サイドビジネスをはじめて、本業の仕事に収入をプラスしたいと考えていませんか?働き方改革の影響により、本業以外の副業・兼業に取り組む方は増えています。
しかし、サイドビジネスは危険やリスクが伴うのではないかと心配に感じてはじめることに迷っている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、サイドビジネスの効率的な稼ぎ方や仕事を選ぶ際のポイントについて紹介しています。また、サイドビジネスの種類や注意点についても解説。
この記事を読めば、失敗する可能性を下げて安心してサイドビジネスがはじめられます。
この記事の目次
効率的に稼げるサイドビジネスとは
本業以外の仕事を意味するサイドビジネス。副業やサイドワークとも呼ばれます。そのサイドビジネスにおいて、効率的に稼ぐにはどうすれば良いのでしょうか。
サイドビジネスのざっくりとした種類分けと、稼げる仕事について紹介します。
アルバイト系ならすぐに稼げる
雇用されて働くアルバイト系のサイドビジネス。飲食店やコンビニなどが仕事が見つけやすく、家の近くでも働きやすいでしょう。
アルバイトは時給が決まっていますので、ほしい金額を達成できる時間を働けば、確実に収入が得られます。
ただ、アルバイトとは言え、本業以外の企業に所属して働くことに変わりはありません。仕事として少なからずストレスはあり、睡眠や休息の時間を使って働くので決して楽な働き方とは言えないでしょう。
スキルを生かすサイドビジネスは効率的に稼げる
収入は増やしたいけれど、アルバイトをすることに抵抗があるという方もいらっしゃるでしょう。そのような方には、スキルを生かして働くサイドビジネスがおすすめ。
アルバイトのように、時給でお金がもらえるとは限りませんが、仕事の内容によっては多くの収入を短時間で稼ぐことも可能です。翻訳・通訳・プログラミング・写真撮影など、さまざまなスキルを生かすサイドビジネスがあります。
もちろん、スキルを身に付けることは簡単ではありません。本業や趣味のスキルや経験が生かせる仕事を選べば、サイドビジネスとして成功させやすいでしょう。
インターネットの副業は初心者でも在宅ではじめやすい
インターネットを利用した副業は初心者でもはじめやすく、在宅でできるものもあります。アルバイト系よりも体への負担が少ないことも特徴。
クラウドソーシングサービスで仕事を探したり、ポイントサイトでコツコツ貯めたりといったさまざまな働き方が可能。インターネットを活用すれば、あなたにあったサイドビジネスを無理なくはじめられるでしょう。
楽をして簡単に儲かるサイドビジネスはない
特に働くことなく、「スマホや携帯でメールをクリックするだけで儲かる」といった簡単な仕事はまずありません。サイドビジネスをはじめる場合には、甘い言葉に振り回されず、悪質なサイトや詐欺商法にだまされないようにしましょう。
消費者庁も詐欺の注意喚起をしている
「LINEのメッセージをクリックするだけで3万円」「初心者でも楽して100万円」といった楽をして簡単に儲かるサイドビジネスはありません。
スキルを磨いて経験を積むことで、短時間で高収入を得ることは可能性として考えられます。あるいは、不動産などの資産があれば、不可能ではありません。しかし、「初心者が何のスキルも資産もなしでまともに働かず、あり得ない金額を稼げる」というウマい話はまずないでしょう。
それどころか、サイドビジネスをはじめたい人をターゲットにした詐欺の可能性もあるので注意してください。消費者庁も「副業詐欺」に対して、注意喚起を促しています。J-CASTトレンドには、Questという会社の事例が紹介されていますので参考情報として覚えておきましょう。
「スマホをタップするだけでお金が稼げる」とうたい、情報商材「タップイズマネー」の販売や有料コースへの勧誘を行うなど、消費者の利益を不当に害するおそれのある行為を働いたという。このように、あたかも簡単な作業で収入が得られるように宣伝してだます「副業詐欺」に関して、今年度だけでも消費者庁からの注意喚起が9件に上っている。
引用元:「スマホタップで月収200万」「簡単作業で稼げる」 消費者庁「副業詐欺」半年で9件の注意喚起 : J-CASTトレンド
詳細が不明な仕事には要注意
運営会社の住所や社員情報が記載されていなかったり、そもそも会社のリンクが存在しなかったりなど、仕事を依頼する企業の詳細が不明な場合には注意しましょう。
