ワイヤレスイヤホンで音楽を聴く際には、Bluetoothが欠かせません。
Bluetoothは、バージョンごとに対応している機能が異なるため、使用する際にはバージョン確認が重要です。
この記事では、デバイスごとのBluetoothバージョンの確認方法と、バージョンによる音質への影響について解説します。
これを参考にして、Bluetoothバージョンが確認できるようにしましょう。
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この記事の目次
スマホ・PCでBluetoothのバージョンを確認する方法
スマホ・PCでBluetoothのバージョンを確認する方法を解説します。
AndroidスマホでBluetoothのバージョンを確認する方法
Bluetoothのバージョンを確認するには、取扱説明書を参照するか、メーカーの公式サイトを参考にする方法があります。
参考までに、一部AndroidスマホのBluetoothバージョンを以下に示します。
機種 | Bluetoothバージョン |
Xperia 5Ⅱ | 5.1 |
Galaxy S20 | 5.0 |
AQUOS zero5G | 5.1 |
Google Pixel 4a | 5.0 |
iPhone/iPadでBluetoothのバージョンを確認する方法
そのためAndroidスマホと同様に、取扱説明書またはメーカーの公式サイトから確認する必要があります。
参考までに、iPhoneのバージョンごとのBluetoothバージョンを以下に示します。
機種 | Bluetoothバージョン |
iPhone 6 / 6 Plus | 4.2 |
iPhone 7 / 7Plus | 4.2 |
iPhone 8 / 8 Plus | 5.0 |
iPhone X / XS / XS Max / XR | 5.0 |
iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max | 5.0 |
iPhone SE | 5.0 |
iPhone 12 / 12 mini /12 Pro / 12 Pro Max | 5.0 |
Windows PCで確認する方法
- コントロールパネルを開き、デバイスマネージャーをクリックします
- 左側に「Bluetooth」が表示されているので、横の矢印をクリック
- 「ワイヤレス Bluetooth」の項目を右クリックし、プロパティをクリックします
- プロパティウィンドウが表示されるので、「詳細」タブをクリックします
- 「ファームウェアバージョン」領域に「LMP X.XXX」と表示されているのが分かります
ここに書かれている数字は、Bluetoothのバージョンと以下の表のように対応付けられています。
例えば、「LMP 9.xxx」であれば、Windows PCに搭載されているBluetoothのバージョンは、5.0です。
LMPバージョン | Bluetoothバージョン |
0 | 1.0b |
1 | 1.1 |
2 | 1.2 |
3 | 2.0 |
4 | 2.1 |
5 | 3.0 |
6 | 4.0 |
7 | 4.1 |
8 | 4.2 |
9 | 5.0 |
10 | 5.1 |
11 | 5.2 |
Macで確認する方法
- 左上のリンゴマークをクリックし、「このMacについて」をクリックします
- 「システムレポート」をクリック
- 左側の「ハードウェア」から「Bluetooth」の項目をクリックし、LMPバージョンを確認します。
あとは、先述のLMPバージョン/Bluetoothバージョン対応表を確認するだけです。
Bluetoothは基本的に下位互換がある
Bluetoothは下位互換の特性があり、バージョン5.0であればバージョン4.0以下の機器と相互に通信できます。
Bluetooth 3.0以前と4.0以降は注意
ただし、バージョン3.0以前の機器とバージョン4.0以降の機器の間で通信する際は、注意が必要です。
バージョン4.0では、省電力に特化した機能であるBluetooth Low Energy(BLE)が追加されています。
したがってBLEは、バージョン4.0未満の機器では使用できません。
ただし、Bluetoothのロゴに「SMART」あるいは「SMART READY」の記載があれば、その限りではありません。
Bluetoothバージョンの違いによる音質への影響
Bluetoothのバージョンは音質にほぼ影響なし
実際のところ、Bluetoothのバージョン違いによる音質の影響はありません。
そのため、バージョン4.0のワイヤレスイヤホンを使おうが、バージョン5.0のワイヤレスイヤホンを使おうが、音楽を聴いたときの音質の違いはありません。
音質はコーデックやドライバーに左右される
イヤホンの音質は、Bluetooth のバージョンではなくコーデックやドライバーに依存します。
コーデックとは、音声データのサイズを圧縮したり(エンコード)、もとに戻したり(デコード)するためのプログラムです。
Bluetoothの音質を確認する際は、対応しているコーデックを確認しましょう。
ドライバーは、Bluetoothを伝ってきた電気信号を音に変換する装置で、イヤホン内部に搭載されています。
ドライバーには種類があり、それぞれ強調される音域に違いがあり、音質を左右する重要な要素です。
自身好みの音質でイヤホンを選ぶ際は、イヤホンのドライバーの種類を確認するのも重要です。
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バージョンの違いを知ってBluetooth機器を快適に使いこなそう
この記事では、Bluetoothのバージョン確認の方法と音質の影響について解説しました。
バージョンによって機能にどのような違いがあるのかを把握すれば、Bluetooth機器を快適に使いこなせるようになります。
Bluetooth全般については以下の記事を参考にしてみてください。
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