あなたは、自社で行うスキルアップ研修をどのように運営したら良いのか、迷っていませんか?この記事では、スキルアップ研修の目的や内容、行う方法やメリット・デメリットなどについて具体的に説明しています。どのようにスキルアップ研修を行えばいいのか、参考にしてみてください。
あなたは、自社で行うスキルアップ研修をどのように運営したら良いのか、迷っていませんか?
この記事では、スキルアップ研修の目的や内容、行う方法やメリット・デメリットなどについて具体的に説明しています。
どのようにスキルアップ研修を行えばいいのか、参考にしてみてください。
この記事の目次
スキルアップ研修とは何か
企業内で社員に行われるスキルアップ研修。
内容や目的などは、企業や対象となる社員によって異なってきます。
まずは、スキルアップ研修とはどのようなものなのか、メリットやデメリットなどの特徴について見ていきましょう。
スキルアップ研修を行う目的
スキルアップ研修を行う目的は、その名の通り、社員のスキルアップを行うことです。
社員が持っているスキルをより磨いてもらうことで、活躍する場を増やしたり、より成果をあげたりすることができるようになることが目標となります。
社員のスキルアップを行うことは、最終的に企業の業績アップにもつながってきます。
自社で能力の高い社員を育成することができれば、新たに人材を雇うよりもコストも低く済むでしょう。
スキルアップ研修は、社員のスキルアップを促すだけでなく、企業の成長に必要なものでもあるのです。
スキルアップ研修の内容
スキルアップ研修の内容は、対象となる社員のステージ(入社何年目かなど)や所属部署、現在の能力などによって異なってきます。
入社から間もないのであれば、コミュニケーションや英語などの語学、営業やパソコンといった基本的なビジネススキルなどがメインとなります。
中堅社員になってくれば、これらに加えて、よりプロフェッショナルを目指す内容の研修が必要です。
具体的には、立場や部署の仕事内容に合わせて、より実践的なスキルを学ぶものや資格取得を目指すもの、後輩指導に関わるものなどになります。
スキルアップ研修のメリット
スキルアップ研修を行うメリットは、目的の中にもあるように、社員の能力アップを促す機会になることがあげられるでしょう。
必要な知識やスキルを学ぶことで、社員が持っている力を伸ばし、より発揮しやすくする手助けとなるでしょう。
また、企業側から取り組むべき課題や目標を提示されることで、具体的に何をすればいいのかを社員も考えることができます。
スキルアップ研修は、事業を進めるのに何が必要なのか、今後どのように活躍して欲しいのかなど、企業側から社員へ向けて伝える機会にもなるのです。
スキルアップ研修のデメリット
スキルアップ研修を行うデメリットとしては、就業時間内に時間が取られてしまうことと、経費がかかることがあげられます。
スキルアップのために学ぶことは大切ですが、仕事ですから、業務を進めることが最も重要です。
スキルアップ研修に参加するからと、業務が滞ってしまっては意味がありません。
また、せっかくスキルアップ研修を行っても、ただ参加するだけに留まってしまったり、具体的な成果が出なかったりすれば、経費の無駄ということにもなってしまいます。
スキルアップ研修をせっかく行うのなら、社員には事前にスケジュール管理をしてもらったり、今後のキャリアに活かしやすいような内容にしたりするなど、工夫して行うことが大切と言えるでしょう。
スキルアップ研修を行う方法
スキルアップ研修を行う方法は、いくつかあります。
それぞれの企業の状況や、人材がどのくらいいるかなどによって選択が異なってきますので、条件に合った方法を検討すると良いでしょう。
自社で活躍する社員に講師をしてもらう
まず1つ目の方法として考えられるのは、自社内で活躍している社員に講師をしてもらうことです。
現場のノウハウを持った社員が講師を行うと、実際に行う業務などをベースに話を進めていくことが多いため、同じ企業に勤める社員にとってはわかりやすくなります。
また、同じ職場で働く人の姿を見ることで、目標も持ちやすくなるでしょう。
自社の社員が講師を行うと、受講側としては外部の講師よりも緊張感が少なく、リラックスして受講できるのもメリットです。
外部の講師を呼ぶ
