何のために働くんだろうか、と悩んでいませんか?
あなたにとって「仕事とは何ですか」と尋ねられて、すぐに答えることができる人は少ないのではないでしょうか。
しかしこれは転職活動の面接ではよく訊かれる質問です。応募者の仕事観や意識を確認するためのものだと考えられます。内定を得るために、しっかりと考え直しておく必要があるでしょう。
転職活動を始める際は、まず「働くこととは、どういうことなのか」や「なぜ就職するのか」など一度自分を見つめ直す時間を設けることも大切です。
また新卒で就活をした時のことや、自分が今の仕事に就職した時のことも思い出してみましょう。「なぜこの職業を選んだのか」や「転職を考えるようになったきっかけは」などは、今後のキャリアプランを考えるうえでの指針となります。
この記事では、働くことや就職することの意味、「仕事とは何か」について解説します。
この記事の目次
そもそも何のために働くのか
転職を意識し始めると、自身の仕事やキャリアを深く見つめ直す機会も増えます。
そのため「そもそも働くこととはどういう事なのか」と考えるようになる人も多いのです。
また現職にやりがいを見いだせていなかったり、不満を感じている場合、「何のために働くのだろうか」と考えてしまう事もあるでしょう。新卒で就活をしていた頃に考えていたこととは変わっている人もいるかもしれません。
まずは「そもそも何のために働くのか」大まかに分類をしてみましょう。
生活のため
なぜ働くのかと問われた時、多くの人は「生活のための収入を得る必要があるから」と答えるのではないでしょうか。
働くことで、安定して給料がもらえます。ではその給料を使って何をしたいのかを考えてみましょう。もっと環境の良い家に住む、好きな服を買ったり、美味しい物を食べたり、もっと遊びたいなど、様々だと思います。
ここで重要なのは目的が給料そのものではないこともあるということ。お金は希望を叶えるための手段です。
働くことは時に苦痛に思える時もあるかもしれません。そんな時は自分が望むものは何かを改めて考えてみると良いでしょう。
他者貢献のため
仕事のサービスは基本的に世の中、社会のために存在します。
自分の仕事がサービスを求めている人に届く時、社会貢献できていると感じた時に人は仕事にやりがいを感じられるようになることがあります。
人との繋がりのため
仕事をすることで社内外のあらゆる職業の人と関わることになり、新たな人間関係ができ、様々な情報や価値観に触れる事ができます。
仕事一筋で生きてきた人が、定年後に他人と関わる機会が減ってしまい、急に元気が無くなってしまう事もあります。
社会との接点というのは、生きていく上で大切なものなのです。
自己実現・成長するため
仕事を通して、キャリアのステップアップを目指している、自己成長したいと考える人も多いです。
意欲的に仕事に取り組むことで、日々の業務が自らの成長につながります。目標に一歩ずつ近づいていけば、充実感を得る事もできるでしょう。
やりたい事を仕事にしたいと思っても、簡単にできるものではありません。そもそもやりたい事が見つからないという人もいます。
成し遂げたい目標があったり、好きな仕事ができているというのは、幸せな状態であるといえるでしょう。
仕事そのものが好き
仕事そのものにやりがいを感じている人は、働くことに対する疑問を抱くことも少ないでしょう。特に起業家やフリーランスの方に多い傾向にあります。
就職するメリット
就職する意味とは何でしょうか。
これは学生・就活生・社会人問わず就活する際の身近な悩みでしょう。
近年は働き方が多様化し、就活をせずに新卒フリーランスとなったり、副業をするなど色々なキャリア形態があります。
職業の幅も広がり、必ずしも就活をして企業に雇用されなくても、生活する選択肢も増えてきました。
そのため必ずしも企業に属する必要はありませんが、一度企業へ就職するというのはキャリアを形成する上ではいい選択肢の一つであると言えます。
なぜならば企業への就職は様々なメリットがあるからです。ここでは簡単に就職することのメリットを解説します。
月々まとまったお金をもらえる
月々安定した給料があることは最も大きなメリットと言えるでしょう。
もちろんアルバイトでも頑張ればまとまったお金を手にすることはできますが、限度があります。また時給で働いている場合には、体調が悪く休みが多かった月は、大幅に収入が減ってしまうでしょう。
成長できる環境
