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情報科の深刻な教員不足。その原因はITスキル?情報科教員を目指す学生がTECH::CAMPでプログラミングを学ぶ

作成: 2017.10.27 更新: 2019.05.08

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高校の教科「情報」は情報の定義やIT技術の社会への影響などを学ぶことが出来る課目として、2003年に新設されました。

しかし情報科の授業の実態には、様々な問題点が指摘されています。一部の資料によれば、高校の情報科の授業でプログラミングを学ぶ学生の割合は全体の2割にとどまっているそうです。

TECH::CAMPアンバサダーの柴田将馬さんは大学の教育学部で数学と情報の教員免許取得を目指して勉強しつつ、2017年夏にTECH::CAMPを受講。ほぼプログラミング未経験の状態から、プログラミングスキルを身につけました。

情報の教員免許取得を目指す柴田さんがプログラミングを学んだことの背景には、高校の情報科が抱える色々な問題が潜んでいます。

TECH::CAMPアンバサダーとしての活動を始めた柴田さんに、教員免許取得を目指す学生がプログラミングを学ぶことの意義や、ご自身の今後の展望について話を聞いてみました。

▼ 2020年プログラミング必修化の最新動向や、日本のプログラミング教育の現状を知りたい方はこちらをお読みください。

・【小学生の保護者必見】2020年 プログラミング教育必修化の最新動向

 

情報科の教員不足は深刻!どうして情報科の教員は少ないのか?

――柴田さんは、いま大学の教育学部で勉強をされているのですよね。

はい。

いまは大学3年生で、教育学部の数学科というところで教員になるための学習をしています。具体的には中高の「数学」と高校の「情報」の教員免許取得を目指し、勉強中です。

――理数系の学問と、コンピュータは相性が良いですよね。TECH::CAMPの受講前から、授業などでPCを本格的に使用する機会も多かったのでは?

いやいや、全くそんなことは無いです。というのも、大学では数字を扱うことは多いのですがコンピュータを使う機会は全然なくて。

その関係もあり、初めて自分のパソコンを買ったのは大学2年生の時だったんですよ。やっと僕が人並みのPCスキルを身につけだしたのは、ここ1年の話です(笑)

――2020年には小学校でプログラミングが必修化されます。プログラミング必修化の流れが、情報の教員免許取得を目指す方に与えている影響は大きいのでしょうか。

かなり大きいですよ。

そもそも情報科は教員の数が全国的に足りていない科目なんです。特に地方の学校では、情報科の教員不足は深刻です。ましてや数が少ない情報の教員の中で、プログラミングを理解している人は一握りで。

2020年以降は、高校でもプログラミングを教える機会がいまより増えると思うのですが「教えられる人材」が居ないというのが現状です。

――情報科の教員不足の原因は何だと思いますか?

比較的新しい科目なので、情報科の教員免許を持っている人自体が少ないんですよ。

また先にも言ったように、教員の中でプログラミングを理解している人も少ないです。この2つの要因が、教員不足という現状に繋がっていると思います

プログラミングスキルは、教員免許取得後のキャリアのために重要

――大学の教育学部の現状はいかがでしょう。情報の免許を取る方は多いですか?

非常に少ないです。

同じ学科の人が同学年に80人ほど居るのですが、その中で情報の免許の取得を目指しているのは3人くらいです。パーセンテージにしたら1桁ですよ。

――今後も、情報の教員不足が続く可能性は高いと言えるかもしれないですね。

はい、そう思います。

僕がTECH::CAMPを受講したのは、あくまで「Webサービスを作ってみたいなあ」というどちらかと言えばプライベートな目的に過ぎなかったんです。しかし、よくよく考えると情報科の教員がプログラミングを身につけておくことは非常に重要なことなんですよね。

プライベートな動機だけでなく、教員免許取得後のキャリアを考えても本当にTECH::CAMPを受講してよかったと思ってます。

▼ プログラミング教育に積極に取り組む海外の国々。海外のIT教育事情に関心がある方は、こちらをお読みください。

・【プログラミング義務教育化】政府の思惑と海外事情を徹底紹介

 

「受講前は、HTMLとCSSは何が違うのか分からなかった」TECH::CAMP受講でITスキルはどれだけ伸びた?

――TECH::CAMPを受講したのは、いつ頃のことですか?

2017年の夏です。ちょうどTECH::CAMPがテクノロジースクールへとリニューアルし、カリキュラムが大きく変更される直前のことです。

僕はRuby on Railsの1ヵ月コースを受講しました。リニューアルに伴い、1ヵ月コース時代の受講生でも継続受講が出来るようになったので、近々受講を再開したいですね。

――TECH::CAMPはどのようにして知ったのでしょう?

