ビットコインをVisaクレカと同じように日常生活で気軽に使える!Wirex社CEO独占インタビュー

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仮想通貨・ビットコインを支える根幹の技術として、ビットコインの考案者「サトシ・ナカモト」により生み出されたブロックチェーン技術。

ブロックチェーンはいま世界的な潮流となり、仮想通貨のみならず、食品管理から国家戦略まで様々な分野に技術が積極的に活用され始めています。
例えばエストニアでは、国家では初の試みとしてICOトークンと呼ばれる独自の仮想通貨を発行し、資金調達をするというプランが進行中です。

とはいえ「ビットコインは名前を聞いたことがあるけれど、ブロックチェーンについてはよく知らない」という方はまだまだ多いのではないでしょうか。

テックノートでは、ビットコインデビットカードの発行を行うWirex社 CEOのPavel Matveev氏(以下、パベルさん)にお話を伺いました。

パベルさんのルーツの国・ロシアでのブロックチェーン技術の広まりや、初心者がブロックチェーン技術を学ぶ上でのおすすめの方法などについて幅広く語っていただきました。

<プロフィール>
Pavel Matveev氏
Wirex(E-Coin) Limited CEO

<インタビュアー>
里 優裕(Sales Technology Lab)

Wirexのこと、ロシアのこと

――パベルさんのこれまでのご経歴を教えてください。

私はいま、Wirex社のCEOを務めています。

Wirex社ではビットコインをはじめとする仮想通貨を、世界中のVisaネットワークで利用可能にするプラットフォームです。

そのプラットフォームではビットコインウォレット、ビットコインデビットカード、手数料が少額の送金といったサービスを1ヶ所で提供しています。

Wirexの主力サービスの1つは、デビットカードです。

Wirexカードはプリペイド型のVisaデビットカード。バーチャルカードとプラスチック製のカードの2種が存在します。発行前の審査は不要でWirexに登録後、即座にバーチャルカードが発行されます。

Wirexのデビットカードはビットコインのウォレットからすぐにビットコインを引き出し、瞬時に米ドルや英ポンドに両替したうえで、カードにお金をチャージすることができます。カードを利用し、ATMから現金を引き出したり、Visa加盟店での買い物ができることが長所の1つです。

わたしはWirexを始める3年前まで、ロンドンのモルガン・スタンレーで株式のトレードをメインに業務をしていました。

それ以前にはロシアに住んでおり、大学ではコンピューターサイエンスを専攻。C++、C#、JavaScriptといったプログラミング言語を習得しました。

今後、ロシアではブロックチェーン技術が急速に普及することでしょう。

以前、イーサリアム(主要仮想通貨銘柄の1つ)の考案者であるヴィタリック・ブリテンとプーチン大統領が会合を行いました。

つまり、プーチン大統領もブロックチェーン技術に強い関心を抱いているということです。

ロシア政府はIT教育の推進に対し、積極的な姿勢を見せています。

子どもを対象にiPadを使い、実際にプログラミングの授業を始めた地域もあります。数学、物理の教育も同様です。

ブロックチェーン技術の革新性とは

――海外の国々では、ブロックチェーンの革新性とはどのようなものだと捉えられていますか?

ブロックチェーンの技術は、既存の金融システムを破壊しています。これは世界的な流れと言えます。仮想通貨は決済業界を変えつつあるんです。

例えば、これまでは海外送金の手数料がとても高くつきました。ブロックチェーンでは、データの改ざんを防ぐことができます。この技術は画期的です。

今後は「銀行」「決済業界」をはじめ「金融保険業」「医療(医師の予約や診断書)」もすべて改ざんを防ぐだけでなく、安全が管理された状態でユーザーが閲覧・利用することが可能になっていくでしょう。

 

――ビットコインを利用したデビットカードのサービス Wirexを始めたきっかけを教えてください

3年前までは、ビットコインというとギークやオタクがやるものでした。その頃から、私自身もビットコインのノード※を立てて、通貨の売買をしていましたが(笑)(※編集部注釈:ノード・・・ビットコインのネットワークに参加しているプログラムのこと)

ビットコインデビットカードを始めたのは、ビットコインを使ううちにブロックチェーン技術に強い魅力を感じるようになったからです。

Wirex公式サイト ビットコインウォレットにデジタル通貨を入れておくと、現地通貨に両替したりWirex決済カードで使用したりすることができます。

 

 

ビットコインの3つの性質

ビットコインには素晴らしい3つの性質があります。

  1. 金の性質があること・・・ビットコインの発行枚数は有限です。金もまた地球上の有限な物質です。
  2. マイクロペイメント(少額決済)が可能なこと
  3. クロスボーダー(国際的)な取引がスピーディーかつ簡潔にできること

ビットコインは徐々に一般にも広がり、仮想通貨は国際的な通貨として認識されるようになりつつあります。

現在、Wirexでは130ヶ国65万人以上もの会員(2017年6月時点)がいます。Wirexでは30以上もの仮想通貨で支払いが出来、支払い可能な通貨のバリエーションも少しずつ増えてきています。

ビットコインや仮想通貨を使ったデビットカードは、既存の仕組みをくつがえすような価値のあるサービスであり、これからも広がっていくと考えています。

ブロックチェーン技術を習得するためには何をすべきか

――ブロックチェーン技術を初心者が習得するためには、何をするべきでしょうか

エンジニアであれば、GitHubにアクセスしコードを見ると良いです。

例えば、ビットコインはオープンソースで開発されているため、誰でもソースコードに簡単にアクセスできます。

世界中に有名なブロガーもいるので、そのブロガー達のTwitter、Telegram、Redditをウォッチするのも良いです。
オンラインの動画学習サービスも出てきているので、おすすめです。Courseraは無料ですし、その他にはUdemylyndaも良いですね。

Coursera公式サイト Courseraにはビットコインの個人情報や匿名性、マイニングなどに関する授業が公開されています。

――おすすめのブロガーはいますか?

Martin Fowler氏は有名ですね。彼はソフトウェア・エンジニアです。

 

――パベルさんは日本の仮想通貨市場の盛り上がりをどのように見ていますか?

日本は仮想通貨に対する規制や法律の整備が、世界的に見ても早い国の1つです。

仮想通貨に関わる人々にとって、日本は急成長している最も重要な市場の1つになりつつあると言えるでしょう。

また日本のマーケットは、カスタマーが非常に友好的です。これはWirexにとって、とても嬉しいことです。日本の皆さんはとても大切なお客様なんです。

 

――いろいろな面で法整備が遅いと言われている日本ですが、仮想通貨に対する規制や法律の整備は世界的に早い方とは驚きです。今後も注目が続くであろうビットコインとブロックチェーン技術。Wirexのような決済カードで更に便利になっていきますね。パベルさん、貴重なお話をありがとうございました!

 

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Kazuto Seki Kazuto Seki
音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、TECH::NOTEにジョイン。猫とウサギを飼っています。
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