新卒や経験が浅いうちでも、整った教育制度のもとで研修を受けることができます。企業の規模によっては大きなプロジェクトに携わる事もできるでしょう。
これらは企業へ所属していなければできない経験と言えます。
社内外の人と関係を築きやすいのもメリットでしょう。もし将来的にフリーランスで働きたいと考えている人も、会社の業務を通して幅広い人脈を作っておくことは大切です。あらゆる情報に得られるという点でも、企業に就職することはメリットが大きいと言えるでしょう。
様々な人と関わることで尊敬できる人、目標となる人に出会うことができるかもしれません。
社会的な信用がある
企業に就職している人は雇用形態も安定しているので、社会的信用があります。
クレジットカードを作る時や賃貸物件を借りる時、ローンを組む時など就職していることの恩恵を受ける場面はたくさんあります。
ここからは転職活動の面接で「あなたにとって仕事とは」「なぜ働くのですか」と訊かれた時の対処法などをみていきましょう。
就職以外の働き方
起業
自分の好きなことが明確に決まっている人は事業としてやっていくのも良いでしょう。起業して会社を設立することで本当にやりたい仕事をすることができます。
一方、この道を選ぶことはリスクが大きいという点もしっかり理解しておきましょう。
進学(学生になる)
大学卒業後や、数年働いてから大学や専門学校にいくという道もあります。社会人として仕事を経験したからこそ学びたいと考えるようになることもあるでしょう。「大学(専門学校)に入ってこれを学び直したい」というものが明確であれば学校に通い直すというのも意義のあることです。
フリーランス
時間た場所にとらわれないフリーランスという働き方が年々増えています。好きな仕事ややりがいのある仕事に打ち込むのも良し、プライベートを充実させるのも良し、と非常に自由な働き方です。人間関係にとらわれずに働くこともできます。
自由なイメージのあるフリータランスですが、収入が安定しないなどの不安も存在します。
アルバイト
正社員として働くのではなく、アルバイトとして働く道もあります。企業によってはアルバイトから正社員登用のあることも。一定期間アルバイトをして、自分に向いてる仕事は何か、本当にやりたい仕事は何かを考えてみるのも良いでしょう。
参考記事:自分に向いてる仕事って?やりがいのある適職の見つける方法
「あなたにとって仕事とは何ですか」と質問する企業側の意図
仕事に対する価値観を知る
企業は、応募者の仕事に対する価値観を知りたいと思っています。
採用後は、同じ目標に向かって、一緒に働いていくメンバーとなります。そのため面接では応募者の人柄や仕事に対する考え方を知り、今後も長い時間共に過ごせるかを見極めるのです。
具体的には応募者が仕事に対して向上心を持って取り組めるか、将来性はあるかという点を応募者の回答から判断しています。
新卒就活、中途転職でこの質問は頻出
特に就活をしているの新卒の学生などはこの辺りの価値観が固まっていません。これは転職活動中の人でも同様です。新卒就活の場合は周囲からのサポートがあったり、情報を自然と得られていたかもしれません。
近年の大学は就活に力を入れており、学生に向けた就活セミナーなども開催されています。
しかし転職活動の場合は新卒就活と違い基本的に自分一人で情報を集めていかなければなりません。質問の頻出項目なども、新卒就活のものとは違う部分も出てくるので、積極的な情報収集の姿勢が大切です。
ミスマッチを防ぐ
採用担当者は、書類以上に面接を重視しています。
なぜなら応募者と直接対話を通して職歴の詳細や実績、人柄を確認することは双方のミスマッチを防ぐための大切なステップだからです。特に社員の価値観と企業の理念が合致しているかは、重要な判断ポイントです。
また面接とは自分が評価されるのではなく、自分自身も求人に応募した企業と相性良く働けるかどうかを見極める機会です。必要以上に誇張することはせず、普段通り自分らしく臨むと良いでしょう。
具体的な回答方法
では「仕事とは」と面接で聞かれた際は、どのように回答すれば良いのでしょうか。内容はもちろん、伝え方を工夫するのも大切です。
以下では、エンジニアに転職する場合の例文を紹介します。自分の仕事に当てはめて考えてみてください。
最初に結論を述べる
まずは仕事とは何かについて、自分の考えの結論を簡潔に述べましょう。
最初に結論を述べる事は、プレゼンなどでも必須の技術です。特にビジネスの場では結論を簡潔に伝える能力はより一層重要視されます。