また、仕事内容がよくわからず、何をしてどの程度の収入が得られるのかわからないといったケースも考えられます。そのような時には、一般消費者の目線で冷静に判断しましょう。
消費者として違和感を感じるのであれば、悪質なWebサイトやサービスである可能性が高いです。判断材料として、口コミや評判をインターネットで調べることも対策の1つ。リサーチを徹底的に行えば、サイドビジネスによって詐欺などの被害に合うリスクを最低限に抑えられます。
サイドビジネスで失敗しないための3つのポイント
失敗せずにサイドビジネスをはじめるための、3つのポイントについて以下で紹介します。
スキルが身につく仕事か
はじめたサイドビジネスによって、スキルが身に付くのかをよく考えましょう。スキルが必要となる仕事は続けることでスキルアップにつながり、それに伴う収入アップも見込めます。
本業のスキルを生かしたサイドビジネスを選ぶ方法が手っ取り早いです。サイドビジネスでスキルアップや仕事に対する視野を広げられれば、本業にもプラスに働きます。
また、本業とは異なるスキルが求められるサイドビジネスに取り組むという選択もアリです。
サイドビジネスによってスキルが向上したり、新たなスキルが身に付いたりといった成果が期待できれば、仕事を続けるモチベーションにもつながるでしょう。
自分が興味を持てる仕事か
自分が興味を持てる仕事をサイドビジネスに選べば、楽しみながら続けられるでしょう。お金は良いけれど、特に面白みを感じない仕事は続けることがつらくなります。
腰を据えてサイドビジネスに取り組もうとしている方は、自分の好きなことや興味があることに関連した仕事を選びましょう。
成功例と失敗例の2つの視点から考える
サイドビジネスをはじめる場合には、成功例と失敗例の異なる2つの視点から仕事を検討しましょう。
成功した話やそのロジックを聞けば、プラスの面だけに目を向けて自分でもできるのではないかと考えるでしょう。しかし、その裏には同じ仕事で失敗している人もいるはずです。
どうしても自分がサイドビジネスをはじめようとすると、その仕事のメリットに行きがちですがデメリットも理解しましょう。双方の要素から検討を行えば、あなたのサイドビジネスが成功する可能性はグッと高まります。
サイドビジネスの仕事を手軽に見つける方法について
サイドビジネスの仕事を手軽に見つける具体的な方法について紹介します。まずは、サイドビジネスをはじめてみたいと考えている方は参考にしてみてください。
手軽にはじめるならポイントサイトがおすすめ
手軽にコストをかけずにサイドビジネスをはじめたい場合には、ポイントサイトがおすすめです。高収入は期待できませんが、スキルも不要でスキマ時間ではじめられるため初心者にぴったり。
ただし、スキルアップは期待できないので注意してください。まずは、本業以外でお金を稼ぐ感覚を味わってみると良いでしょう。代表的なポイントサイトを以下に記載します。
クラウドソーシングサービスの利用が王道
クラウドソーシングサービスは、インターネットを利用して仕事の受発注ができるサービス。ライティングやシステム開発など、幅広い仕事が請けられるのため、サイドビジネスを探す際の王道と言えるでしょう。
大手のクラウドソーシングサービスとしては、クラウドワークスやランサーズがあげられます。
クラウドソーシングサービスの多くは登録が無料。仕事を受注して、報酬を受け取ると手数料が発生する場合が多いです。クラウドソーシングサービスについてより詳しく知りたい場合には、下記の記事をご覧ください。
さまざまな種類のサイドビジネスを紹介
ブログ・YouTuber・Uber Eats・プログラミングなど、さまざまな種類のサイドビジネスを紹介します。ぜひ、サイドビジネスをはじめる際の参考にしてみてください。
ブログをはじめる
文章が書くのが得意な方は、サイドビジネスとしてブログをはじめることをおすすめします。ブログで対象となる商品やサービスを紹介して、その成果によって報酬を得るアフィリエイト。ブログとアフィリエイトを組み合わせることで収入を得ることが可能です。
ただし、アフィリエイトは競合も多いため、ブログの読者を獲得できなければ十分な収入を得ることは難しいです。ライティングのスキルだけでなく、コンスタントにブログの更新を続ける根気強さも必要。人気のブログになれば、在宅など好きな場所で働いて、高収入を得ることもできるでしょう。
Uber Eats
Uber Eatsは、自転車やバイクを利用して、食事の配達を行う仕事。簡単に言えば、飲食店の配達代行サービスです。
