自分がどのくらいWebデザインのスキルがあるのか、知りたいと思ったことはありませんか?また、Webデザイナーとして年収アップを考えている方もいらっしゃるでしょう。
「自分の力を試したい」「年収アップを実現したい」と考えているWebデザイナーの方は、海外で働くことを視野に入れましょう。
この記事では、経験を積んだWebデザイナーが海外勤務を実現する方法について紹介します。
この記事の目次
海外でWebデザイナーとして活躍する方法
まずは、Webデザイナーとして海外で働くおもな5つの方法を紹介します。
グローバル展開している日本の企業で働く
海外に支店を持つグローバル展開している日本の企業で働く方法です。海外の支店に異動になれば、長期滞在の可能性もあるでしょう。
日本か海外支店に異動になる場合には、ディレクションを任されるケースも多いです。そのため、海外勤務を目指すのであればWebデザイナーのスキルだけでなく、マネジメントのスキルも鍛える必要があります。
外資系企業で働く
日本に支店を置く外資系企業で働く方法です。本社や他の国の支店など、チャンスは幅広いでしょう。
ただし、外資系企業は大手企業や有名企業が多いので、転職のハードルが高いです。その分、外資系企業で海外勤務を実現し、確かな実績を残せば今後のキャリアにも有利に働きます。
経験・スキルがあるWebデザイナーはチャレンジする価値のある方法です。
海外の現地企業に就職する
最もシンプルな海外の現地企業に応募して就職する方法。アメリカ・ヨーロッパの企業に就職できれば、年収アップも期待できます。もちろん、求人に応募できるレベルの語学力と、海外の人材でも採用したいと思わせるスキルが必要です。
簡単ではありませんがダイレクトに海外勤務を実現できるので、ぜひチャレンジしたい方法。採用されなかったとしても、自分の現在のグローバルな価値を知る上でプラスに働くでしょう。
インターンから正社員を目指す
海外企業でインターンとして働き、そこから正社員を目指す方法。現地採用よりもハードルが低くなります。
アメリカのJ–1 ビザのようなインターン向けのビザを使えばスムーズに働けるでしょう。あるいは、ワーキングホリデー制度を利用するという選択肢もあります。
インターンとして働いたとしても、就職が約束されているわけではない点に注意が必要です。
海外インターンについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【失敗しない】海外インターンしたい学生・社会人が知るべき6つのこと現地のIT系専門学校に通う
現地のIT専門学校に通って、海外企業への就職を目指す方法。スキルや語学力に不安がある方にもおすすめです。
「英語力のアップ」「現地のIT企業とのコネクションづくり」「就職の斡旋」など、さまざまなメリットがあります。しかし、他の方法と比較するとコストがかかる点がデメリットです。
現地のIT専門学校を卒業したというネームバリューは、企業に対して安心感を与えるので、日本からのチャレンジよりも就職のハードルは低くなるでしょう。
日本と海外Webデザイナーの平均年収の違い
日本と比較すると、Webデザイナーの平均年収は海外の方が高い傾向にあります。以下で具体的な数字を見ていきましょう。
日本のWebデザイナーの平均年収
平均年収.jpによると日本のWebデザイナーの平均年収は350万円とあります。年収の範囲は300万円から400万円。
さらなる年収アップを求めるのであれば、Webディレクター・Webプロデューサーなどの職種へのキャリアアップを目指すことが一般的です。
アメリカ・ヨーロッパの年収は10,000ドル以上高い
HONGKIATの世界の給与ガイドを見ると、アメリカ・ヨーロッパの年収は日本よりも10,000ドル以上高いことがわかるでしょう。1位のスイスは77,530ドルと、日本の平均年収とは大きな開きがあります。
しかし、このデータだけを見て、「海外のWebデザイナーが日本よりもよい待遇で雇用されている」と単純に考えるのは間違いです。
日本で「Webデザイナー」を指す場合には、HTML/CSS・JavaScriptなどの言語を用いてWebサイトの骨組みや装飾といった仕事を担当するイメージ。
一方で海外の年収が高いWebデザイナーには、その金額に応じたレベルの高さや幅広いスキルが求められます。
海外での活躍を目指すのであれば、UI/UX・フロントエンド・サーバサイドなど、他のWebデザイナーとの差別化が図れる自分の強みを身に付けましょう。
海外就職を目指すWebデザイナーに必要なスキル・準備
Webデザイナーとして海外就職を目指す際に、必要となるスキルや準備について解説します。
即戦力となるWebデザインのスキル
年収が高いアメリカ・ヨーロッパでの海外就職を目指すなら、即戦力となる高いWebデザインのスキルが必要。
HTML/CSS・JavaScriptといった基本はもちろん、グラフィックデザイン・SEO・ライティング・プログラミングなどのプラスアルファのスキルもほしいところです。
生活に支障がない語学力
企業やポジションによって求められる語学力は異なりますが、生活に支障がない程度の語学量は必要です。
また、どれだけ専門性のスキルがあっても、言葉が通じなければ仕事に影響は出ます。仕事をしながら覚えていくこともできますが、ビジネスで通用するレベルの語学力は身に付けたいところ。
ただし、外資系企業や日本企業の海外拠点で働く場合には、日本語がメインとなる場合もあります。
ポートフォリオを作り込む
海外の企業では、経歴よりもWebデザイナーとして何ができるかが重視される傾向があります。
それがダイレクトに伝わるのがポートフォリオ。ポートフォリオはしっかりと時間をかけて、あなたのスキルや経験が反映されたものを作りましょう。
ポートフォリオは、もちろん現地の言葉で作る必要があります。どの国に行くかが決まっていないのであれば、英語で作るのが無難でしょう。
オンラインで確認できるものを指定する企業も多いので、インターネットにアップロードすることも忘れないでください。
LinkedInのプロフィールを充実させる
