将来のためにプログラミングを学ぼうか迷っていませんか。
また、エンジニアの収入が一体どれだけあるのか気になりませんか?
そんな疑問を解決すべく、この記事ではエンジニアの年収を徹底解剖しました。エンジニアの平均年収からプログラミング言語別の年収、業界別の年収、どんな資格を持っていると社会ではエンジニアとして評価されるのか等様々な点を記事にまとめました。
この記事の目次
エンジニアの年収の実態は?
エンジニアは一体どれだけ儲けているのでしょう。
これからエンジニアを目指そうと考えている人は知って置かなければいけないエンジニアの平均年収・生涯年収から、儲かる業界・資格・プログラミング言語まで、エンジニアの年収を徹底解剖しました。
エンジニアの仕事内容
エンジニアの仕事は、主にはシステムやアプリケーションの設計・開発です。仕事内容はクライアントの要望を正確に把握するためのヒアリングから要件定義、プログラミング言語やフレームワークを活用しての実際のコーディングまで多岐に渡ります。
よってエンジニアは、さまざまな業務を幅広く行う必要があります。
入社時点ではシステムの理解を深めるために、システムが正常に動くか試験を行ったり、プログラマーとしてスタートして、実務経験を積んで技能や能力の習得を目指します。
そして、ある程度経験を積んでからエンジニアとして、要件定義・設計などの上流工程を覚えていくケースが多いです。
基本的には一般的な会社員同様に、土曜日・日曜日の週休二日制を採用している会社が多いです。しかし納期が迫っている繁忙期や不具合の対応で、休日出勤や連日残業になることも珍しくない職業であるのも事実です。
業務形態はさまざまで、自社でシステムの開発を行う場合やクライアント先に常駐して、システムを開発することもあります。また、培った経験やスキルを元にエンジニアとして独立したり、新たに会社を興すといった選択肢を取る方も多い傾向にあります。
エンジニアの平均年収
エンジニアの平均年収は、厚生労働省の平成27年賃金構造基本統計調査によると、エンジニアの平均年収は38歳で約592万円とされています。
では、この数字は高いのでしょうか?低いのでしょうか?
この数字を日本人の平均所得と比べて考えてみましょう。国税庁が平成27年に出した「民間給与実態統計」という統計によると、日本人全体の平均年収は約414万円だそうです。
この数字を見ると、エンジニアの平均年収は大体平均的な日本人よりも高い傾向にあることが分かります。
エンジニアの年収を年齢・性別で徹底比較!
次に、エンジニアの年収を年齢・性別から比較してみました。
年齢からみるエンジニアの年収
まずは、年齢別のエンジニアの年収について。厚生労働相によると、年齢ごとの年収の特徴は以下のように推移していることがわかる。
基本的に、年齢が上がるごとに年収は上がっていき、最終的には20-24歳のときの年収の倍程度になっていますね!
性別からみるエンジニアの年収
次に、性別ごとのエンジニアの年収を見てみましょう。
厚生労働相の調査によると、男女別のエンジニアの年収を見ていきましょう。
平均的には男性の方が年収が高いみたいですね。
国税庁の平成26年度民間給与実態統計調査によると、男性全体の平均年収は約514万円、女性全体の平均年収は約272万円とされているので、エンジニアはそれぞれ約100万円ずつ高いと考えると「稼げる職業」といっても良さそうですね!
どんなプログラミング言語が儲かるの?
これからプログラミングを学ぼうとしているそこのあなた、こんな疑問が頭を渦巻いていませんか?
「じゃあ、どの言語に手をつければいいの?」「どんな言語を学べば稼げるの?」こんな疑問を解決できるよう、プログラミング言語別年収ランキングを次項で紹介いたします。
プログラミング言語別年収ランキング
株式会社「スタンバイ」は、2016年2月に「プログラミング言語別 平均年収ランキング」という調査を発表しました。この調査結果を以下の画像に紹介いたします。
出典:スタンバイ
1位の言語と最下位の言語の間には200万円もの差があります。それだけプログラミング言語のチョイスがエンジニアの年収に与える影響は大きいです。
これから学ぶべきプログラミング言語はしっかりと見極めていきたいですね。
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フリーエンジニアの年収の実態
エンジニアの働き方は主に二つに分類することが出来ます。
一つ目が会社に属して依頼された仕事をこなす会社員エンジニア、そして二つ目がフリーランスエンジニアです。それでは、次にフリーランスエンジニアの年収について説明していきます。
そもそもフリーエンジニアってなに?
それでは、そもそもフリーランスエンジニアとはどういう職業で、どういうメリットやデメリットがあるのでしょうか?
