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IT起業家にスキルは必須?文系卒からのエンジニア起業を徹底解説

更新: 2023.12.01

近年では同じ会社に40年という生き方も崩れてきていて、フリーランスエンジニアとして働く方や、独立・起業する方が増えています

またスティーブ・ジョブズ氏、マーク・ザッカーバーグ氏に代表されるようにIT起業には1代で世界的な大企業を構築する可能性を秘めています。
この記事では起業したい方やフリーランスエンジニアになりたいと考えている方におすすめの起業の方法や、文系卒からエンジニア起業家として事業を立ち上げるメリット、デメリットなどを詳しく解説していきます。

ITエンジニアが起業するには?

ITエンジニア出身の起業家が珍しいものではなくなった昨今「いつかは自分も事業を立ち上げよう」と意気込んでいるエンジニアはとても多いです。

反対に、プログラミング未経験者だけどITスタートアップを起業したいと考える人も増えてきました。

いつ起業するのがベストなの?

エンジニアが起業するメリットやデメリットは?

将来的に起業を考えていると、こういった疑問が浮かんできますよね。まずはじめに、ITエンジニアの起業について説明させていただきます。

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独立・起業のゴールを最初に定めよう

「エンジニアとして独立・起業するのは何歳がベストなんだろう?」

将来的に独立や起業を考えている方は、一度はこういった疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。

まず起業を検討する際には「自分が目指す事業の形態」を考えるべきです。株式の上場を目指す大規模な起業なのか、フリーランスや個人事業主として自分の時間を大事にしていく起業なのか。どちらも「起業」ですが、その事業のあり方は大きく違います。

自分が目指す働き方はどちらなのか、しっかりと検討するのがおすすめです。

エンジニアの独立・起業に適した年齢は?

実は、エンジニアとして独立・起業するのにベストなタイミングは存在しません。

なぜなら、それぞれのフェーズにメリットとデメリットがあるからです。

30代〜40代での独立・起業

ある程度のキャリアを積んでからの独立は、やはり現場経験の豊富さがメリットです。エンジニアとして現場で習得した知識や技術は、替えの効かない強みになります。

しかし、やはり年齢はデメリットになり得ます。年齢にもよりますが、起業したばかりの頃のハードワークに体力が持たないこともあるでしょう。また、人によっては家庭を持つことでチャレンジがしにくいという方もいます。

エンジニアの独立・起業は若ければ若いほどいい?

年齢ゆえの将来性は、他の何にも代えることができない強みです。年齢が若いほど最新の技術に精通しており、スキルや能力の伸び代があると考えられているからです。

若くして独立することの最大のメリットは、VCやエンジェル投資家からの出資の受けやすさです。ただし反対に、若くして独立すると、現場経験の少なさや技術不足に悩むこともあるでしょう。

それらを踏まえると「エンジニアとして独立・起業したい!」と思った時がベストなタイミングだといえるでしょう。

エンジニアが起業するメリット

エンジニアの方が起業するメリットを何点か考えてみましょう。

CEO本人が開発に参加できる

プログラミングスクール

エンジニアが起業するもっとも大きなメリットは、やはり自らが現場を引っ張っていくことができることでしょう。

資金力が乏しい開業初期は、人材採用に割けるコストも限られています。本来であればエンジニアを雇わなければならないところ、CEO本人が開発に参加することができるのは、エンジニア起業家の強みなのです。

また、エンジニアとして現場を経験する中で身につけた「タフさ」も起業ではメリットもなります。ITの世界はイレギュラーな事態が多発します。徹夜での解析作業などにも対応できるタフさは、スタートアップ期を乗り切るための強みです。

収入があがる可能性がある

独立する方が強く興味を抱くのは、やはり収入面ではないでしょうか。

エンジニアの給与は20代で平均400万、30代500~600万、40代で30代と同等もしくはそれ以上とも言われます。それが独立するとなると年収1,000万も夢ではなくなります。

