「仕事や趣味のスキルアップに向けた習い事を始めたい!でも続けられるか不安…」
そのように悩み、スクールや教室での受講に踏み切れない方。ぜひ本記事を最後までお読みください。
スキルアップのために習い事を始めるメリットと、長続きするためのコツについて徹底解説いたします。
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この記事の目次
習い事の最大のメリットは「強制力がつく」こと
社会人が自力でスキルアップの勉強に取り組む際、大きなハードルとなるのが「強制力のなさ」でしょう。
学生時代のように指導してくれる先生もおらず、叱ってくれる親などもいない。そのような強制力のない中で勉強を進めるにはよっぽどの根気が必要です。
しかし、誰でも強い意気込みで取り組めるわけではありません。時にはサボってしまいたくなることもあるでしょう。
そのような事態を防ぐ上で、スクールや教室に通う習い事が効果を発揮します。
受講費用を払い、決まった日付で参加する日が設けられることは一種の「強制力」。特に費用を自分で負担しているという意識は、無駄にしないためにも頑張ろうという意欲になりやすいでしょう。
社会人に不足しがちな、スキルアップのための強制力を生み出せることが習い事の最大のメリットです。
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習い事によって得られるその他のメリット
「せっかくお金を払っているから頑張る」「教室に行くと決められた日は絶対に参加する」という動機付けは、少々ネガティブな印象を受けるかもしれません。
習い事としてスキルアップをすることには、上記以外にもポジティブな要素があります。
その点についても知っておくと、習い事を前向きに検討できるようになるでしょう。
- 効率よく上達できる
- 一緒に取り組む人がいてモチベーションになる
- レベルに沿ったカリキュラムが用意されている
効率よく上達できる
仕事で忙しい社会人にとって、効率的なスキルアップは欠かせません。
スクールや教室では、過去の受講生などのデータから最適なカリキュラムを用意しています。それに沿って進めていけば、独学でやみくもに勉強するよりも格段に早くスキルが身につくでしょう。
専門の講師がいるというのも大きなポイントです。後ほど詳しく解説しますが、教えてくれる人がいて、その人の知恵を積極的にもらうことも上達につながります。
一緒に取り組む人がいてモチベーションになる
一つの教室などに集まって習うタイプの習い事の場合、あなたと一緒に取り組む人と共に授業を受けることになるでしょう。
その人たちもあなたと同じか近い目標を持って受講している人たちです。
そのような人が近くにいると、自然とやる気が湧いてくるもの。切磋琢磨する仲間に出会えることも習い事のメリットです。
もし習い事を始めたら、ぜひ同じ教室に通う人たちと交流してみてください。お互いの事情を知っていた方がもっとやる気になれますし、受講生同士の情報交換を通して学ぶこともあります。
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レベルに沿ったカリキュラムが用意されている
スクールなどでは、受講生の習熟度に沿って「初級」「中級」「上級」というようなレベル分けがされているケースもあります。
つまりあなたのレベルに合わせたカリキュラムを提供することで、無理のないスキルアップを可能としているのです。
どのような分野のスキルを学ぶにしても、最初のうちは何から始めればいいのかすらわからない状態。
そんな中で「どうせ上級レベルの内容も勉強するなら、最初から上級に取りかかった方が早い」と考えてしまうと、うまくいかないこともあるでしょう。
最悪の場合、内容を理解できないことから自信を失ってしまい、挫折につながることも考えられます。
受講者にとって最適なレベルの学習内容を提供することで、挫折のリスクを防ぐ。スクールや教室でのレベル分けにはそのようなメリットも含まれています。
習い事を始める上での注意点
ここまで読むと「習い事のメリットは多い!今すぐ始めるべきだ!」と思うかもしれません。
しかし、あせりは禁物。習い事にはいくつかの注意点があります。
この注意点を知っておかないと、習い事がマイナスに作用してしまう恐れもあるのです。
以下の内容もお読みいただいた上で、受講を始めるか考えてみてください。
- 無駄に費用だけ払わないよう注意
- 一緒に学ぶ人たちと意気投合できるとは限らない
- 受講生数によってレベルアップに時間がかかることも
- 仕事・私生活に影響が出ないように続ける
- 最終的なモチベーション維持は自分にかかっている