2歳年上の大学の先輩が、2年前にTECH::CAMPを受講しており「プログラミングに興味があるなら、受講した方が良い」と紹介されたんです。その先輩は受講後もプログラミングをずっと続けていて、エンジニアとして本当にレベルが高いです。先日も大学で、他の仲間と「大学生はもっと本を読むべきだ!気軽に学生間で本を貸し借りできるシステムを作ろう!」と熱く議論をしていましたよ。

――受講前にプログラミングを独学した経験などはありましたか?

大学の授業でC言語を習ったことがありました。またHTMLとCSSも少しだけやった記憶があります。

でも授業で学んだ時にはHTMLとCSSはそれぞれどういう役割で、何の違いがあるのかすらよく分からなかったですね。「なんでファイルを2つ作る必要があるんだろう?1個にまとめちゃった方が楽なのに!」と思って。

――(笑)

より強烈に苦手意識を感じたのは、Cです。本当に何ひとつ分からなかったんですよ。「何だこれ?こんなもの書けるようになるわけが無い!」という感じでした。

――C言語は、非常に難易度が高いプログラミング言語として有名です。

そうですよね。いまから思えば、その授業はプログラミング未経験者の学生に対していきなりC言語を教えていたわけです。多くの学生が挫折をして、当然ですよね・・・。

HTMLとCSSに話を戻すと、TECH::CAMPの受講が始まり、それぞれの役割を学び直すと「ああ、この2つにはそれぞれこういう違いがあるんだ」と理解できました。分からない点が出てきて躓いたりもしましたが、そういう時はカリキュラムをもう1周すると理解が深まりました。

その分カリキュラムを終えるまでに時間が掛かり、受講期間中にオリジナルアプリの開発が出来なかったのは心残りです。僕の場合は「自分の作りたいアプリを、自由自在に作れる」というレベルにまでは、1ヵ月で到達できなかったんですよ。だからこそ、早く受講を再開したいですね。

▼ 2017年最新版の注目プログラミング言語15選はこちら!

・【2017年最新版】入門におすすめ!注目プログラミング言語15選

 

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所属するフラッシュモブサークルは200人規模!200人との情報共有に適したコミュニケーションアプリはブルーオーシャン?

――受講期間中、開発を検討していたオリジナルアプリはどのようなものでしたか?

ちょうどTECH::CAMPの受講を始めた頃、スケジュールの管理ツールをアナログの手帳からオンラインのカレンダーアプリに移行しました。ですが、既存のカレンダーアプリは個人的に使いづらいと感じるポイントが幾つかあります。

例えば僕は早起きなんですよね。以前は朝4時に起きて始発でバイトに行ってから、大学に行ったりもしていました。だから、カレンダーアプリは始まりの時刻が早朝だとありがたいです。

ですがGoogleカレンダーは0時始まりですし、その他のカレンダーアプリは7時~8時始まりのものが多いです。だから、0時と7時の間くらいから1日が始まるカレンダーアプリが欲しいんですよね。

このようにカスタマイズ性が高く、かつ早起きの人に適したカレンダーアプリを作れたらいいなあと考えていました。残念ながら1ヵ月では開発に着手できませんでしたが。

――カレンダーアプリの他にも、アプリのアイデアなどお持ちでしたか?

大人数の情報共有に適したコミュニケーションツールが作れないだろうか、ということも考えましたね。

僕は大学のフラッシュモブサークルに所属し、よく街中で踊っているのですが、サークルのメンバー数がちょうど200人なんです。200人というのは1つのLINEグループに所属可能な上限の人数です。この人数を超えると、同じサークル内でやり取りをするのに2つのLINEグループが必要となり、情報共有が面倒くさいのでサークルの上限人数も200人にしています。

正直に言って、1つのLINEグループで200人とやり取りをすることには無理があると感じてます。スマホを何時間か放置していたら、あっという間に未読通知が100件以上溜まってしまいます。それだけ未読が多いといまどんなやり取りが行われているのか、話についていくだけで精一杯ですし、グループ内で行われた重要な連絡を見落とす人も増えます。

こうした場合、企業ではSlackを導入しますよね。ただ、Slackは大学生には全く浸透していないんですよ。学生にも使いやすく、かつLINEよりも大人数とのやり取りに適したスマホアプリには大きなニーズがあるはずです。

――大人数とのやり取りに適したスマホアプリは存在していないのが、2017年時点の現状と言えるかもしれませんね。

教員とフリーエンジニアという2つの仕事の意外な共通点

――TECH::CAMPの受講は、いまのご自身にとってどのような意味合いがある出来事でしたか?