もう1つの方法は、外部の講師を招いて研修を行う方法です。
講師派遣や、研修の提供をサービスとして行っている会社が多数あり、内容もさまざまなものが準備されています。
そういったところを利用すれば、講師の選択や内容などをある程度任せることができるので、準備の手間を省くことができます。
外部の講師は、担当する分野においてはプロなので、講義中の疑問や質問などにもしっかり対応できるところが大きなメリットです。
しかし、企業の特性を全て把握しているわけではないので、講義内容が一般的なものになりやすいのと、費用がかかることがデメリットと言えます。
外部のシステムを活用
そしてもう1つが、システムごと外部に依頼することです。
スキルアップ研修を提供している会社が、オンラインや外部会場を使って行うこともあり、就業時間外に行われる場合が多いです。
単日で行われるものから、数ヶ月にわたって長期で行われるものもあり、プログラミングなど、確実に身につけて欲しいスキルがある場合には、かなり有効であると言えます。
デメリットとしては、場所やシステムなどを全て任せる分、費用がかかることがあげられます。
しかし、人数や内容、研修期間など、企業の要望に沿って行ってもらえるので、費用対効果は高いと言ってもいいでしょう。
業種別スキルアップ研修の例
では、具体的にどのようなスキルアップ研修があるのか見ていきます。
営業スキルアップ研修
企業が力を入れるスキルアップ研修のひとつが、営業に関するものです。
営業の成果によって、企業の売り上げも変わってきますので、企業にとって営業のスキルを上げることは重要なポイントとなっています。
出典:日創研
こちらの日創研では、営業や販売に特化した5ヶ月にわたる長期研修を行っています。
顧客との接点をどう増やすか、プレゼンテーションをどのように行うか、顧客との信頼関係の築き方など、かなり具体的なスキルを学べるカリキュラムとなっています。
価格は、1人あたり約18万円です。
出典:株式会社インソース
こちらの株式会社インソースが提供している営業向けのスキルアップ研修は、講師を派遣するタイプのものです。
2日間にわたる研修で、営業を行う上での心構えや、提案書の作成の仕方などを、ワークを交えながら学ぶことができます。
料金などの詳細は、問い合わせて見積もりをしてもらう形となります。
事務のスキルアップ研修
事務職向けに行われるスキルアップ研修は、主にパソコンスキルを磨くものが多いです。
Microsoft Office関連のソフトを中心にスキルをアップしてもらい、業務効率を上げることが狙いです。
出典:アイルキャリアカレッジ
こちらのアイルキャリアカレッジでは、総務や事務、経理などの職種向けに行われる研修を提供しています。
一般社員向けのOAスキルを実践的に身につける研修のほか、新入社員や内定者向けの基本的なスキルを学ぶ研修など、幅広いプランがあり、研修を行う企業のニーズに合わせて、講座内容を組むことが可能です。
料金は内容などで異なるので、問い合わせとなります。
エンジニア向けに行われるスキルアップ研修
近年、エンジニアを必要とする企業が増えており、自社でITに関するスキルアップ研修を行いたいというニーズも増えています。
IT企業ではどのような研修が行われているのかや、外部委託できる研修サービスなどを紹介していきましょう。
IT企業で行われているスキルアップ研修
IT企業では、エンジニアやクリエイター向けの研修が活発に行われています。
実際に行われている研修について、大手IT企業のものを2つ、例としてご紹介しましょう。
エンジニアやクリエイターが憧れる企業として名前が挙がるうちのひとつ、サイバーエージェント。
サイバーエージェントには、「MAYA塾」という社内研修があります。
これは、3Dコンピュータグラフィックスソフトウェア「Autodesk Maya」を学ぶ、全48回にわたる研修です。
スキルがしっかり身につくとあって社内で好評を呼び、クリエイター職以外の人も参加するほどだそう。
かなり本気度の高い、スキルアップ研修となっています。
出典:株式会社ディ・エヌ・エー
スマホゲームなどで知られるDeNAでは、全エンジニアを対象とした社内研修「TechTalk」が毎月開催されているほか、スキル別の研修も頻繁に行われています。