運動しながらお金が稼げることがUber Eatsの大きな魅力。本業がデスクワークの方はまったく違う仕事をすることで、気持ちがリフレッシュできるでしょう。
Uber Eatsは誰でもはじめやすく、対象の地域も増えているため、人気のサイドビジネスとなる可能性が高いです。
公式Webサイト:日本で Uber の配達パートナーになる | 自転車や原付バイクで配達して収入アップ | Uber
シェアリングエコノミー
モノ・サービス・場所を共有や交換をして利用するシェアリングエコノミーは、サイドビジネスとして注目されています。
世界的に有名なのは、配車サービスのUberや民泊のAirbnbです。その他にも、カーシェアリングや人の「時間」をシェアするといったサービスもあります。
写真を販売する
写真が好きな方やスキルに自信がある方は、写真販売のサイドビジネスという選択肢もあります。撮った写真をPIXTAなどの写真販売サイトに登録。その売上の一部をコミッションとして受け取れます。
自分が良いと思う写真だけでなく、ユーザーがどのような写真を求めているか考えることが収入アップにつながるでしょう。自信の持てる写真をコンテストに応募すれば、思わぬ収入が得られるかもしれません。
翻訳・通訳
翻訳や通訳は、英語などの語学力のスキルを生かせるサイドビジネス。外国語のスキルだけでなく、意味を理解してわかりやすく伝えるためには日本語の能力も大切です。
2020年の東京オリンピックに向けて、海外からのインバウンド需要は高まりを見せています。通訳のスキルがある方は、観光ガイドとして働くという方法も考えられるでしょう。
プログラミング
プログラミングは、システムエンジニア(SE)・プログラマーといった仕事で働いているサラリーマンの方におすすめのサイドビジネスです。普段とは違った仕事を請けることで、スキルアップや自身の市場価値が理解に役立ちます。
クラウドソーシングサービスなどを利用すれば案件も見つけやすく、単価も高いです。プログラミング未経験の方で、プログラミングをサイドビジネスとして行いたい方は、まずスキルを身に付けましょう。
講師
講師は人に教えられるスキルがある方に、おすすめのサイドビジネスです。人脈がある方はセミナーを開催すれば、短時間で高収入が得られるでしょう。
スキルや知識はあるけれど、ツテがない場合にはストアカなどでプライベートレッスンのユーザーを募集する方法もあります。学歴がある方は、土日や空き時間を利用して学生向けに塾講師や家庭教師として働いても良いでしょう。
代行業
依頼された作業を代わりに行う代行業も、はじめやすいサイドビジネスと言えるでしょう。内容にもよりますが、原価がかからず利益率が高いことも魅力。
買い物・家事・運転・恋人・出品など、現代ではさまざまな代行業があります。代行業は、人からよろこばれることが好きな方にぴったりです。
また、人とは違ったアイディアを思いつく方にもおすすめ。代行業でニッチな分野を開拓できれば、多くの収入が得られるでしょう。
アルバイトをはじめる
漫画喫茶や飲食店などで、アルバイトをはじめてサイドビジネスにするという方法もあります。
漫画喫茶
漫画喫茶の店員は、肉体労働やコミュニケーションが苦手なでも取り組めるサイドビジネスです。深夜まで営業している店舗が多いので、時間の調整も行いやすいでしょう。
飲食店
「接客や人と関わることが好き」「料理を作ることが趣味」という方には、飲食店でのアルバイトがおすすめ。Uber Eatsと同様に、本業とは違うことをすることで、気分をリフレッシュできるでしょう。
サイドビジネスとして飲食店の経営に興味がある方も、まずはアルバイトからはじめることをおすすめします。
事業をはじめる
サイドビジネスとなる事業を自ら立ち上げるという方法もあります。もちろん、失敗するリスクはありますが、成功すれば大きなやりがいと高い収入が得られるでしょう。
事業の立ち上げとは少し違いますが、思わぬアプローチで仕事を創造して収入を得ている方もいらっしゃいます。
柴田氏は、このスワロフスキーの人気に注目。自作でスワロフスキー風の製品を作ってメルカリで売ったところ、飛ぶように売れたという。
このビジネスを思いついたそもそものきっかけは、駅前にたまる10代の若者の姿をぼんやりと見ていたときだった。
引用元:「足立区×10代ヤンキー」をターゲットにメルカリ副業で荒稼ぎする会社員 | 日刊SPA!
