パソコンを使っていて、突然ローマ字が大文字入力になって困った経験はありませんか? それはCapsLockが原因かもしれません。
この記事ではCapsLock解除の仕方と、解除しても大文字入力になってしまう時の対処法について紹介。WindowsやMacのキーボードでCapsLockが解除されているかどうか、確認する方法についても解説します。
そもそもCapsLockを無効化しておく方法もあるので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次

CapsLock解除の仕方
CapsLock解除の仕方は、WindowsとMacで少し異なります。
ここではいくつかのキーボード上でCapsLockがかかっているかどうかを確認する方法や、解除の仕方を紹介します。
「CapsLockキーがオンになっています」と表示されたら確認すべきこと
パソコンにサインインしようとした時「CapsLockキーがオンになっています」と表示されサインインできないことがあります。そのような文言が表示された時は、まずキーボード上でCapsLockがオンになっているかどうかを確認しましょう。
キーボード上でCapsLockの状態を確認する方法
CapsLockの状態をキーボード上で確認する方法は、各種キーボードによって異なります。
Apple Magic Keyboardの場合
Apple Magic Keyboardの場合、左下の「caps」キーのランプを見てみましょう。以下の画像のようにランプが点灯していれば、CapsLockがオンになっています。
capsキーを押すとCapsLockをオフにできます。CapsLockがオフになると、capsキーのランプが消えます。
SONY VAIO VPCL12 シリーズのキーボードの場合
キーボードの種類によって、CapsLockやNumLockランプの位置が若干異なります。
出典:SONY
上の画像はSONY VAIO VPCL12 シリーズのもの。26番のランプが点灯していると、CapsLockがオンになっている状態です。
富士通ノートパソコン(FMV)の場合
出典:富士通
富士通ノートパソコン(FMV)の場合、上記画像のようにキーボードの上部に各種ランプがあります。CapsLockは上記画像の5(A)のランプです。
Panasonic レッツノートSVシリーズの場合
出典:Panasonic
Panasonic レッツノートSVシリーズの場合、CapsLockランプはキーボードの下側にあるホイールパッドのさらに下にあります。
日本語キーボードではShift + CapsLock キーを押して解除
初めに紹介したApple Magic KeyboardやUS/UKキーボードの場合、CapsLockキーのみを押せばCapsLockを解除できます。
しかし日本語キーボードの場合はShiftキーも押さないとCapsLock解除できません。押し忘れに注意しましょう。
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CapsLockを解除しても大文字の場合は?
CapsLockを解除しても大文字の場合は、以下の方法を試してみてください。
Shiftキーを押しているか確認
Apple Magic KeyboardやUS/UKキーボードの場合はCapsLockキーを押すだけで解除できます。一方、日本語キーボードの場合はShiftキーも押す必要があるため、Shift + CapsLockを押しているかどうか確認しましょう。
あわせてキーボードのCapsLockランプが消えているかもチェックします。
OS側で設定を確認
CapsLockはパソコン上でも解除できます。ここではWindows10の場合を紹介します。
- Wordのホームタブを開く
- Ctrl + Dでフォントの設定ウィンドウを開く
- フォントタブの「文字飾り」の項目の「すべて大文字」にチェックが入っていないか確認
「すべて大文字」にチェックが入っている場合はチェックを外し、Wordでローマ字入力してみて小文字が打てるかどうか確認してみましょう。
MacでCapsLockを解除・無効化する方法は、最後に紹介する記事に記載しています。あわせて参考にしてください。
キーボードにランプがない場合
キーボードにCapsLockランプがなく、解除できているかどうかを確認できない場合は、言語バーの「CAPS」の表示を確認しましょう。
ただしWin10の場合、言語バーはデフォルトで表示されません。コントロールパネルから表示設定を行いましょう。
参照:Windows 10で言語バーを表示する方法|NEC LAVIE公式サイト

タイプミスでCapsLockがかかるのを防ぐ方法
いつの間にかCapsLockがかかってしまう最大の原因はタイプミスです。
もし頻繁にタイプミスによるCapsLockがかかってしまうのであれば、以下の方法を試してみてください。
ショートカットキーを活用
タイプミスの原因の1つには、手がホームポジションからズレてしまうことがあります。例えばトラックパッドを使う際にホームポジションから手が離れ、タイプミスが発生することも。
ホームポジションについては以下の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてください。
ブラインドタッチ(タッチタイピング)ができない人必見!簡単に習得するコツ7選手がホームポジションからズレるのを避けるためには、ショートカットキーを覚える方法があります。以下の記事ではMacのパソコンのショートカットキーを紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。
Macユーザー必見!ショートカットキー使い方まとめ丁寧にタイピングする
