あなたはサラリーマンエンジニアでいることに疑問を持っていませんか?
サラリーマンエンジニアは、安定して恵まれた環境で、仕事に取り組むことができます。しかし、そのような環境では仕事に対しての、モチベーションを維持するのが難しいこともあります。
本記事では、そんな悩めるサラリーマンエンジニアに役に立つ情報を、提供いたします。
仕事に対してのモチベーションアップの方法や、サラリーマンとフリーランスのメリット・デメリット、今後もエンジニアとして働くための心構えなどをご紹介します。出典:写真AC
この記事の目次
サラリーマンエンジニアにとっての働き方
出典:写真AC
「サラリーマンエンジニア」という言葉は、ネガティブな意味として捉えられることが多い印象です。
なぜなら、会社という組織の枠組みで毎日決められた時間に出社し、同じルーティンワークを繰り返す。
ある意味では安定している働き方ですが、安定した職場では新しいことにチャレンジすることや、キャリアアップを目指すような意識をもつ社員が多くないのも現状です。そのため、モチベーションを維持するのが難しい環境とも言えます。
安定した働き方に慣れてしまったため、今更新しいことをチャレンジすることに億劫になっている方もいるでしょう。特に大企業のサラリーマンでは、そのような働き方が浸透してしまい悪循環となっていることもあります。
そして、そんな現状に不満があるサラリーマンエンジニアも、たくさんいるのではないでしょうか?エンジニアとして働き方やキャリアについて悩む方は、大企業であるほど顕著であると思われます。
本記事では、そんな悩めるエンジニアにモチベーションを保つ方法や、サラリーマンエンジニアとフリーランスエンジニアのメリット・デメリットをご紹介します。
モチベーションを保つためには?
どのような仕事でもモチベーションは大きく影響してきます。とくにエンジニアとして、成果物をきっちりと仕上げるためには、モチベーションを維持することが大切です。
難しい仕事も前向きに取り組めば、進捗に遅れることなく達成することも可能です。また、そのような姿勢は評価にも影響します。
逆にモチベーションが低ければ、「あの人は言われたことしかやらない」とネガティブな評価をされてしまい、誰でもできるような仕事しか任せられなくなります。
・新しい情報や技術を取り込む
常に新しい情報や技術を知識として、取り込むことも重要です。仕事にマンネリ感を感じるようになったら、技術系の雑誌を読んでみるだけでも大きな刺激につながることもあります。
また、エンジニアの交流会などのイベントに参加することや、SNSを活用して情報交換することも、有効な手段ですので積極的に活用しましょう。
新しい技術を習得して、エンジニアとしての成長を感じることができるようになれば、自然とモチベーションも上がります。
・健康管理に気をつける
体調を常に万全にすることも大切です。だらだらと遅くまで残業を繰り返していては、心身に影響を与えてモチベーションが低下してしまいます。
そのため「健康管理」は重要です。心身ともに健康な状態にすることを心がけて、仕事もプライベートも充実するように意識することを心がけましょう。
・スクールに通う
仕事以外でスキルを上げるためには、プログラミングのスクールに通ってみることも1つの手段です。スクールは、プログラミング初心者だけが通うものではありません。
例えば、組み込み系のエンジニアなら、ウェブ関連のプログラミングスクールに通ってみるのも良いでしょう。まったく新しい技術を習得することは、大きな刺激となりモチベーションアップにつながります。
・アプリケーションを作ってみる
業務以外で、独自に自分で思い描いたアプリケーションを作ってみるのもモチベーションアップには有効です。
技術の勉強にもなりますし、制約にしばられず、好き勝手にプログラミングできることは、良い気分転換になります。
サラリーマンエンジニアのメリット・デメリット
◆サラリーマンエンジニアのメリット
<1> 一緒に働く仲間がいる
仕事で疑問に思ったときや困ったときに、すぐに上司や先輩、同僚に相談できるのは、サラリーマンの大きなメリットと言えます。