転職活動の面接の場合は、社会人の経験があるという事もあり、新卒就活の面接よりも更に答え方・伝え方がシビアに判断されます。質問に対しては、「私にとって仕事とは」とまずは結論から話し始めましょう。
例:「私にとって仕事とは、社会と人の役に立つことです」
自らの考えの理由・根拠
次に、なぜその考えに至ったのかを述べます。
自身の前職の経験などから具体的なエピソードを用いて、アピールしていきましょう。回答には根拠を含めるのが重要です。根拠があるとアピールの説得力は増します。
新卒の就活の場合は、職務経験がなかったため意気込みや意欲を大きく評価されていたでしょう。
しかし転職活動は就活の時と異なり、これまでの自分の経験が主なアピールポイントとなります。どんな職業で、どんな経験を経てきたのかを明確に伝えられるようにしましょう。
例:「自身のスキルを活かし、誰かの役に立てた時の喜びは何にも代えがたいものがあると思うからです。私自身、前職では自身のプレゼンの結果、クライアントに満足してもらえるサービスを完成させた経験があります。その際、クライアントから「君に任せてよかった」とお褒めの言葉をいただいた際、私は誰かの役に立つことにやりがいを感じるのだと実感しました」
最後に意欲をアピール
回答の締めは、「自身がこれからどのように行動していきたいか」意気込みを示しましょう。入社への意欲を示す事ができ、面接官に良い印象を与えられます。
実際にこの会社で働くことになったら、どんなことを目標に、どのような事業に取り組みたいのか。どのように成長したいのか、その結果何を実現させたいのか。具体的なイメージを固めておくと、より向上心や将来性をアピールできます。
例:「私は、自分のプログラミングの知識を活かし、御社のシステム開発に携わりたいと思っています。御社のシステムは○○万人ものユーザーに使用されており、多くの人々の生活に根ざしたものであると考えています。
御社で働くことになりましたら、御社の技術力と私のスキルを合わせて、○○サービスを作り、一人でも多くの人の生活を豊かにするシステムを作りたいと考えています」
面接時の回答で心がけるべきポイント
面接の回答は、あらかじめ質問を想定してアバウトでも構わないのである程度回答を決めておくのをおすすめします。その際に、心がけておくべきポイントを紹介します。
お金のためという理由は避ける
「仕事をとはお金を稼ぐためにするもの」といった理由は控えましょう。
「あなたにとって仕事とは何ですか」という質問は、自分の仕事に対する意欲をアピールできるチャンスです。
新卒就活の時とは異なり転職の際は金銭面でより現実的なことを意識するでしょう。生活のために働いているという理由が本音である人も多いと思います。しかし収入を得るための手段というような報酬を求める気持ちが強くできてる回答は避けた方が得策です。
採用担当者からの良い評価につながりませんし、せっかくのアピールチャンスを逃してしまいます。建前と本音は使い分けて、熱意をアピールすることをまずは第一に考えましょう。
一度自分の今の仕事を振り返って、収入以外のどのような所に価値を見出しているのかを再確認してみると、考えやすいでしょう。
企業理念と合致しているか
回答の内容は、企業の理念に沿ったものを意識しましょう。
どれほど魅力的に具体的な仕事観を伝えられたとしても、志望先の企業の理念や社風に合わないものであれば、効果的とはいえません。
例えばライフワークバランスを推奨する企業に対して、昼夜問わず働きますというような意欲を示しても、うちの会社とは合わないのではと判断される可能性があります。
反対に、公私ともに成長したいというようなビジョンであれば良い印象につながるでしょう。堅実さを理念とする社風の企業に対して、革新や挑戦といった姿勢を示すのも得策とは言えません。
また志望先の企業の理念と全く一致しない回答をすると、自社の事をあまり知らないのではと志望の本気度に疑念を持たれてしまい、マイナスな印象になりかねません。採用ページや公式サイトを参考に企業研究を行い、回答を準備しておく事が大切です。
企業に入社した場合、今後何年も働いていくことになります。なので、そもそも企業の理念と合わない場合は、志望そのものを考え直すことも大切です。
漠然とした回答だけではNG
「自己実現のため」「社会に大きな影響を与える」のような漠然として、具体性のない回答は仕事に対して現実的な考えを持っていないという印象を与えてしまいます。
