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ストレスを溜めない共働き夫婦、2時間もの対話を大切にするワケ

更新: 2021.10.26

仲が良いカップル・夫婦を見ると「パートナー選びに成功したんだろうな」「自分も理想の恋人を見つけたい」と思う人も多いですよね。

でも良い関係を築けている要因は、本当に「パートナー選びがよかったから」「理想の恋人と出会えたから」なのでしょうか?

今回はSNSで”理想のカップル”として認知されている、あつたゆかさんにお話を聞いてみました。

ゆかさんのTwitterの投稿をみると、パートナーと最初からうまくいっているわけではなく、常に対話を重ねながら、地道に関係を築いたということがわかります。

取材はゆかさんのパートナー、まさとさんにも同席していただきました。じつは今、家事はまさとさんがほとんど行っているそう。その背景も聞いていきましょう。

<あつたゆかさん プロフィール>
2016年新卒でサイボウズ株式会社に入社。サイボウズで働きつつ「複業」としてカップル・夫婦の課題解決に取り組む株式会社すきだよを設立。「誰もが大切な人とずっと幸せでいられる社会をつくる」をビジョンに、カップル・夫婦の対話ツール「ふたり会議」や、パートナーシップを楽しく学べるコミュニティ「ふたりの教室」などを運営する。

対話の秘訣は「一般的に」「常識的に」とは考えないこと

ーーTwitter情報では、 ゆかさんは大雑把でまさとさんは神経質なタイプなんですよね。 そんな真逆の夫婦って不満やストレスが溜まってしまいそうですが、そこは大丈夫なんですか?

2人:一緒に暮らし始めて3年半になるんですが、不満は溜めていないですね。

まさとさん(以下、敬称略):彼女の大雑把な部分で言うと、服はいつも脱ぎっぱなしで、タンスの中に服を畳まずに山積みにしていることもあるんです(笑)じつは今朝も、今履いているズボンがないないって探していたんですよ。「またか〜」と思う時もありますが、彼女には彼女の生き方があるんで、優しく見守っています。

ゆかさん(以下、敬称略):一緒に暮らし始めてからはだいぶ変わったと思いますが、夫はきれい好きで私は大雑把なので、夫がストレスが溜まるということはあると思います……いつもごめんなさい!

夫がすごいなと思うのは、なにか指摘するときの言い方がすごく優しいことです。きつい言い方や断定じゃないんですよね。「モノが置きっ放しにしてある。誰かなぁ。誰かなぁ」と可愛く言ってくれる。そんな伝え方なので「ごめんね、私です」と謝れるし、指摘されたことはすぐに直したいと思えますね。

ーー確かにそれは言われて嫌じゃない伝え方ですね!お2人は、お互いの価値観や考え方の違いをどのように受け入れているんですか?

まさと我が家では「一般的に」「常識的に」と考えるのは無しにしているので、どちらが正しいとか決められないんです。どうやってこちらの気持ちを分かってもらい、歩み寄ってもらうか、がスタートになります。だから、何かあったら1〜2時間は話していますね。

2人:じつは、昨日も大変だったんですよね(笑)

ーー「一般的に」「常識的に」を無しにすると「わたしは」「あなたは」という対話ができて素敵ですね。パートナーシップの秘訣が少しわかった気がします。ちなみに昨日は何があったんですか?

ゆか:仕事の関係で私宛に大きいダンボールが自宅に届いたんですよ。この週末が終わるまでに片付けたらいいやと思って、私は廊下の邪魔にならないところに置いておきました。

そしたら夫に「”明日の朝までに”ダンボールを片付けておいてね」と言われて。「邪魔だから週末までに片付けるね。でも、相手が片付ける時間まで指定しなくてよくない?」という議論になったんです。

まさと: 僕からすると「なんで5分でできることを2日間猶予をもたせるんだろう」という感じだったんですよ。料理とかそうですけど、作るところから片付けまでが1セットじゃないですか?

ゆか:それは分かるんですが、私からすると押し付けのように思ってしまって。 片付ける作業をするのは私で、他にもいろいろやることがある中で「なぜそこまで細かく片付けるタイミングを指定されなきゃいけないの?」とモヤモヤしていました。

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しこりを残さないためには「一番最初の対話が肝心」

ーーゆかさんのTwitterで見ていると、何もかもうまくいってるように見えますが、お2人でも揉めることもあるんですね。安心しました(笑)

ゆか:ケンカじゃないですが、意見の伝え合い、つまり対話はするようにしています。

まさと2人の解釈も違いますから、言わなきゃわからないですよね。お互いに話して深ぼっていくと「自分はこう考えていたのか!」という気づきもあり、意外と面白いものですよ。

例えばさっきのダンボールの話でも、深堀りしていくと分かったことがありました。

彼女は取材を受ける機会が結構あって、今日のように僕が協力して二人で受ける形もあったりするんです。それ自体は決して嫌なことじゃないのですが、もともと僕はあまり表に出たくないタイプで。でも妻のためなら、とやっていました。

ただ、僕は仕事をやりながらほとんど全ての家事をやっている状況。にも関わらず彼女はダンボールすら片付けないって、どういうことなんだ……と感じていたんです。こういう背景があったからイライラしていたんだということが、対話から気づけたんです。