同僚なら気軽に相談もできますので、1人で頭を抱えて悩むといったこともありません。
<2> 福利厚生が充実している
会社員の特権として、福利厚生が充実していることも挙げられます。収入以外に「健康保険」「厚生年金」「雇用保険」「労災保険」などの制度があり、会社側で負担してくれます。
<3> 教育制度が整っている
エンジニアとしてスキルアップするためには技術の習得が重要です。
会社の規模によりますが、最近は教育制度に力を入れているところもあります。会社が費用を負担し、外部の研修や勉強会に参加して、技術を学べることもできます。
資格制度もあり、指定された資格を取得すれば、報奨金や毎月資格手当が支給されることもあります。
<4> 安定した収入がある
安定した収入があることは大きなメリットです。とくに家族がいる場合、安定した収入は何よりも安心感があります。金銭面で心配しなくて済むのはありがたいですね。
<5>社会的に信用がある
会社で働くことは、社会的な信用につながります。そのため、クレジットカードやローンが組みやすいといったメリットもあります。
フリーランスという働き方も浸透してきましたが、まだまだ会社員のほうが、社会的に信用されやすいと言えます。
◆サラリーマンエンジニアのデメリット
<1>評価されにくい
実績や結果が、そのまま収入に反映されることは少なく、「頑張って結果を出しても評価されない」という意識が芽生えて、モチベーションが低下することもあります。
<2>リストラの可能性
サラリーマンも業績が悪化すればリストラのリスクが高まります。スキルアップを怠れば、リストラされても即戦力になりにくく、再就職先を見つけるのも難しくなります。
<3>日本の雇用システムの問題
日本の雇用システムはまだまだ「長期雇用」「年功序列」を前提にしている企業が多く、年齢や部署によって給料が異なることもあります。
社員としても長期雇用の安心感から、スキルアップや新しいことへチャレンジする意識が低く、キャリアアップが難しくなることも……。
フリーランスエンジニアのメリット・デメリット
◆フリーランスエンジニアのメリット
<1>好きに仕事を決められる
フリーランスは、好きに仕事を決められるいうメリットがあります。そのため、サラリーマンみたいにルーティンワークには陥りにくく、仕事や生活を設計して、思い通りに働くことができます。
<2>好きな場所・時間で働ける
好きな場所・時間で働けるのはフリーランスの大きなメリットです。パソコンを使用した業務ならば、インターネットに繋がれば、仕事はほぼ成り立ちます。
そのため、wifiが使用できるカフェやレストランでも、仕事場として利用することができます。
<3>結果次第で収入が上がる
フリーランスエンジニアの案件にはそれぞれ単価が設定されています。そのため、高度な専門知識を要する仕事ほど単価が高く、サラリーマン以上の収入を得ることは可能です。
さらに、クライアントに付加価値を提供できるようになれば、単価のアップも不可能ではありません。
◆フリーランスエンジニアのデメリット
<1>収入が不安定
フリーランスは好きに仕事を決められますが、その分収入が不安定になります。単価の低い仕事ばかりを受けていたら、生活することすら難しくなるかもしれません。
そのため、月々の収入の目安を決めて仕事を継続していくことが大切です。
<2>福利厚生が無い
福利厚生が無いのも大きなデメリットと言えるでしょう。厚生年金・社会保険は会社が加入するものであり、一定額を会社が負担してくれます。
個人で支払う場合は、月々の支払額が割高になることもあり、国民年金は厚生年金に比べても、支給額が少ないです。
そのため、厚生年金同等の額をもらうためには、国民年金基金や企業年金などを別途加入して、上乗せで支払う必要があります。
もちろん個人では労災保険・雇用保険もありません。そのため仕事がなくなっても失業手当はもらえません。
<3>社会的な信用が無い
フリーランスは社会的な信用が無いため、クレジットカードが作れない、ローンが組みにくいと言われています。理由として、フリーランスは毎月の収入が一定ではなく、安定していないため、審査で落とされることが多いからです。
ですが、最近では十分な収入や返済能力があると判断できれば、審査が通りやすいと言えます。