仕事を続けていく上で、高い理想を掲げる事は大切ですが、面接で自身の仕事観を伝える際は、理想を語るに終始するだけではなく、現実的な側面も盛り込むべきでしょう。
考え方としては、まず自己実現とは具体的に何なのか。「仕事を通して自分自身が成長し、社会に貢献できる人間になること」と付け加えたうえで、それが会社にとってどのようなプラスになるかを伝えましょう。
回答の具体例
例えば「自己研鑽を怠らず、取り組む事で、営業獲得の向上に務める」とつなげると、会社にとって、応募者を採用することで、売上向上につながるというメリットを感じてもらえます。
「あなたにとって仕事とは」の質問は、単に自分の考え方や哲学を聞かれている訳ではありません。自分がどのような姿勢で仕事に取り組み、結果として「会社にどのようなメリットがあるのか」まで伝える事が大切です。
他の回答との矛盾がないように
仕事とは何かという問いに対し的確に回答できたとしても、他の回答と矛盾していたら発言の信憑性が欠けてしまいます。
事前に準備しておく事は大切ですが、本心ではない場合思わぬところで矛盾が生じてしまう事もあります。
まずはしっかりと自己分析しましょう。初めての転職の場合、的確な回答を考えるのは難しいかもしれません。その場合は、第三者の意見を取り入れる事も大切です。
例えば転職エージェントに相談すると、面接や書類対策、自己分析まで幅広くサポートしてくれます。また身近な友人や、先輩の意見なども一度聞いてみるのも良いでしょう。自身の回答に必ずしも参考にならなくても、様々な考え方や価値観を知る事によって知見も広がります。
答えにくい質問は大きく2つに分類される
答えにくい質問とは大きく2種類に分けられます。それぞれの特性を知り、対処法を身につけておきましょう。
①想定外の質問
転職面接の参考になる書籍やサイトも多く、スタンダードな質問はあらかじめ準備することが可能です。
しかし時には、企業独自の質問や、応募者の対応力を問う質問が来ることもあり、慌ててしまう方もいるでしょう。
そんな時も焦る必要はありません。採用担当者は、回答の内容そのものに加えて、応募者のアドリブ対応力、機転を効かせられるかを見ています。つまり落ち着いて回答し、スムーズにやりとりを進めることができれば好印象を与えることができるのです。
質問内容が突飛なものであったり、珍しい切り口のものだとしても、対応力や考え方のプロセスを知りたいということなので、考え込まないことが大切です。
②答え方が難しい質問
面接では時に、「短所」や「過去の失敗経験」などネガティブな面に関する質問をされることがあります。話したくないことだったり、マイナスな印象になるのではないかという懸念からうまく回答できないと思う方もいるのではないでしょうか。
この質問の意図は、「客観的な自己分析ができているか」と「失敗やネガティブな要素に対して、どのような行動をとるのか」という点を見るためです。自分の短所をしっかり理解し、それをカバーしているために何を意識しているのかを企業側は判断したいと思っています。
つまり「意識」や「行動」に焦点が当たっているのです。短所そのものや印象で判断する訳ではありません。
また失敗から何を学んだか、自身の失敗に対する傾向と対策を把握しているかという点から、将来性やポテンシャルを判断しています。
失敗や短所は誰にでもあるものです。問題は、それをどう捉えているか。そして改善・成長して行くために何を意識しているのか。この点をしっかり意識していれば、他の応募者と差をつけることもできるでしょう。
面接の心構え
面接は、採用担当者からの評価を得るだけでなく、双方が理解を深める場です。肩の力を抜いて、普段の自分で面接に臨みましょう。
面接はお互いにコミュニケーションを取る機会
面接とは採用担当者とのコミュニケーションの場です。
転職面接では、自身の情報を一方的に伝えよう、印象をよくしようと意気込みがちですが、それよりも会話のキャッチボールを意識するべきです。企業の質問には必ず意図があります。必要以上の自己アピールではなく、相手の質問の意図に沿った回答をすることで会話もスムーズに展開します。
採用担当者の質問の意図を理解した上で簡潔にテンポよく回答していきましょう。
誇張せず、かつ、謙虚になりすぎないように自分らしさを見せながら、志望先の企業で働きたいという意志を伝えるのがポイントです。
