急拡大中のITベンチャー役員4人がおすすめする20代で絶対読むべき良書
更新: 2024.07.09
「仕事の生産性が上がらない」「アイデアが浮かばず仕事が進まない」と悩んでいませんか?
仕事に行き詰まったときに手に取りたいのがビジネス書。でも、ビジネス書が多すぎて何を読んだらいいのかわからないというあなたに、厳選の4冊をご紹介。
今回はプログラミングスクールテックキャンプと、本メディア・TECH::NOTEを運営している株式会社divの役員4人に、20代の若手ビジネスパーソン必読の本を聞きました。
この記事の目次
思考がまとまらない人に。『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』
トップバッターは、執行役員の張ヶ谷拓実(はりがやたくみ)氏。弊社の執行役員のほか、未経験からのエンジニア・Webデザイナー転職を目指すTECH::EXPERTで、受講前のカウンセリングを担当するチームのリーダーでもあります。
張ヶ谷氏おすすめの1冊は赤羽雄二・著『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』です!
ーーこの本はどんな人におすすめですか?
仕事上でうまく思考がまとまらないと感じた事がある人に真っ先におすすめします。本書は「メモ書き」と呼ばれる思考整理法について書かれています。メモ書きはA4用紙とペンがあればできるというその手軽さが魅力です。
ーーこの本をおすすめする理由を教えてください!
先に述べたように、実用的かつすぐに試せるコスパのよい思考整理法について学べるからです。この本は著者が何年もかけて編み出し改善していった「メモ書き」について、余すことなくそのエッセンスを紹介しています。
著者の赤羽氏は16年間マッキンゼー・アンド・カンパニーに在籍していた方。非常に生産性の高い組織で活躍していた著者が、何年もかけて改善を行ってたどり着いたメモ書きを試す価値は十分あると感じます。
ーー実際に本を読んで、仕事でどう生かされていますか?
仕事上で悩んだり、モヤモヤと考えたりしている時にとにかく紙に書き出しています。書き出してみると、悩みや次のアクションが明確になってまさに「思考が整理されたな」と感じますね。
弊社でもメモ書きを取り入れていて、社員全員が毎日このメモ書きをして思考を整理したうえで業務に取り組んでいます。
実際、メモ書きの習慣が身についたことで頭の中がクリアになり、即断即決ができるようになりました。仕事だけでなくプライベートでも生かせる方法なので、ぜひ試してみてください!
限られた時間で最大の成果を出したい人に。『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』
次に本を紹介してくれるのは、取締役でマーケティングユニットの統括も務める新保麻粋(しんぼまいき)氏。
多忙な日々を送る彼がおすすめする本は、限られた時間で成果を出すエッセンスがまとめられた、安宅和人・著『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』です。
ーーこの本はどんな人におすすめですか?
限られた時間を100%活用し、成果を出したいと思う人におすすめです。
ーーこの本にはどんなことが書かれているのですか?
本書はこれからの時代で活躍する人材になるためのスキルが凝縮されています。そのスキルとは「解くべき課題を見極めるスキル」です。
これからの時代を勝ち抜ける人が持つべきものは、問題解決力でも課題をうまく解決する力でもありません。
課題が多い中で「本当に解くべき課題を的確に選び取れるか」「どれだけ重要な課題を解決するか」。
それが仕事の質につながり、本当に価値のある仕事につながります。
本書に書かれていることを常に意識して実行できれば、周りと大きく差をつけることができます。そしてそれは難しいことではありません。
ーー実際に本を読んで、仕事でどう生かされていますか?
