副業を解禁した会社が増え、「副業元年」と言われた2018年。あなたの周りでも副業を始めた人がいたのではないでしょうか。もしかすると現在のあなたも、「副業を始めなければ」と焦っているのかもしれません。
しかし副業は始めるタイミングを間違えると、本業との両立が上手くできなかったり、結局続かずに挫折したりするケースもあります。
そこで今回は、本業をしつつ副業を始めるのに最適なタイミングを4つのポイントで解説。また副業のスタートにおすすめできないタイミングも紹介します。
これを読めば、副業の始めどきがわかり、本業と無理なく両立する方法が見つかるでしょう。
この記事の目次
副業を始めるのに最適のタイミング
今回は副業を始めるタイミングとして、以下の4つをおすすめします。
・本業での収入が伸び悩んだ時
・副業ができる時間的余裕ができた時
・本業で成果を残せた後
・本業で使うスキルが身についた後
このようなきっかけがあれば、副業を継続するモチベーションも保ちやすいでしょう。
本業での収入が伸び悩んだ時
副業を行う目的として最も多いのは、モチベーションにもつながる収入アップです。なので本業の収入が伸び悩み、さらに収入アップしたい時は副業の始め時と言えます。
例えば現在の本業では年齢的に収入アップが見込めない、固定給の割合が大きく成果を出しても収入に反映されにくい、といった状況であれば、副業で収入アップを図ってみてはいかがでしょうか。収入アップに対するモチベーションが上がっている時なので、副業も続けやすいでしょう。
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副業ができる時間的な余裕ができた時
社会人1〜2年目は、仕事を覚えるのにいっぱいいっぱいになりがちです。そのような時期に副業を始めても、本業も副業も中途半端に終わってしまう可能性が高いです。
一方で入社3年目頃になるとOJTが終わり、一通りの仕事を覚えてルーティンが出来上がる時期。精神的にも時間的にも余裕ができる時期と言えます。
例えばこれまでは通勤時間も業務のリサーチに費やしていたとしても、余裕ができればその必要がなくなるかもしれません。そのような時間をニュースチェックやスマホアプリのゲームに費やすよりは、副業に活用した方が有効活用できるでしょう。
無理なく本業とのバランスが取りやすい時期を狙って、副業を始めてみましょう。
本業で成果を残せた後
ここまでの条件に当てはまったとしても、本業である程度成果を残せるまでは副業に費やすべきではありません。しかもここで述べる「成果」とは、なんとなく達成したものではなく、自身でPDCAを回した結果得られた成果である必要があります。
なぜなら自分で能動的に、論理的に動いて得た成果は、副業に活かせる可能性が高いからです。このようなビジネススキルが身についていれば、副業の収入も効率的に上げられるでしょう。
万が一本業でミスが出た場合のことを考える
本業で成果を出す前に副業を始め、万が一本業でミスが出た場合、職場で理解を得られにくい側面もあります。
実際に以下の記事によると、企業が副業を許可しない理由として多く挙がるのが、「過重労働となり、本業に支障を来すため」と言う意見でした。
会社に副業をしていることを伝えている場合、「本業でのミスは副業のせいなのではないか」と指摘されては元も子もありません。「副業はしているけれど本業にもしっかりコミットするスタンス」を整える必要があるでしょう。
本業で成果を上げていれば、トラブルが発生した場合も周囲の協力を得やすいです。
本業で使うスキルが身についた後
本業で使うスキルとは、例えば金融の知識やプログラミング、語学力などの専門スキルも当てはまります。しかしそれだけでなく、コミュニケーションやセルフマネジメントなど、基本的なビジネススキルも大切です。
その中でも特に時間管理は、効率的に業務をこなすのに重要になります。実際に副業を経験した人の中でも、本業との両立のためには時間管理が重要と言う人が多いです。
参照:正社員3000名に聞く「副業」実態調査|エン・ジャパン
本業で時間管理術やセルフマネジメントのスキルが身に付けば、副業も効率的に行える可能性が高いです。副業でも使えるような専門スキルだけでなく、このような基本的なビジネススキルも身についた後が、副業を始めるタイミングとしてはおすすめです。
副業を始めるべきではないタイミング
副業を始めるのにおすすめなタイミングがある一方で、避けるべきタイミングもあります。ここでは以下の4つのケースについて解説しましょう。
・本業を始めたばかり
・本業が忙しく時間の確保ができない
・本業で失敗が続いている
・疲労を感じている
本業を始めたばかり
本業を始めたばかりで、まだ仕事に慣れていないうちは副業を始めない方がいいです。本業の仕事を覚えるのにいっぱいいっぱいな状況で副業を始めても、どちらも中途半端に終わってしまう恐れがあります。
