パソコンやスマートフォンで、手軽にテキストや画像データなどを切り貼りできる「コピペ」。
とても便利な機能ではありますが、使い方や使う場面によっては思わぬトラブルを招くことも。
この記事では、コピペとは何かといった基本から、やり方、ツール毎の使い方やメリット・デメリットを紹介します。ぜひ参考にしてください。
コピペとは
仕事や日常生活でもよく耳にする、コピペという言葉。
コピペとは何か、意味や使われ方を解説します。
コピペとは「コピーアンドペースト」のこと
コピペとはコピーアンドペーストの略で、おもにパソコンで文章などを複製して貼り付ける操作のことを指します。
カーソルなどで範囲を指定した内容を一時的にコピー(複製・保管)し、その情報をペースト(貼り付ける)することから使われるようになりました。コピペでは、テキストだけでなく画像データなども扱うことができます。
パソコンやスマートフォンなどの作業をスムーズに行う為には欠かせないテクニックです。
2ch(5ch)などでは文章自体を指すことも
インターネット掲示板の2ch(5ch)などでは、定型句化した文章やAA(アスキーアート)そのものをコピペと呼ぶこともあります。コピペされた内容が投稿されることも多く、その中身は笑えるネタであったり相手を煽るようなものであったりと実にさまざま。
2018年には、2001年に流行した「吉野家コピペ」が通じなかったとしてTwitterでトレンド入りしたこともありました。
2chなどのように、コミュニケーションツールや場によって様々な内容が生み出されています。
デバイス・ツール別のコピペのやり方
ここでは、実際にコピペを行う方法を解説します。
パソコンやスマートフォンなど、ツール毎の操作方法を紹介しますので、確認しておきましょう。
パソコン(Windows・Mac)のマウス操作・キーボードショートカット
パソコンでの操作について、マウス・キーボードそれぞれで見ていきます。
マウスでコピペする方法
- マウスのカーソルをコピーしたい場所に合わせ、複製する範囲を指定して右クリックします
- メニューから「コピー」をクリックします
- マウスのカーソルを貼りつけたい場所に移動し、右クリックして「貼り付け」を選択
以上で、コピーした内容を好きな場所にペーストできます。
キーボードでコピペする方法
キーボードでのショートカットを活用すると、マウスでの操作よりもスピーディーに作業を行えます。各操作方法は下記の通りです。
- コピーしたい範囲を選択します
- Ctrl + C (Windows)、command + C(Mac)でコピー
- 貼り付けたい場所に移動します
- Ctrl + V(Windows)、「command + V(Mac)でペースト
以上で、キーボードショートカットを活用したコピペが完了します。
スマートフォン(iPhone・Android)のコピペのやり方
スマートフォンでのコピペは、iPhone・Androidのどちらでも簡単にできます。
- Webサイトなどで、コピーしたい箇所を長押しします。
- コピーしたい文字列の範囲を調整して「コピー」をタップ。コピー範囲は、位置を決めるポインターを左右に操作して調整しましょう。
- コピーした内容を貼り付けたい場所で画面を長押しします。
- メニューが表示されるので「ペースト」をタップします
以上でスマートフォンでのコピペが可能です。また、画像なども上記の方法でコピペできます。
LINEでのコピペのやり方
LINEでは、メッセージを長押しして「コピー」を押すことで、メッセージのテキスト全体をコピーすることができます。この場合、全文のコピーとなります。
メッセージに一部のみをコピーしたい場合は、メッセージを長押しして「ノート」をタップします。すると画面が切り替わるので、右下の「ノート」を再度タップ。
その後、メッセージ編集画面になるので、希望する範囲を選択しコピーすることで、任意の場所を選ぶことができます。
コピペのメリット
様々なメリットがあるコピペ機能。
上手に使って作業を効率化させましょう。以下にコピペを利用するメリットについてまとめました。
テキストだけでなくフォルダやファイルも複製できる
コピペできる内容は、テキストだけでなく、画像データ、フォルダ、ファイルなど多岐にわたります。資料づくりやデータ整理など、様々な場面で役立つでしょう。
内容を正確に移すことができる
コピペは、正確に内容を複製できる点が大きな特徴です。
メールアドレスやURLの入力時など、打ち間違えると正しく情報がやり取りできなかったり送れなかったりする情報を扱う時には特に役立ちます。正確性を求められる際にはコピペを活用しましょう。
作業を効率化できる
コピペは一瞬で内容を移すことができるので、作業効率化に役立ちます。
例えばタイピングして文章を作るのであれば、通常はその内容量に比例して時間がかかります。コピペを使うことで、何文字の長文であってもすぐに複製・貼り付けが可能です。画像データの移行などでも、1つずつ操作する必要がなくなります。
作業を早くこなすには、コピペの活用が欠かせません。
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コピペのデメリット
一方で、使う時と場合をわきまえないとリスクもあることを覚えておきましょう。
コピペばかりでは信用や成長機会を失う可能性も
例えば何かコンテンツを作成する際、コピペを多用し過ぎるのは良くありません。
まず、どこかで見た内容や他にあるような表現ばかりだと、コンテンツの質が下がってしまいます。クライアントや読者からの信用を失うことにもつながるでしょう。
もう1つ、毎回コピペばかりをしていると、文章力や考える力を育てることができません。結果として、自身のスキルアップや成長にもつながらなくなってしまいます。
コンテンツ制作時などには、あくまで内容を参照する程度にとどめ、自分なりの言葉やアイディアを形にしましょう。
コピペする内容によってはリスクがある
コピペした内容によっては、社会的に大きなリスクを伴う可能性があります。
例えば、誰かが制作した著作物の内容を断りなくコピペして使ってしまうと、著作権侵害で大きな問題となります。
ありがちなのが、大学などでのレポートや論文で、インターネット上の情報をコピペしてしまうことです。最近は、コピペされた内容を発見する為のツールもあり、安易にコピペしてしまうとすぐに分かってしまいます。自身の評価が下がることにもつながるので、使用には気をつけましょう。
また、会社などで1台のパソコンを複数人で使用する場合に注意が必要です。
あるデータをコピーした後、そのままパソコンを別の人が使用した場合に、その人がペーストした場合にコピー内容が知られてしまうリスクがあります。その場合は、コピーした内容を保存する領域(クリップボード)の中を定期的に削除するフリーソフトなどを活用しましょう。
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便利なコピペ機能は使い分けを意識しよう
その一方で、安易に使ってしまうと大きな問題に発展するケースもあります。適切な場所・用途に使うことを意識して、上手に活用しましょう。
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