しっかりと高額案件を定期的に抱えることで、大企業の課長、部長クラスの方が手にする収入を得ることが可能です。

仕事の時間を自分で決められる

起業をすることにより、自分で仕事の裁量や時間の使い方をコントロールできるようになります。会社員時代には取れなかった長期休暇や体調不良によるお休みも、自分次第です。

ただ、もちろんその働いていない時間は無給になりますので、しっかり仕事を管理できる人に向いていると言えるのではないでしょうか。

その他

他にもエンジニアが起業するメリットには、以下のようなことが挙げられます。

  • アイデアをすぐにプロトタイプに落とし込むことができる
  • エンジニア時代のツテで仕事を受注できる可能性がある
  • 外注で失敗するリスクが低い
  • エンジニア採用で失敗する可能性が低い

エンジニアが起業するデメリット

起業当初、収入が少ない

やはり一番のデメリットは立ち上げ当初の収入になるでしょう。まずは起業するプロダクトに時間を割くのに合わせて、週2,3程度で結構なのでフリーランスとしての継続案件を確保するのがおすすめです。

今ではクラウドワークスやランサーズ等にてフリーランサー向けに仕事の募集があります。

受注案件をこなしつつ、プロダクトを完成させる。そうして自社サービスの売上の比重を高めていくというのが、最もスムーズな事業拡大の流れの1つでしょう。

今後の生活への不安が大きい

独立や起業というものは孤独です。やはり今後の生活の不安などを抱えるようになります。その際には話を聞いてくれる仲間を作ったり、勉強会や交流会、スクールなどに通ってみるのも手かもしれません。

開発だけでなく、事務仕事などもこなす必要がある

起業とは「好きなことだけに没頭できる」ものではありません。資金管理や営業、事務仕事も社員数が増えるまでは自らやらなくてはいけません。

中でも、事務仕事を不得手とするエンジニアは少なくありません。

自らの仕事に没頭するあまり、CEOとして果たすべき役割をおろそかにしては本末転倒です。ひとりのエンジニアであると同時に、CEOであることを忘れないようにしましょう。

プログラミング未経験でも起業はできる?

IT分野での起業は、エンジニアに限った話ではありません。プログラミング未経験からでも、起業し事業を成功させることはできます。

ここからは、プログラミング未経験者の起業について説明させていただきます。

有名起業家も最初はプログラミング未経験者だった

「プログラミング未経験から起業するなんて無謀だ…」

そう考える方もいらっしゃるかと思います。

しかし、プログラミングスキルがゼロの状態から事業を成功させた有名起業家は少なくありません。ここでは、プログラミング未経験者だった起業家をお2人紹介します。

メタップスCEO 佐藤航陽氏

上場企業のメタップスのCEO佐藤航陽氏も、かつてはプログラミング未経験者でした。佐藤氏は爆発的なヒットを記録した書籍「お金2.0」の著者としても知られています。

氏は、弱冠20歳で「イーファクター株式会社(現メタップス)」を設立しました。

起業したばかりの頃、プログラミング未経験者だったにも関わらず、「出来ます、大丈夫です」と言って顧客から仕事を受注し、学びながら仕事をこなしていたそうです。

Progate CEO 加藤將倫氏

オンラインプログラミング学習サービス「Progate」を運営する株式会社Progateの加藤將倫氏も、かつてはプログラミング未経験者でした。

Progateの加藤氏もメタップス佐藤氏と同じように、受託開発をしながらプログラミングを学んでいました。

後に「仕事としてやったら学びのスピードが早くなると考えた」と、インタビューで語っています。

意外に多い?文系卒のエンジニア起業家3名

ITベンチャーを立ち上げ、成功させるエンジニア起業家は多いです。彼らのプロフィールを見た時に「あれ?文系出身?」と思ったことはありませんか?

理系の仕事というイメージが強いIT業界ですが、実は文系卒のエンジニア起業家も多いです。文系卒のエンジニア起業家を3名ご紹介、彼らとプログラミングの関わりを見ていきます。

元ライブドア代表取締役社長 堀江貴文氏

堀江貴文氏の出身大学と学部は?

堀江貴文氏は東京大学文学部中退です。

堀江貴文氏のプログラミングとの関わりは?

