にしながら、自分の業界の市場規模や将来性を確かめてみましょう。
- 説明会やイベントへの参加 …その業界に詳しい専門家の話を参考に、自分の会社の立ち位置を確かめてみましょう。
- 勉強会やオンラインサロンへの参加 …一般にはあまり公開されていない貴重な情報を手に入れることができるでしょう。
自分が今いる会社の業界について理解することはとても大切です。
それに加え、今伸びている業界についても知ることができれば、自分の立ち位置をさらに深く理解することができます。
自分の市場価値とも照らし合わせながら、自分の経験やスキルが活かせそうな他業界にチャレンジすることも考えてみましょう。
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給料が上がらない現状の解決方法
もし、あなたの給料が上がらないのであれば、冷静に自分と向き合う時間をとってみることをおすすめします。
給料が上がらないのは「スキルや知識がない」「上司に好かれてない」といった理由だけではありません。
それらが解決されたからといって、必ずしも給料が上がるとは限りません。
大切なのは、もっと手前の段階の「自己理解」です。
「自分を客観的に理解する」ためのアクションをしてみると、本質的な問題がみつかり、適切な行動が取れるようになるでしょう。
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