<4>自ら営業する必要がある
サラリーマンのように仕事は自動で降ってくるわけではありません。働いて収入を得るためには、自ら営業する必要があります。
単価の交渉なども、有利に働くようにしないと足元を見られて安い単価で設定されてしまうことも……。
そのため、営業力・交渉力もフリーランスに必要なスキルと言って良いでしょう。
契約が打ち切られた場合も収入が途絶えてしまいますので、すぐに次の案件を探さなければいけません。
<5>会計・税務関係の処理が面倒
サラリーマンは、会計・税務関係の処理を意識する必要はありませんが、フリーランスは全て自分で行う必要があります。
フリーランスは収入が全て手取り額となるわけではありません。サラリーマンが自動で差し引かれる税金を「確定申告」という形で、手続きをする必要があります。
そのため、会計・税務関係の知識を身につける必要があります。確定申告などの申告は、適切に処理をしないと税務署から目をつけられることもありますので、注意が必要です。
エンジニアが目指す働き方
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サラリーマンエンジニアに限った話ではありませんが、キャリアアップするためには、何事にも挑戦する意欲が大切です。
変化の激しい現代社会だからこそ、さまざまな必要なスキルを身につけて、常に前に進む意識を持つことが必要になるでしょう。
マネジメント(マネージャー)を経験してみる
エンジニアとして働く上で、マネジメント(マネージャー)を経験することも大切です。
いまいちピンとこない方も多いと思いますが、マネジメントとは、プロジェクトを滞りなく進行するために、目標・目的を明確化し、適切な人員を割り当てて、常に進捗状況を把握する能力が求められます。
問題があれば最善の解決策を考えなければいけませんし、重要な決断を迫られることもあります。そのため、マネジメントの仕事も広範囲な知識が必要となり、プロジェクトやチームを運用する上で、なくてはならない存在です。
プログラミングや開発業務とはまた違った大変な仕事であり、非常にやりがいのある仕事とも言えます。
ディレクター職を経験する
IT業界のディレクターは主に「ITディレクター」と呼ばれ、システム企画・設計・要件定義・運営といった業務を担います。
エンジニアとしてのスキルはもちろんのこと、プロジェクトの上流工程の理解や、コミュニケーション能力も問われます。
マネジメントと同じく広範囲の知識が必要になり、ハードルは高いと言えるでしょう。
資格を取得してキャリアアップする
資格を取得することもキャリアアップとして重要です。最近は資格の重要性が高まり、資格取得を推進している企業も多いとききます。
特に高難易度の資格である「ネットワークスペシャリスト」「情報セキュリティスペシャリスト」「プロジェクトマネージャ」は、エンジニアとしてキャリアアップに最適な資格です。
資格は知識を図るパロメータにもなりますので、ぜひ取得することをオススメします。
今後もエンジニアとして働くためには
出典:写真AC
サラリーマンは、フリーランスに比べてもさまざまな面でメリットがあり、簡単には解雇されません。
だからと言って安定した職場で、スキルを身につけずルーティンワークの繰り返しでは、ノンスキルのまま年数だけが過ぎ去ってしまいます。
サラリーマンエンジニアだからと言って、日本の長期雇用制度で安定の上に、あぐらをかいてしまっては非常に勿体無いのではないでしょうか?
1日の大半を仕事で費やしているなら、もっとやりたいことをやるために努力をする価値は十分にあります。
もし、今の会社でそのような挑戦が望めないなら、思い切って転職や独立してフリーランスになることも1つの手段です。仕事にやりがいや、楽しさを感じることができれば、自然と気力も湧いて愚痴や不満をこぼすこともなくなるはずです。
まずは、モチベーションを高めて、「キャリアアップするためには何をするべきか?」今一度考えてみてはいかかでしょうか?
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