本書の内容を意識することで私の生産性は劇的に向上しました。
この本に出会うまで、仕事とは問題を解決することだと思っていたんです。しかしこの本を読み、その考えは一気に変わりました。
仕事とは
①本当に取り組むべき問題を見極める
②問題を解決する
この2つで構成されるということを常に意識できるようになりました。
人の頭の良さは2倍、3倍も変わりません。しかし、生産性は10倍以上変わります。
本書には生産性を10倍以上あげるための方法が詰まっているので、ぜひ読んでもらいたいです。
より生産性高く仕事をしたい人に。『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』
3番目に本を紹介してくれるのは執行役員の平田裕哉(ひらたゆうや)氏。プライベートでもよく本を読む平田氏は、特に心理学の本を多読しているそう。
彼がおすすめするのはアダム・グラント・著『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』。数々の心理学の本を読んできた平田氏に、この本をおすすめする理由を聞きました。
ーーこの本はどんな人におすすめですか?
より生産性高く仕事をし、高みを目指したいと思う人におすすめです。
ーーこの本はどんな本なのでしょうか?
組織にはギバー(与える人)、テイカー(受け取る人)、マッチャー(帳尻を合わせる人)がいます。
この中で最も生産性が高いのは、なんとなく想像できる通り「ギバー」です。しかし、最も生産性が低いのも「ギバー」です。
さらに、実はほとんどの人が「生産性の低いギバー」になりがちです。
両者の違いが生まれる理由や、生産性の高いギバーになるための方法、そして、その先にある、最も生産性の高い組織を作るたった1つの方法について書かれています。
本書はペンシルバニア大学で史上最年少終身教授となった組織心理学者のアダム・グラント氏が、上記の観点から「どのようにして生産性の高い組織を作るか」をテーマに、すべてエビデンスに基づいて語られます。
私はよく心理学の本を読むのですが、本書は目からウロコの情報ばかりです。現状を打破してより高みを目指したいビジネスパーソン必読の1冊です!
ーー実際に本を読んで、仕事でどう生かされていますか?
ギバー、テイカー、マッチャーの性質を知る事で、それぞれ人材配置やマネジメントで注意すべきことが分かり、チームにおける生産性の最大化に役立っています。
紹介されている事例の多くは著者・グラント氏の経験談など、具体的なストーリーで語られているのですぐに応用がしやすいです。
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他の人より突き抜けたい人に。『伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い』
最後に本を紹介してくれるのは、取締役 CFOの石原圭(いしはらけい)氏。財務や経理のトップで、社員が日々安心して業務ができるように「守り」の仕事をしてくれています。
石原氏は今回、本を紹介してくれるメンバーの中で最年長。社会人経験の長い彼だからこそ紹介できる、若手ビジネスパーソンにおすすめの1冊は小宮 謙一、紫垣 樹郎・著『伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い』です。
ーーこの本はどんな人におすすめですか?
他の人より突き抜けたいと思う若手ビジネスパーソンにおすすめの1冊です。
ーーこの本をおすすめする理由を教えてください!
社会人になって最初の数年間の働き方は、そこから長い仕事人生において土台となる価値観や常識の形成に大きく影響します。この数年の過ごし方が人生を左右すると言っても過言ではありません。
本書は、そんな新人・若手ビジネスマン向けに、20代から突き抜けて活躍するために必要な心得がまとめられています。
ワークライフバランスが叫ばれる現代においてやや前時代的と感じる部分があるかもしれませんが、数歩先を行きたいビジネスパーソン必読の内容です。
ーー実際に本を読んで、仕事でどう生かされていますか?
私も社会人1年目でこの本を読み、この本を読んでから仕事へ取り組む姿勢が大きく変わりました。
任せてもらった仕事は常に期待を上回る成果を示すよう意識し、期待を超えることで次のチャンスに繋がる。そうした「チャンススパイラル」に乗ることが大きな成長に繋がった実感があります。
目標設定の仕方、時間の使い方といった仕事の進め方、当事者意識を持つことの重要性など、今でも自分の仕事をするうえでのスタンスに強く影響を与えてくれている1冊です。
仕事に行き詰まったら、読書を通して先人から学ぼう
今の自分の課題を解決できそうな1冊は見つかりましたか? 読書は手軽に知識を手に入れられるツール。本には同じことで悩んだ先人の知恵が詰まっています。
おすすめの読書術については、以下の記事もぜひご覧ください!
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