無駄に費用だけ払わないよう注意
多くのスクール、教室は月単位での受講料支払いをルールとしています。
この金額は基本的に一律で、仮に参加できなかった授業があっても同じ金額を支払わなければなりません。
もしあなたがスキルアップに挫折してしまい、通っていたスクールをサボってしまったとします。するとその分の授業料は返金されず、無駄にお金だけを払う状況になってしまうのです。
スクールの中には、参加した授業の分だけ費用を払うタイプのものもあります。受講を始める前には、料金の支払い方法についてよく確認しておいてください。
一緒に学ぶ人たちと意気投合できるとは限らない
習い事のメリットとして、一緒に学ぶ仲間ができることについて説明しました。
しかし、100%仲間ができるかというとそうとは言い切れません。
スクールや教室は受講生の習熟度によってクラス編成は考えるものの、人間性までは加味していないケースが多いでしょう。
学校のクラスでも仲のいい人、そうでない人がいたように、どんな人間関係が作れるかは実際に通ってみるまでわかりません。
もし仲間を見つけたいのであれば、あなたの方から周りの人へ歩み寄っていく姿勢も重要となるでしょう。
「友達を作りに来たのではない」という意識も重要
同じクラスの受講生と仲よくなれなかったからといって、別のクラスに変えてもらうよう講師に要求するのは避けるべきです。
習い事はあくまでもスキルアップを目的として始めること。友達を作るのは二の次に考えるべきでしょう。
出会いを求めて習い事を始める人もいますが、他の受講生も同じ認識で通っているわけではないので注意が必要です。
もし友人関係を作りたいのであれば、スクールや教室ではなく社会人サークルなどに参加する方がいいでしょう。
受講生数によってレベルアップに時間がかかることも
人気のスクール、教室にはたくさんの受講生が集まってきます。
また、立地の問題でそのスクールに受講生が集まりすぎてしまうというケースも考えられるでしょう。
その結果、1つのクラスに多数の受講生が参加することとなり、講師から1人ひとりへのレッスンが希薄になってしまうことも。
参加してもあまりレベルアップにつながっていないなと感じるようでしたら、受講し続けるメリットは少ないと考えられます。
後述しますが、その場合は独学に切り替えてしまうのもひとつの方法です。
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仕事・私生活に影響が出ないように続ける
授業スケジュールによっては、仕事や私生活に影響が出てしまう恐れもあります。
例えば、
- 平日の夜遅くで、次の朝仕事のために目覚めるのがつらい
- 月謝が高く、経済的に負担が大きい
このような場合は、無理に続けず独学に切り替えるなどしたほうがいいでしょう。
負担が大きい中で継続したとしても、どのみち長くは続きません。別の手段を検討するべきです。
最終的なモチベーション維持は自分にかかっている
スクールや教室では、受講生のモチベーションを保つために様々な施策を行っています。
しかし、受講生自身が教室に来なくなってしまっては、そのような施策も効果を発揮しません。
習い事を続けるかどうかは本人にかかっています。最終的なモチベーションはあなた次第だと考え、受講を始めることをおすすめします。
習い事を長続きさせるコツ
せっかく習い事をスタートしたなら、長く続けたいところ。
そのためにはいくつかのコツがあります。
すべてでなくても構いません。できそうなものから取り組んでみてください。
- レッスンは丸一日休みの日に入れる
- スケジュール帳に先の日程まで記載する
- どんなことを習ったか発信しよう
レッスンは丸一日休みの日に入れる
レッスンは丸一日休みの日に入れるのがおすすめです。
仕事終わりの時間に入れた方が出勤した足でそのままスクールに行けるので都合がいいように感じるかもしれません。
しかし、仕事の終わる時間は変動しがち。残業でレッスンを休まなければいけないこともあるでしょう。
1回学習スケジュールに穴を開けてしまうと、次もその次もとズルズル休みんでしまいやすくなります。モチベーションを立て直せればいいのですが、そうでない場合注意が必要です。
仕事によってスケジュールが変わりにくい日にレッスンを入れた方が、継続的に通いやすいでしょう。
スケジュール帳に先の日程まで記載する
「この日は習い事の日」と決めることで他の予定を入れにくくします。
スケジュール帳に空欄があると、つい別の予定を入れてしまいがち。
そのような事態を防ぎ、スキルアップの時間を確保するためにもスケジュール帳の活用も重要です。