LinkedInは世界的に認知されているビジネス向けのSNSです。このLinkedInのプロフィールを英語に変更して、内容も充実させましょう。
あなたのプロフィールを見たリクルーターからスカウトが受けられる場合もあるからです。
就職におけるアプローチは増やしておいて損はないでしょう。採用に結びつかなかったとしても、リクルーターからの情報は海外での就職活動にとても役立ちます。
海外勤務のある日本の企業を探すには
海外勤務のある企業を探す具体的な方法について以下で解説します。
転職エージェントを利用する
希望条件を伝えて求人を探せる転職エージェントは、海外勤務のある企業を探す上でとても便利です。
条件の交渉もエージェントを通して行えるので、働いてみたら海外勤務ができない企業だったというミスマッチの可能性を低減できます。
レバテックキャリア・リクルートエージェントといった定番の転職エージェントは、Web業界へのパイプも太いのでまず登録するべきです。
さらに海外勤務という転職の目的が明確なので、よりWeb業界に特化した転職エージェントも利用しましょう。
以下でWebやクリエイターの求人に特化した転職エージェントを紹介しますので、参考にしてください。
マイナビクリエイター
大手転職支援サービスであるマイナビが提供するクリエイター専門の転職エージェントサービス。Web・ゲーム・IT業界の求人を専門に扱っています。
マイナビクリエイターを使えば、大手企業や有名企業にも応募が可能。クリエイターのための転職ノウハウが学べる点も魅力です。
公式Webサイト:マイナビクリエイター | Web・ゲーム・IT業界専門の転職エージェント
Geekly
IT・ゲーム・Web関連の求人に特化した転職エージェント。求人の質の高さ・マッチング精度・サポート体制が充実。IT転職のプロのサポートが受けられるGeeklyは、転職希望者の満足度も非常に高いことが特徴です。
Geeklyは、求人数がやや少なめで、首都圏以外の地方の求人には弱い傾向にあります。
公式Webサイト:IT・ウェブ・ゲーム業界専門の転職エージェント- Geekly(ギークリー)
アールストーン
IT・Web・ゲーム業界の求人に特化した転職エージェントで、webデザイナーの求人も充実。20代・30代の転職に強く、80%の方が100万円以上の年収アップを実現しています。
公式Webサイト:IT・WEB/ゲーム領域の転職なら【アールストーン】
ワークポート
ワークポートは、現在は総合型の転職エージェントですが、もともとはIT分野専門の転職エージェントでした。そのため、IT・Web関連の求人における豊富な取引実績があります。
IT・Web関連の転職成功者からの満足度が高い転職エージェントです。
公式Webサイト:転職エージェントは決定人数業界トップクラスの『ワークポート』
転職サイトも併用する
メインで利用するのは、海外勤務という条件が具体的に伝えられる転職エージェントがよいでしょう。
ただし、求人情報の収集・市場価値の理解といった側面からも転職サイトも併用するべきです。
海外就職を目指すWebデザイナーにおすすめのサイト
現地企業への就職やインターンから正社員を目指す上で役立つおすすめWebサイトを紹介します。
JAC Recruitment
海外転職で知られる老舗のWebサイト。世界8カ国に展開しており、グローバルな転職のサポートが充実しています。
JAC Recruitmentは、ハイクラスな人材の求人のみに絞って紹介。30代から50代をメインターゲットにしているため、マッチしない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、海外就職を志すのであれば、思い切って利用する位の強い気持ちが必要です。
公式Webサイト:JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)公式サイト
iconicJob
製造業やIT関連を中心としたアジアの転職に強い求人サイトで、特にベトナムの求人が豊富。
ベトナムで転職NO.1の実績があり、東京に常駐するキャリアアドバイザーから手厚いサポートが受けられる点が魅力です。
公式Webサイト:ベトナムでの海外転職・求人・就職・仕事情報ならiconicJob
キャリアクロス
外資系企業への転職や就職に力を入れており、さまざまな分野の求人の検索が可能です。その中には、Webデザイナーも含まれています。
英文によるカバーレター・履歴書の書き方、英語面接のサポートなどを提供。外資系企業への転職を実現する上で役立つ情報が揃っています。
公式Webサイト:外資系求人・英語を使う転職・就職ならキャリアクロス – グローバル求人多数
インターンスタイル
英語圏の海外インターンシップ求人に強いWebサイト。海外就職予定インターンシップのサービスも提供しています。
アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどへの海外就職の足がかりとしてインターン求人を探しいている人にとって、心強いWebサイトと言えるでしょう。
公式Webサイト:海外インターンシップ求人ならインターンスタイル
Webデザイナーとして海外で働くのは簡単ではない
以上のように、Webデザイナーとして海外勤務を実現するのは簡単ではありません。経験・スキルだけでなく、どのような転職のアプローチを行うかも重要です。
企業に属さずにフリーランスWebデザイナーとして働くことを考える方もいらっしゃるでしょう。フリーランスの場合には、現地企業の支援がなければ、ビザが取得できない国もあります。また、仕事を安定して獲得するためには、現地企業とのコネクションも必要です。
海外でフリーランスWebデザイナーを目指す方も、まずは海外勤務を行いましょう。そこで実績と経験を積めば、キャリアの幅は大きく広がります。
インターナショナルな実力を持ったWebデザイナーを目指す方は、この記事を参考にして世界に挑戦しましょう。
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