中学生からプログラミングをかじっていたという堀江氏。東京大学在学中の1996年、有限会社オン・ザ・エッヂを設立します。インターネット黎明期にホームページ制作等のwebサービス開発を手がけました。

2000年に東証マザーズに上場。2002年には経営破綻した旧ライブドア社から営業権を取得、社名をライブドアへと変更します。その後、大阪近鉄バファローズ買収計画、日本放送買収計画等で世間を賑わせますが、2006年に証券取引法違反容疑により逮捕。

現在は、書籍の出版や宇宙開発事業など、様々な活動に取り組んでいます。

堀江氏が初期に学んだプログラミング言語はBASICだそうです。そしてMacと出会って、ますますプログラミングの魅力にのめり込んでいきました。堀江氏は、下記サイトにおいて「効率的なプログラミング学習法は?」という質問を受けてこう回答しています。

「何でもいいから、自分があればいいと思うウェブサービスを作ると、実践的で早いよ。金もかからないし、作り方はネットに書いてあるし」
出典:U-NOTE

グリー株式会社代表取締役会長兼社長 田中良和氏

田中良和氏の出身大学と学部は?

田中良和氏は、日本大学法学部政治経済学科卒です。

田中良和氏のプログラミングとの関わりは?

「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というグリーのコーポレートメッセージに田中氏の想いが詰まっています。

国内SNSのGREEは今や利用者が10万人を超えるほどの規模ですが、2003年の創業時のGREEは田中氏の個人的なボランティアで運営されていました。当時勤務していた楽天での業務が終わってから、GREEを運営。収入や休日のほとんどをつぎ込んでいました。

彼をそこまで突き動かしたものは「世の中を少しでもより良くしたい、インターネットを通じて世の中を変えることができる」という強い想いでした。それはシリコンバレーのベンチャー企業の起業家たちの生き方や価値観から学んだものでした。また、彼はシリコンバレーから「チームで新しい何かに挑戦する、諦めずに挑戦し続ける大切さ」を学んだのです。

楽天を退職してグリーを起業した彼は、その後ソーシャルゲームを開発し、会社を更に発展させることになります。

株式会社Zaim 代表取締役社長 閑歳孝子氏

閑歳孝子氏の出身大学と学部は?

閑歳孝子氏は、慶応義塾大学環境情報学部卒です。

閑歳孝子氏のプログラミングとの関わりは?

家計簿アプリ「Zaim」の開発者兼起業家でもある閑歳氏。学生時代に友人とSNSの運営を手がけていたものの、彼女自身は「HTMLと簡単なお問い合わせフォームが作れるくらい」のITスキルを持つのみ。ほぼプログラミング未経験者でした。

「モノ作りの企画から設計、開発まで全てを一人でやってみたい」。その強い想いから新卒で入社した出版社を25歳で退職し、Web系ベンチャー企業へ転職します。

28歳には独自でプログラム開発を手がけるまでのスキルを身につけ、29歳にはエンジニアとして転職。エンジニアとして業務を続ける中、彼女は家計簿アプリのアイディアを思い付きます。

就業後や休日の時間を使い、4か月の開発期間を経てついに「Zaim」をリリースします。「Zaim」はその後急速にユーザの支持を集め、ついに起業を決意。

現在も起業家として仕事を精力的にこなしながら、ひとりのエンジニアとして次々と新しいサービスを立ち上げています。

まとめ

本稿ではエンジニアが起業するメリットやデメリットを解説。また様々な文系卒のITベンチャー起業家の方々を紹介しました。

その起業スタイルは様々です。自らプログラミングするエンジニア起業家も増えている一方、開発自体にはノータッチというケースもまだまだ多いです。

起業家は、開発自体が目的ではなくその後の経営が目的でなければいけません。手段である開発に十分な理解を持ち合わせ、明確な経営ビジョンを持っている。そんな逸材が、ITベンチャー起業家として成功するロールモデルになり得る人材であるといえるでしょう。

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この記事を書いた人

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、テックキャンプ ブログにジョイン。猫とウサギを飼っています。

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