プログラミングを学ぼうと思っても、書籍を通じての学習では分からないことが多く続かなかっただろうと思います。

その点、TECH::CAMPでは分からない点はすぐに質問できます。受講を通じて、プログラミング学習の第一歩を踏み出すことが出来たのは大きなことでした。

プログラミングを学んだことで、ウェブサイトのソースコードを見た時に何が書かれているのか何となく分かるようにもなりました。

これまではウェブサイトのソースコードを見るという習慣が無かったですし、サイト上からテキストをコピー&ペーストした時に、テキストにHTMLタグが入っていると「なんだこれ!?何のページ開いちゃったんだろう。大丈夫かな?」って動揺していました(笑)

いまではちゃんとコードの意味が分かるようになったので動揺することは無いですし、エンジニアとはどういう仕事なのかイメージできるようにもなりましたね。

――教員免許取得後の、就職活動はどのように進める予定でしょう?

実は大学卒業後、すぐに教員になるかどうかはまだ迷っています。

というのも卒業後にすぐ教員になった人より、別の業種で社会人経験を積んだ後、教員になった人は授業が面白いです。僕はそのことを授業を受ける側の立場として、中高時代に実感しています。

そのため教員免許を取得したうえで大学卒業後は企業に就職し、セカンドキャリアとして教員に転身するというキャリアも検討しています。

とはいえ就職さえできれば、その先はどこでも良いと考えているわけではないです。自分の手で何かを創る仕事をしたいですね。

――なるほど。

例えばフラッシュモブサークルではダンスの様子を動画にしてtwitterやfacebookに投稿しています。こうした活動を通じて動画制作に興味が湧き、動画メディアを運営する企業で長期インターンもしました。

そして動画制作に次ぐ新たなスキルを身につけられないかと思い、興味を持ったのがプログラミングでした。

先にも言ったように、大学卒業後のキャリアにはまだ迷っています。ただ、もし大学卒業後に就職するとしたら動画制作やプログラミングといったものづくりのスキルを活かしたいです。フリーランスのエンジニアとして働くことにも興味があります。

――フリーランス願望もおありなんですね。

ありますね。色んな場所を転々とするような働き方をしたいんですよ。

実は教師も異動が多い仕事です。特に中学校では、教員は定期的に異動するのが普通です。私立では1つの学校に何十年も在籍する教員もいますが、どちらかと言えばそうした人は稀です。

教員とエンジニアという2つの仕事に興味を抱くようになった根底には「色んな場所を渡り歩く働き方」への憧れがあるのかもしれません。一見、この2つの仕事には共通点が無いですが僕にとっては似た魅力があるんです。

 

プログラミングはセンスに関わらず、努力すれば必ず身につくスキル

――今後、学んでみたいプログラミング言語や分野などはありますか?

まずはTECH::CAMPで学んだRubyを、より突き詰めて勉強したいです。やはりRubyは分かりやすいので、プログラミングの基礎を固めるのに最適だと感じているので。

Rubyの学習が落ち着いたら、VRカリキュラムにも挑戦してみたいです。VRカリキュラムで使うUnityはC#の知識が必要ということで、その点だけがちょっと怖いですが。プログラミングに対する苦手意識は無くなりましたが、Cへの苦手意識はまだ残っているんですよ(笑)

――TECH::CAMPアンバサダーにご応募いただいた理由をお聞かせ願えますか?

僕はプログラミングとは「センスの有無に関わらず、努力をすれば必ず身につくスキル」だと思っています。

プログラミングに苦手意識がある人でも、しっかりと努力を重ねることで必ずコードが書けるようになります。僕自身、C言語の苦い思いを何とか乗り越えてプログラミングスキルを身につけた1人なので(笑)

だからこそ少しでも興味があるなら、まずは1度プログラミングという道を通ってみるというのが大事です。多くの人がプログラミングに挑戦するためのきっかけを少しでも提供できればと思い、TECH::CAMPアンバサダーに申し込みました。

――TECH::CAMPの受講を検討している方に、アドバイスを頂けますか?

書籍やWebサービスでの学習は敷居が高いし、やったところで三日坊主で終わりがちですよね。そういう人にこそ、TECH::CAMPをお勧めしたいです。

教室でプログラミングを学ぶのは非常に学習効率が良いので「1人では勉強を続けられない」と悩んでいる人にこそ、向いている場所だと思います。

 

――柴田さん、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

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Kazuto Seki
音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、TECH::NOTEにジョイン。猫とウサギを飼っています。