ゆか:その出来事1つだけで見ると「自分のタイミングで片付けさせてほしい」と思っていたのですが、夫が私の仕事に協力してくれている背景を含め、これまでの積み重ねから俯瞰して見ると夫の言い分は正しいなと思ったんです。それで「ごめんね」と謝りました。

ーー確かに目の前の事象だけでなく、別の小さなことの積み重ねがあってイラッとすることってありますよね。でも相手にはわからないから「なんでそんなことで怒るの」ってなったりして……対話の大切さが分かりました。ただ、話し合いって疲れませんか?対話がしんどいと思う人もいると思いますが。

まさと:そのときは大変と思うかもしれませんが、しっかり1〜2時間話しておけば、今後何か似たようなことが起きても、お互い楽になるんですよ。もし解決せず放っておけば、毎回同じ言い合いが起きてしまいます。それって、もっとしんどくないですか?なので、一番最初の対話が肝心だと思うんです。

ゆか:夫と私は、問題が起きたら時間を惜しまずじっくり話して解決するので、しこりは残りません。話し合いができるということが、パートナーシップにおいて一番大事だなと感じています。

コロナで夫婦2極化「夫とずっと一緒にいられてハッピーだと思った」

ーーコロナの影響で生活が変わり、パートナーとの価値観の違いが浮き彫りになったことで離婚に至る「コロナ離婚」が話題になりましたよね。どのように捉えましたか?

ゆか:コロナは夫婦を2極化させたと思います。じつはパートナーシップの変化についてアンケート調査してみたんです。その結果、普段から仲が良いカップルはコロナの影響を受けた割合が低かったんです。逆に、もともと仲が悪かったカップルは100%影響を受けていました。

ーーコロナは、かなりはっきりと夫婦を2極化させたんですね。

ゆか:パートナーとの話し合いの習慣があるかどうかも調べたら、仲が良いカップルは97%ほどが話し合いをしていました。一方、仲が悪いカップルは47%ほどしか話し合いをしていなかった。2倍もの差があったので、夫婦において話し合いは重要だということがアンケートからも改めてわかりました。

ーーちなみにお2人はコロナの影響を何か受けましたか?

まさと:少し言い合いが増えましたね。もともとコロナの時期と同時に僕が責任あるポジションについて、さらにコロナの時期に禁煙も始めたんですよ。仕事、禁煙、外に出られないという3重苦になっちゃって。忙しくなったし、少しイライラしやすくなっていたみたいです。

ゆか:感染リスクもあるので、どうやって外出せずにストレスを解消するか話し合いました。「どうぶつの森のゲームを買おう」とか「お散歩したらいいかもね」という話を経て、今は上手にストレス解消できていると感じています。

ーーゆかさんは在宅勤務で、ストレスはなかったですか?

ゆか:なかったですね!私はもともとリモートワークが好きでしたし、夫とずっと一緒にいられてハッピー!ってなりました(笑)

まさと:そんな感じだね(笑)あと妻は好きなことを仕事にしているので、在宅とか関係なくいつも「オン」状態なんですよ。逆に僕はオンオフをはっきりさせたいので、在宅だとストレスが溜まりやすかったのかもしれません。

ゆか:それは関係あるかも。私はやりたいことしかできないタイプですが、夫はたとえ興味を持てないことだったとしても、仕事としてちゃんとできます。その分ストレスも大きいと思いますが、組織で重宝されるタイプなんです。そんな部分も尊敬していますね。

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“平等な家事の割合”が重要なのではないーー「家事は夫が10割」でもうまくいくワケ

ーーところで、お2人ともお仕事をされていますが、家事分担はどうしていますか?多くの夫婦でこのあたり揉めていることが多そうですが。

ゆか:家事は最初は8:2の分担だったんですが、今は夫が家事を10割くらいやってくれていますね……これには本当に毎日感謝しています。

ーー妻側(女性)のほうが家事を多く行い、結果ストレスを溜めてしまっているというケースをよく聞きます。お2人の場合は違うんですね。

まさと:そうですね。家事分担で揉めてしまうカップルに伝えたいのは、分担が5:5になれば問題が解決するのかというと、僕達のようにそうではない場合もあるということ。大切なことは家事を平等にすることではなくて、お互いに「家事は大変なことだと認識しているか」「相手に感謝をきちんと伝えているか」だと思うんですよね。

その点、妻は家事の大変さを理解し、感謝を言葉にして伝えてくれるので、僕も自然と家事をやろうという気持ちになります。

ゆか:本当にありがたいです。私は特に感謝を伝えることを意識していますね。例えば夫の作るご飯はおいしいので、毎食心から「ありがとう」を言っています!

まさと:そういう反応がないと家事って継続できないですよね。

ゆか:確かに家事をしているのに反応がないって、会社で例えると、仕事を一生懸命やっているのに、フィードバックもなければ昇給もないということですよね。

パートナーと良い関係を築くには、相手に対して感謝や労いの言葉をかけることが大切なんだろうなと感じています。


前編は以上です。後編では2人が良い関係を築いている背景について、ゆかさん、まさとさんに詳しく聞いてみました。

Interviewer 桜口 アサミ
Writer・Editer 藤原昇平

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この記事を書いた人

Fujiwara
立教大学卒業後、神戸新聞社入社。2018年に退職し、写真家に転身。テックキャンプブログ編集者の傍ら作品作りに励んでいます。週刊文春に「東京オアシス」の写真、原稿を発表しています。

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