「DeNA TechCon」と呼ばれる、大規模な技術カンファレンスも、年に1回行われているそうです。
外部委託で行うスキルアップ研修
エンジニアを必要とする企業は、いまやIT企業だけに限ったことではありません。
ITに精通した企業なら自社内で研修を行うことができますが、そうでない企業も多いでしょう。
そういったニーズに合わせて、プログラミングスクールなどを運営している会社が、法人向けの研修を提供しています。
外部に委託すると、どのようなIT研修を行うことができるのか、具体的に見てみましょう。
企業・法人向けにIT研修を提供しているテックキャンプ 法人研修サービスでは、非エンジニア向けの基本的なWebスキルから、サービス開発を行うエンジニアまで、対象となる社員のレベルに合わせた研修を行っています。
オンラインで、自学自習スタイルで行う研修が基本となっているため、社員の都合に合わせて受講することが可能で、多くの企業が導入した実績があります。
短期間の研修から3ヶ月続ける長期の研修まであり、ニーズに合わせてカリキュラムを組むことが可能です。
詳細はHPをご確認ください。
出典:CodeCamp
オンラインでマンツーマンによるプログラミングスクールを提供しているCodeCampも、企業向けの研修を行っています。
現役エンジニアが講師を行っていることが特徴で、実践的な課題を豊富に準備しています。
オンライン学習システムを使って、研修担当者が学習履歴や進捗状況を確認することも可能です。
料金は、人気のあるJava 基礎コース(1〜3ヶ月・30回)で約14万円となっています。
地域別スキルアップ研修を提供している会社
特定の領域に限らず、期間や講義内容など、さまざまなスキルアップ研修を提供している会社もあります。
地域別にどのような会社があるのかをご紹介していきましょう。
東京で行われるスキルアップ研修
東京都内は企業が多いぶん、研修を提供している会社も多くあります。
都内に本社を構える会社は、名古屋や大阪にも支店を持っていることも多いので、そういったエリアの企業の方も参考にしてみてください。
出典:アール&キャリア
こちらのアール&キャリアは、研修だけでなく人材の紹介や派遣など、企業の人材に関わる事業を行っている会社です。
新人や中堅社員、管理職向けと、社員のステージに合わせた研修を提供しています。
内容も、ビジネススキルやリーダーシップなど多種にわたっていて、企業のニーズに合わせたオリジナルプログラムの作成も可能です。
東京・名古屋・大阪に拠点があります。
リクルートマネジメントスクールでは、階層別やスキル別、課題別など、150もの研修コースを用意しています。
企業の状態やどのくらい成長過程にいるかなどによって、オススメの研修コースを診断できる「研修プランNavi」や、よりニーズに合わせた研修の組み合わせを行う「貴社向け研修プラン」などのサービスがあるのが特徴です。
東京や大阪、名古屋といった主要都市をはじめ、北海道から九州まで、全国で定期的に研修を開催しています。
大阪で行われるスキルアップ研修
出典:Daigasグループ
こちらは、Daigasグループが提供している企業向けの研修です。
階層別研修や営業向けの研修、ゲームを使った体験型ビジネス研修などを提供しています。
社内教育用のeラーニングシステムの提供も行っており、オリジナルの教材の作成や、運用の支援なども行っているのが特徴です。
アドバンストコミュニケーションも、大阪でスキルアップ研修を提供している会社の1つです。
企業向けの研修のほか、個人向けや学校向けの研修も行っています。
企業向けの研修内容は、コミュニケーションやリーダーシップ、ビジネスマナーやITスキルなど幅広く用意されていて、希望に合わせてプランを組んでもらうことが可能です。
まとめ
企業の成長の鍵は、人材の育成ができるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。
充実した学習環境の提供は、社員のモチベーションアップにもつながります。
今後の業績アップを狙っていくためにも、社員へスキルアップ研修の提供を検討してみてはいかがでしょうか。
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