フリーランスエンジニアは、通称「フリーエンジニア」と呼ばれ、特定の会社に所属せずに、委託された仕事を請け負ったり、自分でサービスを作って仕事をするエンジニアを指します。
彼らは、会社員として所属している会社から給料をもらうのではなく、自分から仕事を探して「報酬」を得る形で仕事をしています。
続いて、フリーエンジニアのメリットとデメリットを簡単に紹介していきます。
<フリーエンジニアのメリット>
・休日を好きなように設定する事ができる。
・働く時間や場所を自由に設定できる。
・能力に応じて収入を容易に増加させる事ができる。
・定年退職が存在しない。
・会社の中で同調圧力を感じない。
<フリーエンジニアのデメリット>
・収入が安定しない。
・開発以外にも自分で良い仕事を探す労力が増える。
・周りに相談出来る人がいないため、分からない事があっても気軽に周りに聞くことが出来ない。
・会社に属していないため、福利厚生を受ける事ができない。
フリーエンジニアの平均年収
フリーエンジニアの平均年収は、一般的には「700〜1200万円」と言われています。
しかし、フリーエンジニアの平均年収と一言で言っても、その職業的性質から、その人の能力や働き方、労働時間等に依存してしまいます。
そのため、ばらつきが非常に大きいというのも事実です。
プログラミングスキルを身につけるには
ここまでエンジニアの収入について、解説してきました。
エンジニアになるには、プログラミングスキルが必須です。しかしエンジニアとして働くためには、それなりの準備期間が必要です。
未経験でも就職可能な会社もありますが、システム開発業務で必要なプログラミング言語などのスキルを習得してから、就職に臨んだほうが有利になのは間違いありません。
とくに中途で就職する場合は、エンジニアとして即戦力を求めている会社が多いです。また、エンジニアとして働きたいと思っても、さまざまな職種が存在します。
組み込みのエンジニアになりたいのか、Webエンジニアとして働きたいのか、職種によって必要な知識やプログラミング言語も異なります。
そのため、就職する前に働きたい業務に合ったスキルや、プログラミングなどの技術を身につけておいたほうが有利となります。
ではプログラミングスキルを身につけるにはどうしたらいいのでしょうか。
独学で勉強する
プログラミング言語は、独学でもスキルを身につけられます。
ここではプログラミングの基礎を学ぶために、オススメの学習サイトを紹介します。
ドットインストール
出典:ドットインストール
ドットインストールは、3分間の短い動画でプログラミングの基礎が学べる動画サービスです。扱っている言語も豊富に取り揃えており、2017年時点での提供レッスン数は295レッスン。公開動画数は4,332本にも渡ります。
プログラミングを勉強するにあたり、開発環境の準備からしっかりと学べます。
Progate
出典:Progate
Progateはスライドとブラウザ上での実行環境の組み合わせで、直感的にプログラミングを学習できます。初心者でも独学で身につけられるように、実践的でわかりやすいレッスンを提供しています。
実際にブラウザ上で、コードを書いて結果を確認できるので、プログラミング環境をローカルに自分で構築する必要がありません。
対応しているコースは、Webのシステム開発やアプリケーション開発向けのプログラミング言語が中心。多岐にわたるコンテンツが用意されています。
資格を取得する
エンジニアとして働くには、資格を取得しておくのも就職に有効な手段です。就活をする際にも客観的にスキルを証明するものでもあります。
エンジニア初心者に向けた、オススメの資格を紹介します。
ITパスポート
ITパスポートとは、これからITに携わる学生や社会人にむけ、ITの基礎知識を証明できる国家資格です。
ITの知識は広範囲に及ぶため、ITパスポートを身につけておけば、現場でもスムーズにシステムの仕組みを理解できます。
また、情報システムを取り扱うITの現場において、「機密情報の漏洩」「個人情報の漏洩」などを防ぐためのコンプライアンスの強化にも有効です。
受験資格は特になく、試験時間は120分。100問の問題が出題されます。
試験の開催は随時行われていますが、開催日は地域ごとに異なります。受験の際には、公式ウェブサイトで居住地域の試験開催日を確認するようにしましょう。
PHP技術者認定
PHP技術者認定とは、これからPHPを使用したシステム開発に携わる方に、PHPの専門技術取得を目的とした資格です。
資格を取得することによりPHPのスキルを認められ、就職に有利になります。
PHP技術者認定試験には「PHP5技術者認定初級試験」「PHP5技術者認定上級・準上級試験」「PHP5技術者認定ウィザード」があります。
上級及びウィザードはかなり高度な専門的知識を求められるので、初心者は初級試験の取得を目標としておきましょう。受験は随時可能です。
・Ruby技術者認定
Ruby技術者認定は、Ruby技術者としてシステム開発能力を持つことを認定される資格です。Ruby開発を行う上で、基礎的な知識と応用力を持つことをアピールできるので、就職に有利になります。
Ruby技術者認定試験は「Silver」「Gold」があります。
SilverはRubyの基礎的な技術力を認定され、GoldはSilverで求められる範囲から、さらに掘り下げた知識を元に、ライブラリやアプリケーション設計に関する知識を追加した内容になります。
まとめ
エンジニアの年収の実態や、エンジニアになるための方法。プログラミングスキルを身につける方法などを解説しました。
「年収を上げたい」「自由に働きたい」といった希望の条件に合った働き方の実現には、それなりに調査が必要です。またスキルアップも必須です。
例えば年収アップを目的に転職するとします。中には未経験で就職できる会社もありますが、転職など中途での採用は、即戦力を求められることが多いです。
そのため、ある程度のスキルを身につけてから就職・転職に臨むほうが、有利になることは間違いありません。
ぜひエンジニアとして働きやすい職場を見つけて、後悔しない就職・転職を目指しましょう。
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