タイプミスは丁寧にタイピングすることでも防げます。特に急いで資料を作らなければならない時などは、タイプミスが起こりがちに。しかし急いだ結果タイプミスが連発し修正する部分が増えると、時間短縮にはつながりません。
急にCapsLockがかかるのを防ぐためにも、今一度丁寧なタイピングを行い、手を正しいホームポジションに置くことを意識してみましょう。
キーボードを変える
タイプミスが起こる原因には、今使っているキーボードが合わない可能性も考えられます。その場合キーボードを変えてみるとスムーズにタイプできるようになり、タイプミスも発生しにくくなるでしょう。
以下の記事ではMac用のおすすめキーボードを紹介しています。Apple Magic Keyboardを始め東プレ REALFORCE、ロジクール(Logicool)などを紹介していますので、キーボードの変更を検討している方はぜひ参考にしてください。
Mac用のおすすめキーボード11選 選び方と反応しないときの対処法も姿勢が良くなる環境を整える
PC作業中の姿勢が悪いと、手がキーボードのホームポジションがズレ、タイプミスも起こりやすくなります。PC作業中の姿勢が悪くなる原因の1つに、パソコン画面と視線の高さが合っていないことが挙げられます。
パソコン画面と視線との不一致を解消するのにおすすめなのが、PCスタンドや外部ディスプレイを使用する方法。在宅勤務でPC作業を行う環境が整っていない場合は、この機会に姿勢を正しくできるような作業スペースを作ってみてください。
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CapsLockを常に無効化することもできる
CapsLock解除の仕方を紹介しましたが、そもそもCapsLockを使う習慣がない人は、初めからCapsLockを無効化しておく方法もあります。
【Windows】フリーソフトを検討する
WindowsでCapsLockを常に無効化するには、フリーソフトの使用を検討してください。例えば「KeySwap for XP」というキーボード割り当てソフトがあります。
このソフトを使うとCapsLockを無効化できるほか、同様の現象の原因になるNumLockの無効化にも役立ちます。まれにCapsLockを使いたくなった場合は、言語バーから機能を再度オンにできるので安心でしょう。
Windows10などは初期設定で言語バーが表示されませんが、スクリーンキーボードからCapsLockのオン/オフが可能です。
参照:Windows 10でスクリーンキーボードを使用する方法|NEC LAVIE公式サイト
【Mac】システム環境設定で「アクションなし」にする
CapsLockを常に無効化する方法
続いてMacのパソコンでCapsLockを常に無効化する方法を紹介します。まずはシステム環境設定をクリックしましょう。
システム環境設定→キーボード
システム環境設定から「キーボード」をクリックします。
「装飾キー」をクリック
キーボードタブの右下にある「装飾キー」をクリックします。
CapsLockを「アクションなし」に
「Caps Lock」のドロップダウンメニューを開きます。
ドロップダウンメニューの中の「アクションなし」を選択し、右下の「OK」をクリック。これでCapsLockを無効化できました。
この設定画面で、CapsLockキーにほかの機能を割り当てることも可能です。
デフォルトに戻す方法
CapsLockを有効化、またキーの割り当てをデフォルトに戻したい場合は、左下にある「デフォルトに戻す」をクリックしましょう。
そもそもCapsLockとは?何のためにあるの?
しかし「Shiftキーを押せば簡単に大文字入力できるのに、CapsLockキーって必要?」と疑問に思う人もいるのでは?
タイプライターの時代の名残
CapsLockキーがあるのは、まだタイプライターが主流だった時代の名残とされています。
タイプライターを使う際も、現在と同様Shiftキーを押して大文字を入力する必要がありました。しかしタイプライターのキーは硬く、今のパソコンのキーよりも打ち込む際の負担が大きかったのです。
特に本のタイトルなど大文字が続く際、タイピストの負担が増大。このようなタイピストの負担軽減のため、CapsLockキーは作られました。
NumLockも昔の名残
CapsLockキーが意図せず押されて困るのと同様のケースがNumLockキーでも起こりますよね。
実はこのNumLockキーがあるのも、昔の名残とされています。そもそもNumLockキーは、カーソルキーのないキーボードを使用する際、テンキーをカーソル移動に使えるようにするために作られました。
iPhoneでCapsLockを使う方法
パスワードを入力する際など、連続して大文字を入力する場合はスマホでもCapsLockをオンにすると便利です。
設定画面からCapsLockの使用をオンに
iPhoneのテキスト入力でCapsLockを使用するには、まず設定画面でCapsLockが使用できるかどうか確認しましょう。設定画面→一般→キーボードと進むと「CapsLockの使用」という項目があります。ここがOFFになっている場合はONにし、CapsLockが使える状態にしましょう。
iPhoneで大文字入力をする場合、通常は左下にあるShiftキー(上矢印マークのキー)をタップします。
CapsLockをオンにしてローマ字の大文字を連続入力したい場合は、このShiftキーをダブルタップ。すると通常入力のShiftキーとは異なるマークになります(下の画像参照)。
CapsLockを解除する際は、Shiftキーを再度タップします。
CapsLockによるイライラを解消しよう
またタイプミスを防ぐために、PC作業環境を整えてみるのもおすすめ。あなたもCapsLockによるイライラを解消して、文書や資料の作成をスムーズに行えるようにしましょう。
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