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どんなことを習ったか発信しよう
ブログやSNSでどんなことを習ったか発信するのもおすすめ。特に「ひとりで習い事をするのはつらい」と感じている方に試してほしいです。
ネットを通して同じ目標に向かっている人たちとの交流が生まれるかもしれません。
遠く離れた顔も名前も知らない人とのつながりでも、ひとりでやり続けるよりもモチベーションになります。
知識を流用したお金儲けなどはしない
スクールや教室で習ったことをネットで発信する際、さも「自分の知識」として流用しお金儲けをするのは基本的にやめるべきです。
例えば、スクールで習ったことをブログなどに載せ、自分がプロの講師だと装って講演料やレッスン料をとることなどが該当します。
きちんと自分で試した知識でないと、トラブルにつながりかねません。お金が絡むとなおさらです。
人に教えるのであれば、あくまで「自分が通うスクールや教室で習ったこと」という前提で、お金は取らないのがベターでしょう。
習い事をさらなるスキルアップに結びつけるには
習い事によって、効率的なスキルアップのきっかけ作りが可能です。
しかし「週1回」「月1回」といったペースの受講では、やはり時間がかかってしまいます。
さらに受講のペースが長いと、過去に習ったことを忘れて毎回1からのスタートになってしまいやすいです。
ぜひ以下の方法を試して「ただ習い事をする」状態から抜け出し、習い事をさらなるスキルアップにつなげましょう。
- 予習・復習を欠かさず行う
- わからないことは講師にすぐ質問する
- 受講生同士でも情報交換する
予習・復習を欠かさず行う
学校の授業と同じく、予習と復習をしてからレッスンに参加してみてください。
その時に役立つのがケータイ・スマホのメモ機能。「前回のレッスンの内容と課題」「今回のレッスンの内容と所感」「次回のレッスンでやることを」を書き出します。
それらをメモして読み返すだけで構いません。すると知識の定着ができ、ただレッスンに参加するという状態も防げます。
予習として、以下のことをやってみます。
- 前回のレッスンで感じたことや課題をリストアップ
- 今回のレッスンでやりたいことをピックアップ
レッスン後、復習として以下のことをやってみます。
- 今回のレッスンの内容や所感、新たな課題
- 次回のレッスンでやりたいこと、解決したい課題
それぞれ5分程度かけてみてください。
もっとレベルアップを目指すなら、予習・復習にかける時間を伸ばしていくのもいいでしょう。
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わからないことは講師にすぐ質問する
レッスンの中でわからないことがあれば、授業終わりの時間を使って講師に質問しましょう。
講師はただ一方的に知識を教えてくれるだけの人ではありません。受講生からの疑問を答えてくれる人でもあります。
また講師としても、受講生個人がどんな点につまずいているのか知りたいところ。受講生から質問がもらえれば、その人の悩みをクリティカルに解決するアドバイスが可能となります。
「講師を利用する」と言うと悪い表現に聞こえるかもしれませんが、講師を有効に活用できる受講生ほどテンポよくスキルアップしていけるのは事実です。
受講生同士でも情報交換する
講師だけでなく、同じ教室に通う受講生との情報交換も重要です。
他の受講生の中にもあなたと同じ悩みを抱えていたことがあり、自分なりの解決策を見つけられたという人がいるかもしれません。
自分と同じレベルの人だからこそ役立つアドバイスがもらえることもあるのです。
反対に、あなたからも情報を提供してあげられると、切磋琢磨する関係性も築き上げられるでしょう。
習い事が難しくなってきたら独学に切り替えてみる
習い事を続けるのが難しくなってきたら、独学に切り替えてみるのも方法です。
練習・勉強が嫌なのではなく「時間的・金銭的な余裕がない」というケースで習い事ができないのであれば、挫折のリスクを気にしすぎる必要はありません。
例えば、1年習い事を続けたのであれば、程度自分の弱点がわかったり、練習・勉強のノウハウも培われたりします。そのあと自分で何をすればいいかも見えてくるはず。
スキルを習得したいというモチベーションさえあれば、自分一人でもスキルアップは続けられます。習い事によってそのスタートダッシュは切れている状態なのです。
専門的な施設や道具が必要な場合を除けば、このように習い事を独学のきっかけにすることもできます。習い事として楽しみながら続けられたことなら、独学でも長続きする可能性は高いでしょう。
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