おすすめしないサイドビジネスの種類について
以下で、おすすめできないサイドビジネスの種類について解説します。サイドビジネス初心者の方は、特に気をつけてください。
せどり
せどりは、商品を安く購入して、それを高く売って差額で利益を得るサイドビジネスです。
利益が上がる商品を購入するための手間とコストがかかり、在庫が残るかもしれないというリスクもあります。また、商品を保管するための場所も必要。
デメリットが多いため、初心者にあまりおすすめできる仕事ではありません。音楽・ファッション・本などに関する専門知識が豊富な方は、チャレンジしても良いでしょう。
投資
金融商品の売買を行って差益を得たり、配当金によって利益を得る投資。株式・FX・仮想通貨など、投資にはさまざまな種類があります。
投資は資金が必要となり、それを失うリスクがあるため初心者が手を出すことはおすすめできません。サイドビジネスとして投資をはじめる場合には、投資対象に関する知識を学習しましょう。また、生活や本業に影響が出ない余剰資金の範囲内で行うことも大切です。
サイドビジネスをはじめる際の注意点
サイドビジネスをはじめる際の注意点について紹介します。
税金が発生する場合がある
本業でサラリーマンとして会社に勤めている場合には、給料から天引きされるため税金について意識することは少ないでしょう。
しかし、サイドビジネスをはじめる場合には、所得に応じて所得税を支払う必要が出てくる場合があります。収入とは売上そのものを指し、所得とは収入から経費を引いたものです。税金は、この所得の金額に応じて発生します。
アルバイト・パートのサイドビジネスの場合には、本業の給与所得と合わせた所得の金額から所得税が計算されます。その他の雇用されないサイドビジネスの場合には、20万円の所得を基準に確定申告が必要となりますので覚えておきましょう。
自由な時間が少なくなる
本業とは別にサイドビジネスをはじめれば、自由な時間は少なくなります。本業がきつく、休日は趣味や休息に当てたいと考えている方には、サイドビジネスは不向きと言えるでしょう。
自由な時間が少なくなるという観点からも、好きなことや興味があることをサイドビジネスに選ぶことはとても重要です。
本業と同じ「仕事」であることを忘れない
サイドビジネスであっても、本業と同じ仕事であることに違いはありません。サイドビジネスだからといって、雑な仕事や怠惰な働き方で良いということはないのです。
あなたがサイドビジネスとして取り組んでいる仕事を、本業としている人もいます。そのような方々があなたのビジネスのライバルになると理解すれば、真摯な態度でサイドビジネスに取り組めるでしょう。
サイドビジネスは自分に合ったものを選ぶことが大切
サイドビジネスの種類・失敗しないポイント・注意点について、お分かりいただけたでしょう。以上の点を踏まえて、サイドビジネスをはじめる場合には、あなたの本業の働き方やライフスタイルに合ったものを選ぶことがとても大切です。
ムリをせずに継続できて時間を取られても楽しいと感じるサイドビジネスをはじめれば、あなたのキャリアの可能性を広げる上でも役立つでしょう。
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