本業に慣れてきて、1週間・1ヶ月スパンの業務が見えてくるようになると、どの作業をどうこなして行くのが効率的なのかもわかってきます。そうなると、「この作業はこのツールを使えば効率化できる」「これは後回しにしても問題ない」など、自分の仕事のスタイルが確立されていくでしょう。
そのようなタイミングになってから副業を始めた方が、本業への圧迫を避けつつ両立を目指せます。
本業が忙しく時間の確保ができない
本業が忙しい時も、副業を始めるタイミングではありません。「今の状況では睡眠時間を削るしかない」と言った状況で無理に副業を始めても、結果的に身体を壊してしまい、本業もままならない状況になる可能性さえあります。
そのような場合はまず本業の業務量が落ち着くまで待つべきです。もしくは副業に使える時間を確保する方法を考え、実践してみましょう。例えばいつもより朝早く起きる、通勤時間を副業に充てるなど、時間管理術は様々なものがあります。
以下の記事では副業時間確保のためのコツを紹介しています。合わせて参考にしてください。
本業で失敗が続いている
本業でミスが続いている時も副業を始めるべきではありません。なぜなら失敗が続いているのは、本業に慣れていない、あるいは集中できていない状況がミスを発生させている可能性があるからです。
本業でミスが発生した場合、まずはそのミスを挽回するのが優先です。失敗をカバーし、成果を出した上で副業を始めた方が、周囲からの理解も得られやすいでしょう。
疲労を感じている時
仕事や日常生活で疲労を感じているのであれば、無理に副業を始める必要はありません。心身に負担がかかっている状態で副業をスタートし作業量を増やすと、体調不良や睡眠不足になる可能性があります。結果的に、副業もできず、本業にも支障が出てしまうという事態になりかねません。
前述したように、今の業務が忙しい場合は副業を始めるのは控えるべきです。焦って始めても、結果が出るまでに挫折してしまうケースも多いです。
時間的にも精神的にも余裕が出た上で副業を始めれば、結果的に副業で成功する可能性も高まります。
副業を始めるタイミングはあなた次第
今回紹介した副業を始めるタイミングは、あくまでも目安です。どのタイミングで副業を始めるべきかは、あなた次第でしょう。
ただ3点、意識してほしいことがあります。それは「本業に支障が出ないこと」「副業の時間が充分にあること」「副業へのモチベーションが高まっていること」です。
ここまで解説した通り、これら3つのポイントが押さえられていないと、本業と副業との両立が一気に難しくなります。副業がトレンドワードになっていて焦る気持ちもわかります。しかし焦って始めても継続できなければ元も子もないのです。
あなたが無理なく始められるタイミングを狙って、副業を始めてみましょう。
「時間を作る」という考え方も大切
副業が行える時間があることは、始めるタイミングを考える上で重要。しかし、時間は余るのではなく、「作る」という考え方もとても大切です。
もし、あなたが漠然と「余った時間を副業に充てたい」と考えているのであれば、今日でその考え方はやめましょう。なぜなら時間ができるのを待っていたのでは、いつまでたっても副業を始められないからです。
本業と副業を両立させるためには、自分から作業時間を作る努力が必要です。例えば朝早く起きる、通勤時間にも作業するなど、積極的に副業の時間を確保してみましょう。生活のスタイルや習慣を見直せば「時間がない」という状況が改善され、副業を行う時間を確保できる可能性は高いです。
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初心者におすすめの副業
ここまで記事を読んで、「今が自分の副業の始めどきなのかも」と思われた人もいるでしょう。しかし何から始めればいいのか、あるいは具体的に副業がどのようなものなのか、わからない人もいるはず。
そのような人におすすめなのが、初心者でも始めやすい副業を選ぶことです。以下の記事でも紹介しているので、参考にしてください。
また副業のイメージをはっきりさせるために、クラウドソーシングサイト上の案件を見てみるのもおすすめです。クラウドソーシングとは、副業初心者でも簡単に仕事を受けられるサービスです。
例えば文字起こしやデータ入力など、今日から始められる案件もあります。試しに1つ請け負ってみると、あなたに合った副業を見つけるきっかけになるでしょう。
以下の記事ではおすすめのクラウドソーシングサービスを紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。
さいごに
副業を始めるタイミングは人それぞれです。しかし「本業に支障が出ないこと」「副業の時間が充分にあること」「副業へのモチベーションが高まっていること」の3つを押さえた方が、本業と副業を上手く両立させられるでしょう。
「副業を始めなきゃ」と焦る前に、副業を始める余裕があなたに本当にあるのか、今一度見直すことも大切です。
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