面接は実践を重ねることが重要
面接は採用担当者と「対話をする」という点を意識して臨みましょう。採用担当者と会話をするという点を意識して臨みましょう。とはいえ、慣れない転職活動は緊張がつきもの。なかなか思うように回答できないと思います。
また、面接対策についての様々なノウハウはありますが、絶対的なものは存在しません。質問自体も担当者や企業によって様々なので、事前に準備したものが活かせないこともあります。
対策としては、とにかく実践で場数を踏む事です。自身で実際に経験することが一番の近道です。面接の独特の空間に慣れてくると、次第にアドリブが効くようになったり伝え方も向上するようになります。
アピールできていない、上手くいかないと感じる原因は緊張して本来の自分を出せないからです。転職は新卒の就活と同様に人生の岐路に立つことなので緊張して当然です。初めからうまく話そうと思わずに、まずはしっかり相手の質問を聞き、簡潔に返すことを意識しましょう。
エンジニア転職で質問されること
面接の質問事項は、職業や企業によって様々です。例えばエンジニアの採用面接では、独特のチェック項目がいくつか存在します。
以下ではその質問意図と回答方法について解説します。
コミュニケーション能力について
エンジニア転職の面接では、コミュニケーション能力を問われる質問があります。
エンジニアは仕様書の設計に沿ってシステムを開発する職業であっても、コミュニケーションが必要な場面は少なくありません。例えば、社内で開発方針を話し合ったり、質問し合う事もあります。
コミュニケーション能力といっても、うまいことを言ったり、流暢にしゃべることを必要とされている訳ではありません。「筋道立った説明を、簡潔に行う事ができるか」が重視されるのです。
採用担当者は面接のやりとりそのものでコミュニケーション能力を判断したり、「簡潔に自己紹介をお願いします」や「簡単な経歴を教えてください」などの質問で適性を見ています。その点をしっかり意識しておきましょう。
誠実さや粘り強さなど「性格について」
企業側は、応募者のプログラミングスキルや能力、ITの知識はもちろん「チームとして一緒に仕事をしたいか」という点も判断しています。
応募者の考え方や性格、態度から「業務から学びを得て、次の仕事に活かす事が出来るか」「目の前の困難や事象に前向きに取り組み、解決策を導く事ができるか」など、実直さや主体性をイメージするのです。
質問は具体的な事態を想定したものが多いです。例えば「担当箇所で原因不明の突発的な不具合が発生した際の、解決までの道筋を説明してください」など。この場合は現実的、かつ責任感のある解決策を提示しましょう。
例であげた質問に対しては、「まずは、発生箇所の特定する」「原因特定には時間がかかるかもしれない」と現状を説明し、「不具合内容から該当箇所の範囲を狭めてゆくような調査を行う」「調査結果とその改修に必要な期間を報告」「顧客へ原因と対応方法の説明を行う」のように対処法を述べます。
それぞれの対処法を1つ1つ筋道立てて説明しましょう。不測の事態であっても冷静に対処できるという点をアピールできます。
心身の健康について
面接においては、仕事のこと以外にも趣味やスポーツ、休日のリフレッシュ方法などを聞かれることもあります。
何故プライベートに関する質問をするのか。この質問には、肉体的、精神的に健康な状態で仕事を続けていける人物かどうかを知りたいという意図があります。
息抜きの習慣がないと、もし仕事に煮詰まってしまった場合など気晴らしができません。そのため、段々と思いつめていったり、仕事に対して後ろ向きになってしまう可能性もあります。
オンオフを切り替えることは、前向きな気持ちで仕事に取り組むうえで、非常に重要なポイントです。
面接では、休日に行う読書や旅行など、仕事でストレスが溜まったと感じた時に発散する方法を伝えておきましょう。場合によっては採用担当者と話が合うこともあります。
リフレッシュできる方法を身に付けている人は、「明日から頑張ろう」と前向きに仕事に取り組むことができます。
もし、趣味やリフレッシュ習慣がないという場合は、身近で手軽に始められるスポーツなどを始めてみるのもおすすめです。就活、転職活動中の方も、あまり根詰めずに適度に気晴らしができると、モチベーションを高く保つことができるでしょう。
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。